2014年8月27日水曜日

信州安曇野サイクリング~2日目その2~こねこねぺったん!そば打ち体験・・・

とりあえず黒部ダムから再び長野県へ戻って参りました!

ピンボケしてますね・・・まあ読めるから気にしないで差し上げて下さい(笑)

歩きながらの撮影って面白いんですけど難しいんですよね。

あと扇沢に着いた途端、皆さん身体を冷やしてしまったのかトイレラッシュ。

僕は次の目的地(穂高)までの時間を逆算して道の込み具合を意識する。

「さあさあ、皆さん。気持ち急いで車に乗りましょう!」

しかし幸いまだ込み合ってはなくて、あっと言う間に大町温泉郷まで戻ってきました。

でも扇沢へ向かう方向は大渋滞。

そりゃチェックアウトギリギリまでホテルに居て10:00に出発なんてしていたらダメっすよ(笑)

この道は9:00~12:00頃までは一番ピークですから。

しかし高瀬川沿いに『大王わさび農場』を目指すも、ものすご~くゆっくりなトラックが行く手を阻むのであります。

別に僕はスケジュールが押しているから飛ばしたいって訳でもないのですが、3速だと3000回転を少しオーバーするけど、4速だと2000回転ちょっとってペースなのが苦しくて・・・

実は僕のランエボは3000回転を超えると急激に燃費が悪くなります。

2200回転以下でもトルクが抜けて車重を重く感じるようになるので、その分燃費が悪くなります。

まったくもって何の為にハイパワーにしたのか、意味が解らない車なんですね。

そうでなくても僕は夜に車の中で寝ている時も、無駄なガソリンを使わないよう、土砂降りでジメジメする中エンジンを切って寝ていたんです。

ちょっとアクセルを吹かしただけで、ガソリンタンク内で多くのガソリンが気化してしまうような面倒くさい車なものですから、極力ストレスのないよう、燃費に優しく走りたい訳ですよ。

ところが各車に乗り込むときに運転しない4名が、それぞれどの車に乗り込むかをじゃんけん等で決めるんですが・・・なぜかK合様は談合でもしてるのか?っていうくらい僕の車に乗る2人の内の1人になるんですね(苦笑)

「ちょっと~!ピナイさんまたですか?何だか僕はトラウマになってしまいそうですよ。」

「そんなこと言わないで下さいよ~。」

なんて事もあって、僕は思うようにスムーズに走れないイライラを堪える為、ミラー越しにK合様のモグモグ(顔の体操)を見ながら笑いで中和しないと落ち着かない・・・そんな感じでした。

高瀬川沿いの道はほとんどがオレンジのセンターラインで・・・

やっとホワイトの点線になったかと思えば対向車がやたら続く・・・

後ろを続く2台の車もついて来れるような余裕が無ければ、下手に追い越しも出来ません。

そしてやっと前に出れた!っと思ったらその向こうの脇道から木材を運んだトラックが進入・・・(汗)

「これ全部ピナイの呪いか?」って思えば全て合点がいくものの、「ああ俺って持ってないわ~。」ってつい落ち込んでしまうのでありました。

この区間でかなり燃費を崩してしまったと思います。

後ろのメンバーたちは僕のそんな思いを知らないので、「店長・・・きっと前のトラックがちんたら走っているからイライラしてるんやろな~。」って思っていたみたいですが、実はそういう訳ではなかったんですよね。

燃費やスケジュールの事で頭がいっぱいでした!

というのもまだ雨が降り続けていて、わさび農場の駐車場もそろそろ混雑して土のドロドロの駐車場に回されそうであった事と、この雨の中自転車でそば打ちに行くのが我慢できなくて・・・

「直接こねこねハウスに行こう!」って話に落ち着いたところです。

わさび農場前の御法田交差点を右折して穂高方面へ農道を走る。

天気が良ければ正面に常念岳を拝むことが出来る。

ここまで道に迷うことなく地元スペシャルなルートを走っていた僕ですが、こねこねハウスは15年ぶりくらいだったので、農家の集落に入った瞬間・・・

「あれ?確か今のを右に曲がってそろそろ正面に建物が見えて・・・あれ?家が増えているから目標が判らない!(汗)確か右に曲がった気はするねんけど・・・いやっ左かな?」

そして左折した瞬間、ルームミラーに看板が映って・・・

「うわっ!やっぱり逆だった。」

やむを得ず一旦左折し、その先でUターンして目的地へ到着。


11:00~の予約でしたが、現在10:54!完璧なスケジュールです。

まずは受付で料金を支払ってから・・・

手を綺麗に洗って、丁度11:00よりそば打ち体験開始!!

