とりあえず無事に全員が集合したので穂高を出発。
大王わさび農場前で右折し、安曇野IC方面へ向かう。
途中、前を走る車が非常に運転に不慣れな事と、その先の信号が赤に変わるのが分ったので、ほぼあぜ道といっていいくらいの細い農道をすり抜けて本線に合流。
更に長野自動車道の下を潜って反対側の側道を走ろうかと思いましたが、さすがに後ろからついて来る2台のドライバーに「店長!ちょこまか走り過ぎ!」って怒られると思ったので、そこからしばらくはセオリー通りに走る。
国道19号線を南下し、またしても『バイクランチ』(鈴木雷太さんのショップ)の前を通過して、新橋の交差点を左折。
県道295号線を蟻ヶ崎方面へと抜けて・・・
「はい!来ました。松本城ですよ!」
といっても、道路からではここまでデ~ンと観ることはできませんが・・・
とりあえず中に入れなかったので、せめて外からだけでも観て頂こうと、僕なりにH川様への恩返しです。
なぜ市街地に入ったかというと・・・
①・・・全員喉が渇いているので喫茶店に寄りたい!
②・・・国道19号線は混んでいる時間帯なので、塩尻までは県道63号線を南下する予定!
といった理由からなんですけどね。
今思えば、やはり途中で長野自動車道を潜って、田沢の北から県道57号線~国道143号線のルートで松本の市街地に入って、せっかくなので浅間温泉に寄り『ツール・ド・美ヶ原』のスタート直後の壁のような激坂を案内すれば良かった(笑)
とりあえず一方通行まみれの狭い城下町の中を、結局ちょこまか走り・・・
『珈琲まるも』の正面に出てきたのですが、残念ながら準備中!!
「何~っ!準備中ってなんでんねん?」
ふと、周りを見たら・・・
「何?松本ぼんぼん?もしかして松ぼんやから営業してなかったんか?」
通常なら18時まで営業しているはずなのに不思議でした。
でも松本ぼんぼん・・・ちょっと見物して帰りたかったな~。
仕方が無いのでデイリーヤマザキの角を左折して、深志2丁目の交差点を左折。
駅前大通りを県の森方面へ走り・・・
本来は突き当たり右折で県道63号線なのだが、少しでも最短距離で行こうと秀峰学校前交差点を右折してやまびこ道路を南下。
実にこれが失敗だった。
ここ数年で筑摩の周辺に色々なお店が出来たりして、思いのほか渋滞気味でした。
しかも県道63号線を途中左へ逸れて、松本盆地とアルプスを一望できる山麓線を走るつもりだったのに、喉が渇き過ぎてうっかりそのまま63号線で塩尻まで行ってしまった(汗)
一旦国道19号線で中津川方面に向かうつもりでガソリンスタンドに寄ったのだが・・・
「なんか19号線への車の流れが多いな~。K合さん、中央道の渋滞情報を調べてもらえます?」
「店長!渋滞は八王子だけですね。」
「本当に?じゃあなんで19号線がこんなに車で多いんだろう?」
H川様とO川様とで話し合い・・・
「木曽路が混雑すると本当に進みが悪いので、少し戻って塩尻から高速に乗ります!」
そういって長野自動車道に乗り、岡谷JCTから中央道へ・・・
電光掲示板を見てビックリ!
「飯田山本~中津川、渋滞12km!?なんじゃこりゃ~!」
どこまでも呪われてるよピナイさ~ん!
とりあえず喉の渇きも限界なので、駒ケ岳SAで休憩する事にしました。
それまでの道中でK原様にお願いして、『炭焼きうなぎ丸屋』に連絡し、到着予定時間を伝えた上で、営業時間に差し支えないかを確認してもらおうと思ったら・・・
「電話番号が使われてないみたいよ!」
「な・・・なにぃ~!」
「ネットで調べたら、どうやら移転したっぽいんだけど、新しい店舗についての情報がほとんど無くて、住所も曖昧やし、電話番号もわからない状態なんだけど・・・どうするの?」
「そりゃ困ったな~。現地のコンビニとかで聞けば判るかも知れないけど、営業時間が終わってたら皆さんに申し訳が立たない話になるな~。」
そうこう言っているうちに駒ケ岳SAへ到着。
飯田山本~中津川間の渋滞は14kmに延長されていました。
とりあえず結論を出す前に、露店で人数分の『牛タンつくね串』を購入して配り、食べながら会議。
つくね串はこのまま恵那のうなぎ屋まで走る事を考えた時に、全員が空腹で苦しくなるだろうと思って購入したのですが、現実問題としてうなぎ屋との連絡が取れない事や、恵那山トンネルの渋滞を考えた場合に、このままで先に進むのはリスキーだと判断。
「ここで夕食をとる事にしましょう!」
食事をしている間に道路状況が好転すれば、尚の事ありがたいって願いもあったのでそう決めました。
駒ヶ根や伊那といえば、『ソースローメン』や『ソースカツ丼』が名物なんですよ。
個人的には近くに『ビアンデさくら亭』があるので、馬肉料理を食べたいのですが、いまさら高速を下りる気にもなれなくて・・・
そうなると伊那のソースカツ丼ですよ!
まあソースカツ丼は福井県にある『敦賀ヨーロッパ軒』のそれが最高だと断言しますが、伊那のそれもたまに食べたくなる訳ですよ(笑)
伊那のソースカツ丼の特徴は厚切りカツとキャベツって事。そしてソースはとんかつソースを使用しているお店が大半。
結構ボリュームはあるので十分満足しました!
そしてK合様が・・・
「あの・・・帰りは虎渓山PAで降ろして下さい!」との事。
それで全車、次の目的地は虎渓山PAって事で駒ケ岳SAを出発。
流れは順調。
「おいおい!さっきまでの渋滞って話はどこへ行った?」
もしかしたら反対向きの情報だったのかな?
高速道路の渋滞情報って、よく関係無い向きの情報もごちゃ混ぜで掲示板に流すから混乱しますよね?
上りとか下りって書いてくれてる時はありがたいんですけど・・・
難なく恵那山トンネルを抜けたものの、急に眠気に襲われた僕は恵那峡SAで少し仮眠。
そして10分程寝て、恵那~瑞浪~土岐~と次々に通過!
その際にA部様から連絡が入り・・・
「虎渓山PAをどうやら見落として、通過したみたいなんですがどうしましょう?」
「マジッすか?K合さんどうします?」
「それでしたら尾張一宮で大丈夫ですよ!」
「そういう事なので尾張一宮でお願いします。」
「了解です!」
というのも、O川様の車にK合様の自転車が載っているのであります。
そして僕も「そろそろ虎渓山PAなんやけど・・・あれ?」
気がついたら多治見ICを通過し、内津峠PAが見えてきた。
「あれ?虎渓山PAって無くなったの?」
とりあえず恵那峡で仮眠を取った分を少しでも挽回する為、眠気を堪えて100km/hキープ。
中央道はカーブも多く、名古屋走りの乱暴な車(同じくなにわナンバー)も多いが、それらに翻弄される事なく安全運転で尾張一宮PAに到着!
すでにO川様とA部様が待っていました。
「さあK合さん、到着しましたよ!」
そして自転車を組んで差し上げる。
「もうパトロールに捕まっちゃダメですよ!」
「はい!大丈夫です。ありがとうございました~!」
「って、おい!だからPA内を自転車で走るなって言ったやろうが~!」
どこまでもお騒がせなピナイさんですわ。
「ところでA部さん!H川さんは?」
「あっ!ああ~っ!すいませ~ん。」
「えっ?やっちゃった?」
「はい~。やっちゃいました。」
実は今回の旅の中で、A部様は車で移動中の連絡係になっていたんですね。
「もし僕らが見つけられなかった虎渓山PAで待機していたら怒られますよ~。」
「うわ~。すぐに確認してみます~。」
ところがこれがまたえらいこっちゃでして・・・
「H川さん何て言ってました?」
「それが・・・もうすぐ養老って・・・。」
「はい?なんですか?」
「あの・・・養老・・・。」
「どういうこと?それってある意味結果オーライやけど、ピナイさんの事忘れられてたって事?」
「さあ・・・H川さん的にどうでも良かったんじゃないでしょうか?」
「わはははは!それ最高におもろいわ~っ!」
つまり、もしH川様の車にK合様の自転車を積んでいたとしたならば・・・
「養老から乗って帰れ!いや、何、揖斐川沿いに走って木曽三川公園の所を渡れば、きっと帰れるから大丈夫!」
・・・とか、そんな話になっていたのだろうか?
その時のK合様のリアクションも見てみたかったな~(笑)
で、養老SAで合流して改めてMAPを確認してみたら、虎渓山PAは上り(東向き)にしか存在しないって事が判明した。
「なんやねん!ピナイさんの勘違いに惑わされただけかいな~!」
本当に・・・居なくなってもお騒がせなお人だ。
今回も一体どれほどの呪いが発生した事だろう?
最後の呪いは、僕が眠過ぎてたまらない事なんじゃないか?
そんな事言いながらも全員無事に神戸へ帰ってきました。
予定からは大幅に遅れて、夜中の1:30頃でしたけど・・・
Y田君のお母さん!
遅くに迎えに来ていただいてありがとうございます!
Y田君はよく楽しんで、よく頑張りましたよ!
そしてA部様を送って下さったH川様、本当にありがとうございます。
O川様も運転ご苦労様でした!
K原様もA部様も、これに懲りずにまた参加して下さい。
そして後日僕とY田君は反省会を開きました(笑)
僕は皆がいるから大丈夫と思って、細かいルール的なものを彼に伝えなかった事を反省。
Y田君は前の状況を常に把握してなかった事と、はぐれた時にすぐ連絡をしなかった事を反省。
「Y田君!仲間を信じて走るんやで!」
そうです。遅れた仲間を見捨てて走り続けたりはしないのですから・・・。
次回のサイクリングは11月末頃、石川県で開催します。
もちろんシーズン突入のカニを食べるのがメインです!!
近日中に詳細を発表致しますので、どうぞお楽しみに!
HAT神戸にある自転車屋さんです! 自転車の事はもちろん、趣味の情報を幅広くご紹介させて頂きます!! ホームページ:http://www.l-alpe-d-huez-kobe.com/
2014年8月30日土曜日
2014年8月28日木曜日
信州安曇野サイクリング~2日目その4~安曇野アートラインの美術館巡りと再びピナイの呪い?
僕がK合様やY田君と中房温泉に上っている頃・・・
H川様とO川様、K原様にA部様の4人は安曇野アートラインの美術館巡りの為に走っております。
『碌山美術館』をスルーしてしまったのは残念ではございますが、まずは『安曇野ジャンセン美術館』を目指す。
どうも一旦は気付かずに通り過ぎてしまったらしいのですが、途中で気付いて辿り着いたそうです。
確かにここって判り難い場所にあったと思います。
H川様とA部様が交代で記念撮影!
