2019年6月21日金曜日

何だかなぁ~


お客様がご自身の電動アシスト自転車をお友達に貸したら、ソーラーパネル付きの点滅タイプのテールランプを壊れた状態で返してきたらしい。

他にも傷がいっぱい・・・

いくら友達であったとしても、他人の自転車をそんな雑に使うなんて酷い話です。

こんなテールランプを交換するだけでも2000円以上の出費になるのですから。

他人に貸してガタガタになった自転車とか・・・

修理するときに悲しい気分になるのは持ち主さんだけではなく、作業する我々も同じ気持ちです。

自分の物も大切に扱って欲しいですけど、他人のものは余計に大切に使って欲しいですよね?

当店のスタッフでもそういった話はよくありました。

M籏君は初めて買ったTREKを高専の自転車競技部で、ロードバイクが欲しくても買えない部員の為に貸出ししていたのですが、それはもう酷い扱いをされていました。

山ちゃんにはI藤様から贈呈して頂いたTREKをしばらく貸していたのですが、乗りやすい事を良い事に、自分のセッティングにして乗った際、ノリノリで走って・・・歩道橋のスロープでジャンプ!

そして着地にミスって落車して、パンクやら何やら修理をする羽目に・・・

アキラ君も似たようなところがあって、店の試乗車やレンタサイクルに乗った時は信号の段差やスロープもガンガン突っ込んでいきますし、走り終わって帰ってくる時も、ノリノリの時などはサドルを跨いで左のペダルに立ったまま自転車から飛び降りて急ブレーキ!

いやいや・・・前後輪ロックさせてんじゃねぇよ!

突発的にとんでもない事をやらかす事があります。

当然「スタッフとして一番やったらあかん事やろ?」ってメチャクチャ怒りました!

スタッフなら当たり前の事なんですが、やっぱり何でも丁寧に扱って欲しいですね。

店前の自動販売機について・・・

最近よく自販機が釣銭不足の状態になっています。

週に2回は自販機の担当業者に見に来てもらわないと行けないような状態。

でも自販機の補充する人も減っています。

どこも人材不足。

しんどくない仕事で安定した収入を得たいとか思っている人が多過ぎじゃない?

まあそんな事は今回の件に至ってはどうでもいい話なのだけど、当店で自販機を置いた理由は、周辺に自販機が少なくて困るだろう。って事もあるけれど、たまたま売上金の一部を被災地の寄付金として活用できるって聞き、それを実践できるから設置した経緯がある。

先日も新潟・山形沖で地震があったばかり。

今後もどこかで地震が起こる可能性は当然高い。

僕も明日は我が身だと思いながら日々を過ごしています。

せめて自販機を置いた分の電気代くらいは稼ぎたい!って気持ちも無くは無いけど、それよりは少しでも寄付金を集めてもらいたいから、両替目的で自販機を使う人には遠慮して頂きたいというか・・・

僕もお店で買い物するときに1万円札とか出すのは本当に申し訳なくて、出来るだけ気を遣う努力をしています。

仕方が無くて千円札を使うならともかく、何本かドリンクを購入する際に1本につき千円札を投入して両替している人を何人か見かけた事があり、今でもそういうのがあって釣銭不足が連発しています。

その度に僕やスタッフが小銭でドリンクを買って釣銭を補充しているような状態。

しかも当店だって釣銭不足になりやすいので、困る事もしばしば・・・

両替のために銀行に行く手間を考えてみて下さい。

スタッフ1人が店を30分以上離れて両替に行く時間があったら、出来る作業や接客もあります。

生産性のない事に費やす時間がもったいないので、お客様にご協力頂かないと、どこのお店も大変ですし、自販機なんて釣銭不足の日が毎週2~3日続くだけで、毎月の売上が30~40%低下します。(週末に釣銭不足は死活問題)

つまりそれだけ寄付金も集められなくなります。

東北もまだまだですけど、熊本とか復興に時間と予算の必要な場所が沢山あるので、是非そんな事にも意識を持って頂けると助かります。

あと空き缶とペットボトルのゴミ箱に家庭ごみや、コンビニで買ったドリンクのプラゴミや、スーパーで買った弁当やお菓子のゴミを突っ込んだりする人も、一向に減少しません。

自販機の業者さんだけではなく、当店のスタッフも汚いゴミを漁って分別をしないとならないのでとても迷惑しています。

モラルとかってどうなっているんでしょうか?

