2020年11月27日金曜日

2020年5月は山三昧!・・・その⑥『感傷に浸った摩耶上野道』

5月23日は店前スタートで摩耶山を目指す。 


当然いつもは灘丸山公園まで車で行ってからのスタートだから上まで登れるのであって、店前からスタートとなると上まで登っていたのでは、開店時間までに戻って来れません。


それにまだ尺取虫のシーズンが終わったかどうかの確認もできていないので、ある意味下見を兼ねて五鬼城展望公園くらいまで登れたらいいかな?って考えでスタートしました。


灘駅を抜けて、王子公園内を登って行く。


神戸高校の東側の住宅街から摩耶ケーブル駅方面まで登って休憩。



そこから上野道へ登って行く。


もう尺取虫のカーテンは随分と減っていたが、それでも油断していたら頭や背中に降ってきて、這いつくばっていたりする。(笑)



展望公園からの景色。

この日はMちゃんと登ったのだけど、「こういう景色も良いけど、店長みたいに山の上から綺麗な星空を見てみたい!」と言われまして・・・

これはやはり我が登山部(!?)に入部させなければいけないなぁ~等と思うのでした。



別の日になっちゃんとも摩耶ケーブルまで登ったのですが・・・

彼女も進路や、バレエの事で色々と悩んで葛藤している模様。

何かしら新しい事を始めて視野を広げるなら、高校生のうちにやらないと・・・

大人になってからだと新しい事を始める勇気が湧かなくなったり、自分自身に対する自信の喪失とか、コンプレックスに負けてしまう気がするので、若いうちにあれこれトライしてもらえたらいいな。と思いつつ話を聞いていました。



やはり歩くなら土の上の方が気持ち良いですね。


アスファルトの上は結構疲れます。


そういえばこの日は神戸高校側に下山したのですが、途中ですれ違った人に見覚えが・・・


大学時代に勤めていたフィットネスクラブの会員さんのグループでした。


確かランニングクラブに所属していた方々ですが、20年以上も仲良く活動されているなんて羨ましいというか・・・素晴らしいですね。


僕は20年前までのチームでは、一人だけヨーロッパ行きを目指して必死で、中には練習が厳しいからサボりたいってメンバーも数人いて温度差が激しく、僕の練習不在中にチーム内でサボり癖を蔓延させたメンバーに怒った僕が、「これは連帯責任や!」と、メンバー全員へ怒りのメールを一斉送信した事をきっかけとして、絆に亀裂が生じ解散した経緯があります。


メールだと感情が伝わらないから仕方ありませんが、高校卒業時から学業とバイトを両立しながらチームを運営し、7年かけて自分の成績だけではなく、メンバー全員の成績アップを目指してトレーニングの指導や自転車のメンテナンスをしてきたという僕の気持ちを、当時のメンバーたちには考慮してもらいたかった。


当時はひたすら悔しくて悲しくて、もう二度と自転車になんて乗りたくない!って思えるほど落ち込んで・・・それからせっかく就職した仕事を辞めて1年間、命懸けのストリートレース漬けで、いつ死んでも構わないって気持ちで自暴自棄な放浪生活をしていた経緯があります。


そのくらい当時は自分の人生のすべてを自転車に懸けていたんです。


ものすごくショックでした。




そんな僕がいつしか自転車店を始めて、またチームを作って同じ目標を持って走れる同志を増やしたい!って思ったものの・・・


結局集まってくる人の中には、ブランクが長く落ち目になった僕を上りで負かして自己満足に浸りたいってチャレンジしてくる人も何人かいて・・・


そういうのって言葉の端々でも感じるし、中にはネットで誹謗中傷を書く人までいて、そりゃ僕じゃなくたって良い気なんてしませんよね?


もちろん楽しくみんなで走りたいって人の方が多かったのですが、中には僕の考えるメニューとか(個人ではなく全体のレベルアップを)意図して考えているプランとか、そういうのを一切無視して自己満足の為に走る人もいて・・・。


指摘したら店に来なくなって、他所の店で僕の誹謗中傷をしているって噂も耳に入ってきて・・・


そういうのでどんどん疑心暗鬼になってモチベーションが崩れて・・・更には怪我や体調不良とかよりも、昔みたいに走れなくなった自分自身の(走れていた頃の)幻影に苛立ちを感じながら、それを追って走る事に疲れと絶望を感じて・・・


でもそんな僕の心情なんて誰も知る由もないでしょうから、単純に僕のサボり癖が酷くなったと感じたメンバーもいたみたいで、いつの間にかまた分裂したなぁ~って。


だから20年以上続いているあの人たちを見て、素直に羨ましいって感じました。


僕ももっと腹を割って付き合える人を増やしたいですよ。

店主とお客様としてだけではなく、自転車を通した戦友とか同志って関係を使い分けてくれる仲間を・・・。


だからどんな状況になっても信じて来てくれるお客様やメンバーさんを、僕は感謝していますし、これからも大切にしていきたいと思っています。


とまぁ・・・ちょっと傷心に浸りながら下山したのでした。

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