基本的に安曇野の美術館とかって森の中にひっそりと佇んでいるものです。
ここはフランスの画家ジャン・ジャンセンの、油絵などのコレクションが集められた美術館。
ここは油絵を楽しんだ後にランチやティータイムも楽しめます。
O川様が「彫刻はわかるけど、絵はわからん!」とおっしゃっていたのですが、ジャンセンの絵は比較的見やすい絵なんじゃないかと思います。
その後松川にある『ちひろ美術館』へ行きたがっていたのがH川様とK原様でしたが、当初15:00~15:30には『こねこねハウス』の駐車場に戻るように話し合っていたので・・・
「このまま松川まで行くと、時間までに戻れそうもありませんねぇ。」
「どうします?」
「ではそこの絵本美術館に行ってみてはどうでしょうか?」
って4人が向かったのが・・・
『安曇野 絵本館』
絵本美術館とは全く別で絵本館があるのです。
アートライン共通割引券が使えなかったと聞いて、何故?って調べたらそういう事でした(笑)
その代わり入場したらドリンクサービスがついているので、ゆっくりとくつろぐ事が出来そうです。
「大人のための大人向けにつくられた絵本館」というのがコンセプトらしいのですが・・・
O川様に言わせると・・・
「大人の絵本ってどういう意味なんやろ?」って疑問に感じたらしく、そこにH川様が・・・
「O川さん!今ちょっといけないことを想像してたでしょ?」と突っ込む。
「えっ?・・・いやそれもちょっと考えたけど、真面目に考えてわからんなぁ~って・・・。」
そんな遥か昔に土曜日の深夜にやっていた番組のネタが飛び交うなんて・・・
後でその話を聞いて、「それは大人の絵本違いや~!」って、僕が吹き出しました(笑)
僕が思うに「童心に還れ」って意味じゃないかと思うんですね。
言い方を変えれば「原点に還れ」とでも言うべきか・・・
今の世の中は物を大切にする心や、思い出や過程を大切にする繊細さを忘れている人が多いように思うんですよね。
そういうのって、絵本を読んで、登場するキャラクターの思惑や過程、結果を見ながら、子供の頃の自分に還って、ここで自分は何故怒ったんだろう?何故嬉しくなったんだろう?って考えるところに、忘れかけた大切な心があるんじゃないか?と考える訳ですよ。
それがここのコンセプトなんじゃないかな~って。
O川様は僕の感じる限り、遊び心も持ってらっしゃいますし、まだまだ少年の心を忘れていない方だと思うんですね。
是非男性陣はそうあって欲しいですね。
現実問題働いて、稼いで、家族を養っていかないとあかん訳ですが、常に夢や目標を掲げて前に進む冒険家であって欲しい。
失敗をも楽しむくらいの気持ちで暴れなきゃ、何の為に男として生まれたかわからないじゃないですか!
話は戻りまして、絵本館のカフェでティータイムって時に、僕から連絡が入ったそうで・・・
僕らが遅れますって話を受けて4人は「もう1軒行きましょう!」って話になり・・・
『安曇野アートヒルズミュージアム』に向かう。
ここのメインは『エミール・ガレ』の作品展示。
あとはガラス工房の体験とか、ショッピング、レストランなど・・・
ここらじゃバスツアーなんかでも特に人気のスポットです。
まあエミール・ガレだったら神戸の異人館でも見れますし、骨董品屋でも売っているくらいなんですけど、アールヌーボーってのは形に捕らわれない芸術なので・・・
作品の色々な変化を楽しむっていうのがポイントです。
僕もガレやラリックの時代のガラス工芸は好きなんで、以前はよく諏訪湖にあるガラスの里とか、あちこち観に行ったりしました。
それにしても安曇野っていう土地柄と、アートって組み合わせは絵になりますねぇ~。
僕も時間があったら美術館巡りに加わってみたかったな~。
4人がアートヒルズを出発する頃、僕とK合様、Y田君の3人は下山の最中だった。
僕はヘルメットを忘れた戯け者なので、ウェットな路面と狭いワインディング、対向車に細心の注意を払いながら、出来る限りハイペースで下っていく。
元々タイヤはチューブラー派の僕は、近年クリンチャーばかり使っていて・・・
正直安物のタイヤは無意味です。
そんな事は人から言われるまでもありません。
僕も現役でレースに出ていた頃は、トレーニング用でも決戦タイヤは当たり前で、安くてもクレメンのクリテリウムやTUFO(いずれも1本7千円前後)以上のタイヤを使っていました。
でも今はタイヤのこだわりって以前ほど無くて・・・
というものの、ビットリアのコルサCX-TTの19mmイエローバージョン以上に、自分に合ったタイヤが今の世の中に存在しないので、もう何を使っても一緒!っていうのが本音。
少々硬かろうが、グリップが悪かろうが、見た目がかっこよくて、腰砕けじゃなければ何でもいい!
そもそも今の自分に1本1万円以上のタイヤを使って、満足な走りが出来るほどのパフォーマンスが戻ってないのに、何を持ってタイヤの良し悪しやねん!というのが根底にある。
もちろん僕がお客様に薦めるのなら、コントロール性や乗り心地、グリップの良さを推してはいきたいのですが、こと自分の自転車に限ってはパナのカテゴリーS2で十分だと思っています。
乗り心地もグリップも決して最高ではありませんが、剛性とコントロール性は合格点だと思っています。
だからウェット路面の下りでは、少々グリップに難はあるけど、ある程度はコントロールが出来るので、僕は割りとダウンヒルを楽しんで走っています。
中房温泉の手前にある水門小屋。
調べたら『冷沢堰堤』って言うそうで、どうやら水力発電の施設のようです。
雨の後じゃなかったらもっと綺麗な水だったんでしょうね!
先ほどは強烈な下りだった坂を今度は上る。
そしてまた下る・・・
この時点でK合様もY田君も遅れていました。
本格的な上りが始まる手前の橋(大王橋)です。
ここも晴れの日だと水の色は最高に美しい事でしょう!
まあこの状態でも十分綺麗な川だと思いますけどね。
ここで2人を待っている間に4人へ連絡したのですが、移動中なのか誰も出てくれません。
で、撮影をしていたらH川様から着信が来て・・・
思わずカメラを落としそうになってキャッチしたものの、自転車を右側に倒してしまいました(汗)
まさかの不覚です。
ハンドルとリアディレーラーを打ちつけてしまいました。
「だいたいK合さんが遅いから、またピナイの呪いにかかったやんか!」って思っていたら、Y田君がようやくやって来て・・・
「店長!パンクさんがピナイです!」
「えっ?何て?ピナイさんがパンクしたんか?」
「あっ!はい!そうです。」
「なんでこんな急いでいる時にパンクなんてするかな~。自分で出来るって言ってた?」
「大丈夫だって言ってました。」
「そっか。それは良かった。」
まさかの『自分に呪いをかけてしまった』的な話でしょうか。
15分ほど待ってK合様が追いつきました。
「思ったより早かったやん!作業頑張ったんやね。」
「すみません!お待たせしました。」
そしてその後僕は、そこから下って宮城交差点を右折し、県道25号線を有明ではなく上高地方面へ向かいたかったんです。
下り傾斜はこっちの方がきついので、一気に穂高まで下れるって考えと、もしかしたら駐車場まで戻る道中で4人のメンバーと合流できるかも・・・
そう思っていました。
宮城交差点までは3人離れずに走っていたはずなんです。
ところが同じく右折するバイクが遅くて・・・
ゆっくり右折しているうちにY田君だけが車に追い越されて道を塞がれたらしいのですよ。
で、僕とK合様が右折したのか直進したのかも確認できないまま信号に捕まったのだと・・・
僕の後ろを走っていたK合様は200mほど走ってそれに気付く。
「あっ!」
そう言ったのは聞こえましたが、先ほどの交差点を3人離れずに曲がったという確信を持っていた僕は、Y田君がはぐれた事を知らない。
なので「どうせまたK合様が僕に油断させて、アタックでも決めようとか思っているんやろ?」って思い、真っ直ぐ走っていたんですね。
ところがそこからかなり長い坂道を下って、ふと後ろをふり返ったときには、もう2人の姿は無く・・・
「あれ?K合さんまたパンクか?」って感じで、僕は丁度ジャンセン美術館の近くの交差点で待っていたんですよ。
しかしいつまで経っても来る様子は無く・・・
電話をしてもどちらも通じない。
余りに遅いので僕も戻る決心をする。
そして、それこそ絵本館まで戻る手前でK合さんと合流。
「またパンクしたの?」
「いえっ!違うんです。そうではないんですけど。」
「じゃあ何があったの?っていうかY田君は?」
「その件なんですけど・・・」
この時点で何かもうまずい話になっているって事は判りました。
「K合さん回りくどいから、もっと単刀直入に言ってくれへん?」
「あの・・・まず・・・。」
「一から説明しないと無理?」
「すいません。まず僕らが右折した時、後ろにいたはずのY田君が来なかったんですよ。」
「それで?」
「僕がそれに気がついた次の瞬間信号が変わって、Y田君が真っ直ぐ信号を渡ってしまったように見えたんですね。」
「はあ。」
「それで慌てて僕が交差点に戻った時には、もう姿が見えなくなっていて・・・
「要するにY田君がはぐれてどこに行ったかも判らない状況ってことやね?」
「はい、そうです。」
「K合さん!そういう時はもっと大声で、店長!Y田君がはぐれました~!って叫んでいただけませんか?あと2人共電話に出ないとかどういうことですか?何の為のライフラインなんですか!」
Y田君の異変に気付かなかった自分にも腹立たしいし、さすがにK合様に対してもかなりきつく怒ってしまいました。
「店長。どうしましょう?」
「とりあえず振り出しに戻ろう!少なくともY田君は真っ直ぐ下って、もと来た道を逆走しているはず。もし僕らがどこかで待っていると信じて走っているなら、僕らを探しながらゆっくり戻っているはずですし、迷っていたなら尚更のこと早く追いついてあげないと!」
「そうですね。」
「とりあえず美術館組にも連絡しときます!・・・もしもし!Y田君が迷子です。もしそっちに一人で帰ってくる事があったら連絡下さい!」
そして宮城交差点までの強烈な上りをアウターのままガシガシと上って行く。
せっかく温泉で疲れが抜けたっていうのに、ここで一気に力を使い切る。
最初に上ってきた道をひたすら逆走するが、なかなかY田君の姿が見えない。
結局駐車場まで戻っても彼はまだ帰ってなかった。
「店長どうします?」
「そりゃ探すしかないでしょ?」
そう言った次の瞬間。
向こうの道路をロードで下っていく影が見えたので・・・
「Y田く~ん!お~い!」って叫んだんですよ!
するとピタッと止まってUターンし、こちらに走ってきました。
そうです、Y田君だったんです。
「もう!なんで携帯電話を使わなかったんや~!」って、お説教しようとした途端・・・
うわぁ~ん!
って大声で泣き出してしまいました。
Y田君も余程心細かったんでしょうね~(笑)
なので僕もお説教は改めようかと思い・・・
「Y田君無事でよかったな!さあ早く自転車を片付けるぞ!」って肩を叩く。
K合様やO川様、A部様もY田君を慰めつつ、片付け作業完了!
なんだかんだで16:45になってしまいました。
H川様からは事前に「松本城は諦めますから大丈夫です。」とは聞いていましたが、非常に申し訳ございません。
「とりあえず一応松本方面に向けて走ります。」
メインのサイクリングは無事誰一人怪我もなく終われましたが、帰りも安全運転で帰りましょう!
次回エピローグをお楽しみに!
ちなみにピナイの呪いはまだ続きます!(笑)
H川様とO川様、K原様にA部様の4人は安曇野アートラインの美術館巡りの為に走っております。
『碌山美術館』をスルーしてしまったのは残念ではございますが、まずは『安曇野ジャンセン美術館』を目指す。
どうも一旦は気付かずに通り過ぎてしまったらしいのですが、途中で気付いて辿り着いたそうです。
確かにここって判り難い場所にあったと思います。
H川様とA部様が交代で記念撮影!