話は少し逸れますが、最近だと塾の生徒さんが店の前を拡がって歩き、カバンを商品の自転車に引っ掛けて倒しそうになったのに、そのまま知らん顔をして行こうとしたので「何もなしで行っちゃうの?」って声をかけて、ようやく「すみませんでした。」って・・・。

でもぶつかった自転車の傾いたハンドルも元に戻さないまま行ってしまいました。

周りの友達も「そのままじゃダメでしょ?元に戻して、店員さんにも一声かけておかないといけないよ!」とか言うものじゃないですか?本来なら。

HAT神戸の子供たちにはそういう子が少ないですね。

その親世代である僕らは、そういうの気を遣って生きてきたはずなんですけどね。

学校教育だけではなく家庭での教育とか接し方も考え直した方が良いですし、そもそも大人が子供のまんまですからお話にならないケースも稀にあったりとか・・・

このままでは・・・いったい日本って国はどうなるんでしょうね?

やっぱり世の中、便利になり過ぎたからなのか・・・人の認識とか意識とかってものすごくやばい方向に傾いて来ているよなぁ~。って日々危機感を抱いております。

2019年6月18日火曜日

Google MAPの評価について・・・


グーグルに書き込みが増えたと思ってみてみたら、なんと1つ。
内容を見てみたのですが・・・



『以前このお店でコラムカットをお願いしました。

男性スタッフが作業してくださり30分ほどで終了、料金は3500円ほどだったと思います。
コラムの長さが変わったので新しいスペーサーの金額も含まれていましたが、元々付いていたスペーサーは返却してくれませんでした。

そしてつい先日、初めて入った別の自転車店でコラムカットを依頼、同じくコラムの長さが変わったので新しいスペーサーを取付してもらい、料金は2000円で元々付いていスペーサーは小さなPP袋に梱包して渡されました。

一度しかコラムカットをお願いした事がありませんので、この時に初めてスペーサーは返却してもらえる物と知りました。

料金の乖離に関しては作業前に料金を提示して頂き、納得した上で依頼をしているので良いのですが、他店より高い工賃をお支払いしているのですから元々付いていた物はきちんと返却して頂きたかったです。

それからレジの所に一万円以下の支払いはクレジットカード使用不可の案内がありましたが、支払金額によるカード利用拒否は加盟店規約違反ではないでしょうか。』



という内容でした。

実はお客様に渡し忘れをした場合は名前や名前の判らない一見のお客様の場合は特徴を書いて全て保管しています

連絡先がわかる場合はご連絡もしています。

そして現在ヘッドスペーサーの忘れ物は保管庫にございません。

作業をしたスタッフが誰かは判りませんが、使わないコラムスペーサーの返却について「持ち帰られますか?」と確認を取るようには教育しています。

尚、コラムカットの工賃ですが、ホイールを外しブレーキも外し、ステムを抜いてヘッドパーツを傷つけないようにフォークを抜いて、コラムの汚れを洗浄してからカットします。

金属系のコラムであれば、パイプカッターを使用するので簡単ですが、カーボンコラムの場合は専用のソーを使ってカットをするので、切り口を美しく仕上げる為に丁寧な作業を必要とします。

それにカーボンの粉末は有毒なので作業するスタッフもマスクをするだけではなく、目に入らないようにとか、手や服に付かないように作業をしなくてはならないのでリスキーです。

カット後はヘッドパーツも洗浄してグリスアップしてから取り付けしているので、手間はかけています。

それでも工賃は金属コラムで1200円、カーボンで2500円です。

これは高いと思われる金額なんでしょうか?

