2020年11月20日金曜日

2020年5月は山三昧!・・・その➀『僕にとっての懐かしのルート』

 5月2日・・・そもそもしばらくの間まともに自転車に乗っていない(2018年7月1日のブログに書いた通り)ので、最近は専ら山歩きでリハビリをする事が多い。


このところ手を怪我する事も多かったり、あと特に仕事のストレスが大きかったかな。


そりゃあ若いアルバイトはまだまだこれからの人生だから、いくらでもやり直しが効くかもしれない。

しかし僕は年々自分の計画が遠退くのが実感できるくらい追い詰められている。


それに個人の財産なんてたかが知れている訳で、僕が学生の頃から目標にしていた芦屋や西宮の山手に邸宅を建てよう(購入しよう)という夢が実現する前に、その為の預貯金を全て店の運転資金で使い切りました。


自分の目先の夢を犠牲にして、もっと先の成功を求めた結果だと言えばカッコよく聞こえるかも知れませんが、結局誰一人自分の今後の事業拡大に貢献してくれるスタッフが育たなかった。


学生は仕方が無いとはいえ、フリーターにはかなり期待していました。


僕の知識と経験の全てを注ぎ込んで育てようと必死でした。


それが8年間空振り続きで、何の発展すらなくふりだしのまま、ただいたずらに財産を失っただけなんですから・・・ストレスにならない訳ないでしょ?

もちろん他人のせいにしても始まらない事ですし、僕のアプローチの仕方が今どきの若い人たちには合ってなかったと思うより仕方が無いのですが、現実問題散財した人間にそんな度正論を言ったところで傷口に塩を塗るような行為です。


だから他人から「店長のやり方は古いんですよ。」とか、「今どきは言われた事ができるだけでも優秀って思えるくらい自主的に動く人がいないから、店長の言う根性論とか、ポジティブ性を求める事自体無理!」なんて言われるたびに、「だったら一体どうしろって言うんだよ?」と悲観に暮れてしまう。


まあそんな中で時々店に顔を出してくれる泉君とかM籏君には逆に頭が上がらないというか「彼らも頑張っているから、俺もここで負ける訳にはいかないなぁ~!」という気分にさせられる。


泉君は元々優秀だったので、今も営業職で活躍していると聞いている。

彼には是非新規事業のリーダーをやってもらいたいと思えるくらいである。


M籏君は当店に入社した当初から比べると、今は仕事も趣味も目標設定がしっかりできていて、それらを実現できるように僕も応援したくなる。

彼は本当に著しい成長を遂げたので感心します。


そんな僕が歴代スタッフにどんな想いで接してきたか、意外にもそれを知る人物が少なからずいます。


高校生になったばかりのなっちゃんとMちゃんもそこに含まれます。(なっちゃんは現在当店スタッフになったので名前を公表)


