もちろんそれはそれで、どこかのタイミングでリベンジは果たすつもりですが・・・
それに3月19日(土)は実際のところ雨になって、通常の走行会も中止になったので、ある意味島根行きは延期になって良かったのかも知れません。
しかし・・・小豆島に変更しただけで参加希望者が減るって・・・どうよ?(笑)
山を上らされるイメージが強いのかなぁ~。
確かに僕は寒霞渓を2~3本上る覚悟で臨んでいましたが、ミワさんが参加するって考えたら、山を上らないチームに何人かメンバーが欲しかったところです。
そしてトミーさん2号は長男と次女を連れての参加なので、無理をせずお子さんに楽しんでもらうレベルでサイクリングの予定。
僕と同じように寒霞渓に上る覚悟でいるH川様には申し訳ありませんが、当日のルートは臨機応変に・・・としか言いようのない状況ではありました。
とりあえずトミーさんファミリーとはジャンボフェリーのターミナルで合流予定だったので、僕とH川様、ミワさんと3名でHAT神戸を出発!
さすがに3連休って事もあって、意外にも観光客が多い事!
2等客室は既にいい場所を取られて、広間の真ん中にポツンと座るくらいしかできませんでした。
昨夜も深夜まで業務をしていて、結局帰って2時間程しか寝ていない僕は結構フラフラではあったのですが、下手に寝ると小豆島に着く頃には起き上がれないくらい、疲れがドッと出ていそうな気がしたので、トミーさんのお子さんたちの話し相手になって、眠気を騙し騙し船の旅を楽しむ。
食事も土曜日の16時頃昼食を食べて以来、何も口にしていなかったのですが、さすがにお腹が空いて死にそうだったので、おにぎりを2つだけ頂く。
本当は船内のフードコーナーで讃岐うどんが食べれるって言うんで、それに気持ちが傾いてはいたのですが、走る前に余計なエネルギーを消費したくなかったので、ずっと客室から動かなかったんです。
小豆島まで3時間の船旅。
明石海峡大橋の下を潜る時など、アナウンスもあって船旅の楽しさにウキウキするのは解ります。
しかしなぁ~
ただでさえ人の出入りの際にデッキから潮風が吹き込んで寒いんだ!
開けたら開けっ放しにするのはやめてくれ!
お店の入口とか、銭湯でもよく開けっ放しの人いますよねぇ~。
こういうの大嫌いなんですよ。
責任感が無い人なのか、自己中心的な人なのか知りませんが・・・
「開けっ放しになっていますよ!」って教えてあげても知らん顔する人とかって一体・・・(汗)
何度閉めに立った事だろう。
トミーさんのお子さんもいるので『イライラ店長モード』は出さないように気をつけましたが。(笑)
そして小豆島が見えてきたので出発準備!
窓から外を覗くと・・・
こんな感じ!
う~ん!最高の天気と綺麗な海です。
トミーさんファミリーは念の為にって理由で車に自転車を積んで来られていますので、既に車に乗り込んで下船の順番待ち!
下船して最初に目の前に見える山!
これが寒霞渓?いえいえ違います。
これは碁石山という山だそうで、寒霞渓に含まれる山ではございません。
しかし、いきなりこんな切り立った山を見せられるとワクワクしてきますね!
とりあえず坂手港を出発して、トミーさんのお子さんたちがどこまで走れるか・・・
それを探りながら走って・・・
目標は『こまめ食堂』って話になったので、内海の町からいきなり寒霞渓に上るプランは今回ボツになりました。
内海の町からは国道436号線をひたすら走るルートになるのですが・・・
さすが瀬戸内海!
気持ちいい景色と潮風!
しかし少々風が強過ぎる?
ママチャリでサイクリングしている2人組のおねえさんがスカートをヒラヒラさせながら走っていて・・・
「あのおねえさんパンツ見えるんとちゃう?」とミワさん。
「そうそう!さっきから気になってしゃあないねんなぁ~!新手の露出狂なんかかなぁ?」って僕が言うと・・・
「見なくてよろしい!」って怒られました。
「じゃあそんな話振らないで下さい!」(笑)
まあ実際にそのくらい風力が激しかったので、トミーさんファミリーのスピードが伸び悩む。
船内ではお兄ちゃんより元気だった妹さんも、さすがにこの潮風にはバテ気味で・・・
「店長!この風だとさすがに子供たちを連れてこまめ食堂まで行くのは無理そうなので、ここで一旦離脱させて頂きます!」とトミーさん。
お兄ちゃんはコーダーブルームのロードバイクで、まだまだ走れそうな感じでしたが、妹さんは変速もない普通の子供車なので・・・
むしろよくここまで頑張って走ったね!と褒めて差し上げたい!