それにコラムカットして新しいコラムスペーサーに交換するなんてやり方は基本しません。

もしもカットの長さによって元々のスペーサーを使うよりも違うスペーサーを使った方が都合が良い場合は、当店でスペア用として用意しているコラムスペーサーを無料で提供しています。(要するに元々のスペーサーと交換という理屈で)

そしてその場合は部品を交換する必要性など最初に説明を入れさせて頂いております。

大半の人は今使っているコラムスペーサーを減らす方向でカットする人が大半で、スペーサーの部品代を頂いて交換する場合はグレードアップの場合です。

カーボンコラムスペーサーなら1枚数百円ですがチタンスペーサーなら千円以上します。

そして今までコラムカットをして、使わなくなったスペーサーを要らないと言われて頂いたものが当店の予備のストックになるのですが、そうやって頂いたスペーサーの元持ち主は3名ほどしかいなくて、当店でも把握できています。

なのでこの方が滅多にすることのないコラムカットを2度もして、他店と比較したという話も、どこまでの作業で、コラムの材質に違いがあるかどうかも不明。

ただクレジットの話は当店を利用したという信憑性を感じる内容。

規約違反?

別に強制している話ではなく、当店は修理代などのサービス料を、毎回細々と決済手数料として信販会社に削られていたらやっていられないし、お客様に決済手数料を負担して頂くのが申し訳ない金額なので、『1万円以上でお願いしています。』としている訳です。

これから現金を持たない世の中になるかも?と言われている時代に逆行しているのかも知れませんが、自転車屋に限らず小売店の多くは料金前払いで商品を仕入れている(或いは売掛で月末に大金を引き落とされる)ので、すぐに現金化できないと次の仕入れも苦しくなる・・・

要するに自転車屋だけに自転車操業をしていますので、どうか諸事情をご了承下さい!としか言いようがございません。

伊藤さんという女性のお名前でしたが、コラムカットをした女性のお客様というのは、少なくとも僕の記憶にはございません。




あと『のんのん』さんという女性の書き込みは嘘の嫌がらせだと断言します。

パンク修理をしてその日のうちにまたパンクしたっていう人は稀にいますが、その場合の理由として、元々空気が少ない状態で乗っていて(空気を入れる習慣の少ない人に多い)パンクした場合は、チューブに細かな傷が多くあります。

段差でのリム打ちパンクも通常は平行に2つのパンク穴が開くのですが、まれに片方しか開いていない場合があり、スタッフが穴を塞いで直したとしても、しばらくしたら他の傷口が空気圧に負けて破れてしまう現象があるのです。

当店ではその可能性がある場合は必ずチューブ交換(場合によってはタイヤも)の必要性を伝えます。

それでも「いえ、今手持ちがないので修理でお願いします。」と言われることも多いので、その場合は修理した上で、上記の可能性を再度説明し、「次回パンクした場合は交換でお願いします!」と伝えています。

他には走り出して運悪くまた何かを踏んでしまってパンクしたってケースも年に1人くらいはいるにはいます。

その場合も当店の作業を疑って来る方も中にはいますので、目の前で前回直した場所が完璧に塞がっている事を確認して頂いてから、新たなパンク穴を見せています。

もう一つ考えられるのはやはり稀な場合ですが、パンク穴の形や大きさで概ねの原因は判断できます。

その原因の中には先の尖った何かがタイヤに刺さったままの場合があって、タイヤの表面から目視出来ないものもあるので、スタッフは指先を切る可能性がある中で、タイヤの内側を指先で1周グルっと触ってチェックしています。

それでも見つからなかったのに、実はタイヤのゴムの中に隠れた異物が残っている場合もあるのです。

その場合は再度パンクでお越しになった際に、前回のパンク穴の位置かと比較して異物が隠れていそうなエリアを絞って念入りにチェックします。

そうしたら薄くて小さなガラスの破片が埋まっている事もあったりします。

なので余程運が悪いか、雑な乗り方でもしない限り3回以上もパンク修理が連続するなんて事はないのです。

同じお客様が4回も立て続けにパンクしたら、さすがに店内のスタッフ間では大事件ですから、インパクトが強すぎて把握していないはずがありません。

ですがそんなお客様が来たなんて事は誰一人知らないですし、僕も滅多に留守にしていませんから、これは確実に腹いせでやった嫌がらせだなぁ~って思う訳です。

また石井さんって方の☆1つについては心当たりがあるというか、僕も激怒した案件ですので、逆恨みにも程がある内容です。

ご自身のロードバイクのグレードアップを楽しまれていたお客様です。

初めてのロードバイクなので、その愛着とかも良くわかる話なので、いつも親身になって相談を受けておりました。

ある時BBをヂュラエースのBBに交換したいという相談の中で、価格的にも変わらず、性能的にもっと良くなるのでTOKENのBBがオススメですよ!ってお話をしたのですが、その時点では判断が出来ずに、「検討して後日伺います!」と帰って行かれました。

