2015年11月29日日曜日

コーダーブルーム2016年モデルのファーナに乗ってみました!


こちらは2016年モデルのファーナ105です。

ファーナSLは現行のまま、一部カラーリングやサドルデザインの変更が入る程度なのですが、ノーマル仕様のファーナ(アルミフレーム)はモデルチェンジしました。

以前展示会のレポートでも記載しましたが、写真の通りトップチューブからシートステーにかけて弧を描くようにカーブがかかっています。

大まかな外見の変更はそこなんですけど・・・

実はジオメトリーも変更していて、従来モデルよりもホイールベースを長めにしている。

チェーンステー側を長めにしているので、カーブしたシートステーとの相乗効果で、乗り心地はアルミバイクとは思えないほど上質でマイルド。

従来モデルほど踏み出しは軽いわけではないが、十分な反応を示してくれます。

従来モデルが全くの初心者向けロードバイクだとすれば、新型はクロスバイクからの乗換えや、ある程度乗り慣れた初心者ライダー、中級者向けのロードバイクになっています。

上級者であっても、ロングライド用や、通勤用のセカンドバイクにするのであれば、十分満足できる乗り味だと思います。

今回乗ったのは500mmサイズなので、僕の身長には少し大きめのトップチューブサイズ555mmでしたが、それでもヘッドチューブが長いので、ハンドルセッティングが高めって事もあって、僕でも普通に乗れました。

ただ、ダンシングでは前輪に体重をかけにくいので、実際に自分用として乗るならワンサイズ小さいほうがいいかなぁ~。

それでもすご~く楽チンな自転車でした。

タケやんも乗ってみて「何ですかこれ、普通に良いですねぇ~。」って驚いていました。

コーナーリングでアンダーステア傾向にならないか、気にして乗ってみたのですが、それもそこまで神経質になるレベルではなかったので、自然体で乗っていいと思います。

今回は試乗車なのでサドルは旧デザインの物を使用し、シートクランプもクイックタイプに変更しています。

ちなみに重量はカタログ値で、8.8kg(500mmサイズ)とあったが、実際に計ってみたら8.5kg弱だった。(ペダル無しで)



次に・・・


こちらは同じカラーリングですがファーナTiagraになります。

フレーム自体は全く同じ仕様になっています。


こちらはサドルもニューモデルのサドルをつけています。

新型のティアグラを装着しているので、パッと見は105仕様とそう変わらないのですが、価格は105仕様が180,000円(税抜き)なのに対して、こちらは128,000円(税抜き)とかなりコストを抑えています。

105とティアグラの価格差はそれほどでもありませんが、105が11速なのに対して、ティアグラはまだ10速のまま・・・

さらに105仕様は6800アルテグラのホイールを採用しているって事くらいですかねぇ~。

ちなみにティアグラ仕様に装着しているホイールはヴェルタのシールドベアリングハブを採用しているので、回転はノバテックハブのホイールに匹敵するくらい滑らかです。

なのでオリジナルホイールだからといって、決して侮れない仕様にはなっています。

そういう意味ではティアグラ仕様でも、十分いい自転車に仕上がっているように思えます。

それにコーダーブルームの素晴らしいところは、お金のかけるポイントが痒いところに手が届いているってところです!


ティアグラ仕様なのにブレーキは105のキャリパーを採用しているんです!

今回試乗したのは465mmサイズなので、トップチューブ長535mm(カタログ値)と、ちょうど僕が使いたいサイズなんですが・・・

乗ってみて「あれ?」

タケやんに至っては「なんかサイズが変わっただけで、こんなに乗りにくくなるものでしょうか?」って意見。

僕の乗った感覚からいうと、シートのオフセットが前過ぎて詰まった感じ。

「これってシートアングルが立ち過ぎじゃないですか?」って問うと、ホダカの営業さん曰く・・・

「まだ試作段階のフレームなんで、ここから最終調整して早ければ年末に間に合わせる感じです。」

つまり僕の感覚が狂っていた訳でもなく、タケやんくらいの長身だから乗りにくいって訳でもなかったようだ。

ジオメトリーがもう少し煮詰まったら500mmサイズより反応がいい分、乗りやすい自転車になることは間違いないので、これからロードを始めたい方にはオススメしたい1台だと言えます。

2015年11月27日金曜日

貴方の自転車・・・大丈夫ですか?

