2021年2月25日木曜日

値上がり予告・・・全部コロナウイルスが悪い!って事ですね・・・きっと。

 まだ具体的にどこの何が値上がりするとかは言えない状況ですが、今後値上がり予定だとする案内が複数の卸業者さんから入って来ています。


原因は自転車業界も需要に対して供給が間に合わなくて、結果的に売り上げが伸び悩んでいる事。


海外もコロナ対策で蜜を避けるような業態を強いられており、部品やフレームの工場の製造に遅れが出ている。


更には人員確保のために人件費も上げざるを得なくなってきている。


切羽詰まっているのは日本だけではありませんからね。


これは某S社も便乗して値上げとか・・・それも毎度の如く大々的な告知もなく、しれっと値上げしちゃうんでしょうね。


部品が値上げすれば当然自転車本体も値上げします。


まあ小売店とすれば、利幅(というより利率)さえ作ってくれれば値引きもしやすいので、定価設定をもっと適正な価格にして欲しい訳です。


変にメーカーが良い子ちゃんぶって定価を安く設定しても、仕入れ価格で小売店の首を絞めるようなやり方をしていたら売る側のモチベーションも上がらないし、この時期で閉業する店も増えてしまいます。


なんて言うか・・・もう少しバランスを考えてもらいたいなぁ~ってつくづく思う訳です。


僕ら小売店はお客様心理が解るだけに可能な限りお値引きをして、お得感とか味わってもらいたいのですが、ただでさえ商品はすべて買い取りなのに、仕入れ価格75%や80%の世界で値引きとか・・・「台数が売れなかったら死ね!」って言われているのと同じですからね。(少なくとも今から20年程前まではもう少し仕入れ価格が安かった記憶がある。)


一部「修理で儲けたらいいやん!」って声もありますが、修理は時間と場所を取る割に、工賃が高いとやはり客離れの原因になるので適正価格より安い設定になってしまいます。

そして間を開けずに次から次に修理のお客様が来るわけでもなく、タイミングには大きな波があるので、結局のところ販売なしでは従業員の給料どころか店の家賃すら払えない事もあります。

本当に費用対効果が悪い業種なので、自転車が売れなかったら賃貸の店舗だとどこのお店も維持するのが大変じゃないかと思います。


そういった事情もあるので・・・メーカーや卸業者が値上げするのはご時世なので致し方ありませんが、小売店が販売しやすいように価格設定を考え直してもらいたいものだと常々思います。

2021年2月24日水曜日

2021年春の新生活に向けて・・・

 こんな記事も本当は年末年始に書いておかないといけない内容ですが・・・


本題に入る前に・・・


実は年末年始の寒波から体調を崩し気味だった義祖父が2月4日に急死しました。

寒いかと思えば急に暖かくなって、ホッとしていたらまた寒波が来て・・・

心臓を患っている人はこの寒暖差で亡くなる事が多いらしい。

当日は祖母が朝から外出して、昼に帰宅した頃には祖父が倒れていて呼びかけても反応が無かったそうです。

後で判った死亡推定時刻は朝の9時頃。

もしも祖母が外出せずに一緒にいたのなら、急変に気付いて対応次第で一命を取り留めた可能性はあったかも知れません。


勿論後の祭りですから、今更言っても仕方のない話です。


自宅で亡くなると警察が介入します。

事件性の有無を含めて司法解剖が必要になります。

当日は深夜まで(コロナ対策で)窓と玄関を全開にした祖父の家で、寒さに震えながら取り調べを受けました。

しかも義祖父と祖母は60年近く内縁関係のままで、これも後で発覚した事ですが義祖父は前妻をまだ籍に入れたままでした。

僕にとっては両親に捨てられて居場所を無くした際に、同じマンションに住む部屋を用意してくれた恩人でもあり、孫として小さな頃から可愛がってくれた父親代わりの人でもあるので、決して悪くは言いたくありませんが・・・

最後まで祖母に優しくなかったなぁ~って思ったのでした。

前妻と実のお子さんが遺体を引き取るという話になれば、遺産も全て向こうに流れます。

日本の法律上は仕方が無いと言われますが、ずっと献身的に堪えてきた祖母の気持ちを思うとあんまりです。

貴重品関係は警察が一旦押収し、義祖父の部屋にも立ち入りができなくなり・・・

警察ともかなり言い合いになりました。

でも警察の方々も我々の事情や心情を考えると辛そうにしていました。

結局は50年以上も会っていないという理由で、まだ健在の前妻さんから断りがあったという連絡を受けましたが、今度はそうなると急ぎで葬儀の段取りをしたり、銀行へ走り回らないといけないのですが、徹底的に用心深い性格の義祖父はキャッシュカード関係はすべて破棄しており、直接窓口でしかお金を下ろせなくなっています。

しかも郵貯など通帳だけでも出金できるものがあっても暗証番号は絶対に判らない番号にしています。(昭和までの人は誕生日にしている人が多い)

葬儀の為の一時金としての出金を申請するも、内縁関係では出金を認めてもらえず、全ての口座は凍結されてしまいました。

結局司法解剖による検査費用や葬儀費用は僕の実費で行なう事になりましたが、問題はそこで終わりではなく・・・

亡くなった祖父の部屋を引き渡さないとならないし、祖母を一人で放ったらかしにする訳にもいきませんから引き取る方向で引越し先を探さないとならず、差し迫って時間とお金のゆとりが無い状況になってきました。


今は仕事の合間に弁護士さんとの打ち合わせだったり、介護認定の準備だったり、デイサービスの契約だったり・・・最近は頭がおかしくなりそうなくらいスケジュールが詰まっていて、若狭の営業所へ行く時間も作れません。(北陸も例年にない大雪で大変でしたので、いずれにしても進まなくて困っている。)


僕がいつまでも事業を成功させられずチンタラしているうちに、どんどんと恩返しをしたい人たちがこの世を去っていきます。


若狭の新規事業も現地の恩人が元気なうちに成功させたい想いでいますが、祖母への恩返しをせずして全ての恩返しは成り立たないので、今は祖母の残された時間を一日でも無駄にしたくない一心でもがいております。


それだけに店の売上も頑張らないと次のステップに進む事もままならない訳ですが・・・



ここで本題です・・・


今年は売りたくても売る商品がありません。

タダでさえ春需要の自転車は12月~2月の間に予約で押さえられてしまい、人気の無い商品や色しか在庫が残らない訳ですが・・・


今年はコロナのせいで電話による問い合わせが多く、決定的な予約に至らない接客が連日続いております。


それでいて現物を見てから購入を検討したいという人も多く非常に困っています。


特に電動アシストは仕入れ価格が高いだけに店頭在庫としては入荷したくありません。

試乗車が残っていれば良かったのですが、昨年のコロナによるメーカーの供給不足でやむを得ず販売してしまいました。


消費者の方も今、世界はコロナのせいで貿易にも大きな影響が出ているって事を知ってもらいたいですし、我々のような小売店がそれに振り回されている事情もご理解頂きたいものだと感じております。


子乗せの電動アシスト自転車は2月21日(日)の午前中までは辛うじて人気色も予約枠が残っていましたが、現在・・・入荷予定が未定状態になっています。


色によっては今でも予約は可能で、3月15日前後の納期で案内できそうですが、これを逃したら最悪5~6月まで手に入らないと覚悟して頂きたいです。


そして我々も今ご予約を頂かないと5月~6月まで売る物が無くなってしまうので、商売が成り立たない恐怖に襲われています。


どうか今週末までにご予約が増える事を祈っています。


そしてさりげなく人気車種2台をそれぞれ人気色の予約を入れています。

これは店頭分としての予約なので、今欲しいという方は早い者勝ちですので急ぎでお声掛け下さい!



