亀老山展望台・・・
ここの眺望にずっと憧れていました。
昨年は夕焼けのタイミングと、メンバーの体力的な問題があって上るのを断念しました。
どこで聞いても「亀老山は自転車で上るような山じゃないよ!」って言われ、僕が鷲ヶ頭山に上ったと話しても尚、「あれは変わらないくらい強烈な山だよ!」って答えられたのでは、当時のメンバー全員を引き連れてではとても上る気になれなかった・・・そんな亀老山。
今回は全員で上りたい!
M山様と留美さんにはミワさんという助っ人がいる。
後のメンバーは上れない訳がない!
しかし僕はもう満身創痍。
いつ脚が攣ってもおかしくない状態。
伯方島のアップダウンを無事に走って来れたとはいえ、大島は宮窪からの最初の上りが地味にきつい!
脚が攣らないように意識して走れば、確実に集中力を消耗する。
そんなんで果たして亀老山に上れるのか?
とりあえずミワさんのサポートカーとは大島北IC前で合流予定!
そろそろ僕だけじゃなく、みんなの集中力が限界に近づいている。
なぜならばCafeらしいCafeでの休憩が一切出来ていないからだ。
ミワさんは吉海のバラ公園にCafeがあると言ってはいましたが、この暑さで僕が参りそうな状態なのに、M山様や留美さんにそこまで持ち堪えてもらう事ができるのだろうか?
また僕自身、そこまで我慢したら完全に限界なので、そこからいくら復活したとしても、亀老山を上る気力は湧かないだろう。
何とかそこに行くまでに休める場所はないものか・・・
そう思っていたらあったんです!
昨年は無かったはずのCafeが!
自宅の駐車場にテントを広げて、半OPENなCafe!
すぐにミワさんに連絡を取ってみんなで休憩。
僕はアイスのカフェオレを頂きましたが・・・
トミーさんはあんみつを、K田様はカキ氷・・・
あんみつってスィーツ女子か?って、思わず笑ってしまいましたが、それにしてもカキ氷はさすがにお腹を冷やしそうでちょっと心配しちゃいました。
多少体温を下げる程度なら有りですが・・・この量はちょっと・・・
K田様が如何に鉄人であっても、これはやり過ぎだ~!って思いつつ・・・
やっぱ美味そうやなぁ~(笑)
とりあえずピッチャーの水が無くなる無くなる・・・
どれだけ喉が渇いてんねん!
何とか全身の熱さが爽やかになったので、再出発したら・・・
いきなり最初のピークまでK田様とI藤様のバトル!
「お願いですから、こんなところで余計な力を使わせないで~!」と叫びながら僕も追う。
逆に下りは僕のスピードに、なぜかM山様が涼しい顔をしてついて来られる。
60歳オーバーとか言いながら、相当なスピード狂と見えました(笑)
そしていよいよ亀老山の上り口に到着しました。
「展望台まで3.7kmか・・・。」
やはり5.6kmあった鷲ヶ頭山と比べても、こっちの方が楽だとは思えるのだが・・・
予定通りM山様と留美さんはサポートカーに乗って・・・ちょっとコンビニに寄ってから追ってくるとの事。
その間に5人で上り始める。
序盤は5~7%程度で楽だが・・・
展望台まで2.9kmの看板で右に入ってからは一気にきつくなる!
常に12~14%の上りで、時々10%くらいの区間があって、10%以下の区間は一切ない!
最大斜度こそ15%あるかどうかではあったが、脚を休めるポイントが無いって言うのが曲者!
「これか、ここが鷲ヶ頭山に匹敵するって理由は!」
そんな中でK田様が飛び出した。
すると待っていましたとばかりに、トミーさんとヒデさんがカウンターアタック!
