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2016年7月15日金曜日
第27回つがいけサイクルクラシック・・・レース!前半
朝6:00にトミーさん2号の目覚ましで目が覚める。
僕は6:15に合わせていたので、しばらく目を瞑って精神統一。
一応気持ちとしてはレースモードに切り替わっています。
今の自分がどんなに走れなくても、精神レベルは当時の自分にかなり近付けたと思います。
6:30に食堂へ向かってみんなで朝食を楽しむ。
思い切り炭水化物三昧のメニューにして下さい!ってお願いするのを忘れていましたが・・・
すごく健康的で相変わらず手間暇をかけたモーニングです。
コーヒーは食中のコーヒーと食後のコーヒーとで、豆や挽き方を変えて用意して下さいました。
そしてこの手作りの洋ナシジャムが、酸味も少なく上品な味で美味しかった!
厚切りのトーストはお代わり自由ですが、これまた美味しいパンでした!
僕も思わず2枚頂いてしまいました!
デザートのヨーグルトと食後のコーヒーです。
食後のコーヒーはアメリカンかと思うくらい淡い色でしたが、実際に飲んだらしっかりとした深みがあってすごくビックリしました。
とりあえず7時を回った頃、トミーさんにはミワさんと一緒に、先に出発して頂く。
当日受付に間に合ってトミーさん2号もゼッケンとセンサーを取り付け完了!
スタートまで時間はまだまだあるので、ウォーミングアップしてたらどうですか?とは伝えていたのですが・・・
周りでローラー台を回している連中とかばかりなので、余計に緊張するって話で、早速スタート地点まで下山する模様。
時間はまだ8:20頃・・・
その頃僕とK田様はまだ『リンデンバウム』にいて・・・
着替えて、空気圧を入れていた頃ですね。
8:30を回った頃、岩岳スキー場から県道433号線を逆方向へ進み・・・
国道148号線でJR白馬大池駅前まで向かいました。
このルートだとずっとなだらかな下り坂なので、僕もK田様もほとんどストレスフリーでスタート地点へ向かう事ができるのです。
駅前交差点では警察官が交通規制をしていて・・・
こんな感じで既に選手達が並んでおります。
ここの最後尾でトミーさん2号が僕らの到着を待ちながらストレッチをしていました。
すぐ右を見たら姫川と国道148号線越しにJR白馬大池駅が見えます。
昔はスタート地点まで来てからトイレに行きたくなった人は、あそこまでトイレを借りに行っていましたが、今はスタート地点までのヘアピンカーブに仮設トイレがあるので、そんなに心配しなくても大丈夫なようになっていました。
まあ男性の参加者であれば、アウトドアな方も・・・思いの他大勢いらっしゃいますが(笑)
さすがにクラスの最前列に並ぼうなんて大胆な事はもうできなくなりましたが、4列目ぐらいに自転車を置いて・・・
しばらくの間ストレッチ。
「あっ!しまった!」
久々過ぎて大切なものを忘れてしまいました。
僕は元々脚が攣りやすい体質なので、スタート前には必ず岩塩を小さじ1杯分程度舐める習慣があったんですけど、今回はすっかり岩塩を持って来るのを忘れてしまいました。
「まあいっか・・・そんなに本気でタイムを狙える訳でもないし・・・。」
そう開き直って、アミノ酸とゼリーだけスタート前に摂取する。
9:00以降クラス毎にスタートが開始して、K田様は9:20にスタート。
僕は9:22スタートで、トミーさん2号は9:24スタート。
とりあえず落ち着いてペースマネジメントさえすれば、目標タイムはともかく1時間30分では走れるだろうって計算なので、それ程緊張はしなかった。
でも前日のようなグダグダな走りになってしまうと、ゴンドラの駅前を通過するまでにトミーさんに捉えられてしまう。
一応作戦としては・・・できる限りトミーさんから逃げて・・・
抜かれた後は視界に入るか入らないかのギリギリの距離を保ちつつ、ペースメーカーになってもらい、初めて走るトミーさんが栂の森までの上りで脚を使い切ったなら、自分の脚の状態次第では残り3kmの区間で差し返しを図ってみるのもありかなぁ~。
そんな事を考えてはいましたが・・・
そしてスタート!
スタートの瞬間は39T×19Tで発進しましたが、すぐに21Tへシフトダウンして、周りのペースに惑わされないように走る。
中にはちょろちょろと走行ラインを変えて邪魔になるライダーもいるので、実力があれば先頭でスタートし、棚田区間で一気に邪魔な連中をぶっちぎるっていうのが常套手段ですが、そうじゃない場合は下手にラインを譲ったり合わせない事!
他にも走っている人がいるので、惑わされずに自分のラインを確保する事。
ちょろちょろする人には「あぶないですよ!」って声をかけてあげたり・・・
逆に自分が他のライダーのラインを塞いだり、邪魔をした場合は速やかに軌道修正をして謝罪をするのが、ヒルクライムのエチケットです。
棚田区間を抜けたら瞬間、以前なら38T×17Tで回していたのに、39T×21Tから動かせない。
むしろ棚田で23Tに落としておけば良かったくらい・・・
とにかく忍耐!