まずはチーム別けですが・・・

3人と4人に別れるんですよね。

でK合様はこういう時だけH川様とY田君とで3人のグループに・・・


僕はO川様とK原様、A部様との4人でグループになりました。

こちらはこちらで僕と同じく、個人的に趣味でそば打ちを経験しているO川様がいるので、経験者チームと思えば間違いはないのですが、その分ミスが許されないというプレッシャーが・・・(汗)

僕も20代の頃まではここで学んだ基礎をもとに、長野県内のあらゆる産地でそば粉と打ち粉を買い求め、自宅でそばを打ったりしていたものです。


まずは用意した水を半分入れて満遍なくそば粉に水分を混ぜる。

だまになってくるので、粒の大きさがバラバラにならないよう、大きさをそろえるところがポイントなんです。


初心者のA部様やK原様は、初めてとは思えないほど作業を理解するのが早いです。

そういえばK原様はパン作りやケーキ作りの教室へ通ってるんでしたね!上手いわけです。


僕としてはH川様やY田君に恨みはございませんが、ピナイチームには何がなんでも負ける訳にはいきませんので、出来るだけそば打ちの先生に突っ込まれないよう細かい作業をする。

そもそも『ピナイエロー』なんてTシャツを着ているから、つい「何調子に乗ってんねん!」という気持ちにさせられるんです(笑)

「ピナイさん!背中を向けて~!」

「うわっ!何がウィナーズやねん!(笑)っていうか、なぜY田君まで背中を向けるの?」

「えっ?僕は向けなくて良かったんですか?」

・・・そんな天然ボケなY田君、結構好きです。

ところでそうなんです!2013年の第100回記念大会ツール・ド・フランスでピナレロに乗ったチームSKYのクリス・フルームが優勝した時の記念Tシャツなんですね。

K合様はどれだけ勝者(王者)が好きなんよ(笑)


本題に戻りますが、更に4分の1水を足して更にだまをしっかり作っていく、最後に水を使い切ったら徐々にだまを練り合わせていく。


そして出来るだけだまが残らないように丸くつなげていく。

そのあと掌で円に延ばしていき・・・

麺棒で更に薄く延ばしていきます。

その際K合様が先生の指導を無視して我流を通そうとして怒られていました(笑)

「ピナイさん!ちゃんと先生の言う事は聞きましょう!」

ついピザの生地を延ばすような気持ちになったのでしょうか?

「あれは放っとくとそのうち、指先で生地を回しながら延ばす勢いやで!」

「うん!やりそうやね。」

イタリアンシェフもとい、ピザ職人!?

「ああ見えてスイーツとかも自分で作っちゃうんですよ。」

一応10月5日に神戸へお越しになるそうですが、その際K合様にはクレームブリュレを作ってきてもらう約束になっています。

既にその件については予約殺到で・・・

K合様、クレームブリュレを30個!

頑張って作って持って来て下さいますか?(笑)

当店のお客様は皆さん、K合様の腕を知りたくて興味津々なんです。

芦屋の名店でシェフをしていたなんて肩書きがあるので、ハードルは恐ろしく高くなっていますね。


ところで最後に延ばした生地を折りたたんで切る作業に・・・

ここではO川様が技を魅せてくれました。

なんとか2チームとも切り終わったので、これから現地で湯がいて盛りそばに仕上げます。


じゃじゃ~ん!と出来上がりです。

ただ残念な事に1チームで1盛なので、4人組は分け前が減るんですよ(笑)

まあ相手チームは若い食べ盛りの2人とH川様なので、4人分のそばもあっと言う間に無くなるでしょうが・・・


O川様がパンフレット向けの写真撮影の如く、そばを上手に掬います。

O川様、次回は『作務衣』を着てそば打ちしましょうか?きっと似合うと思います!

それにしても美味しかったですね!

自分たちの手作りそばとはいえ、十分お店で出せるくらいのレベルで作れちゃうのです!

特に今回はだしも美味しかったと、そば通のO川様も大満足。

ちなみに今回のそばは二八そばなのでそば粉8割に小麦粉(強力粉または中力粉)2割です。

そば打ちにおいては実は、水の分量が非常にキモでして・・・

通常粉全体の45%と言われますが、気温や湿度によって調整が必要なので、今回は現地の方がピッタリと算出してくれてます。

僕が個人的に作る時はいつも40%で計算して、残りは霧吹きで満遍なく水分を染み込ませながら微調整します。

あとそばは基本10月~11月が新そばのシーズンなので、自分でそば打ちをしたい人は秋にそば粉を仕入れましょう。

長野の一部地域では夏そばという、少し早めのそばも栽培されているそうなんですが、僕はまだお目にかかった事がないのでかなり希少だと思います。

あっ!そうそう!そば粉と小麦粉以外にも絶対に忘れてはいけないのが打ち粉です!

それが無いとどえらい事になります。

あと強力粉はなかなか売っていませんが、間違っても薄力粉は使わないで下さい!

初心者のこね方だったら、確実にボロボロと崩れます。

そんな訳で結構ハマッちゃうと、非常に楽しいそば打ち体験でした!

さて・・・

おそばも食べ終わり、自分たちのそばを湯がいた蕎麦湯を味わって一息ついた頃・・・

「おっ!雨が上ったぞ!」

「やった!これは走っても問題なさげな感じ!」

そうなんです。最後の最後で、ようやくピナイの呪いが緩和された模様。

「それでは中房温泉組と、美術館巡り組に別れて走りますか!」

「おお~っ!」

いよいよジーパンと安全ブーツのままヒルクライムです(汗)

次回乞うご期待!


あと野口さんのブログも見てね!
http://noguchi88.hatenablog.com/entry/2014/08/16/223620

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