1台はビッケモブDDのモルグレーです。現在子乗せ電動アシスト自転車の中で紛れもなく最強車種の人気色です。



因みに今はこのオールドローズとホワイトなら予約枠が残っています。


さらに「2021年モデルが無ければ2020年モデルとか型落ちの在庫があれば安くなったりしませんか?」という問い合わせもございましたが、型落ちが在庫に残らないくらい人気の車種ですし、現状は2020年モデルをそのまま継続ですのであしからず。



もう1台の入荷予定車種はステップクルーズのマットカーキです。

ママチャリスタイルが嫌いで、少し垢抜けたデザインでカゴもあって・・・というニーズにピッタリの車種ですが、こちらも男女ともに人気の高いカラーなので、通学や通勤用に如何でしょうか?


尚、ステップクルーズは今週入荷予定。

ビッケモブは3月15日前後に入荷予定です。


その他各メーカーのロードバイク完成車やクロスバイクも入荷が大幅に遅れて、物によっては7月~9月まで入荷しないものもあったりするので、早め早めにご確認~ご予約の準備をお願い致します!


カラーオーダー可能なエヴァディオのロードバイクなら比較的早く納車できるので、ご予算的に20万円以上のロードバイクで探されている方にはそちらを強くおススメ致します!



走行性能も含めて絶対にハズレの無い、満足できるロードバイクをご用意できます。

興味を持って下さった方には試乗車のご用意もございます。(適応身長160~175cm程度)事前にご連絡を頂けると幸いです!

2021年2月22日月曜日

自転車の相場価格・・・販売ポリシーについて改めて語る。

 先日「普通の自転車って扱っていますか?」と自転車を見に来られた夫婦がいましたが、予算を聞くと「7~8千円くらいで・・・。」って・・・


未だにそんな事言う人がいるんですね?


「そんな金額じゃドン・キホーテでも無理やから!」とお伝えして差し上げた方が親切だったかな?


7~8千円じゃリサイクルショップで売っている中古自転車でさえガタガタのボロボロ・・・最悪事故車を掴まされる可能性すらあります!


結局消耗部品(タイヤやブレーキシュー、ワイヤー類)を交換するなどしたら、たちまち総額2万円以上の出費になり、それなら新車で買った方が値段も安いし安全でしょ?って話になる。


そもそもそんな低予算で物を買う人は、ケチってコストを抑えようとするから結果的に無駄な出費がかさみ、損な人生を歩んでいる可能性が高いという事に気付いた方が良いと思う。


例え新車であってもディスカウントストアーやホームセンターの自転車は専門店ではないので、形は何となくできているけど、ボルトやナットの締め付けトルクが適正でなかったり、ホイールやブレーキのセンタリングが狂っていたり、変速がちゃんと調整できてなかったり、タイヤとリムの間にチューブが噛んだまま空気を入れて渡されたり・・・酷いものだと品質も劣悪で、購入後間も無くチェーンが切れた車体を実際に見た事がある。


何しろ海外の格安で請け負ってくれる工場で大量に生産して、そこで流れ作業で部品を組みつけたものを船で運び・・・


それが日本の港に着いてから倉庫に運ばれ、各店舗に振り分けされたものを、梱包材を剥がして配送上の理由で横に向けていたハンドルを真っ直ぐ起こしただけの商品が店頭に陳列されている訳だ。


そこに絶対安全な乗り物だと胸を張って言えるお店なんて絶対に存在しない。


絶対なんて言葉を使うなんて余程の事だけど、もう一度言おう!


100%安全な自転車ばかりです!なんて絶対に保証できないのが量販店の自転車である。


某チェーン店も然り。


やはり先日、近くのチェーン店には大量の新車が入荷していましたが、唯一の社員である店長一人であの台数は完璧に組み直せないし、チェーン店は何よりも販売効率(費用対効果)を求められるので、一台一台の仕上げに何十分も何時間もかけるなんてあり得ないし、むしろ彼らの組織では1台1台の自転車に時間をかけて仕上げる事は御法度のはずです。


更にチェーン店のように店舗が多い組織は、店によって優秀なスタッフが揃っている店は稀で、概ねバイト感覚の意識の低いスタッフが「梱包を剥がすだけ。」「ハンドルを起こすだけ。」の作業に準じている可能性が高いとよく言われておりますが、これも残念ながらそういうクオリティーの店舗が増えているのは確かなようです。


自転車が好きだからって動機で働く事は決して間違ってはいないけど、好きと仕事ができるはイコールじゃないし、そもそも他人様の自転車を触る事の責任感とか、店をどんどん人気のある繁盛店にする為に自分のできる事・・・そんな意識を持って仕事をする人なんてかなり低い確率でしか現れませんから・・・。


だから尚更チェーン店やディスカウントストアでは、無駄に手間をかけない!不良品は製造元の責任!何よりも効率重視なので、スタッフは販売に関する最低限の業務ができればそれでいい!と半ば個人の成長を諦めてさえいるように思える事がある。


まあ「出世したい人や給料を上げて欲しい人だけが意識して頑張ればいい!残りは限界を感じたら勝手に辞めるだろう?」と言わんばかり。


そういった事情から上記の自転車たちは、安いものもあれば普通の価格の物もあるが、結局製造から組み立てまで外注しており、それでいてチェーン店ならではのスケールメリットから高い粗利率を実現できるので、彼らが儲かっているのはそういう理由。


結局コストをかけて安全で長く使える商品を販売しようというスタンスではなく、3~5年で乗り潰してまた買い替えてもらえればいい!そして球数さえ売り捌けば数十台に1台くらい不良品が混ざっていても、十分な粗利があるので大きな損失にはならず、むしろ製造元に責任を押し付ければそれでいい。


盗難補償にしても通常は盗まれた人が30%程度負担すれば新しい自転車が買い直せるというものだが、メーカーの場合はともかく、チェーン店の自転車などは仕入れ原価が30~45%くらいなので、そこまで痛手ではないというのが実情。




次に自転車販売メーカーの自転車についてですが・・・


我々のような個人商店は主にメーカーの自転車を仕入れて販売する訳ですが、当然メーカーの自転車ですから元々の定価設定も高めの物が多く、それいて仕入れ価格も高いので、粗利率でいうなれば我々個人商店は量販店の半分以下の粗利しか得られません。


それでも少しでも割引努力をして利益を削っているというのが現状です。


しかしメーカーの自転車のメリットは、不良品があった場合はメーカーが保証してくれるケースがほとんどです。


それにメーカーの看板がある以上は下手な商品を販売できないので、ハズレを引く率も大幅に少なくなります。


何より部品にかけるコストも違うので、耐久性や品質も随分と変わります。


あるメーカーの営業さんから「東さんの店は随分強気な金額で売るんですね?」と言われた事がございますが、決して定価売りをしている訳でもなく、かなり値引きも頑張っています。


そこの仕入れ単価はメーカーの中では比較的販売店に優しい金額なので割引も可能なのですが、どうもその営業さんは大阪の店舗やネット販売の店舗の営業でマヒしているみたいで、僕にしてみたら貴方こそ大丈夫ですか?と聞き返したいくらいでした。


だって僕らが商品のクオリティーを意識して販売するのは、自分の店の看板だけではなく、貴方の会社の看板に泥を塗る事の無いようにしている訳なので、自分の会社の商品を安売りするような発言はちょっと筋違いなんじゃないか?と思えてしまう訳。


そりゃその営業さんにしてみたら、販売店の利益がどうあれ、自分の会社の商品が1台でも多く売れれば、自分の営業成績になるんだろうから、きっと感覚がマヒしちゃっているんだろうね。


ネット販売は全国から注文が入るので、仕入れ原価に3000円くらい乗せて、ほぼ仕入れ値で安く販売しても球数が出るので、1台辺りの利益は薄くても十分な総売り上げが望める。


大阪はそもそも競争が激しく文化も独特なので、やはり薄利多売で効率よく台数をこなすのが当たり前になっている。


僕はそもそもその売り方が間違いだと思っている部類なので、例えメーカーが9割がた組み立てて送って来た自転車であっても、その組み立て精度を疑って組み直すようにしている。


前後ホイールがキッチリとセンタリングが出ていて、一切の振れも無く滑らかに回る完成車なんて100台に1台も無いという事をぜひ知っておいて頂きたい!


