2016年7月20日水曜日

店の責任問題について・・・魔改造編

6月19日にクランク交換をしたママチャリのお客様から、クランクがグラグラになったという連絡がありました。
 
友人のロードバイクと張り合うために48Tのクランクを導入し、無駄な部品を取っ払った、もはやママチャリの要素もなくなった自転車・・・
 
うちの作業ミス(増し締め忘れ)で緩むんだったらもうとっくに緩んでいるはず。
 
どう考えてもがむしゃらに踏んでBBのシャフトが耐えれなくなって緩んだか、落車や接触でダメージを受けて緩んだ類のはず。
 
まず「近くの自転車屋さんで直してもらって、そちらに請求してもらってもいいですか?」って相談があったそうで・・・
 
第一声がそれでは、いくらなんでも筋が通ってないだろう?って、さすがに僕も頭にきてしまいました。
 
そもそも「魔改造をしたいので何とか部品を入れて下さい!」とお願いしてきたのも、結局「自分では交換ができないから組み付けもお願いします!」と言ったのもお客様。
 
加古川からわざわざ来てくれていて・・・(だからこそ魔改造にも快くOKしたのですけど)
 
「近くのお店でやらなくていいの?毎回通うの面倒じゃない?」って何度も確認したうえで作業をしています。
 
そもそも魔改造をお願いする時点で自己責任である事はご理解頂きたい。
 
本来であれば自分で責任持って改造するものです。
 
これから店を閉めたら加古川まで行き、不具合の原因を調査して修理も施すつもりですが、高校生の彼には出張手数料すら払ってもらえるか疑問です。
 
僕の人件費は基本的にどなたに対しても請求はしていません。
 
しかし高速道路の通行料とガソリン代は最低でも請求させて頂きたい。
 
その代わり修理工賃は・・・場合によっては無料にしてもいい位の覚悟でいます。
 
でもご理解いただきたいのは我々はNPO法人でもなければ、慈善事業でもないのです。
 
本来なら自分のプライベートの時間を犠牲にしてまで、保証する内容でない事を彼に説明したとして、果たして理解してもらえるのだろうか?
 
僕の求める人の気持ちって言うものは、客であろうがスタッフであろうが関係無しに、お互いが持っていないと気持ちの良い交渉や商売なんていうものは、絶対にできるはずがないという理論である。

今回のお客様が学生さんだと思えば致し方ない要素もございますが、通常ずれた感覚をお持ちのお客様だからといって邪険にはできないだけで、結果それがこういったリスクに繋がる事も承知しているだけに、僕はその責任という筋だけを通しにこれから加古川まで向かおうと思いますが・・・。
 
とりあえず電話を取ったのが留美さんなので、もう一度僕の方で電話にて詳しい状況確認をしてから判断したいと思います。

お互いにとって気持の良い結果になる事を望みます。

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