先日、約1年前に当店で自転車を買って下さった方から電話があって・・・

「余所見をしながら走ってて歩道のポールに激突してパンクしたんですね。それですぐ近くの自転車屋さんで修理をしてもらった際に・・・この自転車はもう駄目だ!早めに買い換える事を奨めるよ!って言われたんですけど、どうしたらいいですか?」って相談されました。

しかし・・・どうしたらいい?って言われても現物を見ないと判断しようがないし、他の自転車屋さんがジャッジする基準はともかくとして、「もう駄目だ!」と言われたって事は、相当なダメージがあるものと容易に想像できる。

後日現車確認したら確かに酷かった。

自損事故なので保険でどうこうできる案件でもなくて・・・

実際に諦めて、新しい自転車に買い換える事をお奨めしたのですね。

しかし、その自転車で明石から西宮までの範囲を、サイクリングで走り回ったという思い出があるので、まだまだ乗り続けたいんです!って言われ・・・

いくら説得しても、乗れるように修理して欲しいと返されるので、「修理交換後の不具合による事故はお客様の自己責任でお願いします。」という条件付で修理を受けることになりました。

どうしようもないくらいフロントフォークがへしゃげて、前輪のフェンダー(泥除けが)ダウンチューブに干渉していた。

ただそれ程の衝撃でぶつかったにも関わらず、ホイールは一切歪んでいないという奇跡。

なので実際にフロントフォークを交換するだけで元の形に戻るのは確かである。

問題はフレーム本体の、主にヘッド周りのダメージがどの程度かが判らないという事。

次に交換用の補修部品として、全く同じフロントフォークが、メーカーの在庫にあるかどうかって事。


本当はスポーツ車が欲しいけど、通勤や買い物でも使いたいので、カゴ付きでスポーティーで、車にも積み込める折りたたみ自転車で、26インチ以上の自転車・・・

そんなめちゃくちゃなニーズを満たした自転車が、たまたまドッペルギャンガーから出ていたので、その自転車を買って乗って頂いていたのですが、株式会社ビーズに問い合わせたところ、この自転車は既に絶版となっていて、補修部品も無く・・・中国の製造工場にすらフォークのみの在庫も無いという結論になり・・・

これは諦めてもらうしかない状況に・・・

しかしそんな理由で簡単に納得するお客様ではないと思ったので・・・何とかしちゃいました。


たまたま27インチのサイズだったので、廃棄処分のフレームでカワムラサイクルの程度の良いフロントフォークがあったので移植。

ブレーキはVブレーキから、ママチャリ用のキャリパーブレーキにデチューンとなりましたが、事故した車両って考えたら、無茶な走りをしない意味でもこれで十分。

ブレーキシューやインナーワイヤーは新品に交換して調整も完了!

元々ついていたフロントフォークは前後をひっくり返したら、ピナレロのONDAフォークみたいな形で、これはこれで意外と使えるんじゃないの?なんて冗談交じりにカワムラのフレームに装着。


ねっ?ONDAフォークみたいでしょ?一体どんなスピードでポールに激突したんでしょうね?(汗)

勿論使うのは危険なので、このまま廃棄処分です。

ポールにぶつかったとか、自転車同士でぶつかったけど、大丈夫そうだったからそのまま乗っている・・・なんて自転車のお客様、意外と多いんですよね。

どれだけ命に無頓着なんでしょうか?

「この自転車友達(親戚)からもらったんですけど・・・」とか、「リサイクルショップで買った自転車なんですけど・・・」って、修理や点検に持って来る自転車の中には、少なからず事故車がいたりします。

事故車を人に貸したり、譲渡したり、ましてや売ったりする人の神経は、さすがにありえないわ~!って思えるんですけど皆さんはどう思います?

リサイクルショップに至っては言語道断でしょう?本当に古物商の資格持っているんでしょうか?