大手の某有名自転車メーカーの完成車でさえ、かなりの確率でホイールセンターが狂っている。


つまり車体のど真ん中をタイヤが転がっていない訳で、余程敏感な人でないと気付かないかも知れないけど、まっすぐ走ろうとすると違和感を感じる車両が少なからず混ざっているという事だ。


15万円前後で売っている電動アシスト自転車でさえ、ホイールセンターが左右で合計5mm前後センターがずれている事がある。


いくら仕入れ原価が83%で販売店の利益が少ない電動アシストとはいえ、あくまでお客様は高い買い物をしている意識な訳ですから、僕らはいい加減な気持ちで組み立てて販売ができないのです。


例え1万円台~2万円台のママチャリでさえ全部点検及び調整して、酷いものは組み直しして、ベストな状態で店頭に並べています。


それに乗る人の身長や用途に合わせてハンドルの高さや角度、サドルの高さも乗り出しの前にセッティングします。


それが個人商店の強みだと思っています。



まあごく稀に個人商店でもこんなトンチンカンな事をするお店もあるみたいですが。(笑)


防犯登録シールをフェンダー(泥除け)に貼るなんて御法度です!


この子乗せの電動アシストはかなり適当に組み立てられていたので、後ろ子乗せを増設する際に安全点検をしたら、前子乗せの取り付けも雑で・・・更にホイール自体のセンタリングもそうですが、ハブナットの締め付けもちゃんとフォークにハマっていない状態だったので、今までよく事故をしなかったものだと思えるくらい危険でした。


まあ相変わらず話が長くなりましたが、メーカーの定価は限りなく妥当な金額です。


むしろ安いくらいだと申し上げておきます。


何しろ割引したら販売店の粗利はかなり低くなってしまい、組み直ししている人件費を考えると割に合わない事も多いです。


しかしそこまで徹底しないと安全な自転車がご用意できない事もご理解頂ければ幸いです。

2021年1月28日木曜日

2021年それなりに忙しくスタートしています!

 今更ですがあけましておめでとうございます。


毎年そうなのですが、11月~2月って自転車屋にしてみたら最も売上の厳しいシーズンですので、呑気にブログで長文を書く時間が作れません。


先日も最近ブログの更新が止まってますよね?ってお客様に言われてグサッときたのですが、良い事も悪い事も含めて、書こう!っていうモチベーションが起きないとなかなか書けないものです。


昨年のコロナショックによって自転車の需要は一時的に爆発しましたが、部品の供給元が中国だったりする訳ですから、需要に対して供給が間に合わず・・・


結局例年と変わらない売上だった事を報告します。


まあ最悪だった2017~2019年の3年間を思えば、ゆったりとではあるものの業績は回復してきています。


しかし相変わらずの非常事態宣言により、若狭の方は今年の4月からのオープンに間に合わせられるかどうか・・・今も不安です。


安く借りてるとはいえ、現地の借家の家賃さえも今の僕には負担が大きいです。

昨年の今頃と比べるとまだマシというだけで、依然綱渡り状態で喘いでいる現状です。


しかしまあそんな状況でもロードバイクをご注文下さる方もいてくれるので、僕としては必死に踏ん張って頑張るしかないというか・・・当店を信用して自転車を買いに来てくれるお客様に対する感謝の気持ちで一杯です。



年末に完成したエヴァディオ・ヴィーナスRSです。


ご注文頂いたお客様は年末年始とお仕事が忙しかったそうで年が明けてのお渡しとなりましたが、今回の完成度に喜んで下さいました。


マツダの『ソウルレッドプレミアムメタリック』という広島カープがヘルメットに採用しているのと同じ色で仕上げています!


これはカープファンなら感激するでしょう。(河野さんはカープファンなのでこの自転車を見てテンションが上がっていた)


床の間に飾って『加茂鶴』で晩酌とかになるかも知れませんね。


しかもシートピラー(シートポスト)まで塗装して頂いているのでかなり高級感があります。


そのエヴァディオですが、今年に入ってからヴィーナスRSとバッカスSLの価格を値下げしました。


OPEN価格ですので具体的な価格は言えませんが、これまでベース価格が税込み300240円だったものが、カラーオーダー(システム2)でも税込み30万円未満でご用意できます。


まったく同じ仕様であれば最大で約10万円くらいの値下げが可能になったという事です。


参考として昨年組み立てた写真のヴィーナスRSはアルテグラ仕様でホイールはRS25!

BBもスクリュータイプのプレスフィット(セラミックベアリング)にしてハンドルもカーボン製、エアフィットサドルにタイヤもパナのレースエボシリーズ。

LOOKのペダルも全て込みで約60万円です。(組立工賃も含む)


因みにロゴの書体とかわざわざこの車両の為にデザインし直しているのですが、書体の変更や、好きな言葉や文字も入れられます!

漢字のロゴを入れるのもカッコいいと思います。


ところでエヴァディオのフレームが安くなった理由としては、大手メーカーのロードバイクが軒並みディスクロード化している背景が原因だとの事。


トライアスロンバイクのCEEPOでさえディスク化への移行を余儀なくされています。


自転車業界のこの変動を、人として本当に許せないというのが僕の本音です。


くどいようですがロードバイクに油圧ディスクなんて不要です。


カーボンリムを使いたい人には一見メリットがあるように思えますが、そもそもカーボンリムにした理由って何?ホイールを軽くしたかったんですよね?


特にヒルクライムなどではホイールの軽さはタイム短縮の為のアドバンテージになります。

ディープリムがその見てくれの良さだけで流行っている現在においては尚更、カーボン製リムの軽さのお陰で超軽量エアロホイールなんてものが存在する訳です。


そのリム一本の重量がアルミなら400~600gの物を、カーボンにする事で250~450g程度にできるので、前後で概ね300gの軽量化ができる計算になる。


ところがディスクブレーキはキャリパー単体の重量はともかくとしても、他にローターの重量とローター台座を必要とするハブの重量も重なり、更にはディスクブレーキキャリパーの台座の分フレーム重量も増す。


また従来のブレーキはリムブレーキなので、ホイールの遠心力による応力を気にせずにブレーキコントロールができますが、ディスクブレーキの場合はホイールの中心を止めるシステムになるので、タイヤの転がる遠心力とホイール中心の止まろうとするエネルギーが反発し合ってホイールに余計な応力が発生します。

それはフレームに対してもキャリパーの台座周辺をメインに負荷をかけてしまう為、その応力に耐えられるフレームを作るとなると、「剛性を増す=重量増し」になる事は理解できるかと思います。


なのでリムで300g軽量化した分のアドバンテージはあっという間に失われ、むしろ重くなるというのが理屈です。


少なくとも安全性をキープできるレベルのロードバイクを組み立てる事においてはディスクブレーキ化は確実に軽量化の妨げになります。


更に油圧ディスクはブレーキを握りっぱなしで峠を下ったりすると、たちまちブレーキフルード(オイル)にエアーが噛んでしまう。


というのも組み付けの際、フルードと一緒に空気がキャリパーやブレーキライン内に入ってしまうので、可能な限りエア抜きをして仕上げるのだけど、抜き切れない微量な空気が悪さをする訳です。


空気はブレーキの熱によって膨張します。

膨張した空気によってフルードが押し出され滲み出たりもします。

つまりエアーが噛んでフルードの量が減る事で油圧が低下し、ブレーキがスカスカになって効かなくなる現象を甘く見て欲しくないのであります。


神戸で言うなら六甲山の下りでそういう状態のブレーキで走れば確実に死にます。


メーカーの開発者は『初心者ライダーが増えるという事は、即ち平均的にロードバイクに乗る人のライディングスキルが年々低下している事実に繋がっている』という事を理解していないのだろうか?


言い方は悪いけど・・・

ハッキリ言って下りのブレーキングなんてみんな下手くそだぞ~!

ビックリするくらいブレーキレバー握りっぱなしで、ブレーキタイミングもくそも無い!

コーナーワークもド素人ばかり。


レースを走っている人ですら下りのブレーキングが下手な人が多いんだから、初心者ライダーに油圧ブレーキなんて勧めたらあかんやろ?


