9月10日にジオライドさんの展示会が堺市の産業振興センターであったので行ってきました。
いつもは車で行ってますが、さすがに高速料金とガソリン代に駐車場代を考えると・・・
「今日は電車で行ってくるわ!」ってなりました。
しかし神戸から中百舌鳥は遠い。
でも中百舌鳥駅を降りて外に出ようと階段を上っていると・・・
「あれっ!こんにちは!お疲れ様です。」
西神戸サイクルの吉田代表とバッタリ出会いました。
結構アウェーの地で行われる展示会に行って、知っている自転車屋さんのオーナーやスタッフと出会ったりするとホッとします。
で会場に着いたら、シマノやら何やら・・・結構色々な業者が同日展示会をしている模様。
とりあえずジオライドブースへ・・・
でた!コメンサルのMTB。
コメンサルってアンドラ公国にある自転車メーカーなんですよ。
アンドラ公国ってどこ?っていう人も多いですが、ピレネー山脈の山中に存在する小国で、フランスとスペインの国境で、いずれにも属さないような形で存在しています。
時計メーカーのフェスティナもアンドラだったかな。
言葉やそのなまり、国名の由来から考えても、スペインのバスク地方に限りなく近いカラーの国なんです。
そんなピレネーの高地に住む人々の立ち上げたメーカーだと考えた時に、この垢抜けたデザインには驚かされます。
スペインバスク地方の人々って真面目で頑固、誠実ってイメージなので、もっと地味なデザインかと思いきや、遊び心満点というか・・・
このWサスペンションMTBなんてリアサスペンションを覆い隠すようなトップチューブデザインがかっこいいですし、何より大胆な色使いがすごい。
そうかと思えば・・・
写真左のフレームはチタン製!
これは欲しくなるフレームです。
他にも面白いものといえば・・・
この自転車のトップチューブに注目!
2本のパイプがシートの下で交差しています。
ほら不思議でしょ?
これってどんな乗り味なんでしょうね?
すごく気になりますが、今回は試乗とかは無しなので、また機会があれば・・・
そしてこっちは・・・
KOGA(コガ)です。
以前は日本のミヤタと提携を結んだKOGA-MIYATAで知られていたブランドですが、ミヤタとは分裂し、数年前よりオランダの自転車メーカー『KOGA』として現在に至っています。
KOGAと言ったらKIMERA(キメラ)ですが・・・
これはオランダが国を挙げてロンドンオリンピックでのトラック競技の勝利を目指して立ち上げた、『キメラプロジェクト』による由来です。
素材工学や空力力学、選手養成まで、あらゆる分野での努力や技術の『集合体』という意味で、無数の獣が集合した魔物『キメラ』のネームを使用しているという訳です。
そんな大そうなネーミングのついたロードバイクですが、確かに剛性感があってよく進む自転車に仕上がっています。(実はS本様の愛車がキメラなんです)
個人的な所感では『キメラAL』(アルミ製フレームモデル)なんかは硬過ぎて、僕やI藤様みたいなパワー至上主義者が乗ったら、あっと言う間に脚が売り切れになるんじゃないか?と思えるくらいギアをかけたらグイグイ進みそうなデザインをしているので、とても気になります。
そして面白いのが、そんなKOGAが変な自転車を作っている事・・・
ロードタイプのビーチクルーザー?
シクロクロスのバイクって訳でもないの?
更には・・・
雪上用ですって・・・(苦笑)
買う人いるのかな?(汗)
そのくらいインパクトのある自転車です。
ところで、これなんですが・・・
もう知っている人も多いと思いますが、ニールプライドの取り扱いがトライスポーツさんからジオライドさんに代わったんですね。
まあ急な話で誰もが驚いたと思いますが・・・
僕はトライスポーツさんに義理があるので、ちょっとこの件に関しては複雑・・・というか難色を示している一人なんですが・・・
正直ニールプライドの広報マンでもある、マイキー(マイケル・ライス氏)に事情を聞いてみたいところでしたが、この日は来てませんでしたし、まあ聞くだけ野暮な話になるでしょうから、しばらくは傍観しようかと・・・
写真は某S社にイチャモンをつけられて、『アリーゼ』から『ナザレ』に名称を変更したフレームです。
これは僕も乗ってみて最高に良かった自転車ですが、その時はエンヴィやライトウエイトのホイールを試乗車に装着していたので、今後はどんなアッセンブルで営業をかけていくのかが注目です。
そして注目と言えば、今回ジオライドさんになって最初の新作がこれ・・・
『ナザレ2』です。
変更点はよりエアロダイナミクスを意識したデザインで、ブレーキはダイレクトマウントタイプを採用しています。
リアブレーキがチェーンステーの下に隠れるようについているでしょ?
僕はこのダイレクトマウントタイプのブレーキって好きじゃないんですよ。
メンテナンスする人の身にもなって!って言いたくなるというか・・・
何で今になって昔のU字ブレーキ(馬蹄ブレーキ)みたいな物を復活させたんでしょうね?
