2016年4月15日金曜日

あなたの入っている保険会社は大丈夫?

これは非常に腹立たしい話です。

昨年11月に交差点で車に接触された電動アシスト自転車の事故に関してですが・・・

自動車の運転手の確認不足による事故ではございますが、これについて僕は歩行者や自転車が必ずしも過失ゼロだとは思っていません。

歩行者でも右左折をしたくて待っている車に気遣って、足早に渡ってくれたり、走って渡る人もいますが、大半は歩行者優先だと譲らない・・・或いは他人の事に関心すら無い人も多いので、そういう人の中には得てして無茶なタイミングで信号を渡ろうとしたり、酷い場合だと携帯(スマホ)などのながらである場合も多く見受けられます。

なので、事故が全て車のせいだとは思いません。

世の中にはセンターラインを割って突っ込んで来ておきながら、「知らない。」とか「私は悪くない。」と突っぱねて、先に言った者勝ちみたいな嘘つきもいますし、有馬街道でも多いのですが、1車線道路で前の車を右側から無理やり抜いていくバイクとか(完全に対向車線を逆走しています)危険な走りをする人も多いので、僕もそんなのに巻き込まれていつの間にか自分が悪者にされてしまったら・・・そんなの嫌だなぁ~と、ドキドキしながら通勤をしている毎日です。

しかしHAT神戸周辺の交差点事故の多い事!

歩行者や自転車の無鉄砲さも目立ちますが、車の運転手の未熟なドライビングも目に付きます。

今回は話を聞いている限りでは90:10(お客様的には100:0ですが、動いているもの同士では信号無視とか別要因が絡まないと100:0にはなり得ない)で、車側に過失がありました。

加害者である運転手さんも、ご自身のミスを認めて対応して下さったそうです。

それもあって被害者であるお客様も、相手さんの誠意に応えて人身事故にするのは可哀想なので、このくらいの打撲なら被害届は出さなくてもいい・・・その代わり壊れた自転車だけはきっちり修理するか、買い換えて下さい!って話したそうで、加害者の方はその場で保険会社に連絡。

そして被害者の方は通勤で自転車が必要なので、事故車が直るか買い換えるまでの期間はレンタサイクル(代車)を借りますが宜しいですか?と、加害者の方とその保険会社の担当者に了解を取ったそうです。

その上で、事故した電動アシスト自転車の修理代とレンタサイクルの見積もりを送って下さいと言われて、被害者のお客様が当店へお越しになりました。

フロントフォークが変形し、ホイールも振れて、ハンドルも曲がっており、右のペダルもクランクが曲がっている為、ペダリングをすると足首がこねられるような状態。

少なくともクランクは電動アシスト車なので、センサー類も付いていて割高になりますし、フロントフォークが曲がっているって考えると、ヘッド周りのダメージが気になるので、フレーム自体問題なく走れるのか?って不安があります。

なので僕は「これは全損じゃないですかねぇ。」って答えたのですが・・・

「保険屋さんは全損だと減価償却されて額が小さくなる可能性があるので、とりあえず修理でお願いします。それで万が一無理ならまたご一報下さい!と言ってましたので、とりあえず修理にどのくらい費用がかかるかを伝えたいのです。」と言われまして・・・

仕方が無いので破断検査をする内容で見積もりを上げました。

破断検査も色々あって、放射線の検査だと15万~25万円はかかります。

今回はそこまでの費用をかけたら、確実に全損扱いにされてしまうのは明確だったので、特殊液剤を用いた破断検査で、その代わり再塗装が必要になるので、その費用とクランクやフロントフォークなどの部品代、更に11月22日からのレンタサイクル代1日あたり2000円(電動アシスト車)という内容で見積書を作成。

それから間も無くメーカーを通して自転車を検査に出す予定で、すぐさま事故車を清掃し、可能な限り不具合箇所を点検した上で、埼玉県まで郵送しました。ただし破断検査は保険会社のGOが出るまでは保留って話で・・・