その自転車(商品)が事故車だって認識が無かった・・・で済まして欲しくはないですねぇ~。

無責任過ぎますよ。

そういう自転車を見る度に溜息が出てしまいます。



あと・・・タイヤに無頓着な人や、チェーンの音に無頓着な人も多いです。

まずタイヤに無頓着な人といえば、空気圧の管理が出来ていない人が大半!

「すみませ~ん!空気が抜けてるんですけど~。」

「抜けるというのは、いつ空気を入れて今この状態なんですか?」

「え~っと、3ヶ月くらいしか経っていないんですけど・・・。」

「いやいや・・・3ヶ月って・・・。」(苦笑)

少なくとも月に1度は3.5~4.5気圧(タイヤにもよるので、タイヤサイドに記載している推奨空気圧を確認して下さい!)に合わせて下さい。

電動アシスト車なら半月に1度は必須です!

5~6気圧に調整するようなタイヤを装着したクロスバイクなどであれば3~5日に1度は必要。

当然ロードバイクは毎日乗る前に調整。

ロードバイクの場合は少なくとも、7~8気圧以上入れるので、逆に乗らない場合は空気圧を抜いておかないとタイヤの劣化を早める場合があります。

せめて自分の身体の一部として乗る道具なんだから、そのくらいの事は当然の事として認識しておいてもらいたい話である。

そしてタイヤに無頓着な人の別のパターンとしてあるのが・・・


これだ!

ゴムのトレッドが無くなってツルツルになったどころか、その下のカーカス部分が露出しちゃっています。

これだとパンクのリスクはおろか、バーストの危険性もあります。

カーカスはタイヤの空気圧による引っ張りに、耐えるように作られた構造なので、路面との摩擦で繊維質が破断すれば、そこから一気に裂けて、中のチューブが圧に耐えれず飛び出してくるので、まるでフーセンに針を刺したような割れ方をするんです。

バースト・・・つまり破裂です。

拳銃で撃たれたような破裂音なので、特に高圧のロードなんかだと、耳の鼓膜が破れるほど強烈な音なんですよ。

この自転車の場合は・・・


後輪タイヤも酷くて、既にタイヤが裂け始めだったので、危うくバーストになるところでした。

タイヤを長持ちさせて、出来ればタイヤ交換とかでお金を使いたくないですよね?

その気持ちはよく解ります。

自動車だったら、ちょっとグリップにこだわって良いタイヤにしたら、交換工賃込み4本で15万円とかしますよね。

僕も先日レガシィのタイヤとホイールを交換したばかりで、非常に出費が痛かった。

でもそのままで良い訳ないですよね?

一般の自転車だったらチューブとタイヤセットで、1本2000円くらいからじゃないですか!

ロードバイクだとタイヤは概ね1本2500~10000円くらいで、チューブが1本1000~1500程度はしますけど、自動車に比べたら安いもので・・・

ロードバイクのタイヤは軽量化とグリップ重視の為、ゴムの耐久性がそれ程高くはないので、期間で言えば室内保管のタイヤでせいぜい1年くらい。

走行距離で言ったら2000~3000kmくらいで交換の目安となっています。

もちろん一般車でも年月で言えば、概ね1~2年に1度は交換って感じでしょうか。

かなり甘めに設定しての話ですが。

そういえば余談ですが・・・

ヴェロフレックスのタイヤって、やっぱりすごいですね!


これはあるメンバーさんの通勤用ロードバイクのタイヤですが、1年使ってかなりトレッドゴムが硬化してひび割れを起こしている上に、切り傷があります。

しかしこの切り傷ができて半年以上経つのに、タイヤが型崩れを起こさないなんて・・・

さすがはヴェロフレックス。

当店でも取り扱いしていますよ~!(笑)



あとチェーンについてですが・・・

シャリシャリ音が鳴っていても平気な人って、本当に何も感じないのだろうか?

チェーンが伸びたりすると、更にチェーンケースにカンカン当たる音がするし、時々ギアの歯飛びだってするはずだ。

違和感とか感じないのだろうか?

中古で買うような人だったら、既にチェーンの張り調整が出来ていない自転車を掴まされて、最初からそうだから気付かない・・・なんて場合もあるかも知れないが・・・

それでも不具合だとは気付かないのだろうか?