基本的に安曇野の美術館とかって森の中にひっそりと佇んでいるものです。
ここはフランスの画家ジャン・ジャンセンの、油絵などのコレクションが集められた美術館。
ここは油絵を楽しんだ後にランチやティータイムも楽しめます。
O川様が「彫刻はわかるけど、絵はわからん!」とおっしゃっていたのですが、ジャンセンの絵は比較的見やすい絵なんじゃないかと思います。
その後松川にある『ちひろ美術館』へ行きたがっていたのがH川様とK原様でしたが、当初15:00~15:30には『こねこねハウス』の駐車場に戻るように話し合っていたので・・・
「このまま松川まで行くと、時間までに戻れそうもありませんねぇ。」
「どうします?」
「ではそこの絵本美術館に行ってみてはどうでしょうか?」
って4人が向かったのが・・・
『安曇野 絵本館』
絵本美術館とは全く別で絵本館があるのです。
アートライン共通割引券が使えなかったと聞いて、何故?って調べたらそういう事でした(笑)
その代わり入場したらドリンクサービスがついているので、ゆっくりとくつろぐ事が出来そうです。
「大人のための大人向けにつくられた絵本館」というのがコンセプトらしいのですが・・・
O川様に言わせると・・・
「大人の絵本ってどういう意味なんやろ?」って疑問に感じたらしく、そこにH川様が・・・
「O川さん!今ちょっといけないことを想像してたでしょ?」と突っ込む。
「えっ?・・・いやそれもちょっと考えたけど、真面目に考えてわからんなぁ~って・・・。」
そんな遥か昔に土曜日の深夜にやっていた番組のネタが飛び交うなんて・・・
後でその話を聞いて、「それは大人の絵本違いや~!」って、僕が吹き出しました(笑)
僕が思うに「童心に還れ」って意味じゃないかと思うんですね。
言い方を変えれば「原点に還れ」とでも言うべきか・・・
今の世の中は物を大切にする心や、思い出や過程を大切にする繊細さを忘れている人が多いように思うんですよね。
そういうのって、絵本を読んで、登場するキャラクターの思惑や過程、結果を見ながら、子供の頃の自分に還って、ここで自分は何故怒ったんだろう?何故嬉しくなったんだろう?って考えるところに、忘れかけた大切な心があるんじゃないか?と考える訳ですよ。
それがここのコンセプトなんじゃないかな~って。
O川様は僕の感じる限り、遊び心も持ってらっしゃいますし、まだまだ少年の心を忘れていない方だと思うんですね。
是非男性陣はそうあって欲しいですね。
現実問題働いて、稼いで、家族を養っていかないとあかん訳ですが、常に夢や目標を掲げて前に進む冒険家であって欲しい。
失敗をも楽しむくらいの気持ちで暴れなきゃ、何の為に男として生まれたかわからないじゃないですか!
話は戻りまして、絵本館のカフェでティータイムって時に、僕から連絡が入ったそうで・・・
僕らが遅れますって話を受けて4人は「もう1軒行きましょう!」って話になり・・・
『安曇野アートヒルズミュージアム』に向かう。
ここのメインは『エミール・ガレ』の作品展示。
あとはガラス工房の体験とか、ショッピング、レストランなど・・・
ここらじゃバスツアーなんかでも特に人気のスポットです。
まあエミール・ガレだったら神戸の異人館でも見れますし、骨董品屋でも売っているくらいなんですけど、アールヌーボーってのは形に捕らわれない芸術なので・・・
作品の色々な変化を楽しむっていうのがポイントです。
僕もガレやラリックの時代のガラス工芸は好きなんで、以前はよく諏訪湖にあるガラスの里とか、あちこち観に行ったりしました。
それにしても安曇野っていう土地柄と、アートって組み合わせは絵になりますねぇ~。
僕も時間があったら美術館巡りに加わってみたかったな~。
4人がアートヒルズを出発する頃、僕とK合様、Y田君の3人は下山の最中だった。
僕はヘルメットを忘れた戯け者なので、ウェットな路面と狭いワインディング、対向車に細心の注意を払いながら、出来る限りハイペースで下っていく。
元々タイヤはチューブラー派の僕は、近年クリンチャーばかり使っていて・・・
正直安物のタイヤは無意味です。
そんな事は人から言われるまでもありません。
僕も現役でレースに出ていた頃は、トレーニング用でも決戦タイヤは当たり前で、安くてもクレメンのクリテリウムやTUFO(いずれも1本7千円前後)以上のタイヤを使っていました。
でも今はタイヤのこだわりって以前ほど無くて・・・
というものの、ビットリアのコルサCX-TTの19mmイエローバージョン以上に、自分に合ったタイヤが今の世の中に存在しないので、もう何を使っても一緒!っていうのが本音。
少々硬かろうが、グリップが悪かろうが、見た目がかっこよくて、腰砕けじゃなければ何でもいい!
そもそも今の自分に1本1万円以上のタイヤを使って、満足な走りが出来るほどのパフォーマンスが戻ってないのに、何を持ってタイヤの良し悪しやねん!というのが根底にある。
もちろん僕がお客様に薦めるのなら、コントロール性や乗り心地、グリップの良さを推してはいきたいのですが、こと自分の自転車に限ってはパナのカテゴリーS2で十分だと思っています。
乗り心地もグリップも決して最高ではありませんが、剛性とコントロール性は合格点だと思っています。
だからウェット路面の下りでは、少々グリップに難はあるけど、ある程度はコントロールが出来るので、僕は割りとダウンヒルを楽しんで走っています。
中房温泉の手前にある水門小屋。
調べたら『冷沢堰堤』って言うそうで、どうやら水力発電の施設のようです。
雨の後じゃなかったらもっと綺麗な水だったんでしょうね!
先ほどは強烈な下りだった坂を今度は上る。
そしてまた下る・・・
この時点でK合様もY田君も遅れていました。
本格的な上りが始まる手前の橋(大王橋)です。
ここも晴れの日だと水の色は最高に美しい事でしょう!
まあこの状態でも十分綺麗な川だと思いますけどね。
ここで2人を待っている間に4人へ連絡したのですが、移動中なのか誰も出てくれません。
で、撮影をしていたらH川様から着信が来て・・・
思わずカメラを落としそうになってキャッチしたものの、自転車を右側に倒してしまいました(汗)
まさかの不覚です。
ハンドルとリアディレーラーを打ちつけてしまいました。
「だいたいK合さんが遅いから、またピナイの呪いにかかったやんか!」って思っていたら、Y田君がようやくやって来て・・・
「店長!パンクさんがピナイです!」
「えっ?何て?ピナイさんがパンクしたんか?」
「あっ!はい!そうです。」
「なんでこんな急いでいる時にパンクなんてするかな~。自分で出来るって言ってた?」
「大丈夫だって言ってました。」
「そっか。それは良かった。」
まさかの『自分に呪いをかけてしまった』的な話でしょうか。
15分ほど待ってK合様が追いつきました。
「思ったより早かったやん!作業頑張ったんやね。」
「すみません!お待たせしました。」
そしてその後僕は、そこから下って宮城交差点を右折し、県道25号線を有明ではなく上高地方面へ向かいたかったんです。
下り傾斜はこっちの方がきついので、一気に穂高まで下れるって考えと、もしかしたら駐車場まで戻る道中で4人のメンバーと合流できるかも・・・
そう思っていました。
宮城交差点までは3人離れずに走っていたはずなんです。
ところが同じく右折するバイクが遅くて・・・
ゆっくり右折しているうちにY田君だけが車に追い越されて道を塞がれたらしいのですよ。
で、僕とK合様が右折したのか直進したのかも確認できないまま信号に捕まったのだと・・・
僕の後ろを走っていたK合様は200mほど走ってそれに気付く。
「あっ!」
そう言ったのは聞こえましたが、先ほどの交差点を3人離れずに曲がったという確信を持っていた僕は、Y田君がはぐれた事を知らない。
なので「どうせまたK合様が僕に油断させて、アタックでも決めようとか思っているんやろ?」って思い、真っ直ぐ走っていたんですね。
ところがそこからかなり長い坂道を下って、ふと後ろをふり返ったときには、もう2人の姿は無く・・・
「あれ?K合さんまたパンクか?」って感じで、僕は丁度ジャンセン美術館の近くの交差点で待っていたんですよ。
しかしいつまで経っても来る様子は無く・・・
電話をしてもどちらも通じない。
余りに遅いので僕も戻る決心をする。
そして、それこそ絵本館まで戻る手前でK合さんと合流。
「またパンクしたの?」
「いえっ!違うんです。そうではないんですけど。」
「じゃあ何があったの?っていうかY田君は?」
「その件なんですけど・・・」
この時点で何かもうまずい話になっているって事は判りました。
「K合さん回りくどいから、もっと単刀直入に言ってくれへん?」
「あの・・・まず・・・。」
「一から説明しないと無理?」
「すいません。まず僕らが右折した時、後ろにいたはずのY田君が来なかったんですよ。」
「それで?」
「僕がそれに気がついた次の瞬間信号が変わって、Y田君が真っ直ぐ信号を渡ってしまったように見えたんですね。」
「はあ。」
「それで慌てて僕が交差点に戻った時には、もう姿が見えなくなっていて・・・
「要するにY田君がはぐれてどこに行ったかも判らない状況ってことやね?」
「はい、そうです。」
「K合さん!そういう時はもっと大声で、店長!Y田君がはぐれました~!って叫んでいただけませんか?あと2人共電話に出ないとかどういうことですか?何の為のライフラインなんですか!」
Y田君の異変に気付かなかった自分にも腹立たしいし、さすがにK合様に対してもかなりきつく怒ってしまいました。
「店長。どうしましょう?」
「とりあえず振り出しに戻ろう!少なくともY田君は真っ直ぐ下って、もと来た道を逆走しているはず。もし僕らがどこかで待っていると信じて走っているなら、僕らを探しながらゆっくり戻っているはずですし、迷っていたなら尚更のこと早く追いついてあげないと!」
「そうですね。」
「とりあえず美術館組にも連絡しときます!・・・もしもし!Y田君が迷子です。もしそっちに一人で帰ってくる事があったら連絡下さい!」
そして宮城交差点までの強烈な上りをアウターのままガシガシと上って行く。
せっかく温泉で疲れが抜けたっていうのに、ここで一気に力を使い切る。
最初に上ってきた道をひたすら逆走するが、なかなかY田君の姿が見えない。
結局駐車場まで戻っても彼はまだ帰ってなかった。
「店長どうします?」
「そりゃ探すしかないでしょ?」
そう言った次の瞬間。
向こうの道路をロードで下っていく影が見えたので・・・
「Y田く~ん!お~い!」って叫んだんですよ!
するとピタッと止まってUターンし、こちらに走ってきました。
そうです、Y田君だったんです。
「もう!なんで携帯電話を使わなかったんや~!」って、お説教しようとした途端・・・
うわぁ~ん!
って大声で泣き出してしまいました。
Y田君も余程心細かったんでしょうね~(笑)
なので僕もお説教は改めようかと思い・・・
「Y田君無事でよかったな!さあ早く自転車を片付けるぞ!」って肩を叩く。
K合様やO川様、A部様もY田君を慰めつつ、片付け作業完了!
なんだかんだで16:45になってしまいました。
H川様からは事前に「松本城は諦めますから大丈夫です。」とは聞いていましたが、非常に申し訳ございません。
「とりあえず一応松本方面に向けて走ります。」
メインのサイクリングは無事誰一人怪我もなく終われましたが、帰りも安全運転で帰りましょう!
次回エピローグをお楽しみに!
ちなみにピナイの呪いはまだ続きます!(笑)
信州安曇野サイクリング~2日目その3~ストリートビューと現実のギャップにたまげた中房温泉・・・
天気も晴れてきたところで、7台の自転車を組む。
現在12:50・・・
まあまあここまでは予定通りだろう。
ただし、今回スケジュールを少し変更している。
H川様の希望で松本市内の観光を少し加えたいとの事!
松本城見学は17:00までなので、16:30までの入場でなければならない。
「そうなると15:30までに、このこねこねハウス駐車場に戻って来ないと難しいので、2時間半のサイクリングで頑張るしかないですね。」
美術館巡り組は45~60分のサイクリングプラス、2~3軒の美術館を回れるかどうか・・・
中房温泉組は1時間30分で上って15分で入浴、45分で下山・・・
結構カツカツのスケジュールじゃないか(汗)
とりあえず着替えも済ませて、自転車を組み上げたら空気圧のチェック!
