とりあえず無事に全員が集合したので穂高を出発。
大王わさび農場前で右折し、安曇野IC方面へ向かう。
途中、前を走る車が非常に運転に不慣れな事と、その先の信号が赤に変わるのが分ったので、ほぼあぜ道といっていいくらいの細い農道をすり抜けて本線に合流。
更に長野自動車道の下を潜って反対側の側道を走ろうかと思いましたが、さすがに後ろからついて来る2台のドライバーに「店長!ちょこまか走り過ぎ!」って怒られると思ったので、そこからしばらくはセオリー通りに走る。
国道19号線を南下し、またしても『バイクランチ』(鈴木雷太さんのショップ)の前を通過して、新橋の交差点を左折。
県道295号線を蟻ヶ崎方面へと抜けて・・・
「はい!来ました。松本城ですよ!」
といっても、道路からではここまでデ~ンと観ることはできませんが・・・
とりあえず中に入れなかったので、せめて外からだけでも観て頂こうと、僕なりにH川様への恩返しです。
なぜ市街地に入ったかというと・・・
①・・・全員喉が渇いているので喫茶店に寄りたい!
②・・・国道19号線は混んでいる時間帯なので、塩尻までは県道63号線を南下する予定!
といった理由からなんですけどね。
今思えば、やはり途中で長野自動車道を潜って、田沢の北から県道57号線~国道143号線のルートで松本の市街地に入って、せっかくなので浅間温泉に寄り『ツール・ド・美ヶ原』のスタート直後の壁のような激坂を案内すれば良かった(笑)
とりあえず一方通行まみれの狭い城下町の中を、結局ちょこまか走り・・・
『珈琲まるも』の正面に出てきたのですが、残念ながら準備中!!
「何~っ!準備中ってなんでんねん?」
ふと、周りを見たら・・・
「何?松本ぼんぼん?もしかして松ぼんやから営業してなかったんか?」
通常なら18時まで営業しているはずなのに不思議でした。
でも松本ぼんぼん・・・ちょっと見物して帰りたかったな~。
仕方が無いのでデイリーヤマザキの角を左折して、深志2丁目の交差点を左折。
駅前大通りを県の森方面へ走り・・・
本来は突き当たり右折で県道63号線なのだが、少しでも最短距離で行こうと秀峰学校前交差点を右折してやまびこ道路を南下。
実にこれが失敗だった。
ここ数年で筑摩の周辺に色々なお店が出来たりして、思いのほか渋滞気味でした。
しかも県道63号線を途中左へ逸れて、松本盆地とアルプスを一望できる山麓線を走るつもりだったのに、喉が渇き過ぎてうっかりそのまま63号線で塩尻まで行ってしまった(汗)
一旦国道19号線で中津川方面に向かうつもりでガソリンスタンドに寄ったのだが・・・
「なんか19号線への車の流れが多いな~。K合さん、中央道の渋滞情報を調べてもらえます?」
「店長!渋滞は八王子だけですね。」
「本当に?じゃあなんで19号線がこんなに車で多いんだろう?」
H川様とO川様とで話し合い・・・
「木曽路が混雑すると本当に進みが悪いので、少し戻って塩尻から高速に乗ります!」
そういって長野自動車道に乗り、岡谷JCTから中央道へ・・・
電光掲示板を見てビックリ!
「飯田山本~中津川、渋滞12km!?なんじゃこりゃ~!」
どこまでも呪われてるよピナイさ~ん!
とりあえず喉の渇きも限界なので、駒ケ岳SAで休憩する事にしました。
それまでの道中でK原様にお願いして、『炭焼きうなぎ丸屋』に連絡し、到着予定時間を伝えた上で、営業時間に差し支えないかを確認してもらおうと思ったら・・・
「電話番号が使われてないみたいよ!」
「な・・・なにぃ~!」
「ネットで調べたら、どうやら移転したっぽいんだけど、新しい店舗についての情報がほとんど無くて、住所も曖昧やし、電話番号もわからない状態なんだけど・・・どうするの?」
「そりゃ困ったな~。現地のコンビニとかで聞けば判るかも知れないけど、営業時間が終わってたら皆さんに申し訳が立たない話になるな~。」
そうこう言っているうちに駒ケ岳SAへ到着。
飯田山本~中津川間の渋滞は14kmに延長されていました。
とりあえず結論を出す前に、露店で人数分の『牛タンつくね串』を購入して配り、食べながら会議。
つくね串はこのまま恵那のうなぎ屋まで走る事を考えた時に、全員が空腹で苦しくなるだろうと思って購入したのですが、現実問題としてうなぎ屋との連絡が取れない事や、恵那山トンネルの渋滞を考えた場合に、このままで先に進むのはリスキーだと判断。
「ここで夕食をとる事にしましょう!」
食事をしている間に道路状況が好転すれば、尚の事ありがたいって願いもあったのでそう決めました。
駒ヶ根や伊那といえば、『ソースローメン』や『ソースカツ丼』が名物なんですよ。
個人的には近くに『ビアンデさくら亭』があるので、馬肉料理を食べたいのですが、いまさら高速を下りる気にもなれなくて・・・
そうなると伊那のソースカツ丼ですよ!
