外国人のお客様って様々ですね。
自国の文化のままご来店される方もいますが・・・
基本的に日本の風土をある程度ご理解頂いて来店される方。
後者の場合はマナーが非常に素晴らしく、お子さん連れで子供たちが騒ぎまくっていても、注意もしない日本人の方などは、是非学んで頂きたいほどでございます。
そして言葉の壁はあれど、外国人の方は陽気な方が多いです。
しっかりコミュニケーションを取ろうとすれば、大抵は親切に応えてくれようとして下さいます。
僕は正直外国語は苦手(笑)
父親が外大出身のバイリンガルだった事が嘘のように、僕はてんで駄目!
大学の時はせめて英語が駄目だった分を穴埋めしようと、ドイツ語だけは頑張って勉強していたんですけど・・・
単位を修得した瞬間・・・記憶から消え去ってしまいました(苦笑)
子供の頃はモナコグランプリに憧れて、「モナコに住むんだったらフランス語とイタリア語はいるよなぁ~。」とか、父親がそうだったように、山が大好きでスイスにも憧れていた為、「やっぱドイツ語は外せないなぁ~。」とか、そんなささやかな夢を抱いておりましたが・・・
現実問題「そんなもん簡単にいくか~!」って話でしたよ。
語学の勉強を楽しく・・・できるもんなんですか?
そういう方向の集中力とかセンスって・・・僕には無いな、きっと。
ああ・・・それで本題に戻るんですけど、若い方のグループって、日本人でも多いんですけど、アジア人ってある意味不気味な人が多いんですよ。
こちらが挨拶しても無視して、声をかけても「話しかけるな!」ってオーラを出されたり・・・
でも仲間同士でボソボソと何か言ってるんですね。
その上展示している自転車とか、注意書も見ないで平気で触るんですよ。
ホイールの逆回しとかされるとクランクやペダルも動くし、下手をすればチェーンが外れるので凄く迷惑なんですね。
しかしこちらがやんわり注意をしても「はあ?」って顔をされる事があったり・・・
そして一言も言葉を返してくれる事も無く、嵐が去ったかのようにいなくなる。
僕は語学は苦手だと言いましたが、接客業って嫌でも来客と言葉を交わすじゃないですか?
楽しくお話したいですよね。
「見てるだけ・・・」
たまにそういうお客様もいますが。
厳密にはそれって、その言い草だと不躾に思えるんですよ。
店員と話をしたら何かしら買わされる・・・的な、トラウマでもお持ちなのでしょうか?
確かにどんな商売でも、店舗や販売員にはノルマが存在しますから、必死に売りたいっていう店員さんなら・・・きっとそうなるかも知れません。
少しまた話が逸れますが・・・
僕は「売りつけられた!」って思われる事が凄く嫌なんです。
自分が売りつけられる事を嫌うので、人にも同じ事が出来ないんです。
だから通信機器の飛び込み営業をしていた時も、相手先の社長に上手く取り入ってリース料を上乗せするような売り方ができなくて、1日50軒~100軒近い店舗や会社を訪問し、1~2軒出会うかどうかの低い確率でしたが、機器の交換にメリットが生じる物件を見つけるまでメインの商談はしなかったんですね。
それを徹底していた結果、僕は毎月毎月、営業成績がなかなか目標に達さなくて、専務に怒鳴られてばかりでした。
それでも誇れる事は、その仕事を辞めてから、久々に当時の同僚と飲みに言った時に「俺は営業成績欲しさにがむしゃらに契約を取りまくっていたけど、その分クレームや返品でマイナスもいっぱい作ってしまった。でもアズマッチが契約を取ったお客さんって、クレームが一件も無かったよなぁ。それについて部長が凄く評価していたわ。」って言われた事。
まあ営業成績に関しては入社5ヶ月目までは、なかなか目標ノルマに達しませんでしたが、それでも専務に毎日給料泥棒!って罵られるのが嫌で、どんなに成績が悪い月も、せめて自分の給料より多い粗利はキープしていましたよ。
「相手にメリットが無くても、ちゃんと(無理矢理)納得させて売ってこそ一流の営業マンだ!」
そう嘯く人も少なくはなかったが、僕にはその考え方が向いていなかったんですね。
だから逆に旅行会社で営業をしていた時は、やり方一つで必ず取引先にもメリットを作れるって判ったので天職か?って思えるくらい頑張れました。
その時の精神は今も変わらないので、例えば在庫処分をしたいが為に、サイズ違いの自転車でも構わず売りつけるような、お客様にメリットのない商売はできません。
また自転車を雑に扱うお客様に売るのも本意ではございません。
当店のポリシーはお客様に愛着を持って大切にしていただける自転車を提供する事。そして愛着もなく雑に扱われている自転車をキッチリ整備して、それに乗ったお客様が改めて自分の自転車を見直すきっかけをお作りする事なんです。
乗り物は大切な自分の命を預けるものなんです!
ちゃんと愛してあげないと応えてはくれません。
そういう事を知ってもらいたくてやっている商売なんです。
だからこそお客様との会話をより大切にしたいのですよね~。
それだけに店内に入いられていながら、挨拶しても無視されるのは辛いですね。
それ以上に無造作に展示車両や、お客様のお預かり車両に触れられるのも恐いです。
先日、韓国人の2人組の若者が来店されました。
失礼ながら内心「またアジア系の方か~。」って思ったんですが、片言の日本語でパンクを見て欲しいって説明をして下さいました。
自転車はハングル語のステッカーが張っていて、アルミの60mmディープリムホイールをつけたクロスバイク。
結局チューブ交換するにしても・・・700×28cに使えるような、76mmロングバルブのチューブなんてうちに置いてないよ(汗)
それでエクステンダーをつけて対応したのですが・・・
あとはタイヤが所々ロックさせていて、トレッドのゴムからケーシングが覗いている状態だったのでタイヤも交換・・・
すると700cのホイールなのに、リムの径がやや小さくて、タイヤのビードを均等に引っ掛けながら少しずつ空気を入れないと、ビードが滑ってチューブが飛び出し、バーストに繋がってしまう。
かなり神経を使いました。
更にはディレーラーやブレーキの調整も滅茶苦茶だったので、全て調整しました。
かなりのお時間を頂いたのですが、しかしお二人とも文句一つ言わずに待ってくれ、それどころか作業を手伝おうとして、すごくあれこれ動いてくれるんですよ。
なので一つ一つの調整と、それによってどう動きが変わったか・・・等を、片言の英語で説明しながら直してお渡ししました。
料金も最初にお客様が想像していたよりも、確実に高かったはずですが、気持ちよくお支払いも頂き、それどころか「プレゼントです!」って自販機で買ったドリンクを下さったんです。
韓国といえば最近もJリーグで顔面を踏みつけた問題があったり、そもそも外交問題でも日本を目の敵にしているなど、日本人にとって印象が悪い事ばかりです。
しかしこういった紳士的で気持ちのよい方々もおられますし、当店が開店当初からお付き合いしているお客様にも韓国籍や中国籍の方で、よくしていただいているお客様がいます。
人って生活の環境で大きく変わるのかも知れませんが・・・
こういうちょっとした気遣いや思いやり、譲り合う心があったりすると、よりコミュニケーションが楽しくなりますね。
韓国人の若者2人に「リラックスしてね!」って、肩をポンと叩かれたような気持ちになり、ちょっと嬉しかったです。
今回はそんなお話でした。
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