「ピナイさんとA部さん!自転車を逆さまにして作業しない!」
「えっ?ダメなんですか?」
「ハンドルとサドルに傷が入ったり変形したりするでしょ?自分の命を支える神聖な場所を何だと心得るんですか?」
「はい。すみません!」
家の中でこっそり作業する際に、座布団やクッションを敷いて逆さまにするならまだしも・・・
僕は若かりし頃、下に緩和材を敷いていたのに、それでも先輩から車体を逆さまにして作業している事を激怒された経験があります。
「自転車乗りとしての意識と、プロとしての意識が低い!」って罵られて悔しかった覚えがあるので、以降そういった部分にも気を遣うようになりました。
そして走る事と、バスに乗り込む事に関してはメチャクチャ速いけど、準備が遅くてかなわないのがK合様なんです。
「ちょっと!いつまでかかってるの?出発するで!」
とりあえずK合様が空気圧を入れて、ポンプをO川様の車に積んだ所で出発!
そして駐車場を出て右折!
JR大糸線の穂高駅方面へ緩やかな坂道を上っていく。
一応途中までは全員で行ってもいいやん!って話で、ここはポタリングのスピードで、クロスバイク初心者のK原様に感覚を慣れて頂くことに・・・。
ちなみに僕が自分のヘルメットとシューズに加えて、K原様にお貸しするヘルメットも忘れた事から、ありがたい事にH川様が自分のヘルメットをK原様にお貸しして、自身はバンダナだけで走る選択をして下さいました。
そんな男気のあるメンバーもいれば・・・
「ちょっとK合さん!何を自分だけ上下ウェアをバッチリ決めて、ビンディングシューズなんて履いてるの?僕は安全靴やし、Y田君もランニングシューズやねんで?っていうかポタリングにビンディングとかKY過ぎへん?」
「いやいや・・・待って下さいよ!店長がシューズを忘れたのは自業自得じゃないですか!」
「そりゃそうやけど、Y田君もビンディングやないねんで?なんかこう・・・条件を揃えて勝負しようとかいうような美学とか、スポーツマンシップ精神はないのかねぇ?」
「何ですかそれ?店長の都合のいいペースに引き込まないで下さいよ!」
「うわ~。K合さんは容赦なしやなぁ~!まあ忘れ物をした僕には偉そうにお願いする資格もございませんが、いや~『獅子は兎を狩るにも全力を尽くす』とはよく言いますが、まさに必死ですな!」
「そもそもピナイさんはせこいんですよ。」とY田君。
そこまで言われても頑なに本気モードを崩さないで、勝利にこだわる男もいる訳ですよ(笑)
「仕方ないな~!まあいいですよ。ジーパンで安全ブーツのまま走るくらいが丁度いいハンディキャップになるでしょ?」
「いいましたね店長!」
「まあこんな条件の僕に負けるようじゃダメですよ。」
そんな会話を交わしていた本気モードのK合様が・・・迷子。
国道147号線まででたところで振り返ったら、縦一列に伸びて・・・
「後ろ・・・大丈夫?」
「K原さんがいるからもたついているのでは?」
「いや、K原さんなら心配しなくても大丈夫ですよ。彼女意外と乗れますから。」
「じゃあ安心ですね。」
「でも何か人数が足りへんな~?」
「あっ!K合さんが居てません。」
「はあ?何してるのあの人は?」
すると携帯電話が鳴って・・・
「店長~!今どこですか~?」
「何してるの~?なんでみんなを見失うような事になるの?」
「すみませ~ん。」
「駐車場の出入り口に『そば処』ののぼりが立っていたでしょ?そこを右折して真っ直ぐ上って来て下さい。さあ急いで!」
そして心配になったO川様が様子を見に逆戻り・・・
間も無く2人で戻って来ました。
全くお騒がせにも程があります。
ここで時間は13:10を回りました。
予定を少し押しています・・・
「貴重な時間でしたが、何とか挽回しましょう。」
僕は出来るだけJR沿線に近い道を走るつもりで国道147号線の1本西の道を走り、まずは碌山美術館前を経て、ジャンセン美術館まで7人で行くつもりでした。
そこで僕とY田君、K合様の3人だけ中房温泉を目指す段取りだったのです。
美術館巡りのメンバーはジャンセン美術館とちひろ美術館をメインの目的地にして、予備候補でアートヒルズミュージアム、絵本美術館、碌山美術館を予定していました。
ところがあろう事か素直に147号線から行かなかったからなのか、思い切って線路沿いを走らなかったからなのか、曲がる交差点を通り越してしまい・・・
有明駅前まで行ってしまいました(汗)
そこからは県道25号線(途中から327号線)を上れば中房温泉なので、美術館組にはごめんなさいして、途中の有明交差点で二手に別れる。
しかしさすが常念岳や燕岳方面へ上る道だけに、有明の交差点まで上るだけでもジワジワと坂道を上る訳で、さすがにK原様の事が心配になるが、4人いるので何とかサポートしてくれる事を祈って僕ら3人は中房温泉に向けて更なる上りを走る。
GoogleMapのストリートビューでは、『割烹旅館山のたこ平』付近から本格的な上りになる見込みでしたが・・・
そこに行くまでにもジワジワと体力を奪います。
僕が概ね時速20km程で上っていたら後ろからK合様が・・・
「店長!Y田君が苦しそうです。」
「えっ?Y田君!このペースはしんどいか?」
「店長は気にしないで行って下さい!僕は頑張って自分のペースで上ります!」
「何を言ってるねん!まだ序盤やぞ。それならこのくらいのペースならどうや?」
時速15km弱くらいで走る。
「これなら何とかついて行けそうです。」
「よっしゃ!まだまだ先は長いから頑張ってついて来いよ!」
「わかりました!」
それにしても保健センターやカイザーベルクの周辺で既にしんどいんですけど(笑)
ニホンザルは歩いているし、傾斜は見立てで軽く10%オーバー。
「平均5%弱の坂じゃなかったか?」
いきなり洗礼を浴びた気分でした。
「確かにOさん(1号)が中房はきついよ~!って言っていたけど、ホンマやったな~。」
でもしばらく行くとちょっと傾斜が優しくなって・・・
変電所らしき建物の辺りまでは比較的穏やかに上る。
とはいえ僕は既に汗でジーパンがベッタリと太ももの筋肉に纏わりついており・・・
しかも上れば上るほど小雨が降ってきて・・・
「あかん!太もも周りの筋肉が上手く使えない!」
その上安全ブーツの底は薄く柔らかいので、ダイレクトなペダリングも一切出来ません。
残り9.5km辺りから再び本格的な上りになってきました。
明らかに7%~14%の傾斜です。
最初の九十九折でいきなり両脚のふくらはぎが攣ってしまう。
ジーパンがひっついて効率のいいペダリングが出来なくて、更にサドルは前乗り気味でつま先に力が入り過ぎたのが原因です。
「こんな所で力尽きたら、猿の群れの良いカモにされてまうわ!」って必死に痛みを堪えて上る。
鳴子章吉君のスプリントクライムじゃないけど、九十九折のカーブの度に傾斜がきつくなる辺りなどは、勢いで上って・・・直線はその勢いを維持してナンボです。
ついでに言うとピナイさんは13%以上の傾斜ではトルク不足で苦しい模様。
「うお~っ!」とか「あ~~~っ!」って喘いだり叫んだりして上っていましたので・・・
九十九折では確実に僕の方がスピードが速かったですね。
ただ・・・Y田君も九十九折でペースが落ちるので、徐々に離れていくのが判りました。
僕は見ての通りジーパンが汗と雨で濡れて太ももにひっついているので、間接の駆動域が小さくなり・・・まるでTTバイクにでも乗っているみたいに、出来る限り全体的に小さくなってこいでいます。
逆にY田君は息が上がっているようで、上体が完全に起きてしまっています。
こうやって見るとフォームの違いや、傾斜のきつさが伝わりますね!
意外にもK合様が素晴らしい撮影を・・・
そしてY田君が千切れる度に、「店長!Y田君が遅れたので援護に行ってきます!」って・・・
いつからそんな先輩風を吹かすようになったんだろう?
その度に僕はペースを落として2人が復帰するのを走りながら待つ。
しかし後半に入っていきなり13%以上の下りを一気に下り・・・
そこからまた強烈な上りが続く。
「これをまた帰りに上るのも辛いが、何よりもせっかく上って来たのに、また標高が下がって・・・ここからまた上るの?もう勘弁してよ!」そこからは僕もK合様も真剣モード。
傾斜がきつくなる度に僕はK合様を引き離し・・・
だらだら続く直線でまた追いつかれ・・・
そんな感じでようやく残り1kmの看板が見えてきました。
「ここから一気にアタックを決めるか?」
そう考えた瞬間、目の前に現れたのは、とことん反り上がった激坂。
さすがの僕もK合様も心が折れて・・・
「ラスト1kmでこんなにも強烈なボディブローを食らったのは初めて・・・。」
思わず2人とも地に足が着いてしまう。
「ゴメンK合さん。脚を止めるのは不本意やけど、もう15時前やねん。美術館組に連絡させて!」
「そうですね。これじゃあ遅れてしまいますもんね。」
すぐに電話をしたが、誰も出なくて・・・K原様とようやくつながる。
「ごめんなさい!今中房温泉郷に入ったばかりで、これから更に1km進んで入浴して帰るから、16時を少し回ります。」
「解りました!・・・それではこちらもあと1軒どこかに寄ってから帰ります。」
そして再び僕とK合様が走り出した時、後ろを振り向いたらY田君のヘルメットが見えた。
そこからあっと言う間に追いついたY田君は、「うお~!」っとまるでI藤様のような勢いで強烈なアタック!
そしてK合様はすかさず反応。
「おいおい!マジかよ。確かにK合さんを打ち負かすには、追いかける気力が湧かないくらいのスピードで、アタックを仕掛けないと無理だとは教えたけど・・・仕掛けるのが早過ぎるやろ!」
案の定200mも進まないうちにY田君は失速。
僕は有明山荘前でY田君をパスしながら、「ちょっと焦り過ぎじゃない?」って声をかける。
そしてK合様は勢いに乗ってドンドン行く。
「あ~っ!面倒くさいな~!」って僕もそれを追う。
ゴールの500m手前にかかっている橋の手前で一瞬分かれ道に迷ったが、とりあえずK合様を追いつめる!
「残り400mが勝負じゃ!」
そう思って残り400mで射程に入れた瞬間、K合様が振り向いて僕の接近に気付き加速する。
「くそっ!まだそんな力を残していたんか!」
しかしラスト400mは本当に辛かった、ずっと13%以上の傾斜が続いたんです。
僕の脚がもう少し自由に動かせれば一瞬で逆転できたはずなのに・・・
結局K合様には逃げ切られ、5秒近い差をつけられてしまいました。
何はともあれ無事に中房温泉に到着しました。
更に1分半後にフラフラになったY田君もゴール!
皆さんお疲れ様でした!
「さあ!温泉に入るぞ~!」
「あっ!店長。僕は外で自転車の番をしています。」
「はあ?何言ってるのピナイさん。せっかくここまで上って来たのに!」
「いや・・・ゆっくり浸かれない事を考えると入浴料が勿体無くて。」
「入らへん事の方が勿体無いわ!」
まあそうは言っても無理強いはできないので、僕とY田君で入ってきました。
僕らの前に女子高生風の女の子が入っていったので、混浴だったらどうしよう?なんて思いましたが、そこは見事に男女別でした(笑)
ゴールまで残り3km地点から臭っていた硫黄の香りは伊達じゃなかったですね。
「うわ~!お湯がヌルヌルで熱くて最高!一気に身体の疲れが抜けるみたいや~!」
「ホンマですね~!すごく気持ちいい~!」
「これを入らなかったピナイさんは勿体無いよな~!」
「ホントですよ!ピナイさんはバカですよ!」
露天風呂からK合様に聞こえるよう、これ見よがしに大声でしゃべってたんですけど・・・
結局K合様は入って来なかったですね(笑)
もし混浴だったら入っていたかな?