トミーさんファミリーは『道の駅小豆島オリーブ公園オリベックスうちのみ』へと向かい・・・
僕とH川様、ミワさんは予定通り『こまめ食堂』を目指す。
小豆島オリーブ園前の竹生交差点からは上りになる。
途中民家を改装したようなお洒落なレストランらしき建物が見えた。
『創作料理 野の花』ってお店のようだ。
次回来た時は是非利用してみたい!
最初の峠を越えて下ったところが小豆島町池田で、ここから香川県道252号線を北へ進む。
ここの上りが意外ときつかった。
最初はこんな感じのなだらかな上りですが・・・
しかし女性にしてみたら、これでもしんどい傾斜なんです。
と思ったら、トレイルランをしているおねえさんが自転車並みに速くてビックリ!
ミワさんが頑張っている姿を撮ろうとしたら、こちらへ渡って来て立ち止まり・・・
「もうっ!撮らんでいい!」と、また怒られてしまいました(汗)
ところがここからが本格的な上りになっていまして・・・
H川様は淡々と自分のリズムで上っていきます。
ミワさんの頭の中では「こまめ食堂までは大した坂道なんてありませんよ!」と言った、僕に対しての怒りが沸騰しそうになっています。
「この調子だと寒霞渓は諦めないといけないなぁ~。」って僕が小声でボヤいていると、H川様が小さな声で「駄目ですよ!今は上りの話をしない方がいいですよ!」って・・・
さすがはH川様。ミワさんの心情を気遣って、違うプランを考えながら走って下さっていました。
まるで表六甲のような上りを頑張って走り・・・
ようやくこの千枚田の風景が見渡せる場所へ・・・
右に見えるのが『こまめ食堂』です。
あと千枚田の下の方に不思議なモニュメントが見えます。
『こまめ食堂』に到着!
写真じゃ判りにくいですけど、実は周辺にランチの順番待ちの人や車がたくさんいます。
中に入って本日のランチをお願いしようと思ったら、「整理券はお持ちですか?」って聞かれて・・・
「いえ!整理券はまだ頂いていませんが・・・。」
「それですと今新たに整理券を発行したとして、早くても14時・・・下手をすれば15時頃のお食事になりますが大丈夫でしょうか?」
現在12:50なんですけど・・・(汗)
「えっ?そんなに待つの?」
急いで頭の中で計算をしました。
今から小豆島スカイラインを上り、寒霞渓まで行って戻ってきたら良い頃合か?
チラッとH川様を見た。
するとH川様は「山の話は無しですよ。」って・・・
「そうですよねぇ~。」
よくよく考えたらミワさんはどうやって時間を潰せばいいのだろう?って話です。
せめてトミーさんファミリーが一緒ならまだしも・・・。
「今すぐできるものってありますか?」
「マフィンとハンバーガーなら可能ですよ!」
「おおっ~!じゃあ、それにしていいですか?」
元々ランチと小豆島バーガー(オリーブ牛ハンバーガー)のどっちを食べるか、或いはどちらも食べちゃうか・・・で迷っていたくらいなので、全員一致でハンバーガーと甘夏ジュースのセットに決定しました。
オリーブ牛が何なのか詳細は解りませんが、バンズも美味しいしなかなかのハンバーガーでした。
そして甘夏ジュースは絞りたてで果肉たっぷりだったので、これはこれで非常に贅沢なジュースで美味しかったです。
『こまめ食堂』の中はこんな感じ。
元々精米所をしていた建物だそうで、所有者のおばあちゃんが亡くなった後、地元有志で再生事業に利用したのだとか・・・
そういう話を聞くとこれからも長きにわたって、多くの観光客や地元民に愛され続けるお店であって欲しいですね。
壁に空いた穴とか、味わいがあります。
テラスからは千枚田のモニュメントが見えます。
軽くではございますが、お昼を食べて落ち着いたところで出発します。
県道252号線を西へ下ると・・・
向こうに小豆島大観音が見えます!大きいですね。
余談ですが淡路島の『世界平和大観音』像のようにはならないで欲しいものです。
地図で確認したらこの切り立った山は”大麻山”ですかね。
読み方は音読みが正しいのか、誤解されないように訓読みで読むべきなのか悩みますね。
しかし登ってみたくなるような魅力的な山ばかりです!