被害者のお客様も早急に保険会社へ資料を送付しましたので、保険担当者が1日でも早く判断し処理を進めていれば、今回のような事態にはならなかったはずである。




それ以降一切連絡も無く、見積もりを確認次第当店にも連絡があるって話でしたが、当店にも音沙汰無く・・・

あっと言う間に年が明けて1月下旬。

散々被害者のお客様が催促を入れ、これ以上遅らせたらレンタサイクルの費用がどんどん加算されますよ!って話をし、僕も「すぐにご連絡頂ければレンタサイクルの費用も値下げに協力しますよ!って保険担当者さんに伝えて、早急に処理してもらって下さい!」ってお伝えして・・・

ようやくその1週間後(2月 5日)に事故の調査事務所の方から連絡があって・・・

「現車をとりあえず見せて頂けませんか?」

「はあ?今更何を言ってるんですか?修理の方向で段取りしろって言ったのは保険会社の方でしょうが?」

「いえ、とりあえず現車の確認ができない事には・・・。」

「だから最初に確認しなくていいのか?って聞いたのに、見に来なかったのはそちらでしょ?こっちも埼玉までの送料がかかっているんですよ?それを今更何を考えているんですか?」

「しかし・・・。」

そういった不毛なやり取りがあって、しぶしぶ事故車を返却する。

物がでかいので送料が片道6000円近くするのだが・・・

この費用も後から保険代が下りれば帰ってくるとはいえ、年末年始の自転車屋にとって売上の無い厳しいシーズンに、余計な出費をさせられるのは本当に迷惑なんです。

本来なら被害者のお客様に請求すればいい話ですが、ご自身の怪我の事を我慢してまで加害者さんの社会的ダメージを最小限に抑え、それにも関わらずここまで我慢強く保険会社の遅い対応を待っている誠意ある気持ちを考えると、事故や保険で損ばかり経験している僕も、その気持ちが痛いほど解るので・・・可能な限りお客様の辛い気持ちを共有してもいいかなぁ。ってなってしまい・・・

僕も相当我慢強く待ちました。

これで早々に処理もしてもらえるなら、僕もレンタサイクル代は1月31日までで処理してもいいとさえ思って待っていましたが、実際に調査員がお越しになったのは電話から2週間後でした。

事故車を預かっている期間中は展示スペースも狭くなり、お客様の修理預かりも置けなくなるので、商売にはかなり悪影響です。

そういった都合なんて全く無視なんでしょうか?

結局現車を確認してもらって修理内容の正当性を理解してもらった上で、「これはやはり全損扱いになるかも知れません。」という結論に。

とりあえず週明けにでも保険会社の担当員から連絡をさせますって話でしたので、そこで今後の処理の仕方を伺うつもりで待っていました。

その調査の結果を被害者のお客様にもお知らせし、今か今かと連絡を待っていました。

しかし3月になっても連絡がありません。

それどころか3月中旬に今回の件は全損扱いとなり、減価償却させていただいた結果、お支払い金額は5万少々・・・という旨のお知らせが、一方的にお客様へ伝えられたそうです。




さすがにそれはないやろ?って思った僕は、まず調査事務所に連絡し、「もうあれから1ヶ月以上になりますが、保険会社から当店には一切連絡も無く、それどころか支払額が減価償却された自転車代のみしか支払わないというのは、一体どういう了見なんでしょうか?」と伝えましたが・・・

「保険担当員には連絡する旨を伝えましたし、全損の場合はそれ以外の費用は付きませんよ。それに代車は車だったら付きますが自転車は採用されたケースを知りません。」等と、今更何を言っているんだ?と頭にくるような回答でした。

「いやいや、保険会社が最初からキッチリ対応していれば余計な費用は一切かからなかったんじゃないのか?それにお客様が通勤手段に電動自転車を使っている以上、車も自転車も関係なく代車が必要なことに変わりないんじゃないのか?」