逸る気持ちを抑えて21Tを踏むのではなく、ゆっくりでもいいから回している感覚になるように意識する。
お陰で2.3km地点までは11分15秒程で通過し、平均時速も12.3kmをキープ。
これを余力を残しつつどこまで維持できるかである。
とりあえず栂池の一番の難関の1区間をこのペースで上れたなら、1時間25分も不可能では無くなってきた。
問題は筋肉のスタミナが持つかどうか・・・
これは先頭を誘導する車両。
この後ろに実業団(エリート)のクラスが走っている。
実業団(エリート)も男子が3クラスと女子が1クラスと4クラスに分かれており・・・
これが最初のグループの先頭集団。
このグループには知っている選手が全然いませんが・・・
先頭を走っている選手は軒並み55分前後か、それより速いタイムで走れます。
これが次のグループ・・・
ここには筧五郎さんと、カペルミュール(ウェイブワン)の営業マンの佐藤氏がいずれもイナーメのメンバーとして参加しています。
佐藤氏は普段、物腰柔らかな雰囲気なのに、実は東六甲を逆瀬川駅前から一軒茶屋まで、40分切りを狙って走るような猛者です。
それがどのくらいすごいレベルかは、六甲山を走っている人なら十分理解できるでしょう。
そしてこれが第3グループ。
このグループには第1回ツール・ド・美ヶ原チャンピオンの高梨氏が参加しています。
その中にヨネやんそっくりな選手が頑張っていたのでピックアップ!
そして・・・
女子の中で唯一男子に追いつくペースで上っている選手・・・
この方が20年前のつがいけサイクルで、初参加の僕の度肝を抜いたという唐見実世子さん!
僕の1歳上なんですけど・・・
当時は彼女が1時間13分10秒かその前後で、僕が1時間13分35秒と、30秒近い差で負けたという、悔しい思い出を下さった人でもあります。
20年前も女子の部ではぶっちぎりの優勝で、その時から女子五輪代表よりも速かったスーパーガールです。
現在ではイナーメの金子さんがヒルクライム最強の女子と云われていますが・・・
僕の知る限り、唐見さんはその対抗馬として互角に戦える選手だと思っています。
その走り、アラフォーにしてまだ進化しています。
その後の女子グループはかなりばらけています。
参加人数が少ない事もありますが、唐見さんが圧倒的に速過ぎるって事が大きいです。
そして女子の後からボチボチ一般男子のグループが上ってくる訳ですが・・・
ところがミワさん、K田様の本日のジャージの色が判らなくて探すのにひと苦労!
そうしているうちに・・・
僕が上ってきちゃいました。
一つだけ愚痴を吐かせて頂きますと、すね毛ボーボーライダーに先行されている事がとても悔しいです!(笑)
お願いだから綺麗に剃ってから走ってくれ~っ!
そして僕はポケットのゼリーが重くてジャージがねじれて気持ち悪い。
何度直してもねじれる。(涙)
そして少し後にトミーさん2号が通過。
トミーさんを見送ったミワさんはゴンドラに乗って移動開始!
この向こうの山を越えた所が栂の森。
ゴールは更に向こう!
ゴンドラ中間駅の向こうを選手が走っています。
ここがゲートを越えたばかりのポイント。
ここの道ってアスファルトではなくコンクリートなので、結構荒れていて・・・
しかも地味に傾斜もきついです。
98年~99年に限定で開催していた、秋のつがいけタイムトライアルのスタート地点でもあるので、僕の頭にはここを涼しい顔して走った、当時の記憶しか残っていません。
そして久々に上ってみて・・・
「こんなにしんどかったっけ?あ~でもしんどい区間だったような気がするわ~。」
K田様も「店長はここから楽勝やって言ってたけど、これって絶対にしんどいよなぁ?ペース落とした方がいいかも・・。」って思ったそうです。
ごめんなさい!(笑)
向こうの駐車場スペースの辺りがゲートの場所です。
今回は25分50秒で通過。
この時点では平均時速12.2kmをキープしているので、まだまだ望みはあります。
応援する側としては上から選手の走るのを観戦できて、それはそれで楽しいみたいです。
そしてスタートから7km地点を過ぎた辺りで、とうとうトミーさん2号の射程内に入る!
「店長~!」
「うわっ!とうとう追いつかれましたね。」
トミーさん2号・・・なかなかいいペースを維持しています。
逆に僕はゲレンデに入ってからペースを抑え過ぎてしまい、この時点で平均時速11.6kmまで低下。
平均時速は下がるのはすぐだけど、上げるのは一苦労である。
とにかくこれ以上、ペースが下がらないように努力するしかない!
しかしここから中間地点まで一部激坂区間があって、余力を残してペースを維持するのが難しい。
結局中間地点通過タイムは46分15秒。
この後栂の森の手前で激坂区間がある事を考えると、挽回できるかなぁ~?
ちなみに20年前、初めて走った頃は土曜日の試走で中間地点まで31分で走って、「これなら1時間切りも狙える!」と思ったのに、本番では序盤で鈴木雷太氏のペースに着いて行ってペンション街で早くもバテてしまい、中間地点を34分弱で通過。
そしてそのまま後半たれて、1時間13分35秒だった。
1時間01分で走れるようになった時でさえ、後半の為に余力を残して走る必要があったので、中間地点まで28~29分台で走って、それだった事を踏まえると・・・
単純にタイムを倍にして、プラスアルファの結果になる可能性が高い。
「そうなると1時間30分切りどころか、35分さえ危うくなってきたなぁ。」
ちょっと自分の結果に暗雲が立ち込めてきた感・・・
さあ後半で挽回はできるのだろうか?
次回お楽しみに・・・(汗)
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