いや、空力とか重心バランス、リアエンドの形状に自由度ができて、フレーム剛性や乗り味などの味付けが更に多様化する等、メリットも多いっていうのは理解できるんですけど・・・
「えっ?そんなに必要か?」って言われたら言葉を詰まらせる程度のレベルですよ。
タイムトライアルならともかく、普段乗りやロードレースには必要ないんじゃないかな~ってね。
なので、そういう意味では目玉感はないな~。
なんか形は普通でいいから、乗ってワクワクさせてくれるだけで十分楽しいんですけどね。
そもそも自転車屋でロードバイクを買う人って、基本的に組立てやメンテもお任せのホビーライダーが大半でしょ?
ロードバイクのファンを増やしたかったら、乗って楽しいバイクを勧めなきゃ、「こんなの乗りこなせない!」って思われたら意味無いと思うんですよ。
まあ玄人好みのニールプライドと言っても、売れ筋はゼファーかナザレといった感じでしょうか。
とりあえず衝動買いでキメラALとコメンサルのMTBを購入して、他のブースも寄らせていただきました。
こちらはグローブライドさんのブース。
『MEQIX』なんて初めて見ましたが、クオリティに対して比較的リーズナブルな感じです。
フロアポンプも良かったんですが、個人的にヘルメットが気に入りました。
これ結構・・・デザインも他メーカーのトップグレードと同等クラスの出来なのに7800円なんです!
かなり驚きました。
そして弱虫ペダルでは青八木先輩が乗っている事で知られる『コラテック』!
どうせ乗るなら『R・Tカーボン』に乗りたいけど、『CT-ROAD』は初心者に優しい10万円以下で買えるロードバイク。
取り扱いしてみたいけど・・・
ご近所のPROKUさんとかも扱ってそうなので、被ると申し訳ないしな~。
『ボッテキア』といえばスチールフレームなんだけどね~。
『FOCUS』もかっこいいTTバイクを作ってますね。
でも最近カーボンフレームが増えて・・・結構どこかで見たような形状のフレームが氾濫しているように思えます。
製造している工場が一緒だったらOEM商品や、同形状のチューブを一部使用しているフレームとか、当たり前にありますからね。
やはりメーカー毎がオリジナルでフレームを製作することが当然だった、あの時代が懐かしいですねぇ~。
今は色とブランドロゴが違うだけで、ほとんど変わらないフレームも多くなりましたし、メーカーの個性やポリシーって一体どこへ行ったんでしょうか?
そう思うと安価なカーボンモデルには手を出したくないな~!って余計な事をつい考えてしまうんですよね。
『ITM(イタルマヌブリ)』ですね。
僕もここのハンドルは愛用していますが・・・今は全く別物ですね。
随分とイメージが変わりました。
ホイールなんかもありますね。
さあ次はスキーブーツのブランドで有名なレグザムさんのブースへ・・・
『ペンナローラ』のバイクかっこいいな~!
カラーリングも悪くない!
でもこのシートステーの形状はどこかで見た事があるような・・・
ウィリエールのフレームだったかな?
ちなみにペンナローラは元々有名ブランドのフレームやフォークを作っていた工房だったので、実はカーボンフレームの製作に関しては間違いないブランド。
この『RC-8』なんて、見ただけでスパルタンなのが伝わってきます!
思わず「あ~っ!この自転車乗りこなしてぇ~!」という征服願望が湧いてくるような、オーラを纏っています。
とりあえず一度乗ってみたいものですね!
そしてここのブースの奥で意外なブランドが・・・
「えっ?CEEPO(シーポ)?何で?」
するとまさかの田中代表がおられて・・・
事情を伺うと『ZETT』さんとの契約が8月で終わったとかで・・・
まあ当店はZETTさんと取引しているので、これまでCEEPOは取り扱いできたのですが・・・
「必要なときはいつでも言って下さい!」
「えっ?大丈夫なんですか?」
「うちは台数とかの縛りはしないので、気にせず利用して下さい!」
ありがたいお言葉を頂戴致しました!
まあZETTさんとは『ル・コック』や『アーサー』の取引もあるので、それはそれで問題ありません!
この値上がり値上がりと言われる現状において、CEEPOは価格が下がりました!!
これは是非神戸にいる、多くのトライアスリートに乗って頂きたいって話ですよ。
まあサーヴェロも扱っているので、TT系のバイクについては、当店の取り扱いで十分なものがまかなえます!
で・・・シマノのブースに行ったらもう既に片付けられていたという・・・。
帰りに梅田でサイクルスポーツでお馴染みの、八重洲出版さんの懇親パーティーがあって行ってきました。
今回は131名の参加で大盛況でした!
兵庫県のショップさんの参加は今回少なかったのですが、新たにお知り合いになれたところもあって、なかなか有意義な時間を過ごせました。
まあ何ていうか、お互い協力し合えるショップさんってありがたいですよね。
うちもまだまだ売上は厳しいですけど、他のショップさんと助け合える位のレベルには早く達したいものです。
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