後ろを振り向いたら、向こうに見える山は寒霞渓に続く、小豆島スカイラインのある山ですね。
やはり寒霞渓に上れなかったのは、少々名残惜しいところです。
H川様の「口に出しちゃ駄目ですよ!」と言いたげな目線が、温かくもあり痛いです。(笑)
大麻山の西南西側には採石場らしき場所もあって・・・
っていうか手前に見える石垣は何の跡なんでしょうか?
ちょっと気になりました。
ここは土庄港ターミナル。向こうに見えるのは皇踏山
山が駄目なら海沿いで観光できる所を・・・という事でH川様が世界一短い海峡でギネスブックにも認定されたという『土渕海峡』を目指していたらしいのですが、小豆島国際ホテルの辺りまで行ってしまい、行き過ぎたから・・・と銀波浦交差点で右折し北上・・・
実はそのまま真っ直ぐ行けば土渕海峡だったのですが、トンネルを抜けたところで左折した結果、こんな所まで来てしまったという図です。
ちなみに後で判った事なんですが、小豆島国際ホテルの付近には『エンジェルロード』があったという・・・個人的に行きたかった場所の一つだったんですけど・・・
そこを通過する際、僕は小豆島ラーメンの看板に心を奪われていたので、すっかり・・・そこにあったであろう『エンジェルロード』の看板に気付かなかったのであります。
これはやはり小豆島にはもう一度リベンジする必要がありますね!
そしてここが土渕海峡です。
海峡・・・なのか?
単なる用水路にしか見えない・・・(汗)
しかしこの海峡とやらを塞いでしまうと、周辺の海の生態系が狂うそうで、そういう意味でも海峡としての存在価値があるのだとか。
不思議ですねぇ。
見下ろして見えたのはボラの魚影だけでしたが、ボラ・・・汚い臭いイメージしかありませんが、実は意外に美味しい魚ですよね。
そしてその土渕海峡に沿って北側を東へ進むと・・・
うおっ!ここは中州の行き止まりだった!(笑)
目標は正面を横切っている橋(国道436号線)なので・・・
少し戻って土渕海峡の対岸へ渡って・・・
はい到着!
向こうに見えるのは池田湾を挟んだ対岸です。
「小豆島なんて淡路島に比べたら小さいものやん!」ってバカにできないほど、広いし地形も険しいので・・・お腹一杯走ろうものなら、まる2日は滞在しないと走破できないと思います。
国道436号線を東へ進みます。
これは小豆島町蒲生から見た大麻山です。
裏と表では山の表情も大きく変わりますね。
帰りのルートは極力上り坂の少ないルートにしたいな~っと、ミワさんの走りを見ながら考えるのでしたが・・・
とりあえず小豆島町池田の町に戻ってきました。
ここでそろそろオーシャンビューのカフェとか無いものか探していたら・・・
H川様のご提案で『オリーブカフェ忠左衛門』というのがあるので行ってみましょう!って話になり、向かったのですが、「こ・・・これは・・・。」
さすがにみかん畑ほど激しくは無いものの、オリーブ園の登坂を上る急峻な農道だったので・・・
「これはH川さんもやっちまいましたね~。」と僕は思わずニヤニヤ。
H川様もまさかここまで坂道が険しいとは思いもよらなかったみたいで・・・(笑)
『オリーブカフェ忠左衛門』に到着!
オリーブコーヒーってどんなだろう?って楽しみにしていたのに・・・
「えっ?24組待ち?2時間半くらい待つの?」
さすがにそんなに待てないよ!って結論になって、他で探す事になりました。
向こうに見えるのは段山で、山の上に見える建物は小豆島ヴィラというホテルらしい。
標高600mあるそうで、ちょっと泊まってみたい感じがします。
ここから国道436号線を進むと、午前中に通った道を逆走するルートになるのですが、なんだかミワさんがしんどそうに上ったイメージがあったので、一旦海岸沿いの道に戻って県道250号線を南へ進む事に。
瀬戸内海最高~っ!
坂道は少ないと思ったのですが、早速緩やかな勾配が出てきて・・・
振り向きざま撮影。
緩斜面でも既にミワさんふらついています。
やはりティータイム無しで走り続けているので疲れが出てきたのかも知れません。
H川様は余裕の表情でアシスト。
緩斜面とは言っても、こんな感じで上ってきます。
まだお二人が見えません。
これは室生も二面をも過ぎて、吉野崎から西側を臨む。
しかし瀬戸内海はええなぁ~。
でもこれ池田を出てから3つ目の上りなんです。
段々とミワさんに申し訳なくなってきました。
H川様は快調そのものでしたが・・・
上り切った岬付近の木にキツツキがいるのを確認しました。
こんな海の真ん中にある島でも普通に生息しているんですね!