とりあえず入浴料700円は高いようで、いやいや!十分価値ある温泉でしたよ!!
それでは次回、美術館巡り組の話と、僕らの下山でのあんな事やこんな事についてのお話です。
どうぞお楽しみに!!
現在12:50・・・
まあまあここまでは予定通りだろう。
ただし、今回スケジュールを少し変更している。
H川様の希望で松本市内の観光を少し加えたいとの事!
松本城見学は17:00までなので、16:30までの入場でなければならない。
「そうなると15:30までに、このこねこねハウス駐車場に戻って来ないと難しいので、2時間半のサイクリングで頑張るしかないですね。」
美術館巡り組は45~60分のサイクリングプラス、2~3軒の美術館を回れるかどうか・・・
中房温泉組は1時間30分で上って15分で入浴、45分で下山・・・
結構カツカツのスケジュールじゃないか(汗)
とりあえず着替えも済ませて、自転車を組み上げたら空気圧のチェック!
「ピナイさんとA部さん!自転車を逆さまにして作業しない!」
「えっ?ダメなんですか?」
「ハンドルとサドルに傷が入ったり変形したりするでしょ?自分の命を支える神聖な場所を何だと心得るんですか?」
「はい。すみません!」
家の中でこっそり作業する際に、座布団やクッションを敷いて逆さまにするならまだしも・・・
僕は若かりし頃、下に緩和材を敷いていたのに、それでも先輩から車体を逆さまにして作業している事を激怒された経験があります。
「自転車乗りとしての意識と、プロとしての意識が低い!」って罵られて悔しかった覚えがあるので、以降そういった部分にも気を遣うようになりました。
そして走る事と、バスに乗り込む事に関してはメチャクチャ速いけど、準備が遅くてかなわないのがK合様なんです。
「ちょっと!いつまでかかってるの?出発するで!」
とりあえずK合様が空気圧を入れて、ポンプをO川様の車に積んだ所で出発!
そして駐車場を出て右折!
JR大糸線の穂高駅方面へ緩やかな坂道を上っていく。
一応途中までは全員で行ってもいいやん!って話で、ここはポタリングのスピードで、クロスバイク初心者のK原様に感覚を慣れて頂くことに・・・。
ちなみに僕が自分のヘルメットとシューズに加えて、K原様にお貸しするヘルメットも忘れた事から、ありがたい事にH川様が自分のヘルメットをK原様にお貸しして、自身はバンダナだけで走る選択をして下さいました。
そんな男気のあるメンバーもいれば・・・
「ちょっとK合さん!何を自分だけ上下ウェアをバッチリ決めて、ビンディングシューズなんて履いてるの?僕は安全靴やし、Y田君もランニングシューズやねんで?っていうかポタリングにビンディングとかKY過ぎへん?」
「いやいや・・・待って下さいよ!店長がシューズを忘れたのは自業自得じゃないですか!」
「そりゃそうやけど、Y田君もビンディングやないねんで?なんかこう・・・条件を揃えて勝負しようとかいうような美学とか、スポーツマンシップ精神はないのかねぇ?」
「何ですかそれ?店長の都合のいいペースに引き込まないで下さいよ!」
「うわ~。K合さんは容赦なしやなぁ~!まあ忘れ物をした僕には偉そうにお願いする資格もございませんが、いや~『獅子は兎を狩るにも全力を尽くす』とはよく言いますが、まさに必死ですな!」
「そもそもピナイさんはせこいんですよ。」とY田君。
そこまで言われても頑なに本気モードを崩さないで、勝利にこだわる男もいる訳ですよ(笑)
「仕方ないな~!まあいいですよ。ジーパンで安全ブーツのまま走るくらいが丁度いいハンディキャップになるでしょ?」
「いいましたね店長!」
「まあこんな条件の僕に負けるようじゃダメですよ。」
そんな会話を交わしていた本気モードのK合様が・・・迷子。
国道147号線まででたところで振り返ったら、縦一列に伸びて・・・
「後ろ・・・大丈夫?」
「K原さんがいるからもたついているのでは?」
「いや、K原さんなら心配しなくても大丈夫ですよ。彼女意外と乗れますから。」
「じゃあ安心ですね。」
「でも何か人数が足りへんな~?」
「あっ!K合さんが居てません。」
「はあ?何してるのあの人は?」
すると携帯電話が鳴って・・・
「店長~!今どこですか~?」
「何してるの~?なんでみんなを見失うような事になるの?」
「すみませ~ん。」
「駐車場の出入り口に『そば処』ののぼりが立っていたでしょ?そこを右折して真っ直ぐ上って来て下さい。さあ急いで!」
そして心配になったO川様が様子を見に逆戻り・・・
間も無く2人で戻って来ました。
全くお騒がせにも程があります。
ここで時間は13:10を回りました。
予定を少し押しています・・・
「貴重な時間でしたが、何とか挽回しましょう。」
僕は出来るだけJR沿線に近い道を走るつもりで国道147号線の1本西の道を走り、まずは碌山美術館前を経て、ジャンセン美術館まで7人で行くつもりでした。
そこで僕とY田君、K合様の3人だけ中房温泉を目指す段取りだったのです。
美術館巡りのメンバーはジャンセン美術館とちひろ美術館をメインの目的地にして、予備候補でアートヒルズミュージアム、絵本美術館、碌山美術館を予定していました。
ところがあろう事か素直に147号線から行かなかったからなのか、思い切って線路沿いを走らなかったからなのか、曲がる交差点を通り越してしまい・・・
有明駅前まで行ってしまいました(汗)
そこからは県道25号線(途中から327号線)を上れば中房温泉なので、美術館組にはごめんなさいして、途中の有明交差点で二手に別れる。
しかしさすが常念岳や燕岳方面へ上る道だけに、有明の交差点まで上るだけでもジワジワと坂道を上る訳で、さすがにK原様の事が心配になるが、4人いるので何とかサポートしてくれる事を祈って僕ら3人は中房温泉に向けて更なる上りを走る。
GoogleMapのストリートビューでは、『割烹旅館山のたこ平』付近から本格的な上りになる見込みでしたが・・・
そこに行くまでにもジワジワと体力を奪います。
僕が概ね時速20km程で上っていたら後ろからK合様が・・・
「店長!Y田君が苦しそうです。」
「えっ?Y田君!このペースはしんどいか?」
「店長は気にしないで行って下さい!僕は頑張って自分のペースで上ります!」
「何を言ってるねん!まだ序盤やぞ。それならこのくらいのペースならどうや?」
時速15km弱くらいで走る。
「これなら何とかついて行けそうです。」
「よっしゃ!まだまだ先は長いから頑張ってついて来いよ!」
「わかりました!」
それにしても保健センターやカイザーベルクの周辺で既にしんどいんですけど(笑)
ニホンザルは歩いているし、傾斜は見立てで軽く10%オーバー。
「平均5%弱の坂じゃなかったか?」
いきなり洗礼を浴びた気分でした。
「確かにOさん(1号)が中房はきついよ~!って言っていたけど、ホンマやったな~。」
でもしばらく行くとちょっと傾斜が優しくなって・・・
変電所らしき建物の辺りまでは比較的穏やかに上る。
とはいえ僕は既に汗でジーパンがベッタリと太ももの筋肉に纏わりついており・・・
しかも上れば上るほど小雨が降ってきて・・・
「あかん!太もも周りの筋肉が上手く使えない!」
その上安全ブーツの底は薄く柔らかいので、ダイレクトなペダリングも一切出来ません。
残り9.5km辺りから再び本格的な上りになってきました。
明らかに7%~14%の傾斜です。
最初の九十九折でいきなり両脚のふくらはぎが攣ってしまう。
ジーパンがひっついて効率のいいペダリングが出来なくて、更にサドルは前乗り気味でつま先に力が入り過ぎたのが原因です。
「こんな所で力尽きたら、猿の群れの良いカモにされてまうわ!」って必死に痛みを堪えて上る。
鳴子章吉君のスプリントクライムじゃないけど、九十九折のカーブの度に傾斜がきつくなる辺りなどは、勢いで上って・・・直線はその勢いを維持してナンボです。
ついでに言うとピナイさんは13%以上の傾斜ではトルク不足で苦しい模様。
「うお~っ!」とか「あ~~~っ!」って喘いだり叫んだりして上っていましたので・・・
九十九折では確実に僕の方がスピードが速かったですね。
ただ・・・Y田君も九十九折でペースが落ちるので、徐々に離れていくのが判りました。
僕は見ての通りジーパンが汗と雨で濡れて太ももにひっついているので、間接の駆動域が小さくなり・・・まるでTTバイクにでも乗っているみたいに、出来る限り全体的に小さくなってこいでいます。
逆にY田君は息が上がっているようで、上体が完全に起きてしまっています。
こうやって見るとフォームの違いや、傾斜のきつさが伝わりますね!
意外にもK合様が素晴らしい撮影を・・・
そしてY田君が千切れる度に、「店長!Y田君が遅れたので援護に行ってきます!」って・・・
いつからそんな先輩風を吹かすようになったんだろう?
その度に僕はペースを落として2人が復帰するのを走りながら待つ。
しかし後半に入っていきなり13%以上の下りを一気に下り・・・
そこからまた強烈な上りが続く。
「これをまた帰りに上るのも辛いが、何よりもせっかく上って来たのに、また標高が下がって・・・ここからまた上るの?もう勘弁してよ!」そこからは僕もK合様も真剣モード。
傾斜がきつくなる度に僕はK合様を引き離し・・・
だらだら続く直線でまた追いつかれ・・・
そんな感じでようやく残り1kmの看板が見えてきました。
「ここから一気にアタックを決めるか?」
そう考えた瞬間、目の前に現れたのは、とことん反り上がった激坂。
さすがの僕もK合様も心が折れて・・・
「ラスト1kmでこんなにも強烈なボディブローを食らったのは初めて・・・。」
思わず2人とも地に足が着いてしまう。
「ゴメンK合さん。脚を止めるのは不本意やけど、もう15時前やねん。美術館組に連絡させて!」
「そうですね。これじゃあ遅れてしまいますもんね。」
すぐに電話をしたが、誰も出なくて・・・K原様とようやくつながる。
「ごめんなさい!今中房温泉郷に入ったばかりで、これから更に1km進んで入浴して帰るから、16時を少し回ります。」
「解りました!・・・それではこちらもあと1軒どこかに寄ってから帰ります。」
そして再び僕とK合様が走り出した時、後ろを振り向いたらY田君のヘルメットが見えた。
そこからあっと言う間に追いついたY田君は、「うお~!」っとまるでI藤様のような勢いで強烈なアタック!
そしてK合様はすかさず反応。
「おいおい!マジかよ。確かにK合さんを打ち負かすには、追いかける気力が湧かないくらいのスピードで、アタックを仕掛けないと無理だとは教えたけど・・・仕掛けるのが早過ぎるやろ!」
案の定200mも進まないうちにY田君は失速。
僕は有明山荘前でY田君をパスしながら、「ちょっと焦り過ぎじゃない?」って声をかける。
そしてK合様は勢いに乗ってドンドン行く。
「あ~っ!面倒くさいな~!」って僕もそれを追う。
ゴールの500m手前にかかっている橋の手前で一瞬分かれ道に迷ったが、とりあえずK合様を追いつめる!
「残り400mが勝負じゃ!」
そう思って残り400mで射程に入れた瞬間、K合様が振り向いて僕の接近に気付き加速する。
「くそっ!まだそんな力を残していたんか!」
しかしラスト400mは本当に辛かった、ずっと13%以上の傾斜が続いたんです。
僕の脚がもう少し自由に動かせれば一瞬で逆転できたはずなのに・・・
結局K合様には逃げ切られ、5秒近い差をつけられてしまいました。
何はともあれ無事に中房温泉に到着しました。
更に1分半後にフラフラになったY田君もゴール!