彼女らは意外にもスタッフの動きとか表情とか言動を逃すところなく見て聞いているので、実は僕以上に歴代スタッフの事をよく分析している。


それだけよく学校帰りや週末に遊びに来ていた訳でもあります・・・。


2人とも緊急事態宣言で通学もままならず、自宅にて山ほどの課題をこなす日々。


そんな事もあって「気分転換したいから、店長のリハビリトレーニングに付き合うよ!」と、早朝からの山歩きに付き合ってくれる事になりました。


さすがに高校一年生は体力もまだまだ出来上がってないので、週に2回程度ではありましたが、この5月は一緒にトレーニングをする機会が多かったです。



ここは『六甲ガーデンテラス』です。

早朝でケーブルカーも動いていないので、ケーブル山上駅までは車で来ました。

乗り物酔いしやすいMちゃんでしたが、僕の車だと表六甲を走らせても大丈夫なのだそうです。

ケーブル山上駅近くの駐車場を出発して、神戸ゴルフ倶楽部(旧・六甲カンツリー)の中を抜けて行き、六甲山系全山縦走路と合流するルートでここまで登りました。

ゴルフ場のクラブハウスまでの道はひたすら階段を登り続けるので、文化部出身のMちゃんは息を切らせて「どこまで続くのこの階段~!」ってしんどそうに頑張っていました。

この階段区間は・・・過去に嫌~な思い出もあるので懺悔の気持ちになってしまうのですが、それ以上に父親とよく歩いたルートでもあるので、そっちの思い出の方が強いです。

まだ幼稚園児だった僕を置いて足早に登る父。

六甲山が霧で視界が無いのを良い事に、隠れて僕を脅かそうとしていたのです。

だから必然的に引き離されないよう、追いかけているうちに体力が鍛えられた・・・

そんな僕の原点になるのが六甲山。

いつもここからフィールドアスレチックに通って・・・

父親は容赦なかったので、自然と僕も鍛えられて・・・今思えばそれで良かったなぁ~って懐かしい思い出です。

父親は子供の頃の僕にとっては憎悪の対象でもありましたが、格闘技の達人でもあり、野球も上手くて100m走を11秒ジャストで走るアスリートでもあり・・・

その上バイリンガルで料理も得意、旅先でモーターボートを借りて運転してくれたり・・・何でも出来過ぎる親でもあったので尊敬もしていました。(複雑な親子関係あるある)

今はまるで僕が父親にでもなったような感じで、なんだか不思議な気分です。


展望台(塔)への入口は閉鎖されています。


あの上からの眺望は気持ちいいのですが・・・仕方ありません。

緊急事態宣言でガーデンテラス自体も営業していない感じでした。


これはガーデンテラスの展望広場からの眺め。


そして『六甲枝垂れ』。

とりあえずこの日はMちゃんがどのレベルまで歩けるのかを試す意図で来ていたので、比較的歩きやすいルートを選びました。

帰りはサンライズドライブウェイを歩いて戻ります。


その際に六甲オリエンタルホテル跡地の脇道を進んで天狗岩方面へ。

ここも懐かしい道です。

よく小中学生の頃に友達と山歩きの度に天狗岩でみんなの度胸試しをしていました。

ロープウェイの鉄塔下を通ると、子供の頃の思い出がたくさん蘇ってきます。

六甲~有馬ロープウェイ・・・再び全線開通する日が来ることを楽しみにしています。


天狗岩からの眺望です。

真下には住吉台が見えています。

どうやらここは渦森台から登って来るルートらしいのですが、20年以上ぶりに来てみたら随分と整備をされていて・・・

以前はもっとおっかない場所だったんだけどなぁ~。


あの左手の別荘街の向こうに六甲ケーブル山上駅があります。

ここからサンライズドライブウェイを歩いて帰ると、道中で道路にはみ出して立っている木があります。

そこだけ道が狭くなるので事故が起きないか心配になる場所ではあるのですが、どこにでも伐ってはいけない木ってあるじゃないですか?

ここの木もそういう類なので、むしろここで事故をした車を見た事がありません。

しかしこの日はMちゃんが急にその木を見て「なんかこの辺怖くない?」と言い出して・・・

僕もなんだか違和感のようなものを感じたものの・・・その日はそのまま帰って仕事だったんですね。

ところが2日後の午後にその木の近くにある橋の下で男性3人が練炭自殺をしていたのが発見される事件がありました。

もしかしたらMちゃんには何らかの予知ができる能力があるのかも知れませんね。(汗)

後日その話をMちゃんに伝えたら「店長のせいで私も変な現象に遭遇しやすい体質になってしまったわ!私怖がりやのにどうしてくれるん?」と怒られてしまいました。(笑)


この日は久々に幼馴染の夫婦が来店して、宮崎県土産にマンゴーを持って来てくれました。


農家によって微妙に扱っている品種が違うのかも知れませんが、今回のは沖縄のマンゴーに近い味でした。


昔はマンゴーって好きじゃなかったのですが、千鳥苑(若狭)の社長に宮崎県産のマンゴーをプレゼントされて食べて以来、大好物になってしまいました。


美味しいマンゴーを御馳走様でした!

0 件のコメント:

コメントを投稿