「なんとおっしゃられても、私どもは保険会社に委託を受けて調査をしただけですから・・・。」

「だったら今すぐ保険会社に連絡をさせろ!」

それでもまだ放置・・・



いい加減にして欲しい気持ちでいっぱいでした。

被害者のお客様に伺ったら、保険会社担当員曰く、「自転車屋さんにも連絡をしてその旨は(レンタサイクル代など)話がついていますので、この金額で問題なければご了解頂きたいのですが?」と言われたそうで、さすがにお客様もそれが嘘だって思ったそうで、「ちょっと待って、じゃあ一度自転車屋さんに確認してみるから。」と、当店まで知らせに来てくれたのだとか・・・

なんて悪質で最低な保険会社だ!



そう感じてその保険会社にメールを送りました。

担当者名は知っていましたが、一体どこの支店なのかも判らないので、事件内容と担当者名を記入して抗議文を書いたのですが・・・

その数日後保険担当員からようやく電話がありました。

「今回の件で当方の対応によって被害をこうむっているという事で、弁護士を立てられる準備をされているという事ですので、今回我々も全て弁護士に委ねる事に致しました。なので、今後は当方の弁護士とお客様とのやり取りになりますので、そちらの請求等は全てお客様へお願い致します。」

淡々と話して終わり。

「ちょっと待て。おたくがうちに電話をよこしたのは今日が初めてやんな?それやのになんでお客様にはさも電話をして、レンタサイクル代やその他の費用について了解済みとかって嘘をついたの?」

「私は嘘などついておりません。」

「じゃあなんで今更電話をよこしたんや?その上そんなおたくらの保身の為のしょうもない連絡かい?せめて嘘をついた事への謝罪もないんか?」

「謝罪ですか?いえ、謝罪をする理由はありませんが・・・。」

よくもまあ、いけしゃあしゃあと惚けられるものである。

そもそも電話じゃなくて店まで出向いて来い!って話じゃないか?

礼儀もくそもあったものじゃない!

意地でも謝罪をさせてやりたいところだったのですが、話しているだけでこっちの神経がおかしくなりそうだったので、不本意ながら電話を切りました。

何ヶ月も放置しておきながらこれは無い!

悪いのは保険会社の体質か?

それとも保険担当員の処理能力か?

いずれにしても保険会社の過失じゃないか!って考えたら、このままでは悔しくて悔しくて我慢がならない!

どうして外資系の保険会社はこうもいい加減なところが多いのだろう?

ご利用者満足度NO.1?

業界最高レベルの・・・?

そんな売り文句で広告を出しているところが多いけど、全く持って誠意のかけらも無い冷血会社ばかりである。

保険費用が安いから満足できるのか?

そうじゃねぇだろ!

事故の後の処理が適切で、被害者も加害者も安心して任せられる保険会社でなくて、なぜ満足できようか?

被害者が泣き寝入りしてるって、加害者は知っているのだろうか?

まあ加害者は一旦保険会社に任せた以上、後の事は知る由もないだろう。

こんな理不尽を許してもいいのだろうか?

当店は被害者の方が納得のいく保険料を受け取るまでは請求を待つしかなく、今もその保険会社に対する怒りの気持ちでいっぱいである。

チュー●ッヒとかなんとかいう保険会社。

自分はこんな保険会社には死んでもお世話にはならないと思います。(尤も死んだら世話になりようもないのですが・・・)

以前もS●Iとかソ●ーとかいう損保会社でも同様のトラブルがあって、お客様(被害者)が泣き寝入りする事態を目の当たりにした経験がある。

後々恨みつらみが残るような保険会社を選んでしまったら、被害者も加害者も浮かばれやしない。

皆さんの入られている保険会社は大丈夫ですか?

今一度見直してみてもいいのではないかと、心からそう思う今日この頃であります。

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