当店の近所にある学習塾の先生には、毎日そんな整備不良の自転車で、シャリシャリ音とカコン!カコン!ってチェーンケースに当たる音を立てながら、しかもタイヤは空気圧不足でへしゃげた状態のまま通勤する方がいます。

何度かお声がけはしたのですが、挨拶してもまともに返してくれない方なので、未だ放置で・・・もうかれこれ1年半くらいになります。

今のところ事故もトラブルも無いようなのですが、ある意味奇跡としか言いようが無いほど、自転車の状態は究極に酷いです。

毎度店前を走られる度にあの音が気になって仕方が無い・・・

シャリシャリ音がするのは・・・


要するにこういうオイル切れのチェーンに多いんですよ。

ここまで錆びていると、チェーンのリンク(コマ)が固着して、プーリー(歯車)と上手く噛み合わない箇所が発生している場合もあります。


この写真の自転車は実際にそうでした。

自転車用オイルとかで、ルブリカントオイルなんかもありますが、僕はあれ・・・嫌いです。

チェーンがギトギトになるでしょ?

ウェットタイプではなく、ドライタイプならサラサラでいいのですが、気化しやすいし、雨に流されやすいっていうデメリットもあります。

僕はチェーンソーオイルをオススメします。

値段も安いし粘度も硬過ぎず、柔らか過ぎずで、チェーンのリンクの中まで浸透しやすい。

汚れもすぐに浮き出るので、多い目に塗布してクランクを回しながら、ウェスで拭き取ればすぐに綺麗になります。

まあそんな事を言ったらケミカルにこだわっている人や、メーカーの方には怒られますが、そういう考え方もあるのです。



他にも・・・


写真だけだと判りにくいのですが、ママチャリや電動アシスト車に多いのが、ハブのガタツキ!

この自転車はローラーブレーキ側の玉当たりナットが緩んでいて、グラグラのガタガタでした。

ホイールを外した後、ローラーブレーキも外して玉当たり調整!

かしめ用のナットまでが緩んでいた結果です。

しかし長い期間ろくなメンテナンスもしないでいたら、どんな自転車だってこうなる恐れはあるので、事故してえらいことになる前に点検にいらして下さい!


こういったコードの固定バンドが破損した場合なんかも、タイラップ(結束バンド)で固定すれば、引っかかる危険性はなくなります。

皆さん・・・ご自身の自転車の状態を、今一度よくご確認下さい!

2015年11月26日木曜日

11月15日(日)龍馬の日・・・高知黒潮サイクリング!エピローグ・・・再会

鏡川橋から高知県道6号線を北上して鏡村を目指すってプランを諦めた我々は、高知市街地へ繋がる国道33号線を東へ走る。

その道中で僕が個人的に寄り道がしたいという旨で、ルートを変更する。

目的地はJR土讃線の入明駅の北側なんですが、GOALが近くなった瞬間、悪い癖が発動してポタリングモードにスイッチする。

僕には基本的に基準となる道路や、鉄道の位置関係さえ把握していれば、道が繋がっている以上、目的地まではどんなルートでも行けてしまう特技があります。

旭町1丁目の交差点を左折し、よくわからない住宅街を抜けて、JRの踏切を渡る。

それがJRの線路だって確信があったので、線路沿いにしばらく東へ走る。

JR円行寺駅前まで来て、次の入明駅まで線路沿いを行くか・・・

違うルートを探すか・・・って悩んで、そりゃ探す方が面白いでしょ?ってなり、左折北上する。

目の前に久万川と合流する支流に遭遇し、川沿いに東へ進めたような・・・って思ったんですけど、その向こうに東西に走る県道44号線らしき道が見えたので、そちらまで進むことにしました。

県道44号線からであれば、目的地へ行くルートを2通り、地図でシミュレーションしていたので何とかなりそうです。


そしてここが寄り道の目的地!

伊勢崎町にある『テントヘアー』さんです。

わざわざサイクリングした後、カットをしてもらう為に来た訳ではありません。

ここのオーナーで美容師をしている方が、お互い『高知の兄弟』『神戸の兄弟』と呼びあっている友人なんです。

入口は表ではなく裏だそうで・・・


自転車を置いて裏へ回ります。

奥行きがあり、古民家をお洒落に改装した素晴らしいお店です。


この日行くって話はしていましたが、忙しい中お茶までご馳走になり、本当にありがとうございました!