これが油圧ディスクを推奨したくない最大の理由です。


そして死人が続出してウーバーイーツ並みにニュースで問題視されるようにならない限りは、きっと自転車業界はディスクロードを前面に押し出すのでしょう。


愚かです。

消費者をバカにしています。


新しい風を吹き込ませて業界の利益を回復させたいという思惑は解らなくもないけれど、メーカーがすべきことはそこじゃないでしょ?


『中国や台湾に外注(丸投げ)で作らせたフレームに自社のロゴを貼るだけの売り方』を辞める事から考えて直して欲しい。


もう一度20世紀のように、各メーカーの職人が競い合って作る自転車に乗ってみたい。(環境問題云々で難しくなってはいるけど何かしら手段はあるはず)


3DーCADで設計されたカーボンモノコックフレームがダメだとは言わない。


エヴァディオのヴィーナスRSのように、ワクワク爽快にさせてくれる名車が偶然生まれる事だってある。


でも職人の魂の籠った自転車の良さはまた格別なものである事を多くの人に知ってもらいたい。


油圧ディスクが悪いとは言わない。

しかしMTBやオフロードバイクには大きなメリットを感じるが、ロードバイクに対してはデメリットの方が多いと感じる。(ロードの場合のメリットは小さな握力でもブレーキを利かせられるので、女性でも安心して下りを走れるというところだけ!)


実際に昨年のツール・ド・フランスでもエース級の選手が敢えてリムブレーキのバイクで走っているシーンを確認しています。


チームによってはバイク供給メーカーの意向に逆らえないところもあったみたいですが、レース中のトラブル対応など、様々な面でのメリットを考えた結果、リムブレーキを選択するに至ったチームも少なからずいたという答えが証明された瞬間です。


「今こそ流行りに乗ってディスクロードに乗り換えましょう!」


僕が心底吐き気がする言葉です。

なにが「流行りに乗って」やねん?って言いたくなってしまう。


この際だから言っておきたい・・・


自転車にしてもファッションにしても、確かに流行りというものが存在します。

しかし新しい自転車だから古いモデルより性能が上か?って事には絶対に繋がらない。


結果的に中身の無い製品はすぐに廃れるだけ。


逆に良い製品はロングセラーとなったり、廃版になった後も長く語り継がれるようになる。


コルナゴのC40然り、キャノンデールのCAAD8然り、SーWARKSのターマック3然り・・・


恐らく今再販しても売れる自転車だし、最新鋭の自転車よりも完成度の高い良い自転車だと思う。(コルナゴはフェラーリエンジニアリングとの業務提携が無くなったので当時と同じクオリティのC40を復刻する事はかなり厳しいとは思うけど)


ブランド志向の強い日本人は何でも新しい物とか流行りに流されがちですが、自転車にも車やオートバイがそうであるように、揺るぎのない名車と呼ばれる作品が少なからず存在する事を忘れないでもらいたい。


それらを知らずしてこれが良いとかこれがダメなんて話も無いでしょ?


少なくとも僕は1990年代以降のロードバイクで名車と呼ばれる自転車は半分以上乗った経験があります。

良い自転車はほんの数km試乗しただけでもその良さが判るものです。


僕はその感覚を武器にこの商売をしています。

うちでロードバイクなり自転車を買って頂くお客様にはそこを信じてもらえれば良いと僕は思っています。


だからこそ自転車は有名ブランドのネームは勿論、最新の素材とかギミックとかに囚われず、中身で勝負をしてもらいたいというか・・・


何処までも僕は一人のサイクリストであり自転車マニアなので、正直な話・・・業界の売上とかどうでもよくて・・・

「どうでもいいから各メーカー・・・頼むから正直な製品づくりをしてくれよ!」って気持ちしかない。


そもそもロードバイクの完成車売りにはいい加減うんざりだ!


以前のようにフレーム売りにして好きなパーツで組み立てさせてくれ!


誰にでも入門しやすい環境作りは解るけど、コストダウンの為にゴミみたいなパーツを付けて売るのをやめてくれ!


『自転車(フレーム)=作品』に対して失礼!失礼!失礼!

ロードバイクは庶民の自転車ではないし、また金持ちの所有欲を満たす為だけの道楽でもない!

乗る人間を選ぶ乗り物じゃないとその価値が無い!

ロードバイクに乗りたかったらロードバイクの歴史を勉強しろよ!

心からロードバイクの魅力や真髄を崇拝してから手に入れてくれよ!

誰でも簡単に手に入れて乗れるような乗り物だったらロードバイクである意味が無い!

メーカーの看板に泥を塗っているだけじゃないか!

それが今度は油圧ディスクで起死回生を狙っている訳?


じゃあせめて作業性を良くする為にブレーキラインを外付けにしてくれよ!

どうしてフレーム内に内蔵させる?

見てくれの問題だろ?不細工だから。

でもそのお陰でエア抜きがどれだけ大変か!

ブリーディングキットを上手く使えって?

それに頼っているから注油口が狭くなっている訳?


結局ユーザーが自分でエア抜きやフルードの継ぎ足しができないって言うもので自転車屋で作業する訳だけど、どれだけ場所と時間をロスすると思っているの?


そんな事情も込みで工賃は割高になる。

自転車屋はそれで工賃を取れる仕事が増えるんだから良かったじゃない?って思っている上から目線のメーカーとかもいるよなぁ~。


工賃が上がるとお客様の反応も悪くなるので、自転車屋は板挟みになっているというのが真実。

ハッキリ言って迷惑!邪魔くさい!

お客様の為でなかったらそんな作業したくない!


「ああ・・・新年そうそう油圧ディスクのネタだけで、なんでこんなに毒を吐かんとならんねん!」


くどいようだが油圧ブレーキを全否定している訳ではない。

あくまでロードバイクには必要が無い!と言っているだけなので誤解の無いように願いたい。


そもそも製品には何の罪もない。

僕が嫌いなのは「何でも流行りに乗り遅れるな!」っていう軽薄な風潮と、今後リムブレーキが廃止されるようなガセネタを広めて不安を煽っている一部の人間であり、決して自分の意志と責任でディスクロードを購入した人を非難しているのではない。


当店でも以上の注意点を説明したうえで、それでも一度どんなものか乗ってみたいから欲しい!っておっしゃるお客様には油圧ディスクのモデルも組み立てて販売はしています。


そういう意味でも誤解の無い事をご理解頂きたい。


どちらかと言えば・・・ロードバイクをヤフオクやメルカリで転売されるような、庶民の乗り物にしてしまった自転車業界に対する嫌悪感が、ディスクロードをレギュラー化に移行させている現状を目の当たりにして爆発した感じです。


(念の為に付け加えると・・・僕は元々ロードバイクをはじめ、自転車競技の面白さを日本でも広く知ってもらいたいと思っていた側の人間ですが、ロードバイクの価値を下げてまで自転車人口を増やしたかった訳ではありません。)


正統派のロードバイクを作っているメーカーがそのような風潮に流されてディスクロードに移行したり、リムブレーキのモデルを値下げせざるを得ない状況に追い込まれている現状に怒りを覚えたので、それで今回言いたい事を言わせてもらいました。


僕が求めているのは「この自転車に出会えて良かった!」「この自転車を勧めてくれてありがとう!」っていうお客様の反応です。


その為に素晴らしい製品を作って提供して下さる自転車メーカーさんには心からリスペクトしています。

本当にありがとうございます!


そしてコロナで皆さん大変な時期ですが、今後もよろしくお願い致します!



尚、1月10日より新しい仲間が増えました!


サヨちゃんといいます。


それこそ油圧ディスク搭載のグラベルロードに乗っている彼女ですが、自転車愛に満ちた新人スタッフなので、またご来店の際は仲良くしてあげて下さい!


高校生の頃に自転車で四国一周をした事もあるロングライド好きな子なので、知識はまだまだ初心者ですが、楽しいサイクリングの経験談など色々聞いて頂けると幸いです。

2020年12月28日月曜日

2020年5月~6月のその他出来事と、懐かしい写真について・・・


RX-8のフロントフェンダーに故意に傷をつけた人がいて・・・何とか犯人を突き止めた後に修理に出していました。


その間に今度はインプレッサのクーラント漏れが酷くなって、ある日エンジンルームから煙が上がった。


単純に噴き出したクーラントがエンジンに噴きかかって蒸発しただけでしたが、いよいよラジエターホースを総替えしないとならなくなり・・・



ラジエターホースをシリコンホースに交換!


