2015年11月25日水曜日

11月15日(日)龍馬の日・・・高知黒潮サイクリング!後半戦


名残惜しみつつ、日本のギリシア・サントリーニ島を出発。

これから横浪黒潮ラインのアップダウンと格闘しつつ、太平洋の絶景を満喫します!


って、ちょっと進んだだけで、いきなりこんな景色が飛び込んできます!

少し右をみると・・・


何やら展望台らしきパーキングが見えたので、そちらへ向かいます。

それにしてもこんな山奥(?)に明徳義塾高等学校がありました。

確か高校野球でも有名な学校ですよね?

通学バスも走っていましたが、基本的に全寮制って感じで・・・

日生学園や戸塚ヨットスクールのような空気を醸し出していて、特異な雰囲気でした。

子供の頃「言うことを聞かないと戸塚ヨットスクールに入れるよ!」という殺し文句で、祖母からスパルタ教育を受けていた僕には苦手な雰囲気です。(笑)

ちなみに僕はスパルタ教育が嫌だった・・・というよりも、幼少の頃海で溺れて以来、小学6年生の夏休みに水嫌いを克服するまで、実はかなづちだったという過去があって、体罰なんかよりも海に放り込まれる事の方が100倍、恐怖だった事から・・・祖母には逆らえなかったという経緯がある。

ある意味トラウマだ。


そして帷子崎のパーキングに着きました!

ここは展望台もあるのですが、さすがに登っていたらスケジュールがえらいこっちゃになります。

空を見上げたら・・・


うおっ!なんじゃこりゃ!


おびただしい数の鳶が舞っています。

パーキングのアイスクリーム屋さん曰く、ここだけで60羽以上の鳶が生息しているらしい。

ここでの餌付け行為が合法か否かはともかく・・・


餌めがけて急降下してキャッチする光景は圧巻だ。

鳶同士のニアミスとか心配しつつも、しばらく3人で眺めていました。


撮影し忘れてはいましたが、ここは野良猫にとってもパラダイスなようで、鳶と共存する形で無数の猫も暮らしていました。

「これは・・・なぜH川さんは来なかったんだろう?」とO様2号。

確かにここのパーキングは、猫好きなメンバーさんや、無類のトンビ(鳶)好き(留美さん)が来ていたら・・・間違いなく絶叫して喜んだ事でしょう。

逆に子供の頃に鳶にさらわれそうになって以来、鳥が大の苦手だというあの方は、恐怖のあまりに絶叫する・・・そんな場所でした。


帷子崎から足摺岬方面を望むと・・・

あれ?何だろう?


一瞬鯨の背中のようなものが水面に見えて写真を撮ったのですが・・・

こんなに近くを泳ぐ事なんて考えられるのでしょうか?

水面スレスレに沈んだり現れたりする岩か何かだったのでしょうか?

それだと陸から少々遠過ぎるし・・・ん~っ!謎だ。

帷子崎を出てからも、上ったり下ったり・・・とにかくここの道は変化に富んで面白い!

しかし上り区間だけなぜか路面の荒れている箇所が多く、その度に失速するのが若干残念に思えてならない。


ただ、ただ、景色だけはずっとこんな感じで、I藤様が来ていたら間違いなくハイテンションで走り、僕らも一緒になって叫びながら走っていたかも知れません。


そろそろ横浪半島も終盤に差し掛かり、右手にスカイベイゴルフクラブというゴルフ場が見えてきて、さらに写真右のパーキングを確認。

そこに行けば武市半平太先生像がある訳です。


ありました。半平太先生です!


高知県内にはこのように銅像が点在しています。

銅像好きなんですね。(笑)

そういえば高知と言えば、かつて『ふるさと創生事業』の際は、1億円で純金のカツオ像を作っていましたよねぇ?

やはりモニュメントが好きなお土地柄なんでしょうか?

ご自宅に北海道土産の木彫りの熊が飾っている率とか、意外と高そう・・・なんて想像をしてしまう。


こちらは浦ノ内湾方面の景色。

チラッと見えるフェアウェイはスカイベイゴルフクラブです。

見た感じ結構なアップダウンのあるコースで、なかなか面白そうです!

一度ラウンドしてみたいものです。

僕はひねくれているのか、『プロゴルファー猿』のような険しいコースの方が調子が出る傾向です。


半平太先生の傍で猫がくつろいでいます。

という訳で、勝手に『瑞山』と名付けて差し上げました。

ここからは、ほぼほぼ下りにシフトします。


こんな景色もここが最後・・・

どこもプライベートビーチのようで良さ気な雰囲気でした。


時間はちょうど12:00とあって、僕の気になっていたお店『浮橋』に入る事にしました。

行く前に気になってネットで調べたら、ランチの1人辺りの予算が3000円以上となっていたので、さすがにそれは贅沢すぎると思っていたのですが・・・

貝料理って珍しいですし、まあとりあえずメニューを見て考えましょう!って話で・・・


内海(浦ノ内湾)の入り江に浮かぶ、イカダの上にあるお店です。

お店のおばちゃんは海女さんか何かなんでしょうか?