彼は大輔君という名前なので、二人とも愛称が大ちゃん同士なんですけど、兄弟と呼び合うのには理由があって・・・

今から2年半前に参加した日創研の経営者セミナーで出会い、たった3日間ですが強烈なセミナーで、それぞれがグループリーダーとして苦楽を共にし、共に号泣した仲なので、お互いのトラウマや悩み、目標や志を語り合った戦友みたいなものなんです。

当時46グループあった中で、僕のグループは常に1、2を争う成績の優秀なグループでしたが、そんなグループをまとめていた僕なんかよりも、彼の方が圧倒的にカリスマ性が高くて、参加している研修生の多くは会社の経営者や役員クラスであるにも関わらず、それらが300名以上いた中でもダントツでずば抜けたインパクトを持っていました。

そんな名物リーダーの彼とは、コンビを組んで課題に取り組む事が多かったので、なんだか兄弟のような仲良しになってしまった訳なんですね。

お店に行って確信しましたが、やはりお客様からの信望も篤い感じで、僕には彼ほどのカリスマは無いけれど、是非目標にはしたいものです。

実は今回も高知に来るにあたって、市内で美味しいお店がないか彼に教えてもらっていたんで、挨拶がてらに寄るつもりだったんですよ。

いや・・・会えて良かった。

次はもっとじっくりと語り合いたい。


『テントヘアー』を後にした我々は高知城沿いに南下し、商店街を目指す。


目の前の森のような所は高知城の敷地です。

しかし街中は賑やかだ!

イベントの関係もあって、自転車で走れそうもない所だらけ。

そんな時に見つけたのがここ!『5019(ゴーイング)プレミアムファクトリー』です。


「何~っ!龍馬バーガー!?」

「所謂ご当地バーガーじゃないか!」って話で3人の意見は一致し、ここで食べることに・・・

朝マックだった事はお店に入ってから「あっ!」って思い出す。


ポテトとドリンクセットで1000円は、高いか安いか?って話になるかも知れないが・・・


僕の拳に対してこのサイズですよ!グレートじゃないですか!

近藤勇だってきっと一口じゃ食べれないサイズですよこれ。

これが1000円?絶対に安いと思える満足感ですね。

中央のマヨネーズがかかった物体はツナです!

野菜も高知県産にこだわったご当地バーガー。

実に食べ応えがあって美味しかったです。

しかし・・・

このままお腹一杯だからってカツオを食べずに帰るなんて、そんな愚かな事は許されない訳で・・・(笑)

『ひろめ市場』へ向かいました。

高知は夜じゃないと美味しいお店は無いそうです。

15年前までお世話になった居酒屋(赤トンボ)も消滅していました。

そうなるとオススメはひろめ市場にある『やいろ亭』だと、高知の兄弟より教わりまして・・・


来ました『やいろ亭』です。

他のお店は軒並みカツオのたたき1人前が600円程度。

それが安いか?って言われたら安くはないです!

僕だってスーパーで買い物くらいします。

神戸の倍近い価格ですよ。

高知県ブランド&観光価格と考えたら仕方ないのかも知れませんが・・・

そう思って『やいろ亭』でカツオのたたきを注文しましたら・・・

3人前で・・・3750円!!

内心「マジか?」って思いつつ注文。

そして大皿に乗ったカツオのたたきを見て・・・

「おお~っ!これが1人前ですか!」って聞いたら、「いえ、3人前ですよ。」って言われて・・・(涙)

「Oさん・・・1人あたり何枚ずつの配当か数えてもらっていい?」

「いいですよ・・・え~っと・・・1人5枚ですね。」

「はぁ?何ですか?もう一度・・・。」

「5枚です!」

「ひゃ~っ!」


これは1人前の盛り付けの場合の写真ですが、確かに厚切りなので食べ応えはあります。

しかしこれで1250円・・・超贅沢じゃありませんか!

ところがサッと岩塩が振ってあって、生にんにくのスライスとわさびを乗せて食べると激ウマ!