ついでにラジエターキャップも純正と同じ1.1キロのプレッシャーにデチューン。


やはり1.3キロにして、早めにエンジンを冷却させるというのはターボ車のパワーアップには必要な機能ではあるけれど、圧力を上げる事でラジエターに対して余計なストレスを与え続けている事にもなるので・・・車を長持ちさせる為にはノーマルに戻した方が良い事もあります。



ラジエター本体は3年前に倉敷へサイクリングに行った帰りに完全にとどめを刺してしまったので、その際に銅製のラジエターへ交換済み。


純正ラジエターは真鍮製で耐久性も高く良く冷えるが重量が重たい。

逆によくチューニングで使われるアルミ製だと、熱伝導率が高過ぎる事がネックになって夏場の渋滞時にエンジンの熱でオーバーヒートに繋がる恐れがある。

そういう理由から僕は耐久性も高く真鍮より軽い銅製のラジエターを採用しています。

勿論よく冷えるので、水温も油温も常時80℃程度で安定しています。


ラジエターバンドを純正のままにしていますが、それもクーラントに余計な圧を掛けない考慮からです。



あとブレーキパッドも交換しました。中古車の怖い所は見えないところを粗悪品のまま売っている場合がある事です。


ローターが偏摩耗して錆びていたのですが、徐々に整って綺麗になってきました。


実はこの車両、サスペンションの味付けも僕の好みではないし、ブレーキバランスも合っていないと思っていました。


案の定安物のパッドが入っていたので、交換ついでにキャリパーのピストンもオーバーホール。


最近は僕好みのブレーキパッドがないので、とりあえずミニサーキットくらいまでは対応できる耐熱650℃のパッドで間に合わせています。


僕の大好きだったロッキードのZCは何年か前に廃番になってしまい、暇さえあれば在庫を持っている店が無いか探していますが、さすがにもう見つかりません。



更にカーナビも壊れてしまったので、少し古い型ですが・・・最新版のソフトをインストールしたカーナビを購入して交換しました。


アンテナ類を張り替えるのが面倒くさかったので、そのまま流用できてハードディスク付きのものにしたので、目下CDをインプットしまくっています!



これすごく美味しかったです!



癖になる味で毎日でも飲みたかったのですが、最近は見かけなくなりました。(涙)



傷を入れられたRX-8のフェンダーも綺麗になって帰って来たので・・・



1年以上前に購入していたフロントバンパーとヘッドライトにようやく交換しました!


やはりヘッドランプはイカリングの方が精悍に見えます!


ただこれは純正を改良した個人作品なので・・・光軸が少し怪しくてハイビームが使い物になりません!



同じくサイドステップも付けたので・・・


あとはカーボンボンネットとカナードを付ければエクステリアは完成です。


また作業をするモチベーションが湧いて来た時に頑張ります!



アルバムのほとんどは実家の納戸の奥深くに眠っていますが、一部は出てきました。


これは元々スプリンターだった僕が、無理矢理先輩の口車でヒルクライムの世界に引きずり込まれた記念すべき初参加の『つがいけサイクル』の写真です。


当時の愛車だった『三連勝カタナ』(Wレバーの7速)を持っているのが僕です。


6月上旬の北アルプスはまだまだ積雪も厚く、まるで雪の大谷を駆け抜けるような気持ちで走れました。


そしてここでヒルクライム界のレジェンドである村山利男氏の走りに圧倒され、尊敬し・・・ヒルクライムの世界にどっぷりとハマってしまうのでありました。


先輩からは「ここで1時間を切れば表彰台は勿論、実業団とも渡り合えるよ!」って言われ、何でも「どうせやるなら頂点を目指せ!」っていうのが僕の考え方でもあったので、「実業団?僕が目指しているのはプロですよ!」って啖呵を切って、土曜日の試走では中間地点まで余力を残して31分で走り、手応えは十分に感じていたのですが、翌日の本番では同じ組に後にシドニー五輪の代表選手になる鈴木雷太氏がいて、スタートから猛烈なスピードで棚田の激坂区間を駆け上って行った。


初めてのヒルクライムなので全体の様子を見ながら走ろうと2列目からスタートした僕はいきなり面喰い、遅れを取ってはいけないと食らいつくも、「こんなペースで走り続けられたら最後まで持たない!」と、ゴンドラ駅前を過ぎた第2駐車場付近で心が折れる。


その時点で先頭グループは8人いて、僕は最高で5番手を走っていたのですが、徐々に後続に追いつかれ・・・後半は脚が売り切れ栂の森までの区間は地獄でした。


結局1時間13分もかかって13位と不本意な結果になりましたが、それで尚更ヒルクライムに燃えてきた・・・そんなレースです。



これは『第8回ツール・ド・のと400』に参加した時の2日目。

輪島を出発する前の待機場所です。


3日で能登半島を1周420kmを走破する、センチュリーライドの王道の一つでもあります。


制限時間もあって簡単に完走なんてできないとか言われていましたが、「本気でプロを目指すのだったら、完走どころかトップでゴールしなければプロになるもなにもないだろ?」って思っていた僕は、「トップでゴールするから嘘だと思うなら金沢まで応援しに来てくれよ!」ってチームメイトに啖呵を切って参加した。


そもそもセンチュリーライドはレースではないのだけど、琵琶湖一周サイクルマラソンのようにタイムと順位を計測する大会もあるので・・・


「3日間を誰のアシストも受けずに単独で平均時速42kmを守り切れたら、俺はヨーロッパでも通用できる!」そう信じてエントリーしたんですよね。


初日・・・参加人数が多い事もあって、金沢のスタート地点ではマスドスタートではなく、グループ分けをしての時間差スタートとなった。


僕は最初のスタートから1時間以上遅れてのスタートとなったが、「先頭を必ず捉えてやる!」って負けん気がモチベーションとなる。


内灘までは度々信号に捉まってヤキモキしたが、基本的に時速50kmを切る事が無い猛追で先頭を追う!


内灘からは信号に捉まる回数も減り、常時時速54~56km(所々集団を抜くために時速68kmくらいで走る)のペースを維持したまま、最初のエイドステーションであるナカヤマエッグ(羽咋の手前)に着くのと同時タイミングで早くも先頭を捉えた。


金沢市内を抜けるまでは38km程だった平均時速は、そこで42.8kmまで上がった。


想定外だった事はエイドステーションには強制的に入れられ、少なくとも15分程度の足止めを強いられる。

僕は平均時速を殺したくないから極力休憩なんてしたくないし走り続けたいのに、それが叶わない事・・・


そして極めつけ・・・先頭には自衛隊の先導車がいて、それを追い越す事は御法度!即失格退場になるというルールがある事を知らなかった。

因みに先導車の走行スピードは概ね時速30~32km程度である。


確かに並みのサイクリストであれば時速30km以上で巡行っていうだけでも敷居は高く感じるので、完走は難しい・・・なんて発想にもなるのだろうけど、当時の僕には「なんて邪魔くさいルールなんだ!せっかく稼いだ平均時速を無駄にさせる気か?」と完全にグロッキーな気持ちにさせられた。


しかしまあ『郷に入らずんば郷に従え』っていうもので、僕も気持ちを切り替えてそのルールに従う。


初日最後のエイドステーションである門前総合運動公園で動きが変わる。


初日のゴールは参加コースによって変わり、大半が輪島でゴールなのだが、宿泊施設のキャパの関係で一部は曽々木まで走る事になっている。


だからなのか先導車が早くも走って行った。


僕としてはありがたいので少し待ってからスタートする。


ところが思いのほか円山峠はしんどかった!


