8月14日(金)のお昼に、以前Y崎様3号に教えて頂いた、黒毛和牛(ブランド牛クラス)の格安で仕入れが出来る精肉店まで買出しに行ってきました。
翌日から盆休みだという事で、慌てていったのですが、やはり同じような考えの人や、焼肉屋さんがこぞって買出しに来ていたもので・・・
現地で注文を入れてから、さばいてパッケージングしてもらうまで、実に1時間以上も待たされました!
そうなんです、ここは飲食店の卸販売がメインの精肉店。
だからこそ安くて上質のお肉が手に入るのです。
実際にA4~A5クラスのロースやバラ、カルビの他、霜降りが入った上ハラミやツラミ、馬刺し等を合わせて2.5kgも買って・・・
普通なら肉だけで4万円はいってもおかしくないところですが・・・
いや~本当にあんな値段でよかったのだろうか?
そのくらい安くて美味しいお肉を手に入れてしまいました。
それにしても8月16日はお盆休み最終日の日曜日って考えたら・・・
思い切って半休にしてしまって本当によかったのだろうか?
きっとお昼以降に来店されて、驚いて帰られたお客様も少なくなかった事でしょう。
8月は暑さと雨の日が多かった事もあって、月間の売上は最悪でした。
ただでさえスタッフが一人増え、夏休みで人件費が一番かかる月なのに、これで大丈夫なん?って常連のお客様から心配されるくらい・・・
しかし・・・それでもいい!って思えるくらい、この時点での当店は和やかそのものだったんですね。
タケやんはしっかりと目標を持って、仕事とプライベートを切り替えできる人間なので、元々お客様だったとは思えないほど、スタッフとしての自覚を持って頑張ってくれています。
それに対してユル原君は、お客様と一緒になって、あれが欲しいこれが欲しいと物欲ばかりで、スタッフとしての自覚はかなり低い状態ではあったのですが・・・
それでも根気よく社会勉強をさせよう!その為の投資だ!という想いで見守っていました。
年齢的にも自分の息子くらいの気持ちで接していたつもりです。
まあ何はともあれ賑やかで、バカな冗談を交えながら、毎日楽しく仕事をしていた訳で・・・
ここでもう一段階壁を乗り越えたら、ようやく『らしくなる』かなぁ~って、僕としてはかなり前向きだったんですね!
その心の表れが今回のバーベキューですよ。
思い切って盆休みの最終日に半休!
まもなく開業から3年を迎える当店としたら、僅かな売上さえ逃がしてはならない正念場です。
ようやく自分のファミリーとして、面倒をみてあげれそうなスタッフが増えたんです、ここでスタッフ教育を頑張らないと、今後発展のしようがない!今そんな状況に立っているのです。
人と人は心で結ばれている!
それを自覚して人として成長して欲しい。
その一心で僕はバーベキュー等、イベントを通したメンバーさんとの交流から、ユル原君の人間性を磨いていけたら・・・
そんな想いで思い切った訳ですよ。
実際のところ僕も商売ばかりじゃ面白くないし、絆も広がりません!
プライベートでも食事や映画、サイクリングに誘って頂ける、そんなお客様とかってありがたいじゃないですか!
お客様も同じ気持ちで、皆さん日頃の仕事での心身の疲れを癒す為、自転車に乗ったり、当店にふらっと立ち寄って下さる訳で・・・
おもてなしなんて上等なものではございませんが、そうできるように心掛けて接客しているのが当店の持ち味なんです。
その大切さを、早くユル原君に理解してもらいたい!
なので、いつまでもお客様と同じレベルの感覚で、スタッフごっこをしてもらう訳にはいかないのです。
そんな色々な想いや悩みを抱えて苦しんだ、8月唯一の安らぎだったのがこの8月16日。
元々バーベキューにしようって話になったきっかけは、マサやんが「僕今までバーベキューって行った事がないんですよねぇ~。」って言った事が発端。
バーベキューにただならない憧れを抱いている様子だった事から・・・
「これは・・・マサやんの為にもバーベキューを開いてあげようか!」っていう話が、何人かの間で持ち上がった訳なんですね。
今思えば7月~8月って何だったんでしょうね?
みんなしてマサやんの為!マサやんの為!って、レースへの参加を勧め、車も出してあげると約束し、誕生日会まで開いてあげて、その上バーベキューも・・・
まあ結局、Y崎様3号やH江様をはじめ、盆休みに故郷の墓参りを兼て帰郷している方も多く、マサやんに至っては家族愛の一環としてお兄様のお供が入ったとかで欠席。
ある意味、誰の為の・・・とかでなくなって、それはそれで良かったものの・・・
結局タケやんは田舎のしまなみ海道からまだ帰ってきていないので、今回は僕と留美さん、ユル原君の3人と、H川様、ミワさん、N尾様と計6名で行く事になりました。
ちなみに当初予定していた芦屋の奥池は、屋根付きの場所が埋まっていて、当日の天気も怪しかった事から、六甲山カンツリーハウスへ場所を変更!
僕の車とミワさんの車と2台で移動!