何よりとろけるようなカツオのたたきの食感もさながら、香ばしい香りが旨味を倍増している!


香りの秘訣は『藁焼き』である事。

このように藁(わら)を敷いて炙る事で、風味を良くしているのだ!

たまらなく美味!!

これは1人前1250円・・・決して惜しくはない!

さすが地元民が「ここなら間違いない!」って薦めるだけのお店ではありました。

満足して駐車場へ戻る。


こちらは高知城門前。

21年前、大震災の2ヶ月半後に小中高と同級生だった友人と、四国一周サイクリングで立ち寄った際、ここに土佐闘犬の横綱がいて、恐くて中に入れなかったという思い出が・・・(笑)

駐車場に到着!

今回の走行距離は約94km!

100kmに少々及びませんでしたが、アップダウンの激しい4時間ちょっとの楽しいサイクリングでした。

自転車をばらして梱包し、車に載せて出発したのが16:45頃。

予定通りでした。

南国SAでトミーさん2号と運転を代わってもらい、徳島自動車道の上坂SAまで運転して頂きました。

そこからは再び僕の運転で、淡路島経由で神戸に帰着。

帰りの道中はO様2号も元気でしたので、3人で会話を楽しみつつ、あっと言う間の3時間半の旅でした。



今回わかった事は、高知が思ったよりも行きやすくなっていた事。

高知自動車道は以前は対向2車線でしたから、今は断然走りやすくなりました。

神戸から高知まで3時間~3時間半で行けて・・・

今回往復600km弱でしたが、レガシィの燃費がハイオクでリッター10kmって考えても、高速道路がETC割引が利くので、往復の交通費は21000円程で済みました。

そう思うと高知・・・近いですね!

また行きたいです。


五台山の景色にもまた出会いたいですし・・・


桂浜から望む太平洋も絶景でした!

そしてまた兄弟にも再会したいですし・・・

次に行くなら泊まりで・・・美味しいものをガッツリ食べたいですね!!



とりあえず今後のサイクリングイベントは2月か3月で考えていますが・・・

何名かのメンバーさんよりご提案頂いていて、次回は島根にしましょう!って話になっています。

また参加希望の方がおられましたら、是非ご意見下さい!

ご閲覧ありがとうございました。

2015年11月25日水曜日

11月15日(日)龍馬の日・・・高知黒潮サイクリング!後半戦


名残惜しみつつ、日本のギリシア・サントリーニ島を出発。

これから横浪黒潮ラインのアップダウンと格闘しつつ、太平洋の絶景を満喫します!


って、ちょっと進んだだけで、いきなりこんな景色が飛び込んできます!

少し右をみると・・・


何やら展望台らしきパーキングが見えたので、そちらへ向かいます。

それにしてもこんな山奥(?)に明徳義塾高等学校がありました。

確か高校野球でも有名な学校ですよね?

通学バスも走っていましたが、基本的に全寮制って感じで・・・

日生学園や戸塚ヨットスクールのような空気を醸し出していて、特異な雰囲気でした。

子供の頃「言うことを聞かないと戸塚ヨットスクールに入れるよ!」という殺し文句で、祖母からスパルタ教育を受けていた僕には苦手な雰囲気です。(笑)

ちなみに僕はスパルタ教育が嫌だった・・・というよりも、幼少の頃海で溺れて以来、小学6年生の夏休みに水嫌いを克服するまで、実はかなづちだったという過去があって、体罰なんかよりも海に放り込まれる事の方が100倍、恐怖だった事から・・・祖母には逆らえなかったという経緯がある。

ある意味トラウマだ。


そして帷子崎のパーキングに着きました!

ここは展望台もあるのですが、さすがに登っていたらスケジュールがえらいこっちゃになります。

空を見上げたら・・・


うおっ!なんじゃこりゃ!