まあソースカツ丼は福井県にある『敦賀ヨーロッパ軒』のそれが最高だと断言しますが、伊那のそれもたまに食べたくなる訳ですよ(笑)
伊那のソースカツ丼の特徴は厚切りカツとキャベツって事。そしてソースはとんかつソースを使用しているお店が大半。
結構ボリュームはあるので十分満足しました!
そしてK合様が・・・
「あの・・・帰りは虎渓山PAで降ろして下さい!」との事。
それで全車、次の目的地は虎渓山PAって事で駒ケ岳SAを出発。
流れは順調。
「おいおい!さっきまでの渋滞って話はどこへ行った?」
もしかしたら反対向きの情報だったのかな?
高速道路の渋滞情報って、よく関係無い向きの情報もごちゃ混ぜで掲示板に流すから混乱しますよね?
上りとか下りって書いてくれてる時はありがたいんですけど・・・
難なく恵那山トンネルを抜けたものの、急に眠気に襲われた僕は恵那峡SAで少し仮眠。
そして10分程寝て、恵那~瑞浪~土岐~と次々に通過!
その際にA部様から連絡が入り・・・
「虎渓山PAをどうやら見落として、通過したみたいなんですがどうしましょう?」
「マジッすか?K合さんどうします?」
「それでしたら尾張一宮で大丈夫ですよ!」
「そういう事なので尾張一宮でお願いします。」
「了解です!」
というのも、O川様の車にK合様の自転車が載っているのであります。
そして僕も「そろそろ虎渓山PAなんやけど・・・あれ?」
気がついたら多治見ICを通過し、内津峠PAが見えてきた。
「あれ?虎渓山PAって無くなったの?」
とりあえず恵那峡で仮眠を取った分を少しでも挽回する為、眠気を堪えて100km/hキープ。
中央道はカーブも多く、名古屋走りの乱暴な車(同じくなにわナンバー)も多いが、それらに翻弄される事なく安全運転で尾張一宮PAに到着!
すでにO川様とA部様が待っていました。
「さあK合さん、到着しましたよ!」
そして自転車を組んで差し上げる。
「もうパトロールに捕まっちゃダメですよ!」
「はい!大丈夫です。ありがとうございました~!」
「って、おい!だからPA内を自転車で走るなって言ったやろうが~!」
どこまでもお騒がせなピナイさんですわ。
「ところでA部さん!H川さんは?」
「あっ!ああ~っ!すいませ~ん。」
「えっ?やっちゃった?」
「はい~。やっちゃいました。」
実は今回の旅の中で、A部様は車で移動中の連絡係になっていたんですね。
「もし僕らが見つけられなかった虎渓山PAで待機していたら怒られますよ~。」
「うわ~。すぐに確認してみます~。」
ところがこれがまたえらいこっちゃでして・・・
「H川さん何て言ってました?」
「それが・・・もうすぐ養老って・・・。」
「はい?なんですか?」
「あの・・・養老・・・。」
「どういうこと?それってある意味結果オーライやけど、ピナイさんの事忘れられてたって事?」
「さあ・・・H川さん的にどうでも良かったんじゃないでしょうか?」
「わはははは!それ最高におもろいわ~っ!」
つまり、もしH川様の車にK合様の自転車を積んでいたとしたならば・・・
「養老から乗って帰れ!いや、何、揖斐川沿いに走って木曽三川公園の所を渡れば、きっと帰れるから大丈夫!」
・・・とか、そんな話になっていたのだろうか?
その時のK合様のリアクションも見てみたかったな~(笑)
で、養老SAで合流して改めてMAPを確認してみたら、虎渓山PAは上り(東向き)にしか存在しないって事が判明した。
「なんやねん!ピナイさんの勘違いに惑わされただけかいな~!」
本当に・・・居なくなってもお騒がせなお人だ。
今回も一体どれほどの呪いが発生した事だろう?
最後の呪いは、僕が眠過ぎてたまらない事なんじゃないか?
そんな事言いながらも全員無事に神戸へ帰ってきました。
予定からは大幅に遅れて、夜中の1:30頃でしたけど・・・
Y田君のお母さん!
遅くに迎えに来ていただいてありがとうございます!
Y田君はよく楽しんで、よく頑張りましたよ!
そしてA部様を送って下さったH川様、本当にありがとうございます。
O川様も運転ご苦労様でした!
K原様もA部様も、これに懲りずにまた参加して下さい。
そして後日僕とY田君は反省会を開きました(笑)
僕は皆がいるから大丈夫と思って、細かいルール的なものを彼に伝えなかった事を反省。
Y田君は前の状況を常に把握してなかった事と、はぐれた時にすぐ連絡をしなかった事を反省。
「Y田君!仲間を信じて走るんやで!」
そうです。遅れた仲間を見捨てて走り続けたりはしないのですから・・・。
次回のサイクリングは11月末頃、石川県で開催します。
もちろんシーズン突入のカニを食べるのがメインです!!
近日中に詳細を発表致しますので、どうぞお楽しみに!
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