さすがお盆休み最後とあって、六甲山は観光やレジャーのお客さんでいっぱいでした!
カンツリーハウス・・・久々に中へ入りましたが、こんなに賑やかなカンツリーハウスへ来たのは、昭和の時代以来です。
自分が幼稚園や小学生の頃を思い出します。
冬はスキーで、夏は僕が野山を走り回ったり、フィールドアスレチックをフルコンプリートしたいが為に、月に2~3回は祖父や祖母、父親とカンツリーハウスへ通っていたものです。
当時は表六甲から有馬温泉まで、ケーブルカーとロープウェイが繋がっており、六甲山が西日本最大のリゾートと言っても過言ではないほど、レジャー施設が充実し、観光客で溢れかえっていた。
園内は当時からそれほど変わっていない。
幼稚園主催のスキー講習で、お昼ご飯にうどんをすすった食堂も、あれから34年経った現在も未だ健在で・・・
ただ、ただ懐かしい。
園内に入るのは凡そ15年ぶりではあったけど、相変わらず道は覚えている。
ここのバーベキュー広場を利用するのも33年ぶりになるのかなぁ。
父親が再婚する前に、最後の父子水入らずで昆虫採集とバーベキュー。
木炭がなかなか燃えないのが我慢できない僕に、父親が色々と工夫の仕方を教えてくれて・・・
最近じゃ僕ら世代の父親も、PCの普及でマニュアル人間が増えちゃって、子供たちに自信を持って実技であれこれ教えれるような人って、随分と減ったように思えます。
便利になった世の中ですが、自然とのふれあいや、スポーツを親子で楽しむって、この歳になって初めて・・・本当に素晴らしい事だと感じるようになりました。
そういう意味でも、このファミリー連れで賑わっているカンツリーハウスを見て、何だか嬉しい気分になるのでした。
今回は食材とドリンク、食器のみ持込みで、コンロや燃料は現地調達!
当然木炭は火を通すのに時間がかかるので、既に終了して回収されたコンロから、火の付いた木炭をいくつか分けてもらって、短時間で網を熱する。
その間に女性陣は、冷凍して自然解凍中のお肉をバラしたり、ドリンクの準備・・・
ユル原君は喉が渇いたのかコーラをおかわり・・・
「コラー!一番若いのがサボってないで働け~っ!」(笑)
自分が高校生の頃、バイト先でこんな感じだったら、間違いなくみんなから怒られて、無視されていたと思う。
そのくらい上下関係ってハッキリしていたし、ましてやお客様の前で寛ぐなんて考えられない事。
やはり根本的に意識を変えるように、お客様にも協力してもらいつつ教育していかないと・・・
このまま間違った常識のまま、使えない大人にでもなられたら大変である!
ただ、そうはいってもユル原君は素直に楽しんでくれていたみたいで・・・
それだけが今回の救いかな。
年長者のH川様はどうぞ気にせずお召し上がり下さい!って感じで女性陣と僕は作業の合間にお肉を食べる!
6~8人くらいが意外に平和で、落ち着いてバーベキューが楽しめます。
いち早く満腹になったユル原君は「もうお腹いっぱいです・・・。」ってギブアップ!
結局片付けの際は僕が網を磨く事に・・・
早く若者が自主的に動けるようになってもらいたいものです。
そんな話をすると、大抵の大人は口を揃えて「今の若い子は、一から十まで教えてあげないと、何にもしないし出来ないんだよ!待っていたって何にも彼らの為にはならないんだよ。」って言うのですが・・・
ホンマにそうなんか?
そんなもんか?
じゃあそんな自分ひとりでは何も出来ない若者が、これから一体どうやってこの日本を支えるの?
世界の未来はどうなるの?
勘弁してくれよ!
教育って・・・学校教育も世間様の目線や、モンスターペアレンツが恐くて、思い切って間違いを正せる教師が少なくなっているのは確か・・・
当店の周辺でも、中学校の先生も「・・・」やし、某学習塾の講師も大半「・・・」やし・・・。
生徒は幼稚園の園児か?って言いたくなるような中学生も多い。
でもこれって根本を辿れば、家庭にも問題があるんじゃないの?
周りの人を気遣ったり、人の痛みを知るような教育・・・できてますか?
人は群れると気持ちが大きくなって凶暴化します。
言葉一つだって凶器になります。
いじめの事実をモミ消す学校とか、あなた達はどんな志を抱いて教師になったの?
そんな時代になって尚更の事、僕はこの日のような暖かく緩やかな時間を過ごせて、心から幸せに思います。
もう夏休みも終わってしまったけど・・・
バーベキュー・・・いいもんですね。
すごく気持ちよかったです!
是非多くのファミリーに楽しんで頂きたい。
そしてその際は、是非ゴミを放ったらかしにして帰らないように願います。
僕らはバーベキュー後、口直しに久々の『茶家』に行ってきました!
本当にリラックスできたので、半休にしてよかったなぁ~って思いつつ帰りました。
また何らかのイベントの際は、この日のように和やかで楽しい時間を過ごしたいものです!
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