おびただしい数の鳶が舞っています。

パーキングのアイスクリーム屋さん曰く、ここだけで60羽以上の鳶が生息しているらしい。

ここでの餌付け行為が合法か否かはともかく・・・


餌めがけて急降下してキャッチする光景は圧巻だ。

鳶同士のニアミスとか心配しつつも、しばらく3人で眺めていました。


撮影し忘れてはいましたが、ここは野良猫にとってもパラダイスなようで、鳶と共存する形で無数の猫も暮らしていました。

「これは・・・なぜH川さんは来なかったんだろう?」とO様2号。

確かにここのパーキングは、猫好きなメンバーさんや、無類のトンビ(鳶)好き(留美さん)が来ていたら・・・間違いなく絶叫して喜んだ事でしょう。

逆に子供の頃に鳶にさらわれそうになって以来、鳥が大の苦手だというあの方は、恐怖のあまりに絶叫する・・・そんな場所でした。


帷子崎から足摺岬方面を望むと・・・

あれ?何だろう?


一瞬鯨の背中のようなものが水面に見えて写真を撮ったのですが・・・

こんなに近くを泳ぐ事なんて考えられるのでしょうか?

水面スレスレに沈んだり現れたりする岩か何かだったのでしょうか?

それだと陸から少々遠過ぎるし・・・ん~っ!謎だ。

帷子崎を出てからも、上ったり下ったり・・・とにかくここの道は変化に富んで面白い!

しかし上り区間だけなぜか路面の荒れている箇所が多く、その度に失速するのが若干残念に思えてならない。


ただ、ただ、景色だけはずっとこんな感じで、I藤様が来ていたら間違いなくハイテンションで走り、僕らも一緒になって叫びながら走っていたかも知れません。


そろそろ横浪半島も終盤に差し掛かり、右手にスカイベイゴルフクラブというゴルフ場が見えてきて、さらに写真右のパーキングを確認。

そこに行けば武市半平太先生像がある訳です。


ありました。半平太先生です!


高知県内にはこのように銅像が点在しています。

銅像好きなんですね。(笑)

そういえば高知と言えば、かつて『ふるさと創生事業』の際は、1億円で純金のカツオ像を作っていましたよねぇ?

やはりモニュメントが好きなお土地柄なんでしょうか?

ご自宅に北海道土産の木彫りの熊が飾っている率とか、意外と高そう・・・なんて想像をしてしまう。


こちらは浦ノ内湾方面の景色。

チラッと見えるフェアウェイはスカイベイゴルフクラブです。

見た感じ結構なアップダウンのあるコースで、なかなか面白そうです!

一度ラウンドしてみたいものです。

僕はひねくれているのか、『プロゴルファー猿』のような険しいコースの方が調子が出る傾向です。


半平太先生の傍で猫がくつろいでいます。

という訳で、勝手に『瑞山』と名付けて差し上げました。

ここからは、ほぼほぼ下りにシフトします。


こんな景色もここが最後・・・

どこもプライベートビーチのようで良さ気な雰囲気でした。


時間はちょうど12:00とあって、僕の気になっていたお店『浮橋』に入る事にしました。

行く前に気になってネットで調べたら、ランチの1人辺りの予算が3000円以上となっていたので、さすがにそれは贅沢すぎると思っていたのですが・・・

貝料理って珍しいですし、まあとりあえずメニューを見て考えましょう!って話で・・・


内海(浦ノ内湾)の入り江に浮かぶ、イカダの上にあるお店です。

お店のおばちゃんは海女さんか何かなんでしょうか?

かなりメニューやドリンクなどの営業が鋭いです(汗)

もう少しで全員が貝焼きの盛り合わせを注文させられるところでした(苦笑)

盛り合わせが1人前3500円だそうですが、価格を即答しなかったあたり・・・実は客を見てからの時価だったりするのでしょうか?(汗)

今回はここだけで食べるつもりじゃなかったので、盛り合わせ1人前と貝飯&貝汁を3人前注文しました。


活きのいい貝を踊り食い!

確かにこれはこれで美味しくて、入って正解でした。

長太郎貝が一番お気に入り!


サザエも身が一杯詰まっていました!


貝飯(400円)とアサリが一杯入った貝汁(150円)です。

とても美味しくて満足できたのですが、3人で5150円になる計算だったのに、清算の時5600円と言われて・・・「あれ?外税だったと考えても高くなってないか?」

こんな所にまで来て文句は言いたくなかったので、「美味しかったから別にいいや!」って、気持ち良くお店を後にしたのですが、やはり少々モヤモヤ・・・

お寿司屋さんとか小料理屋さんなんかで、ご清算の事をお店の方が『おあいそ』と言うことがありますが、これはお客様に対して料金の事を申し上げるのは実に愛想のない話ではございますが・・・っていう気持ちの言葉らしいのですが、愛想の無い話が更にアバウトな会計で本当に良いのだろうか?