当時は意地でもインナーを使いたくない性格で、ヒルクライムレース以外はアウターで走り切る!って変なこだわりを持っていました。


しかもこの大会に向けてサンツアー・シュパーブプロの54Tを導入していました。


それだけにしんどくて、序盤の爆走もあってとうとう脚が攣る。


何人かに抜かれた悔しさで意地になって上り、そして下りで一気に抜き去る。


すると一人だけそのスピードについて来る選手がいて・・・現役の競輪選手でした。


そんな人も参加するなんて・・・と思いつつも、これで初日の最期が面白くなりました。

輪島ゴールまで残り10kmの地点から牽制し合って・・・抜かれたら抜き返す!


少なくとも当時の僕は他人に引かせて楽をさせてもらっておきながら、最後だけ頑張って走るなんて思考は皆無で、「ぶっちぎりで勝つ!」がモットーの単細胞レーサーでした。


残り4kmの看板からアタック!


スプリントはラストの400mが勝負ってよく言われるけど、ぶっちぎりで勝ちたい僕は4km手前からアタックし、時速64km前後を維持しながら相手が心折れるまで命の限り踏み続け、輪島ゴールにはぶっちぎりのトップでゴールし、キンキンに冷えたビールをもらって一気に飲み切った。

先導車の事や円山峠の上りもあって最終的な平均時速は33km程度と不本意な結果になったが、スプリントに競り勝った後のビールは格別な味だった!



これは2日目、僕に人生最高の走りを楽しませてくれた東京都中野区のYさんとの休憩中に撮った写真。


Yさんの自転車こそ94年ジロ・デ・イタリアのチャンピオンバイクである、ゲビスカラーのデローザ・チタニオなんです。


僕の憧れの自転車に乗って、そしてメチャクチャ速いYさんに出会えて、本当に幸せな時間でした。


この日も輪島を時間差スタート。


今回は比較的順番が早めにスタートできましたが、先頭は17km先の曽々木を同じ時間にスタートしています。


例え先導車が時速30~32km程度で走っているとはいえ、命を燃やして走らなければ簡単には追いつけない距離です。


そして木ノ浦の最初のエイドステーションまでが地獄でした。


丁度台風が接近していて能登半島をかすめていくタイミングだったのです!


海岸沿いのアップダウンを強烈な突風が吹き荒れる中、意地でも平均時速を落さないよう、2度も突風に煽られて対向車線を跨いだ壁に叩きつけられながらも、木ノ浦まで平均時速32kmをキープする。(実はエイドステーションに入る際に減速した瞬間31.9kmになって、思わずなんでやねん!って叫んでしまう)


そこでパンを2つ頂いて食べている時にYさんと出会う。


僕がヘルメットからシューズに至るまで、94年のゲビスチームのユニフォームだったので意気投合したのでした。(ヘルメットは95年モデル)


Yさんに僕のプロになりたい夢と、その為の武者修行的な気持ちでここに参加している旨を話したら、「一緒に先頭を追いましょう!僕も協力します!」っておっしゃって下さり・・・


とにかくYさんは速かった。


平地は基本的に僕が引いていましたが、半島の先端を曲がって風が穏やかになったところからずっと時速56km前後で僕が走り続けていても、絶対に離れることなくついてきて、突風で僕が苦しそうにしていたら今度は前に出て引いてくれる。


可能な限り時速50kmを下回る事の無いように全力でサポートしてくれました。


広域農道(現・農免道路)のダラダラと長い上りでも、アホみたいにアウターのまま走る僕が失速したら即座に前に出てペースを作ってくれ、上りも概ね時速34km以上のペースを維持して走り続けました。


笠師保の潟を走っている際などは、外海から迫って来る波に飲まれないよう、直線を時速70km近くまで加速したものの逃げきれず頭から波をかぶり・・・


和倉温泉から能登島大橋に差し掛かった瞬間土砂降りの雨に打たれ・・・


それでもペースを落とさずに走っていたら遠くに先導車と先頭グループが見えて、モチベーションが上がった僕とYさんは時速60km以上のスピードで追い上げ・・・


結局全員は抜けなかったものの7着と8着でゴール!(曖昧な記憶だが180km以上の距離を走った平均時速は38km台後半だったと思う)


あんなに苦しくてしんどかったのに、楽しくて楽しくてこのままいつまでも一緒に走り続けたいと思えたのは、僕の人生において後にも先にもこの時だけ。


そのくらい充実した2日目でした。


夜は宿で一緒になったオッチャンレーサーたちに可愛がってもらい、ビールやら日本酒やらたくさんご馳走になりました。


そして3日目はマスドスタートとなり、せっかくYさんとスタート地点で合流できたのに、能登島を抜け出すまでは超低速走行で思うように走れませんでした。


しかし石川県と富山県の県境にはちょっとした峠道がたくさんあって、それこそ15%越えの強烈な上りもあるので、先頭グループは20名ほどの猛者に絞られる。


尚、先導車は平地だけでなく、上り坂も時速30~32kmで走るので、激坂区間では先導車が先に行ってくれて・・・


そこで猛者たちとガチンコバトルを満喫でき、それなりにYさんと充実した走りを楽しめました。


金沢ではチームメイトたちの見守る中、先頭でゴールして約束を守りました。(と言ってもゴールスプリントは無く、あくまで峠三昧を共に走った20名ほどのメンバーでのパレード走行みたいなもの)



 優勝の表彰状ではなくただの完走賞だけど、僕にとってはとても価値のあるものでした。


今はあの頃のように後先考えず、そして身体の限界が来ても根性とか気合とか・・・


燃え尽きるまで全力を振り絞って走るなんて芸当はもうできません。


でもYさんのように一緒に走るだけで力が湧いてくるような人となら、また全力で走り続けてみたいという願望はあります。


あの時は本当に楽しかった。


阿吽の呼吸とはこれの事に違いないという確信を持って走れた・・・そんな懐かしい思い出です。

2020年12月16日水曜日

希望を抱かせる自転車

 


撮影した場所の違和感はともかく・・・


アキラ君のエヴァディオ・ヴィーナスRSが最近活躍している。


彼の大学の友人たち数人に乗ってもらった時の話。

1人を除いて他は全員ロードバイクどころかクロスバイクも乗った事が無いという。

そんな友人がこのヴィーナスRSに乗った瞬間、「加速の伸びる感じが本当に判る!なにこれ?自転車に乗るってこんなに面白いものなの?」ってなったらしい。


ハッキリ言おう。

それはエヴァディオ・ヴィーナスRSだからです。


僕が初めて自分のロードバイクを手に入れて乗り始めてから、今まで25年の間に数えきれないくらいのロードバイクを乗ってきて、中には名車中の名車と呼べる素晴らしいロードバイクも数多くまたがってきましたが・・・


今まで乗ったロードバイクで本当に乗った瞬間、自分が覚醒したんじゃないか?って思えるくらいワクワクして、イメージ通りに速く走れたのは、後にも先にもエヴァディオの初代ヴィーナス(SLも含む)と、このヴィーナスRSだけ。


この自転車だけは異次元の走りが体感できる。


他の自転車と比較する事自体がもはや愚か。

そこまで言い切れる自転車だという事を知ってもらいたい。


ことさら日本人というものはブランドイメージに弱い人種で、エヴァディオなんて日本の新しい小さなメーカーだと思っている人の方が圧倒的に多いと思う。


初代ヴィーナスが誕生してからまだ12年だから無理もない。


自転車はとかくヨーロッパ発祥の乗り物であり、伝統的なスポーツである。


だからヨーロッパ一流ブランドのロードバイクに乗る事は、車で言うところのフェラーリやランボルギーニに乗る事と同じで、紛れもなくステータスだと本能的に感じているところも少なくはないと確信している。


僕も過去はそうでした。


しかし90年代までのロードバイクは、『メーカー対メーカー』『職人対職人』の維持と誇りと新しい技術のぶつかり合いでした。

世の中が良い自転車で溢れていた時代なんです!