かなりメニューやドリンクなどの営業が鋭いです(汗)

もう少しで全員が貝焼きの盛り合わせを注文させられるところでした(苦笑)

盛り合わせが1人前3500円だそうですが、価格を即答しなかったあたり・・・実は客を見てからの時価だったりするのでしょうか?(汗)

今回はここだけで食べるつもりじゃなかったので、盛り合わせ1人前と貝飯&貝汁を3人前注文しました。


活きのいい貝を踊り食い!

確かにこれはこれで美味しくて、入って正解でした。

長太郎貝が一番お気に入り!


サザエも身が一杯詰まっていました!


貝飯(400円)とアサリが一杯入った貝汁(150円)です。

とても美味しくて満足できたのですが、3人で5150円になる計算だったのに、清算の時5600円と言われて・・・「あれ?外税だったと考えても高くなってないか?」

こんな所にまで来て文句は言いたくなかったので、「美味しかったから別にいいや!」って、気持ち良くお店を後にしたのですが、やはり少々モヤモヤ・・・

お寿司屋さんとか小料理屋さんなんかで、ご清算の事をお店の方が『おあいそ』と言うことがありますが、これはお客様に対して料金の事を申し上げるのは実に愛想のない話ではございますが・・・っていう気持ちの言葉らしいのですが、愛想の無い話が更にアバウトな会計で本当に良いのだろうか?

風情もあって美味しくて、意外と穴場的で素敵なお店だっただけに、そこだけが残念だったかも。

とりあえずお腹も十分満足した事ですし、気を取り直して再び宇佐町を目指して、浦ノ内湾沿いに高知県道23号線を東に向けて走る。

所々アップダウンがあって、さすがに最後に工石山を上るって考えたら、そろそろ苦痛じみた気持ちが芽生えてくる。

宇佐で今度は県道39号線へ左折。

またしても軽くアップダウン・・・

脚は辛うじて温存しているけど、この日に限ってサドルが痛く感じる。

これ以上長時間は座っていたくないレベル。

国道56号線と合流。

土佐市バイパスを西へ少し進んで・・・


この交差点で右折。(写真では西を写しているので判らないが、すき家の角を曲がる)

仁淀川沿いに伊野駅方面を目指します。


県道38号線へシフト。

向こうに見えるは伊野ですが・・・


南の空は雲行きが微妙で、なんだかやる気が・・・(汗)

3人で話し合って、伊野駅から県道33号線を走るプランAから、朝倉より鏡川沿いに北上するプランBにしましょう!って事に変更したので・・・


このまま県道38号線を進む事になりました。

これまた思いの他、アップダウンがあって・・・

工石山・・・上る余力あるかな?っていうか、スケジュール的に厳しくなってきたような・・・。

この時点では予定通りのルートを間違える事無く走っていたのですが、疲労で集中力が散漫になってしまったのか・・・

朝倉駅に着く前に左折して、鏡川沿いの道へ合流するまでの近道を通るつもりだったのですが・・・

後日、グーグルのストリートビューを見て確信しました。

「あんなに狭い路地じゃあ、お目当ての抜け道だとは思わずにスルーしてしまうわなぁ~。」

朝倉駅に突き当たって左に行っていれば、まだ軌道修正は可能だったのですが・・・

予定していた抜け道を見逃してしまったと思ったからか、つい冷静な判断が出来ずに右折。

しばらく行くと左手に河川が見えてきて・・・

「しまった!これって鏡川じゃ?」

「店長!どうされたんですか?」

「いえ、本来曲がる場所が見つからなくて、行き過ぎた・・・っていうか、まあ県道6号線を見つけて北上すれば、さほど変わらないんですけどね。」


本当はこの向こうへ走ってなかったらいけなかったのですが・・・

ところが、進行方向右を見たらですね。


朝出発したであろう高知の市街が見えてしまったんですよ(汗)

これで土佐山村まで走って、工石山を上る気力を削がれてしまったというか・・・

一応ここの橋・・・『鏡川橋』といって・・・


渡ったそこが県道6号線の入口なんですよ。

つまり決して道に迷ったわけではないんですね。

なので判りやすい正規のルート・・・っていう意味では、このまま鏡村まで行く事で、プランBは達成できるはずなんですけど・・・

ゴール地点が見えてるのに、また山を上るのか?って思うと気が滅入ります。

またしても3人でミーティングタイム!

現在14:37です。

土佐山村に着いたら早くても15:40頃にはなるだろう。

そこで仮に工石山に上らなかったとしても、高知市内に戻ったら順調良く走っても16:30前後。

そして個人的に寄り道したい場所があるので、諸々で考えたらGOALは17:00になってしまう。

つまりカツオ丼がどうとか、タタキがどうとか言っている暇が無くなってしまう可能性があるのだ。

工石山になんて上っていたら尚更アウトじゃないか!

「これは・・・素直に高知でTEAタイムを満喫して、更にカツオを食べて帰る方が満足度高くないですか?」

「それでいいと思います!」

全員一致の意見で急遽予定を変更!

高知市内へ方向転換し、まずは寄り道・・・それからカフェを探しましょう!って結論に至りました。

では次回エピローグお楽しみに!

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