風情もあって美味しくて、意外と穴場的で素敵なお店だっただけに、そこだけが残念だったかも。

とりあえずお腹も十分満足した事ですし、気を取り直して再び宇佐町を目指して、浦ノ内湾沿いに高知県道23号線を東に向けて走る。

所々アップダウンがあって、さすがに最後に工石山を上るって考えたら、そろそろ苦痛じみた気持ちが芽生えてくる。

宇佐で今度は県道39号線へ左折。

またしても軽くアップダウン・・・

脚は辛うじて温存しているけど、この日に限ってサドルが痛く感じる。

これ以上長時間は座っていたくないレベル。

国道56号線と合流。

土佐市バイパスを西へ少し進んで・・・


この交差点で右折。(写真では西を写しているので判らないが、すき家の角を曲がる)

仁淀川沿いに伊野駅方面を目指します。


県道38号線へシフト。

向こうに見えるは伊野ですが・・・


南の空は雲行きが微妙で、なんだかやる気が・・・(汗)

3人で話し合って、伊野駅から県道33号線を走るプランAから、朝倉より鏡川沿いに北上するプランBにしましょう!って事に変更したので・・・


このまま県道38号線を進む事になりました。

これまた思いの他、アップダウンがあって・・・

工石山・・・上る余力あるかな?っていうか、スケジュール的に厳しくなってきたような・・・。

この時点では予定通りのルートを間違える事無く走っていたのですが、疲労で集中力が散漫になってしまったのか・・・

朝倉駅に着く前に左折して、鏡川沿いの道へ合流するまでの近道を通るつもりだったのですが・・・

後日、グーグルのストリートビューを見て確信しました。

「あんなに狭い路地じゃあ、お目当ての抜け道だとは思わずにスルーしてしまうわなぁ~。」

朝倉駅に突き当たって左に行っていれば、まだ軌道修正は可能だったのですが・・・

予定していた抜け道を見逃してしまったと思ったからか、つい冷静な判断が出来ずに右折。

しばらく行くと左手に河川が見えてきて・・・

「しまった!これって鏡川じゃ?」

「店長!どうされたんですか?」

「いえ、本来曲がる場所が見つからなくて、行き過ぎた・・・っていうか、まあ県道6号線を見つけて北上すれば、さほど変わらないんですけどね。」


本当はこの向こうへ走ってなかったらいけなかったのですが・・・

ところが、進行方向右を見たらですね。


朝出発したであろう高知の市街が見えてしまったんですよ(汗)

これで土佐山村まで走って、工石山を上る気力を削がれてしまったというか・・・

一応ここの橋・・・『鏡川橋』といって・・・


渡ったそこが県道6号線の入口なんですよ。

つまり決して道に迷ったわけではないんですね。

なので判りやすい正規のルート・・・っていう意味では、このまま鏡村まで行く事で、プランBは達成できるはずなんですけど・・・

ゴール地点が見えてるのに、また山を上るのか?って思うと気が滅入ります。

またしても3人でミーティングタイム!

現在14:37です。

土佐山村に着いたら早くても15:40頃にはなるだろう。

そこで仮に工石山に上らなかったとしても、高知市内に戻ったら順調良く走っても16:30前後。

そして個人的に寄り道したい場所があるので、諸々で考えたらGOALは17:00になってしまう。

つまりカツオ丼がどうとか、タタキがどうとか言っている暇が無くなってしまう可能性があるのだ。

工石山になんて上っていたら尚更アウトじゃないか!

「これは・・・素直に高知でTEAタイムを満喫して、更にカツオを食べて帰る方が満足度高くないですか?」

「それでいいと思います!」

全員一致の意見で急遽予定を変更!

高知市内へ方向転換し、まずは寄り道・・・それからカフェを探しましょう!って結論に至りました。

では次回エピローグお楽しみに!