だから伝統あるブランドの、職人の想いや魂をより感じる自転車を探して歩きました。


最終的には自分の予算との話し合いも含めて的を絞る事になるのだけど、当時の僕は今中大介さんの感性が自分の感性とかなり近いと感じていて、恐れ多くも直接ご本人にお電話でフレーム選びについて相談した事がある。


プロライダーの意見は当時の僕には神の声でしたので、本当に参考になりましたし、それによって多くの発見もありました。


それまで自分が考えていた理論とか哲学の裏付けまで確信を持てたというか・・・


なので有名ブランドにこだわるよりも、自分の求める純粋な速さに応えてくれる自転車を選ぼう!となってジタンに乗り換えたのが1998年でした。


また、僕のジタンはたまたまサイズの在庫が無く、プロ供給モデルをわざわざ空輸して頂いたのですが、市販モデルと違いフロントディレーラー台座がついていません。


それについてもクレームではありませんが、何故本来溶接されているはずの台座がついていないのかを今中さんに確認したところ、「プロ選手の中には台座の溶接個所がレース中に折れる事を嫌う選手もいるので、剛性も高く、破損しても替えの利くバンド台座を好む傾向があるので、チームに供給されているモデルは基本的に台座が溶接されていない場合が多いんですよ。」って答えが返ってきて「なるほど~!」って感動しました。


プロ選手やチームの生の声、意見が聴けたのも貴重な体験でした。


実際にあの頃がロードバイクの黄金時代だったと今でもそう思います。


しかし今は伝統やメーカー毎の個性やポリシーを守り、それらに基づいて新しい技術を取り込むはずの一流ブランドが軒並みビジネスに走っている事実を、一体どれほどのサイクリストが気付いている事だろう?


カーボンフレームが一般的になってその傾向が一段と強くなりました。


最近では自動車もプラットホームをシェアする傾向が強く、ポルシェとアウディとフォルクスワーゲンが同じフレームに似たようなエンジンと、サスペンションを載せてロゴとライト等、若干のエクステリアを変える程度で売っている時代ですから、自転車も然りなのかも知れません。


カーボンフレームなんて金型の製作にコストがかかるのであって、一度作ってしまえば量産するのは安くできるもの。


しかも金型は部分毎に分離及び結合ができるので、チューブの組み合わせを変えて全く違う自転車にする事もできる。


だから最上級グレードのフレームと同じ金型で、カーボンのグレードを落したりして、「同じ設計コンセプトで更にお求めやすい価格で最高の自転車を作りました!」的な売り文句で販売する阿漕な戦略を平気でするブランドもあるじゃないですか?


そしてこれがまたカーボンのグレードを落した方が、むしろ日本人・・・というより、アスリートではないホビーレーサーには扱いやすくて快適な自転車に仕上がる事が多いという偶然も重なりやすいので、「・・・・の自転車は乗りやすいし楽しいよ!」って口コミが拡がって、そこにメジャーツールでの活躍も重なると、信憑性までもが高まってくる。


更に言えば、それで満足したライダーは後にお金を貯めて「今度こそはフラッグシップモデルを手に入れるぞ!」と頑張る訳だが、ようやく念願叶って最高級バイクを購入して乗った時に爽快感を得る事は稀である。


なぜならプロスペックで売り出されている自転車は概ね数字上のスペックにおいての超一流なので、到底乗りこなせる代物ではないケースがある。


或いは変わらず乗りやすいので、満たされるのが所有欲だけに留まってしまう場合も少なくはない。


それを・・・

自分の感覚が鈍いからなのか?

初めてロードに乗った時の感動や感覚が風化してしまったのか?

と感動の薄い自分の感覚を疑ってしまう人もいるでしょう。


大半の人は困惑するし、困惑しない人は所有欲を満たした達成感が強過ぎて、結果的に乗り味はそれほど気にしていないのでしょう。


何だか良く解らないけれど・・・心から「うおーっ!すげぇ~!」となった人は一握りじゃないかと思う訳ですよ。


困惑した多くの人は高い買い物をしたのに「思っていた程良くなかった・・・。」とは恥ずかしくて言えないし、この自転車に乗っている事を自慢したかった思惑に反する事なので、尚更「きっとこれは勘違いに違いない!絶対に自転車は良くなったはずだから、前よりも走りが良くなったはずなんだ!あっ!そうだ!きっとプロスペックだから自分がまだ乗りこなせていないだけなんだ!」と自分への言い訳を考えて、必死に違和感を忘れようとするに違いありません。


そのうえ更に思う所として・・・


だいたいそんな高い自転車を買わされているのに、街中を走っているライダーを見ているとまともにポジションも出してもらっていない人が多いですよね?


よくそんなフォームで乗っているよね?って感じる事は割と多いです。


中には更に高いお金を出してフィッティングサービスを受けて、サイズを割り出して自転車を買っている真面目な方もいますが、「それ貴方の身体に合っていませんよ?」って言いたくなる人も本当に多いんですよ。


大体の人が規格外に大きなサイズのフレームを乗らされている。


在庫整理の為にウソ言って買わせたんじゃないか?って疑いたくなるくらい酷いです。


あのフィッティングサービスってどんな理論でやっているのか?

単純に担当者によって大きく誤差が生じるのか?


いずれにしてもポジショニングは徐々に変化するものなので、100%正解って言えるものが基本的にない訳で、わざわざそこまでお金をかけるサービスではないんですよ。


当然頼まれたら採寸したり計算する手間もかかるもので、料金は発生して当たり前なんですけど、限りなく100%に近いベストポジションを出せないようなら、そんなフィッティングほど無駄なものは無いと断言します。


大切なのは乗る人の感性なんです。


その自転車に乗ってあなたは五感を揺さぶられるような衝撃を受けましたか?って事なんです。


その感覚が生まれるのはその方のポテンシャルを引き出せる・・・ポジションが限りなく100%に近いレベルで出ている時だけなんです。


2005年頃より今日までカーボンフレーム全盛期・・・


最近では3D-CADで構造解析テストまでできる時代ですので、どう力を入力すれば、どこにどれほどの応力がかかるかも判るし、空気抵抗や乱気流の発生するポイントまでシミュレートできる訳だ。


中には風洞実験施設を使って開発しているメーカーもあるのですが・・・


例えば重量も軽くて剛性があって、空気抵抗も少なくて・・・非の打ちどころの無い究極のロードバイクの完成です!って言われたとして・・・


「ほんまかいな?」って話なんですよ実際のところ。


いやそれって誰が乗って証明したの?

どの自転車と比較したの?

プロ選手はスポンサー様から供給された自転車ですから、基本的には文句も言わずに乗りますよ?


数字上のスペックがいくら優れていても、生身の人間が乗る以上、そのエンジンの性能をどう活かすか?


或いはその自転車のポテンシャルを乗っている人間が、自分に必要と思えるレベルで引き出せるか?


それが良い自転車の条件なんじゃないの?って常々思う訳です。


要は乗ってみないと良いか悪いかも判断できないし、特徴も把握できないじゃないですか?


例えば空気抵抗ですが、自転車がどんなに空気抵抗を減らしても、乗る人間が一番大きな抵抗を作っているので、その人のフォームを限りなく空気抵抗の少ないものにしない限り、その自転車の性能なんて言うものは死んでしまいます。


だったらそんな微々たるスペックよりも、気持ちよく走れて、加速が伸びる躍動感を味わせてくれるバイクの方がよっぽど精神安定剤にならないか?って結論に至りますよね。


例えばなんですけど、同じ150万円するロードバイクを買うんだったら、カーボンバイクとチタンバイクとではどっちが良いか?


何処までも買う人の価値観なので、そこまでは僕も自分の価値観を押し付けるつもりはございませんが、無機質なカーボンフレームよりも、本物の職人が自分の為に溶接してくれたチタンバイクの方が生涯の宝物にならないかなぁ?と思う訳。


そんな話の結末にエヴァディオ・ヴィーナスRSを薦める理由は?と問われると・・・


100円以上する他社のプロスペック(高級車)などと乗り比べても異次元レベルで走りが違う。


すべて自分のイメージする走りに応えてくれて、むしろこう走った方が良い!と自転車からライダーに五感で感じさせてくれるところがこの自転車の凄さ。


ガンダムファンに解る表現をするならば、ウイングガンダムZEROに乗るような感じ。


潜在能力まで引き出してくれるような走りを実感できるので、その良さを説明するよりも実際に乗ってもらった方が早いかな。


「論より証拠」って話でね。


似たような走りをする自転車としてはビアンキのオルトレXR4とかスぺシャリッシマなんかが近い感じで、その反応性と加速感に僕も五感を刺激された覚えがあります。


しかしビアンキは乗り手を選びます。


あっという間に脚を持って行かれて売り切れます!(笑)


その点ヴィーナスRSは乗り手を選びません!