皆さんお疲れ様でした!
「さあ!温泉に入るぞ~!」
「あっ!店長。僕は外で自転車の番をしています。」
「はあ?何言ってるのピナイさん。せっかくここまで上って来たのに!」
「いや・・・ゆっくり浸かれない事を考えると入浴料が勿体無くて。」
「入らへん事の方が勿体無いわ!」
まあそうは言っても無理強いはできないので、僕とY田君で入ってきました。
僕らの前に女子高生風の女の子が入っていったので、混浴だったらどうしよう?なんて思いましたが、そこは見事に男女別でした(笑)
ゴールまで残り3km地点から臭っていた硫黄の香りは伊達じゃなかったですね。
「うわ~!お湯がヌルヌルで熱くて最高!一気に身体の疲れが抜けるみたいや~!」
「ホンマですね~!すごく気持ちいい~!」
「これを入らなかったピナイさんは勿体無いよな~!」
「ホントですよ!ピナイさんはバカですよ!」
露天風呂からK合様に聞こえるよう、これ見よがしに大声でしゃべってたんですけど・・・
結局K合様は入って来なかったですね(笑)
もし混浴だったら入っていたかな?
とりあえず入浴料700円は高いようで、いやいや!十分価値ある温泉でしたよ!!
それでは次回、美術館巡り組の話と、僕らの下山でのあんな事やこんな事についてのお話です。
どうぞお楽しみに!!
2014年8月27日水曜日
信州安曇野サイクリング~2日目その2~こねこねぺったん!そば打ち体験・・・
とりあえず黒部ダムから再び長野県へ戻って参りました!
ピンボケしてますね・・・まあ読めるから気にしないで差し上げて下さい(笑)
歩きながらの撮影って面白いんですけど難しいんですよね。
あと扇沢に着いた途端、皆さん身体を冷やしてしまったのかトイレラッシュ。
僕は次の目的地(穂高)までの時間を逆算して道の込み具合を意識する。
「さあさあ、皆さん。気持ち急いで車に乗りましょう!」
しかし幸いまだ込み合ってはなくて、あっと言う間に大町温泉郷まで戻ってきました。
でも扇沢へ向かう方向は大渋滞。
そりゃチェックアウトギリギリまでホテルに居て10:00に出発なんてしていたらダメっすよ(笑)
この道は9:00~12:00頃までは一番ピークですから。
しかし高瀬川沿いに『大王わさび農場』を目指すも、ものすご~くゆっくりなトラックが行く手を阻むのであります。
別に僕はスケジュールが押しているから飛ばしたいって訳でもないのですが、3速だと3000回転を少しオーバーするけど、4速だと2000回転ちょっとってペースなのが苦しくて・・・
実は僕のランエボは3000回転を超えると急激に燃費が悪くなります。
2200回転以下でもトルクが抜けて車重を重く感じるようになるので、その分燃費が悪くなります。
まったくもって何の為にハイパワーにしたのか、意味が解らない車なんですね。
そうでなくても僕は夜に車の中で寝ている時も、無駄なガソリンを使わないよう、土砂降りでジメジメする中エンジンを切って寝ていたんです。
ちょっとアクセルを吹かしただけで、ガソリンタンク内で多くのガソリンが気化してしまうような面倒くさい車なものですから、極力ストレスのないよう、燃費に優しく走りたい訳ですよ。
ところが各車に乗り込むときに運転しない4名が、それぞれどの車に乗り込むかをじゃんけん等で決めるんですが・・・なぜかK合様は談合でもしてるのか?っていうくらい僕の車に乗る2人の内の1人になるんですね(苦笑)
「ちょっと~!ピナイさんまたですか?何だか僕はトラウマになってしまいそうですよ。」
「そんなこと言わないで下さいよ~。」
なんて事もあって、僕は思うようにスムーズに走れないイライラを堪える為、ミラー越しにK合様のモグモグ(顔の体操)を見ながら笑いで中和しないと落ち着かない・・・そんな感じでした。
高瀬川沿いの道はほとんどがオレンジのセンターラインで・・・
やっとホワイトの点線になったかと思えば対向車がやたら続く・・・
後ろを続く2台の車もついて来れるような余裕が無ければ、下手に追い越しも出来ません。
そしてやっと前に出れた!っと思ったらその向こうの脇道から木材を運んだトラックが進入・・・(汗)
「これ全部ピナイの呪いか?」って思えば全て合点がいくものの、「ああ俺って持ってないわ~。」ってつい落ち込んでしまうのでありました。
この区間でかなり燃費を崩してしまったと思います。
後ろのメンバーたちは僕のそんな思いを知らないので、「店長・・・きっと前のトラックがちんたら走っているからイライラしてるんやろな~。」って思っていたみたいですが、実はそういう訳ではなかったんですよね。
燃費やスケジュールの事で頭がいっぱいでした!
というのもまだ雨が降り続けていて、わさび農場の駐車場もそろそろ混雑して土のドロドロの駐車場に回されそうであった事と、この雨の中自転車でそば打ちに行くのが我慢できなくて・・・
「直接こねこねハウスに行こう!」って話に落ち着いたところです。
わさび農場前の御法田交差点を右折して穂高方面へ農道を走る。
天気が良ければ正面に常念岳を拝むことが出来る。
ここまで道に迷うことなく地元スペシャルなルートを走っていた僕ですが、こねこねハウスは15年ぶりくらいだったので、農家の集落に入った瞬間・・・
「あれ?確か今のを右に曲がってそろそろ正面に建物が見えて・・・あれ?家が増えているから目標が判らない!(汗)確か右に曲がった気はするねんけど・・・いやっ左かな?」
そして左折した瞬間、ルームミラーに看板が映って・・・
「うわっ!やっぱり逆だった。」
やむを得ず一旦左折し、その先でUターンして目的地へ到着。
11:00~の予約でしたが、現在10:54!完璧なスケジュールです。
まずは受付で料金を支払ってから・・・
手を綺麗に洗って、丁度11:00よりそば打ち体験開始!!
まずはチーム別けですが・・・
3人と4人に別れるんですよね。
でK合様はこういう時だけH川様とY田君とで3人のグループに・・・
僕はO川様とK原様、A部様との4人でグループになりました。
こちらはこちらで僕と同じく、個人的に趣味でそば打ちを経験しているO川様がいるので、経験者チームと思えば間違いはないのですが、その分ミスが許されないというプレッシャーが・・・(汗)
僕も20代の頃まではここで学んだ基礎をもとに、長野県内のあらゆる産地でそば粉と打ち粉を買い求め、自宅でそばを打ったりしていたものです。
まずは用意した水を半分入れて満遍なくそば粉に水分を混ぜる。
だまになってくるので、粒の大きさがバラバラにならないよう、大きさをそろえるところがポイントなんです。
初心者のA部様やK原様は、初めてとは思えないほど作業を理解するのが早いです。
そういえばK原様はパン作りやケーキ作りの教室へ通ってるんでしたね!上手いわけです。
僕としてはH川様やY田君に恨みはございませんが、ピナイチームには何がなんでも負ける訳にはいきませんので、出来るだけそば打ちの先生に突っ込まれないよう細かい作業をする。
そもそも『ピナイエロー』なんてTシャツを着ているから、つい「何調子に乗ってんねん!」という気持ちにさせられるんです(笑)
「ピナイさん!背中を向けて~!」
「うわっ!何がウィナーズやねん!(笑)っていうか、なぜY田君まで背中を向けるの?」
「えっ?僕は向けなくて良かったんですか?」
・・・そんな天然ボケなY田君、結構好きです。
ところでそうなんです!2013年の第100回記念大会ツール・ド・フランスでピナレロに乗ったチームSKYのクリス・フルームが優勝した時の記念Tシャツなんですね。
K合様はどれだけ勝者(王者)が好きなんよ(笑)
本題に戻りますが、更に4分の1水を足して更にだまをしっかり作っていく、最後に水を使い切ったら徐々にだまを練り合わせていく。
そして出来るだけだまが残らないように丸くつなげていく。
そのあと掌で円に延ばしていき・・・
麺棒で更に薄く延ばしていきます。
その際K合様が先生の指導を無視して我流を通そうとして怒られていました(笑)
「ピナイさん!ちゃんと先生の言う事は聞きましょう!」
ついピザの生地を延ばすような気持ちになったのでしょうか?
「あれは放っとくとそのうち、指先で生地を回しながら延ばす勢いやで!」
「うん!やりそうやね。」
イタリアンシェフもとい、ピザ職人!?
「ああ見えてスイーツとかも自分で作っちゃうんですよ。」
一応10月5日に神戸へお越しになるそうですが、その際K合様にはクレームブリュレを作ってきてもらう約束になっています。
既にその件については予約殺到で・・・
K合様、クレームブリュレを30個!
頑張って作って持って来て下さいますか?(笑)
当店のお客様は皆さん、K合様の腕を知りたくて興味津々なんです。
芦屋の名店でシェフをしていたなんて肩書きがあるので、ハードルは恐ろしく高くなっていますね。
ところで最後に延ばした生地を折りたたんで切る作業に・・・
ここではO川様が技を魅せてくれました。
なんとか2チームとも切り終わったので、これから現地で湯がいて盛りそばに仕上げます。
じゃじゃ~ん!と出来上がりです。
ただ残念な事に1チームで1盛なので、4人組は分け前が減るんですよ(笑)
まあ相手チームは若い食べ盛りの2人とH川様なので、4人分のそばもあっと言う間に無くなるでしょうが・・・
O川様がパンフレット向けの写真撮影の如く、そばを上手に掬います。
O川様、次回は『作務衣』を着てそば打ちしましょうか?きっと似合うと思います!
それにしても美味しかったですね!
自分たちの手作りそばとはいえ、十分お店で出せるくらいのレベルで作れちゃうのです!
特に今回はだしも美味しかったと、そば通のO川様も大満足。
ちなみに今回のそばは二八そばなのでそば粉8割に小麦粉(強力粉または中力粉)2割です。
そば打ちにおいては実は、水の分量が非常にキモでして・・・
通常粉全体の45%と言われますが、気温や湿度によって調整が必要なので、今回は現地の方がピッタリと算出してくれてます。
僕が個人的に作る時はいつも40%で計算して、残りは霧吹きで満遍なく水分を染み込ませながら微調整します。
あとそばは基本10月~11月が新そばのシーズンなので、自分でそば打ちをしたい人は秋にそば粉を仕入れましょう。
長野の一部地域では夏そばという、少し早めのそばも栽培されているそうなんですが、僕はまだお目にかかった事がないのでかなり希少だと思います。
あっ!そうそう!そば粉と小麦粉以外にも絶対に忘れてはいけないのが打ち粉です!
それが無いとどえらい事になります。
あと強力粉はなかなか売っていませんが、間違っても薄力粉は使わないで下さい!
初心者のこね方だったら、確実にボロボロと崩れます。
そんな訳で結構ハマッちゃうと、非常に楽しいそば打ち体験でした!
さて・・・
おそばも食べ終わり、自分たちのそばを湯がいた蕎麦湯を味わって一息ついた頃・・・
「おっ!雨が上ったぞ!」
「やった!これは走っても問題なさげな感じ!」
そうなんです。最後の最後で、ようやくピナイの呪いが緩和された模様。
「それでは中房温泉組と、美術館巡り組に別れて走りますか!」
「おお~っ!」
いよいよジーパンと安全ブーツのままヒルクライムです(汗)
次回乞うご期待!