そこからしばらくたってTOKENのBBにします!と決心してこられたのですが、その時点で卸業者さんの在庫が完売になっていたのです。

なので「納期がわかり次第・・・恐らく2~3か月くらいでは次の入荷があると思いますのでまたご連絡致します。」とお伝えしておりました。

そして問題は納期がいつまで経っても判らない事。

何度も卸会社さんには確認しましたが、「まだ未定です。」

その度に石井さんにもご連絡を入れるようにしていたのですが、恐らく思い立ったらすぐに取り付けたくて仕方がないご性分なのだと思います。

度々ご来店頂いて・・・それも僕が展示会や出張でいないときに限ってのご来店。

他のスタッフでは上手く説明や説得が出来なくて困っていたみたいです。

そして卸業者の入荷時期になったので問い合わせたら、「今回の入荷商品にはBBが入ってませんでした!」と言われ・・・

「なんでそんな話になるねん?」とも言えないし・・・(卸業者さんも全国のショップさんを相手しないといけないので大変なんです。)言ったところで何の解決にもならない。

僕は全国のショップさんでTOKENのBBを在庫に持っているお店が無いか、電話やメールで確認したり、サイクルスポーツ(八重洲出版)の営業さんにまでご協力頂いてお調べしたのですが、本当にどこのお店も在庫を持っていない事がわかり・・・

止むを得ず台湾のショップさんから定価で購入する事になりました。

当然空輸の送料もかかるので、交換させて頂いて・・・その工賃で空輸分を賄えるかどうかって状況になりました。

それでもお待たせしているのだから今回はいいじゃない?って思ったので、石井さんには予定通りの価格で(実は事前の話で予算がギリギリなので工賃を下げて欲しいと言われて、通常の半額くらいの工賃で)お伝えしました。

ところが僕の主張でいない時にご来店されて、誰もBBを触れる人がいないタイミングだったので、お預かりするようにスタッフへ伝えたのですが、石井さんはまた後日に改めて来ますと言って帰られました。

しかし今度は2か月以上ご来店無し。

約束通り3か月以内には入手して連絡をしたので、特にその時点で問題があったとは思えません。

勿論お待たせしている事についても意識して連絡しています。

そしてまたご来店されたと思ったら、僕が展示会で不在の時。

「今回こそお預かりして!」と電話で指示をしたのですが、石井さんは「作業を観たいから嫌です。」と、僕が帰るまで帰らないと言い出したそうなんです。

スタッフ超困る・・・みたいな。

そもそもプレスフィットのBBなので、作業の様子を見せたくないですよね?

石井さんは自分で作業が出来るようになりたいと言っていたので、僕の作業を目で見て盗もうと思っていたのは間違いないのですが、やはりプレスフィットBBの取り外し行程なんてミスが出来ない緊張する作業なので、近くにお客様にいて欲しくないのです。

しかもそれは事前に伝えて本人さんの許可も得ていた話です。

それなのに居座られて・・・僕が帰ってきて第一声が「これだけ待たされたんですから、これってサービスしてくれるんですよね?」

つまりタダにしろという話になったのです。

これまでの時系列を説明した上でそれはいくら何でも無理ですと伝えたら、BBの金額だけ支払って、商品は他のお店で交換してもらう!って帰って行かれたのです。

結局当店としたら神経を散々擦り減らして、定価で買った物を定価で売って(ドル建てで買ったので正確にはマイナス)、更には空輸代を踏み倒されたまま、難癖だけつけられた結果になってしまったのです。

そういう事情から☆一つ・・・いやいや勘弁して下さいよ!って話です。

まあ僕は100人いたら100人に好かれたいと思って生きている訳ではないので、僕の歯に衣着せぬブログとかで僕を嫌っている人もいるでしょうし・・・
態度の悪いご来店者様やマナーの悪い通行人やスケボー軍団、スタッフの人権を無視した物言いのご来店者様には怒鳴ったりする(お客様は神様やろ?的な人や、ケンカ腰な方には)ことも稀にあるので・・・

きっと個人的に僕を嫌いな人は、まあまあいるだろうなぁ~と自覚しています。(笑)



でも店やスタッフにだってお客様になって頂きたい人を選ぶ権利はありますよね?