その人の体力に合ったベストの走りを引き出してくれるので、一切構える必要がないのです。


そしてカラーもデザインも限りなく自在にデザインできるので、見た目の満足度も走りの満足度も十分満たされるという訳で薦めたい究極のロードバイクと断言できるのです。


アキラ君も僕もかなり中二病満載のデザインをお願いしました。


アキラ君のヴィーナスRSは伊達政宗仕様になっていますし、僕のヴィーナスRSはカラーがスバルのソニックブルーマイカで、デザインは島左近仕様と、お互い好きな戦国武将をイメージして製作しています。


そして僕がまだヴィーナスRSを完成させていない理由は、ヴィーナスRSのお陰で速く走れても嬉しくないので、やはり自分がヴィーナスRSを乗りこなすに相応しい走りができるレベルに戻してからじゃないと乗りたくない!っていう想いからです。


最近はビクシズのパトスのお陰で久々に平地を楽しく走る感覚が蘇ってきました。



先日の走行会では5年ぶりにスプリントを楽しみましたが、これまでコーダーブルームのファーナSL2で時速52~3km程度しか出した事の無い(ファーナSL2はライダーを育てるバイクなので、粗削りな乗り方だと簡単には乗りこなせない)アキラ君が、ヴィーナスRSだといとも簡単に時速64km以上までスピードを引き出せたので、さすがエヴァディオ!と思いつつ、僕もビクシズ・パトスの加速の伸びを楽しく満喫できました。


これなら仕事中に眠くなるとか、後先考えずに走れば・・・まだ時速70km以上まで引っ張る事ができる!という実感も味わえたので、僕は僕でアキラ君のヴィーナスRSのお陰で楽しみが増えています。


そして昨夜は、ヴィーナスRSが本当に僕が言うほどの凄い自転車なのかを確かめたいって

お客様がご来店下さって、アキラ君のヴィーナスRSに試乗して『論より証拠』を体感して下さいました。


「凄すぎて言葉にならない!」という第一声。


単純ですがその一言が全てを物語っています。


エヴァディオの社長は全然ギラギラしていません!


一見するととても『すごい自転車を作りたくて情熱を燃やしている』ようには見えません。


とても物腰柔らかくて温厚な紳士です。


それだけにどうやったらあんなにすごい自転車ばかりを開発できるのかが不思議でならないというのが僕の所感。(笑)


バッカスSLは現行モデルのアルミバイクの中では間違いなく世界一速い自転車ですし、乗り続ける事でライダーを育成してくれます。(雑に乗ると真価を発揮しない)


ペガサスは6AL4Vチタンに匹敵するくらい軽量に仕上がった3AL2.5Vチタンのロードバイクで、軽さと重心バランス、専用設計のカーボンフォークとの相性、耐久性、ライダーの心境や体調、体力レベルに合わせて乗り味が変化するカメレオンのような性質・・・そのバランスの高さは確実に世界一の贅沢を詰め込んだロードバイクだと言えます。


ヴィーナスRSはペガサスよりやや攻撃的で、ライダーの五感を刺激して120%の走りを引き出してくれる、誰が乗っても世界一速く走れると感じるロードバイクです。


そしてどの自転車も25万円~60万円程度の価格帯で、その世界一の走りを体感できるのでコストパフォーマンスは異常なほど高いです。


コーダーブルームは更に低コストでロードバイクの楽しさを判りやすく教えてくれるアルミバイクを作っていますが、最高速の伸びは時速60kmを超えた辺りで頭打ち傾向なので・・・


初心者には判りやすいコーダーブルームで・・・慣れて来て自分の限界を知りたくなった人とか、より高みを目指したくなった人にはエヴァディオ・・・いつまでもその質実剛健かつ気品ある走りと価値が失われる事の無い永遠の宝物が欲しい方にはビクシズを・・・


勿論他の自転車メーカーも魅力ある作品は少なからずあるので、良い物は良いという事で扱いはしたいのですが、20万円以下のロードバイクでコーダーブルーム程コストダウンの為に部品をケチる事も無く、ライダーの安全性を第一に考えてくれるメーカーは他にありませんし・・・


僕の自転車の方程式はしばらく変わらない方向性ですね。

2020年12月15日火曜日

コロナを吹き飛ばそう!~若狭支店の現状~

 昨日は12月14日は9月下旬以来の若狭出張でした。


10月~11月は神戸のお店も売上がピンチで、僕が店を空けたらたちまち・・・な状態だったので、ようやく落ち着いて若狭に出向きました。


周知の事実ですが、新規事業は頓挫したままです。


当然コロナショックで旅行業界も大荒れに荒れています。


どんなに画期的なイベントを考えようとも、コロナウイルスの脅威がくすぶっている以上、安全な旅行なんてものは存在しません。


僕がテナントをお借りするドライブインの『千鳥苑』さんも大打撃を受けて、いつ収まるかも判らない事態を乗り切るために日々苦労をされています。


カニやフグのシーズンに入って、本来なら若狭は今からが書き入れ時なのに、名古屋も大阪もバスがストップしてしまい、ほとんどの予約が白紙状態!


今はスタッフが一丸となって新体制を作り直さないと、この危機を乗り越えても・・・その先を勝ち抜く武器がありません。


その上、年末年始の『GoToトラベル』も停止になった今は見込みそのものが無い状態。


僕は3月に助成金のプロとも言うべき大先生に仕事をすっぽかされたダメージに続くコロナだったので、本当にモチベーションを崩してしまい、今は時間をかけて体制を立て直しています。


現状新店舗の看板作成を外注していますが、内装もぼちぼちと形にしていきたくて、昨日は工具類一式と、ツールワゴン、オフィスチェアーを持って行って組み立てました。



ホダカさんからボチボチと追加のレンタサイクルも届いていますので、追々また組み立てに来ないとなりません。


こちらは8月に組み直した車両たちです。


ツールワゴンを組み立てます。


工具一式と言ってもまだまだ自転車屋を営むには工具が不足しています。

足りない工具は徐々に買い足していきます。

うちみたいに何の権限も力もない個人商店は、どこぞのチェーン店や、立地に優れた店舗のように、「新店舗を立ち上げるから工具とか作業スタンドとか展示台を協賛してくれ!」等という偉そうな事を、口が裂けても言えませんので・・・慎ましく準備を進めています。


カウンターテーブルで使うオフィスチェアーを組み立てます。


ここのボルト穴の間隔が、本体とアームレスト側とで、3mm狂っていたので、強引に取り付けるのに苦労しました。

モノタロウクオリティですから文句は言えませんが・・・。(笑)


あっという間に完成!


半円のベンチは本館の物を一旦ここに置いているだけ・・・

でも使わせて頂けるなら・・・これはこれで面白いかも!

社長の骨董品コレクションがまだ残っているので、それも移設する予定です。

このフロアにどうカウンターを設置するか・・・

ズイフトが体験できるスペースも追々作りたいし・・・

サイクリングのマナーとか、若狭のプロモーション動画を流すモニターを設置したり。

昨日は常務にこの部屋のサイズを測り直して頂き、その平面図を頂戴しました。

これで配置図を作成し『千鳥苑』さんのOKが出れば、カウンター作成用の材木を発注できそうです。


午前中も既に舞鶴から先は大雨で、時々ミゾレ混じりだったのですが、16時以降は本格的に降ってきたので、17時頃・・・神戸に向けて撤退しました。


三方五湖SAでこんな感じですが、帰りは上中の区間で完全に雪で・・・ホワイトアウトとまではいかないものの、そこそこの悪天候になって・・・


何とか慎重に走って、無事に帰って来る事が出来ました。