あと野口さんのブログも見てね!
http://noguchi88.hatenablog.com/entry/2014/08/16/223620
ピンボケしてますね・・・まあ読めるから気にしないで差し上げて下さい(笑)
歩きながらの撮影って面白いんですけど難しいんですよね。
あと扇沢に着いた途端、皆さん身体を冷やしてしまったのかトイレラッシュ。
僕は次の目的地(穂高)までの時間を逆算して道の込み具合を意識する。
「さあさあ、皆さん。気持ち急いで車に乗りましょう!」
しかし幸いまだ込み合ってはなくて、あっと言う間に大町温泉郷まで戻ってきました。
でも扇沢へ向かう方向は大渋滞。
そりゃチェックアウトギリギリまでホテルに居て10:00に出発なんてしていたらダメっすよ(笑)
この道は9:00~12:00頃までは一番ピークですから。
しかし高瀬川沿いに『大王わさび農場』を目指すも、ものすご~くゆっくりなトラックが行く手を阻むのであります。
別に僕はスケジュールが押しているから飛ばしたいって訳でもないのですが、3速だと3000回転を少しオーバーするけど、4速だと2000回転ちょっとってペースなのが苦しくて・・・
実は僕のランエボは3000回転を超えると急激に燃費が悪くなります。
2200回転以下でもトルクが抜けて車重を重く感じるようになるので、その分燃費が悪くなります。
まったくもって何の為にハイパワーにしたのか、意味が解らない車なんですね。
そうでなくても僕は夜に車の中で寝ている時も、無駄なガソリンを使わないよう、土砂降りでジメジメする中エンジンを切って寝ていたんです。
ちょっとアクセルを吹かしただけで、ガソリンタンク内で多くのガソリンが気化してしまうような面倒くさい車なものですから、極力ストレスのないよう、燃費に優しく走りたい訳ですよ。
ところが各車に乗り込むときに運転しない4名が、それぞれどの車に乗り込むかをじゃんけん等で決めるんですが・・・なぜかK合様は談合でもしてるのか?っていうくらい僕の車に乗る2人の内の1人になるんですね(苦笑)
「ちょっと~!ピナイさんまたですか?何だか僕はトラウマになってしまいそうですよ。」
「そんなこと言わないで下さいよ~。」
なんて事もあって、僕は思うようにスムーズに走れないイライラを堪える為、ミラー越しにK合様のモグモグ(顔の体操)を見ながら笑いで中和しないと落ち着かない・・・そんな感じでした。
高瀬川沿いの道はほとんどがオレンジのセンターラインで・・・
やっとホワイトの点線になったかと思えば対向車がやたら続く・・・
後ろを続く2台の車もついて来れるような余裕が無ければ、下手に追い越しも出来ません。
そしてやっと前に出れた!っと思ったらその向こうの脇道から木材を運んだトラックが進入・・・(汗)
「これ全部ピナイの呪いか?」って思えば全て合点がいくものの、「ああ俺って持ってないわ~。」ってつい落ち込んでしまうのでありました。
この区間でかなり燃費を崩してしまったと思います。
後ろのメンバーたちは僕のそんな思いを知らないので、「店長・・・きっと前のトラックがちんたら走っているからイライラしてるんやろな~。」って思っていたみたいですが、実はそういう訳ではなかったんですよね。
燃費やスケジュールの事で頭がいっぱいでした!
というのもまだ雨が降り続けていて、わさび農場の駐車場もそろそろ混雑して土のドロドロの駐車場に回されそうであった事と、この雨の中自転車でそば打ちに行くのが我慢できなくて・・・
「直接こねこねハウスに行こう!」って話に落ち着いたところです。
わさび農場前の御法田交差点を右折して穂高方面へ農道を走る。
天気が良ければ正面に常念岳を拝むことが出来る。
ここまで道に迷うことなく地元スペシャルなルートを走っていた僕ですが、こねこねハウスは15年ぶりくらいだったので、農家の集落に入った瞬間・・・
「あれ?確か今のを右に曲がってそろそろ正面に建物が見えて・・・あれ?家が増えているから目標が判らない!(汗)確か右に曲がった気はするねんけど・・・いやっ左かな?」
そして左折した瞬間、ルームミラーに看板が映って・・・
「うわっ!やっぱり逆だった。」
やむを得ず一旦左折し、その先でUターンして目的地へ到着。
11:00~の予約でしたが、現在10:54!完璧なスケジュールです。
まずは受付で料金を支払ってから・・・
手を綺麗に洗って、丁度11:00よりそば打ち体験開始!!
まずはチーム別けですが・・・
3人と4人に別れるんですよね。
でK合様はこういう時だけH川様とY田君とで3人のグループに・・・
僕はO川様とK原様、A部様との4人でグループになりました。
こちらはこちらで僕と同じく、個人的に趣味でそば打ちを経験しているO川様がいるので、経験者チームと思えば間違いはないのですが、その分ミスが許されないというプレッシャーが・・・(汗)
僕も20代の頃まではここで学んだ基礎をもとに、長野県内のあらゆる産地でそば粉と打ち粉を買い求め、自宅でそばを打ったりしていたものです。
まずは用意した水を半分入れて満遍なくそば粉に水分を混ぜる。
だまになってくるので、粒の大きさがバラバラにならないよう、大きさをそろえるところがポイントなんです。
初心者のA部様やK原様は、初めてとは思えないほど作業を理解するのが早いです。
そういえばK原様はパン作りやケーキ作りの教室へ通ってるんでしたね!上手いわけです。
僕としてはH川様やY田君に恨みはございませんが、ピナイチームには何がなんでも負ける訳にはいきませんので、出来るだけそば打ちの先生に突っ込まれないよう細かい作業をする。
そもそも『ピナイエロー』なんてTシャツを着ているから、つい「何調子に乗ってんねん!」という気持ちにさせられるんです(笑)
「ピナイさん!背中を向けて~!」
「うわっ!何がウィナーズやねん!(笑)っていうか、なぜY田君まで背中を向けるの?」
「えっ?僕は向けなくて良かったんですか?」
・・・そんな天然ボケなY田君、結構好きです。
ところでそうなんです!2013年の第100回記念大会ツール・ド・フランスでピナレロに乗ったチームSKYのクリス・フルームが優勝した時の記念Tシャツなんですね。
K合様はどれだけ勝者(王者)が好きなんよ(笑)
本題に戻りますが、更に4分の1水を足して更にだまをしっかり作っていく、最後に水を使い切ったら徐々にだまを練り合わせていく。
そして出来るだけだまが残らないように丸くつなげていく。
そのあと掌で円に延ばしていき・・・
麺棒で更に薄く延ばしていきます。
その際K合様が先生の指導を無視して我流を通そうとして怒られていました(笑)
「ピナイさん!ちゃんと先生の言う事は聞きましょう!」
ついピザの生地を延ばすような気持ちになったのでしょうか?
「あれは放っとくとそのうち、指先で生地を回しながら延ばす勢いやで!」
「うん!やりそうやね。」
イタリアンシェフもとい、ピザ職人!?
「ああ見えてスイーツとかも自分で作っちゃうんですよ。」
一応10月5日に神戸へお越しになるそうですが、その際K合様にはクレームブリュレを作ってきてもらう約束になっています。
既にその件については予約殺到で・・・
K合様、クレームブリュレを30個!
頑張って作って持って来て下さいますか?(笑)
当店のお客様は皆さん、K合様の腕を知りたくて興味津々なんです。
芦屋の名店でシェフをしていたなんて肩書きがあるので、ハードルは恐ろしく高くなっていますね。
ところで最後に延ばした生地を折りたたんで切る作業に・・・
ここではO川様が技を魅せてくれました。
なんとか2チームとも切り終わったので、これから現地で湯がいて盛りそばに仕上げます。
じゃじゃ~ん!と出来上がりです。
ただ残念な事に1チームで1盛なので、4人組は分け前が減るんですよ(笑)
まあ相手チームは若い食べ盛りの2人とH川様なので、4人分のそばもあっと言う間に無くなるでしょうが・・・
O川様がパンフレット向けの写真撮影の如く、そばを上手に掬います。
O川様、次回は『作務衣』を着てそば打ちしましょうか?きっと似合うと思います!
それにしても美味しかったですね!
自分たちの手作りそばとはいえ、十分お店で出せるくらいのレベルで作れちゃうのです!
特に今回はだしも美味しかったと、そば通のO川様も大満足。
ちなみに今回のそばは二八そばなのでそば粉8割に小麦粉(強力粉または中力粉)2割です。
そば打ちにおいては実は、水の分量が非常にキモでして・・・
通常粉全体の45%と言われますが、気温や湿度によって調整が必要なので、今回は現地の方がピッタリと算出してくれてます。
僕が個人的に作る時はいつも40%で計算して、残りは霧吹きで満遍なく水分を染み込ませながら微調整します。
あとそばは基本10月~11月が新そばのシーズンなので、自分でそば打ちをしたい人は秋にそば粉を仕入れましょう。
長野の一部地域では夏そばという、少し早めのそばも栽培されているそうなんですが、僕はまだお目にかかった事がないのでかなり希少だと思います。
あっ!そうそう!そば粉と小麦粉以外にも絶対に忘れてはいけないのが打ち粉です!
それが無いとどえらい事になります。
あと強力粉はなかなか売っていませんが、間違っても薄力粉は使わないで下さい!
初心者のこね方だったら、確実にボロボロと崩れます。
そんな訳で結構ハマッちゃうと、非常に楽しいそば打ち体験でした!
さて・・・
おそばも食べ終わり、自分たちのそばを湯がいた蕎麦湯を味わって一息ついた頃・・・
「おっ!雨が上ったぞ!」
「やった!これは走っても問題なさげな感じ!」
そうなんです。最後の最後で、ようやくピナイの呪いが緩和された模様。
「それでは中房温泉組と、美術館巡り組に別れて走りますか!」
「おお~っ!」
いよいよジーパンと安全ブーツのままヒルクライムです(汗)
次回乞うご期待!
あと野口さんのブログも見てね!
http://noguchi88.hatenablog.com/entry/2014/08/16/223620
2014年8月26日火曜日
信州安曇野サイクリング~2日目その1~我ら今日からダムダム団!?・・・
結局車の中で3時過ぎまで寝付けなかった僕ですが、段々雨音が子守唄のように聞こえるようになって寝る。
17日の早朝。
昨夜のミーティングで、ホテルの朝食の時間が7:00~9:00である事を踏まえた時に、僕のスケジュールは朝食抜きですか?という事になると判明し、ならば朝5:00~走行会として走れる所まで扇沢方面まで自転車で走り、7時までには一旦ホテルに戻る。
それから朝食を食べて8時過ぎにチェックアウト!
車で扇沢へ向かい、8:30~のトロリーバスで黒部ダムへ向かう。
そんな段取りだったので、4:30に目覚ましを設定して起きたのですが・・・
「はぁ~。雨酷ぇな。」
まだまだ土砂降りの状態で、とても走行会なんて出来る感じではありませんでした。
「雨がまだ酷いので、本日の走行会は中止します。7時に朝食会場で会いましょう!」といった旨をO川様とH川様(僕の独断でこのお二人を勝手に部屋長と決めていたので)へメールで伝える。
それから僕ももう一眠り・・・
7時前にはホテルのロビーでくつろいでいましたが、いつまで経っても誰も来ないので「あれ?」と思ったら、夕食の時と同じ会場でした!
慌てて朝食会場に行ったら、まだ誰も来ていなかったのですが、間も無くH川様とA部様、K原様がお越しになり、K合様も・・・
しかしO川様とY田君が一向に来ないので、とりあえず席だけ先に確保して・・・
「もしもし!おはようございます!O川さん、朝食の時間なので会場にてお待ちしていますね~。」と連絡しました。
Y田君はグーグーと爆睡していた模様。
前日栂池の上りでK合様とバトルをしたのが相当疲れたのでしょう。
朝食に関してはバイキングで・・・
いつぞやの話で「朝食バイキングでベーコンが無かったら・・・」という話をした事がございましたが、その事を覚えていたH川様に「残念ながらベーコンがございませんね。」と言われました(笑)
確かにベーコンが無いだけで僕はゲンナリしてしまうのですが、ハムは比較的上等なものを使っていましたし、何よりウインナーが美味しかった!