評価で☆一つとかする人ってどこか深層心理で「俺は客だぞ!」って感覚を持っている人だと思うのです。

しかしお客様とスタッフは対等の立場ですので、我々は料金に見合った商品やサービスを提供します。

お客様の人となりに惚れて料金以上のサービスもする事だってあります。

スタッフも人間ですから、気持ちの良い対応のお客様にはプラスαの何かを提供したくなるのです。

逆に僕もスタッフもそういったお客様のご指摘や、応援して頂く気持ちに支えられて成長していくのです。

ですから僕も別に店の評価を全部☆5つにして欲しいなんてお願いをしているつもりもありませんが、少なくとも僕自身が他のお店さんを正当に評価して、今後の成長を期待してコメントを書き込まない事には、自分が書いてくれって言うのは筋が通っていない!と思ったので、現在僕も個人的にグーグルMAPで評価を書き込んでいます。

やはりお店はお客様の協力で成長し、売上が上がれば少しは安売りなどもしやすくなるかも知れないし、何らかの形で還元できるはずなんです。

そうやって自分の街や好きなお店を成長させるための評価の場がネットの口コミだと思うので、自分のコメントや評価でお店がどう成長するのかを楽しむくらいの気持ちで書いて頂けると幸いです。





2019年6月16日日曜日

BIXXIS&コーダーブルーム試乗会の準備が出来ました!


本日11:00~開始です!





風が少し強いので展示車が心配ですが、何とか頑張ります!

皆様お待ちしていますね!

2019年6月7日金曜日

 BIXXIS試乗会・・・6月9日(日)⇒6月16日(日)へ変更になりました!そしてコーダーブルーム試乗会も併せて開催致します!

当初6月8日(土)にシルベストサイクルさんでの試乗会があるので、その流れで翌日に当店で試乗会となっていましたが、恐らくシルベストさんも天候を懸念したのだと思われます。という訳で翌週にスケジュールを変更致しました!

当店の女性スタッフが手造りでPOPを描いて、インスタにもアップしていましたが、肝心の僕の方がホームページに開催日を掲載しただけで、ブログの更新が滞っていたというのはある意味こういう事態も考えられるという話だったので、大々的にブログで書けなかった訳なんですが・・・

しかしBIXXISの知名度はまだまだ業界の方でもご存知ない方が少なくない状況なので、本当はもっと大勢の方に知ってもらいたいブランドである事を、僕が真剣に考えているって事だけはご理解下さい!



僕が本格的にロードレースに興味を持ち始めたのは1994年。

DEROSAのロードバイクが最も輝いていた年でした。


DVDがまだ無かった頃なので、海外から輸入したVHSテープを擦り切れるほど繰り返し観て、当時のプロ選手たちの爆発的な走りに憧れてロードバイクを購入する事に。

それまでMTBを乗っていた僕は元々14kg以上あったMTBを、フレーム以外の全ての部品を超軽量パーツで組み直し、10.8kgまでダイエットさせ、ハブのベアリングは目一杯研磨し、ウレアグリスを更にオイルで柔らかくし、ギアは当時のシマノXTRで48T×11Tの組み合わせで、平地でも72km以上のスピードが出せる自転車に仕上げていたのですが・・・

その自転車を『FW15』と名付けていました。

93年F-1グランプリのチャンピオンマシンの名前・・・(笑)

小学生の頃からF-1が大好き・・・というより、スピードの出る乗り物は基本好き。

僕は両親がいなくて高校~大学と学費も自分のバイトで稼いだお金で通っていた関係もあって、なかなかロードバイクを買えなかったんですね。

だからMTBでもその気になればロードバイクに負けない走りができる!と言いたいがために仕上げた自転車でした。

そんな僕が初めて乗ったロードバイクはサイクルスポーツ(雑誌)の、売ります買いますコーナーで知り合った方から安く譲って頂いた『3連勝・カタナ』でした。

チェーンリングは52-42Tでスプロケは12-21T。

インナーを使うのは男じゃない!なんて考えていた僕は、初めて走った表六甲の高羽交差点~鶴甲~丁字ヶ辻の8kmを、馬鹿みたいに52T×21Tで止まりそうになりながらも足を着くことなく34分程で上ったのが、ロードバイクでの初めてのヒルクライム。