そして海より山派の僕ですが、やはりこういった風景を見たらオーシャンビューも最高だと改めて思えてしまいます。
吉野より県道268号線に分かれるのですが、これ以上南下すると無事に帰れないような気がしたので、県道250号線のまま進みますと・・・
なかなかパンチの効いた上り坂が待っていました。
ミワさんがあんなに小さくなってます。
そしてH川様は楽しそうに上って来ます。
ここの峠を越えたら少しは楽になるだろうか?
そして三都で左折。
この時夫婦で南から海岸沿いに走ってくるロード乗りがいたのですが、僕が他の2人を待っている姿を見て・・・
「何かおるで!」と奥さんが・・・
何かって何を指して言ったんだろう?周辺には何もないし・・・もしかして僕の事?
「何かって何やねん?」(ちょっとイラッとしています)
目の前を通り過ぎて先に行かれたので、一応挨拶は交わしましたが・・・
何だか複雑な気分でした。(苦笑)
何だか越前海岸みたいな風景。
海の向こうに見えるのはジャンボフェリーじゃないか!
僕らが乗る予定の1つ前の便ですね。
小蒲野からはこんな分かれ道がいくつかあって・・・
ここは下ったら行き止まりなので、ミワさんには申し訳ないが左の道(上り)を進む。
元気付けようと「ミワさんファイト~!ここは平地ですよ~。決して坂道ではございませんよ~。」って声をかけたのですが・・・
「うるさいな!黙っといて!」って、またまた怒られてしまいました。(苦笑)
向こうに見えるのは二十四の瞳の学校がある・・・
ここまで来れば帰って来たも同然?ですね。
結局ここまでカフェに出会えなかった我々は『小豆島オリーブ園』に立ち寄ったのですが、レストランは改装工事中ときたもんだ。
やむを得ずお土産コーナーで『オリーブリーフソフト』なるソフトクリームを食べて、少し落ち着くのでした。
すごく美味しかったのですが、ようやく取った休憩だったので、写真撮影することも忘れて食べ切ってしまいました。(涙)
左手に寒霞渓の景色を見ながら坂手港を目指します。
この辺りは醤油蔵が多く、『醤油ソフトクリーム』や『佃煮ソフトクリーム』等が味わえたりするのですが、あえてスルーして・・・
タケサンフーズの『一徳庵』に立ち寄りました。
ここの『もろみソフトクリーム』が食べてみたかったのです。
これまた癖も無くて美味しかったですよ!
今度は忘れずに写真撮影を。
そして最後の上り坂を上ったらこの廃墟ホテルの前から・・・
坂手港が一望できます。
フェリーはまだまだ見えません。
坂手港に着いて一息ついていたら・・・何だあれ?
これはどこぞで見た事のあるテイストのモニュメントですなぁ~。
兵庫県立美術館の南に立っている『なぎさちゃん』と同じく、ヤノベケンジさんの作品ですねこれはきっと。
船着場へ向かったらトミーさんファミリーが既に車に乗って待機していました。
お子さんたちもソフトクリーム三昧だったそうです。
帰りのフェリーでは讃岐うどんを食べたのですが・・・
やはり香川県の本土で食べた方が美味しいという結論に至りました。
神戸港に到着!
なかなか綺麗に撮影できました。
今回は距離としては54kmしか走れませんでしたが、それでも内容的には十分満足できるサイクリングでした。
ミワさんも『こまめ食堂』までの上りが一番しんどかっただけで、あとは実際のところギアの余裕も残していたそうで、それほど辛くなかったですよっておっしゃっていましたし、初心者の方でも十分楽しめる島である事が判りました。
またいずれリベンジしに行きますので、その時は今回未参加の方々にもご参加頂きたいと思います!
H川様、ミワさん、トミーさんファミリーの皆さん!
あとお店に残って頑張った留美さんとタケやん!
今回は本当にお疲れ様でした。
これまた余談ですが、21世紀枠で選抜高校野球に出場した小豆島高校の選手の皆さん!
結果は残念でしたが、島の人たちがすごく嬉しそうにしていたのが印象的でした。
学校が統合された後も、夢や目標に向かって頑張る心を、後輩へ受け継いであげて下さい!
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