3人はありえないようなスピードで彼方へ消えて行くのでありました。
「ありえん!みんな変態か?」とI藤様。
「まったくだ!初めて走る道なんだから、慎重に走ってもらいたいもんですな!」
で、先に行った3人ですが・・・
K田様は自分のペースのつもりで加速したそうなのですが、2人のアドレナリンにかなりの刺激を与えてしまったようで、まずはトミーさんがカウンターアタックを仕掛け、次にヒデさんが更なるカウンターを・・・
カキ氷で内臓を冷やした事がパフォーマンスを下げた・・・かどうかは定かではないが、K田様は途中でついて行く事も出来なくなってグロッキー。
ヒデさんは中途半端なアタックじゃ、またトミーさんにカウンターを返される・・・って思ったらしくて、一気に逃げ切ってぶっちぎりのゴールを決めたらしい。
そんなバトルなんて知る由もない僕は、平均12%以上ある登坂を、脚が攣らないように・・・しかも東予港まで帰る余力も残して走る為、必死にコントロールしながら上る。
「あ~っ!坂道なんて嫌いだ~!ちくしょ~っ!」
2人で叫びながらも、何とか励ましあって・・・
「よっしゃ!あと500mや~!」って看板を見て元気になった次の瞬間。
クラクションに振り返ったらサポートカー!
山頂まで残り150mのところで、僕はサポートカーに抜き去られてしまいました(涙)
ゴールしてみたら3人が力を使い果たしてへたり込んでいるではないですか。
なので僕とI藤様は全力を出し切らずに走っておきながら、3人に大変失礼だと思いつつも、亀老山名物の藻塩アイスを頂くことにしました!
ここの茶屋は閉まるのが早かったはずなので、食べれてラッキーです。
そして・・・
「う~ま~い~ぞ~っ!」
この藻塩アイス・・・キャラメルみたいな味というか・・・
とにかく美味い!
これは食べて正解やった!
I藤様なんて「僕もう一つ頂きます!」って2つ目を買いに行って、おばちゃんからオマケでデコポンのアイスまでプラスして頂いたそうです。
さすが男前は違うなぁ~!
しかし3人はアイスを買って食べる元気も残っていないって感じで、辛うじてK田様とトミーさんが、ミワさんよりバナナをもらって食べていたくらいで・・・
ヒデさんは今にも息絶えそうなくらい疲弊していました(汗)
下に見えるのは吉海の町ですね。その向こうに大三島などが連なって見えています。
こちらはミワさんが撮影した写真ですが、伯方島や因島が見える方向です。
それではお茶屋さんの奥にある展望台へ進みます。
何だかコンクリート打ちっ放しのデザインで、まるで安藤忠雄氏の建築かと思えるような雰囲気です。
この階段・・・
ちゃんと滑り止めの加工を施しているので、ヴィンディングシューズでも安心です!
僕はシューズで歩き慣れているので、滑り止めに頼らなくても滑って転んだりはしません(笑)
ヒデさんは今、階段を上るのさえしんどそうです。
「うわ~っ!何となく知ってはいたけど、ホンマに変な作り!」
「やっぱり安藤忠雄作品じゃないの?」
しかし後で調べたら隈研吾氏の建築である事が判明。
一見無駄な作りに思えるが、これが以外に風景の撮影をしていると、思いの他理にかなった作りになっているなぁ~と感じた。
まずこの階段を上ると・・・
今治の市街地が遠くに見える。
そしてこの変な渡り廊下を歩いていく・・・
僕とI藤様は渡り廊下の途中で更に開けた風景に感動して撮影!
そして一番奥の展望台へ移動!
「うお~っ!こっちは更にいい景色や!これで雲が無かったらもっとエエのになぁ~。」
あれ?トミーさん?って言いたくなるような作品(笑)
留美さんとミワさんが交代してもう一枚!
最後に違う階段を使って下に下ります!
色々な角度で景色を堪能してぐるっと一周できる回廊になっている訳ですね。
すごく素晴らしい思い出ができました!
今度は夕焼けの美しい時間と、夜に夜景の撮影で訪れてみたいです。
老亀?
それではそろそろ下山します!
「おりゃ~っ!」とI藤様が下ってきます。
山頂付近のここで10~12%の傾斜です。
実際に上ったら、ここでさえ楽に思えるほど全体的にきつい上りでした。
下る途中にも撮影ポイントがあって・・・
海流のうねりに日差しが反射して綺麗です!
一緒にいたK田様が更にアップで・・・
メッチャ綺麗でした!
いよいよ残すところ来島海峡大橋を渡ったら今治です。
何だか名残惜しい・・・!
そんな気持ちで迎える、次回最終回です。
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