その後アウターを54Tに交換して臨んだのが1996年の『第8回ツール・ド・能登400』でした。

3日間で約430km走る、ロングライドやセンチュリーライドの元祖の一つです。

そこの2日目、輪島から能登半島の先端へ向かっている最中、丁度近くを通過する台風の影響で岩壁に叩きつけられたりして、ズタボロになりながらも最初のエイドステーションに辿り着いた際に出会った人が、まさに94年のジロでチャンピオンバイクになった『DEROSA・チタニオ』に乗ったYさんだったんです。

ゲビス・バランのチームジャージを着て走っていた僕と意気投合して下さり、その後3日目まで一緒に走って頂く事になったのですが・・・

当時のDEROSA・チタニオは決して軽くは感じませんでしたが、憧れの自転車だった事もあって、試乗させて頂いた時は夢のような気分だった事を今でも覚えています。



そうなんです!当時から僕がずっと欲しかった自転車は紛れもなく『あの自転車』だったのです!

僕にとってはフェラーリで言うところのF40みたいな特別な位置付け。




しかし今のDEROSAに当時と同じチタニオを求める事なんてできません。

何故なら既に高齢のウーゴ・デ・ローザ氏はもうトーチを握っていません。

後継者であるドリアーノ・デ・ローザ氏も『ウーゴの意志と伝統、技術を守る為』にDEROSAを離脱しているからです。




そしてドリアーノ氏が独立して新たに立ち上げたブランド『BIXXIS』こそが、僕の憧れていた『あのチタニオ』を、現在のスペックで具現化してくれる訳です。


当店でも3月に組ませて頂きましたが、このチタンバイク『BIXXIS・パトス』こそが、まさに求めていた自転車なんです。

今では手に入れる事すら困難な1994年のDEROSA・チタニオ・・・

でもBIXXISだったら手に入れられるんです。

しかも当時よりも重量も軽くなって、走りも軽やか・・・(でも確実にレーサーの乗り味なので、コンフォートさはありません)

フロントフォークはカーボンですが、僕が今まで試乗してきた数多くの自転車の中でも、ここまで剛性感があってハンドリングが素晴らしいフォークは数えるほどしかありません。


BIXXISジャパンの静観代表は試乗会の後にイタリアのBIXXIS工房へ旅立つそうです。

本当は僕も『パトス』を作って頂きたい事もあって、ご一緒させて頂きたかったのですが・・・新規事業の件もありますので今は行けそうもありません。

ただ『パトス』を注文する意志は変わりません。

94年ジロのチャンピオンバイクと同じジオメトリーで作ってもらう予定で考えています。


当店で現在展示させて頂いている、スチールフレーム『プリマ』も完成車重量は軽くて、レーサーとしても十分な戦闘力を秘めた自転車です。

最近では『スチールフレームのロードバイク=コンフォートなロングライド用』ってイメージが一般的になっていますが、これは紛れもなくレーサーです!

90年代まではツールやジロでもスチールバイクが走っていたんですけど、その当時のテイストを今も守っている本格派の走りなんです。

当然しなやかさもあるので、乗り込んで馴染めばロングライドもお手の物ですが、僕はそんな使用用途云々よりも、フレームの動きや働きをその身体で感じて欲しいから、この自転車を買って欲しいと思う訳です。

これこそが『世界一の職人』の作る本物の走りだと言いたい!

魂のこもっていないカーボンバイクよりも、職人がライダーの為に考えて心を込めた作品の方が愛着も湧くし、走って楽しさを感じないだろうか?

ドリアーノ氏とはスカイプを通して直接話が出来ます。(静観代表が通訳をして下さいます!)

ドリアーノ氏は注文するライダー1人1人にあったフレームを作るので、2つとして同じフレームが出来る事はありません。

そこにもロマンを感じませんでしょうか?

まずは試乗会にお越し頂いて、その走りを体感してみて下さい!

そしてコーダーブルームの試乗会も同時開催致します!

コーダーブルームの営業マンの藤谷様は自転車マニア・・・或いはオタクと言っても過言ではないくらい、自転車への愛に溢れている方なので、今回合同で試乗会を行なう事についてはとても意味のある事だと感じています。

それでは皆様、6月16日(日)AM11:00~よろしくお願い申し上げます!