なので黒部ビューホテルの朝食バイキングは、是非合格という事でお願い致します!!
ところがおかわりについては、できればガンガン行きたかったのですが、中国人等海外からの観光客が多く、かなり料理のところに人が並んでいた事もあったので、残念ながら諦める事に・・・
気持ちを改めてチェックアウトする事に。
後日追加したK合様の宿泊料と夕食時にオーダーしたドリンク代を支払って全員が下りてくるのを待つ。(それ以外の宿泊料は事前に前振込み済)
車に乗り込んだ我々は扇沢までの移動を急ぐ(と言っても前を走る車が遅かったのでもたついた)
のだった。
そもそも、シーズン中の立山アルペンルートは8:30を回ると観光客が動きだすので、大町温泉郷から扇沢までの道も徐々に渋滞し、駐車場で車が詰まるという事を知っていたからです。
何とか8:22に扇沢へ到着した我々は急いで人数分のチケットを購入(H川様がすばやくまとめ買いしてくれました)し、何とか8:30出発のトロリーバスに乗り込む!
実はこの8月でトロリーバスも50周年って事で・・・
可愛いキャラクターまで作っています。
これに乗って黒部ダムに着く頃には富山県に入ります!
黒部ダムに着いてからパシャリ!
H川様にはサッと逃げられましたが、他のメンバーは入りました。
そこから地中トンネルの220段ある階段を上って展望台を目指す!
「結構長い階段やな~!休憩所まであるなんて・・・」
「それはそうと、外に出たら晴れているといいんですけどね。」
しかし・・・
まだ雨が降る黒部ダムはこの通り・・・
「うわ~!真っ白やな~。」
雨脚は落ち着いてきたとは言え、粒が大きい上に標高が高いので冷たいのです。
この展望台で標高1500mを超えているはずなので・・・
しかし面白いものです。
少し風が吹いただけで・・・
はい!この通りダムが現れました!
しかも放水中ですよ。
僕はここへ来るのは4度目ですが、放水のタイミングに来たのは今回が初めて!
超感動です!!
ここで現地の方に、初めて全員での集合写真を撮影して頂きました。
階段を下りて近づきます。
すげぇ迫力ですね!!(これはK原様の撮影)
これは堰堤の真上から撮影!
その後ろに怪しい影が・・・
またA部様が盗撮していました。
どうやら僕を後ろから突き落とそうと企てているみたいです(笑)
ダムの高さ186mです。
軽く死ねますね(笑)
この黒部湖に潜ったらダムから放水されるのかな?
「K合さ~ん!ちょっと潜って試してもらえませんか?」
「何言ってるんですか?無理に決まっているでしょ?」
「ダムの放水と一緒に飛び出してきたら記念撮影しますよ!」
「いやいや!無理ですから!」
ここからピナレロのジャージを纏ったピナイさんが飛び出すんですね・・・
想像しただけでかっこいいじゃないですか!(笑)
さっきいた展望台を反対側から撮影!迫力満点です。
いや~山ですな!
写真の背中にPの文字が描いてある男がピナイさんです(笑)
ダムの落差を確認しながら・・・「これって放水と一緒に飛び出したら、俺ってメッチャかっこいい?」とか考えているんでしょうか?
とりあえず帰りのバスの時間が、そろそろ近いので今戻っています。
ところで、道中レストハウスにてお土産の『雷鳥のたまご』を購入した際に・・・
こんなものをもらいました!
ダムカードです!
全国のダムでこのようなトレーディングカードが配布されています。
これらを集める人の集いを『ダムダム団』と呼ぶそうで、僕のインプレッサ仲間にも数人いてます。
過去に九頭竜ダムのカードをプレゼントした覚えが・・・
それをH川様も知っていて、「これで今日から我々もダムダム団ですね。」って。
「いやいや今回だけの間違いでしょ?」(笑)
こんなのをコンプリートするなんて途方も無い話です。
ちゃんとカードをもらった証で、バスのチケットにスタンプを押してもらいます。
言っている間にバスの時間があと5分になりました!
「こら~ピナイ~!一人だけ先に走って行くな~!」
彼はいざとなったら一人だけ助かろうとするのだろうか?(笑)
画面一番奥の白い点がK合様です。
もちろん全員無事にバスに間に合って下山しました。
天気のいい日も最高ですが、今回の黒部ダムも幻想的で素敵でした!
ちなみにダム湖の色に合わせてこんなものがレストランの名物になっています。
『黒部ダムカレー』
ライスが堰堤をかたどっているのが判りますか?
ルーが黒部湖でフライなどの具がガルベ(遊覧船)だそうです。
これがね・・・アルペンルート以外でも大町周辺のレストランやホテルなど、20店舗以上のお店で各店舗のオリジナルを競い合っているって話ですよ!
実は食べたかったんですけど、今回はスケジュール上無理だったので・・・
いずれまた長野に行った時に頑張って・・・参加メンバー全員でコンプリートを目指しましょう!
これはこれでダムダム団のお勤めなんじゃないかと・・・(笑)
では次回乞うご期待!!
17日の早朝。
昨夜のミーティングで、ホテルの朝食の時間が7:00~9:00である事を踏まえた時に、僕のスケジュールは朝食抜きですか?という事になると判明し、ならば朝5:00~走行会として走れる所まで扇沢方面まで自転車で走り、7時までには一旦ホテルに戻る。
それから朝食を食べて8時過ぎにチェックアウト!
車で扇沢へ向かい、8:30~のトロリーバスで黒部ダムへ向かう。
そんな段取りだったので、4:30に目覚ましを設定して起きたのですが・・・
「はぁ~。雨酷ぇな。」
まだまだ土砂降りの状態で、とても走行会なんて出来る感じではありませんでした。
「雨がまだ酷いので、本日の走行会は中止します。7時に朝食会場で会いましょう!」といった旨をO川様とH川様(僕の独断でこのお二人を勝手に部屋長と決めていたので)へメールで伝える。
それから僕ももう一眠り・・・
7時前にはホテルのロビーでくつろいでいましたが、いつまで経っても誰も来ないので「あれ?」と思ったら、夕食の時と同じ会場でした!
慌てて朝食会場に行ったら、まだ誰も来ていなかったのですが、間も無くH川様とA部様、K原様がお越しになり、K合様も・・・
しかしO川様とY田君が一向に来ないので、とりあえず席だけ先に確保して・・・
「もしもし!おはようございます!O川さん、朝食の時間なので会場にてお待ちしていますね~。」と連絡しました。
Y田君はグーグーと爆睡していた模様。
前日栂池の上りでK合様とバトルをしたのが相当疲れたのでしょう。
朝食に関してはバイキングで・・・
いつぞやの話で「朝食バイキングでベーコンが無かったら・・・」という話をした事がございましたが、その事を覚えていたH川様に「残念ながらベーコンがございませんね。」と言われました(笑)
確かにベーコンが無いだけで僕はゲンナリしてしまうのですが、ハムは比較的上等なものを使っていましたし、何よりウインナーが美味しかった!
なので黒部ビューホテルの朝食バイキングは、是非合格という事でお願い致します!!
ところがおかわりについては、できればガンガン行きたかったのですが、中国人等海外からの観光客が多く、かなり料理のところに人が並んでいた事もあったので、残念ながら諦める事に・・・
気持ちを改めてチェックアウトする事に。
後日追加したK合様の宿泊料と夕食時にオーダーしたドリンク代を支払って全員が下りてくるのを待つ。(それ以外の宿泊料は事前に前振込み済)
車に乗り込んだ我々は扇沢までの移動を急ぐ(と言っても前を走る車が遅かったのでもたついた)
のだった。
そもそも、シーズン中の立山アルペンルートは8:30を回ると観光客が動きだすので、大町温泉郷から扇沢までの道も徐々に渋滞し、駐車場で車が詰まるという事を知っていたからです。
何とか8:22に扇沢へ到着した我々は急いで人数分のチケットを購入(H川様がすばやくまとめ買いしてくれました)し、何とか8:30出発のトロリーバスに乗り込む!
可愛いキャラクターまで作っています。
これに乗って黒部ダムに着く頃には富山県に入ります!
黒部ダムに着いてからパシャリ!
H川様にはサッと逃げられましたが、他のメンバーは入りました。
そこから地中トンネルの220段ある階段を上って展望台を目指す!
「結構長い階段やな~!休憩所まであるなんて・・・」
「それはそうと、外に出たら晴れているといいんですけどね。」
しかし・・・
まだ雨が降る黒部ダムはこの通り・・・
「うわ~!真っ白やな~。」
雨脚は落ち着いてきたとは言え、粒が大きい上に標高が高いので冷たいのです。
この展望台で標高1500mを超えているはずなので・・・
しかし面白いものです。
少し風が吹いただけで・・・
はい!この通りダムが現れました!
しかも放水中ですよ。
僕はここへ来るのは4度目ですが、放水のタイミングに来たのは今回が初めて!
超感動です!!
ここで現地の方に、初めて全員での集合写真を撮影して頂きました。
階段を下りて近づきます。
すげぇ迫力ですね!!(これはK原様の撮影)
これは堰堤の真上から撮影!
その後ろに怪しい影が・・・
またA部様が盗撮していました。
どうやら僕を後ろから突き落とそうと企てているみたいです(笑)
ダムの高さ186mです。
軽く死ねますね(笑)
この黒部湖に潜ったらダムから放水されるのかな?
「K合さ~ん!ちょっと潜って試してもらえませんか?」
「何言ってるんですか?無理に決まっているでしょ?」
「ダムの放水と一緒に飛び出してきたら記念撮影しますよ!」
「いやいや!無理ですから!」
ここからピナレロのジャージを纏ったピナイさんが飛び出すんですね・・・
想像しただけでかっこいいじゃないですか!(笑)
さっきいた展望台を反対側から撮影!迫力満点です。
いや~山ですな!
写真の背中にPの文字が描いてある男がピナイさんです(笑)
ダムの落差を確認しながら・・・「これって放水と一緒に飛び出したら、俺ってメッチャかっこいい?」とか考えているんでしょうか?
とりあえず帰りのバスの時間が、そろそろ近いので今戻っています。
ところで、道中レストハウスにてお土産の『雷鳥のたまご』を購入した際に・・・
こんなものをもらいました!
ダムカードです!
全国のダムでこのようなトレーディングカードが配布されています。
これらを集める人の集いを『ダムダム団』と呼ぶそうで、僕のインプレッサ仲間にも数人いてます。
過去に九頭竜ダムのカードをプレゼントした覚えが・・・
それをH川様も知っていて、「これで今日から我々もダムダム団ですね。」って。
「いやいや今回だけの間違いでしょ?」(笑)
こんなのをコンプリートするなんて途方も無い話です。
ちゃんとカードをもらった証で、バスのチケットにスタンプを押してもらいます。
言っている間にバスの時間があと5分になりました!
「こら~ピナイ~!一人だけ先に走って行くな~!」
彼はいざとなったら一人だけ助かろうとするのだろうか?(笑)
画面一番奥の白い点がK合様です。
もちろん全員無事にバスに間に合って下山しました。
天気のいい日も最高ですが、今回の黒部ダムも幻想的で素敵でした!
ちなみにダム湖の色に合わせてこんなものがレストランの名物になっています。
『黒部ダムカレー』
ライスが堰堤をかたどっているのが判りますか?
ルーが黒部湖でフライなどの具がガルベ(遊覧船)だそうです。
これがね・・・アルペンルート以外でも大町周辺のレストランやホテルなど、20店舗以上のお店で各店舗のオリジナルを競い合っているって話ですよ!
実は食べたかったんですけど、今回はスケジュール上無理だったので・・・
いずれまた長野に行った時に頑張って・・・参加メンバー全員でコンプリートを目指しましょう!
これはこれでダムダム団のお勤めなんじゃないかと・・・(笑)
では次回乞うご期待!!
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