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2014年12月12日金曜日
中部・北陸サイクリング~その4~目指すは旅のメイン『カニ』・・・
山々に囲まれた長良川流域の風景。
長良川鉄道の単線線路がまたいい雰囲気を醸し出しています。
九頭竜湖などは紅葉が落葉へと切り替わっている感じでしたが、ここはまだまだ秋の景色を楽しめます。
Y崎様2号はしんどいと言いながらも、時速25~30kmをキープしながら頑張っています。
ガッツですね!
ここでの役割は僕が先導して道標となり、K南様とA部様はY崎様2号を焦らさないよう、ペースを合わせて後ろから応援といった感じ。
しかしまだ雨雲がちらほら残っており、日が暮れていくことも踏まえると、ここから先はかなり危険になる。
帰りは緩い上り基調のルートになるので、Y崎様2号にとっては行きよりも辛かったと思います。
その辺はA部様、K南様も心得てらっしゃるので、全員が無事に帰れるように・・・と隊列を乱さずに走って下さってます。
唯一中二病に侵された僕を除いては・・・(苦笑)
そもそも『ラピエール・ゼリウス』が余りに良すぎるのがねぇ~。(言い訳)
とにかくダッシュしたくて・・・ダッシュしたくて・・・とにかく疼く自転車でした。
ちょっとした上り区間で、制服の女子高生が2人自転車で競っているじゃないですか?
冷静に考えたら大人げない話なんですが・・・
競っている姿に刺激を受けて、ついギアを掛けてしまいました。
ダンシングこそしなかったものの、5%程度の上り坂を時速40kmオーバーで走り去ったので、あとからA部様に怒られました。
いや、僕がゼリウスに乗ってはしゃいでいる事自体は、3名とも気持ちを理解して下さっていたんですね。
「店長!あんなところでいいところを見せないで下さいよ!お陰で僕たちまで意識されてしまったじゃないですか!」
どうやら思いの他、負けん気の強い女子高生だった模様。
「はい。申し訳ございません。」(汗)
それにしてもだいぶ日が欠けて寒くなってきました。
先ほどまでは16度まで上っていた気温も、12度まで下がり・・・
K南様に「ここから奥美濃しろとりまでの道って覚えてますか?」って聞いたら、真っ先にA部様が「今日来た道をそのまま戻るのであれば大丈夫ですよ!」って応えて下さりました。
いざって時に心強いメンバーで助かりました。
「それではY崎さんは僕が引っ張って行くので、A部さんとK南さんは先に戻って、支配人に間も無く全員戻る旨をお伝え下さい!」と、ここで選手交代。
お二人はこれまで抑えて走っていた分を発散するかのように、あっと言う間に彼方へと消えて行きました。
Y崎様2号は「ああ~。やっぱり運動不足だったのがきてるわ~!」って悲観的でしたが、それでも速度が大幅に落ちている訳でもなく、まだ時速20km以上をキープしているので立派だと思います。
「ああ!そうだY崎さん!最後の上りは気をつけて下さいよ。足元に・・・」
そうなんです。
白鳥の街中で歩道を走っていたら、無数の排泄物が・・・(汗)
恐らくはイノシシかなにかと思われますが、余りにもそこら中だったものですから、暗くなってからではかなり危険だと思った次第です。
だって踏んだ自転車を、そのままバラして車に積みたくないでしょ?
ところが・・・
「私もうどうでもいいです!」
「うわっ!投げやり~。」
「もうこんな暗い中で、そんなのいちいち判断してられないやん!」
「ははは。まあまあそう言わずに・・・。」(汗)
そして17時15分頃ようやく『味の里 奥美濃しろとり』に戻って参りました。
この日の走行距離は丁度45km!
A部様とK南様は喫茶室でくつろいでいた模様。
「私のせいで遅くなってすみません!」とY崎様2号。
「いやいや、遅くはないですよ。季節的に日没が早いだけです。」
そう、誰もY崎様のスピードを遅いとか思っていませんでした。
是非運動不足と言わずに、自転車に乗る機会を増やしましょう!
それから早速お土産購入タイム!
皆さんには僕一押しの明宝ハムを筆頭に、色々とお土産を買って頂きました。
時期的には新そばも美味しい季節です。
場所柄高山ラーメンや、朴葉味噌などにも惹かれますよね(笑)
「さあそろそろ宿に向かいましょうか?」と言った頃にはもう17時50分。
急いで越前大野方面へ向かう。
「ああ・・・油坂峠、上れるかなぁ・・・。」
自転車ではありません。僕の車です。
先ほど白鳥に着いた時は、多少ですがオイルがポタポタと滴り落ちているのが判る程でした。
「越前大野のスズキが開いているなら、念の為にもう一度見てもらってもいいですか?」
「それはもちろん寄っておきましょう!開いているといいですね。」
「そして問題は油坂峠を上ってダメージが無いのか・・・ですよ。」
油坂峠は中部縦貫道といって、白鳥から福井までをバイパスでつなぐプロジェクトで建設された道路の要所になっています。
中部縦貫道は東海北陸道の白鳥ICより、このような感じで・・・
まるで銀河鉄道999の線路のように山沿いに延びているんですね。
まるでマツダのCMでも採用されていたフランスの高速道路みたいでしょ?
こんな坂道をエンジンに負担をかけずに上れるのか・・・いささか心配ではありましたが、僕のエヴリィ君はエンジン音を聞く限りでは好調な感じ。
本当はゼリウスでここの旧道側を走りたかったんですね。
午前中までの雨と、車のトラブルさえなければ・・・
皆さんとこの景色を、もしかしたらもっと雲海にまみれた景色を拝めたかも知れないのに・・・
そう思うと何だか不完全燃焼でした。
そして越前大野に18:30頃着いたらまだ『スズキ・カープラザ大野』が開いてました!
「すみません!何度も申し訳ございませんが、念の為に点検お願いできますか?」
で、点検して頂いた結果、確かにオイルの滲みはありましたが、漏れ止め剤の効果が出てきたみたいで、気にするほど酷くはなっていませんでした。
実際オイル残量もゲージ一杯まであったので、今回のサイクリング中に故障する事はないだろうとの判断に落ち着き、ようやくホッとできました。
「あっ!今回こそは料金を頂いて下さいね!」
「いえいえ結構です。」
「いやぁ、それでは僕の気持ちがスッキリしません!例え千円でも2千円でも取って頂かないと。」
「はぁ・・・そうしましたら千円頂戴してよろしいでしょうか?」
「はい!ありがとうございます!」
これでスッキリと帰る事ができるというもの。
それにしても何て良心的な対応だったんだろう。
今回の件でスズキを見直さずにはいられませんでした。
配達やレスキューで活躍してもらわなくちゃならないので、神戸に帰ったらきっちりとエヴリィを修理します!
そしてここからがまた問題。
越前大野から粟津温泉までのルートだ。
ここに来て睡魔が出てきた僕を心配してK南様が運転を代わって下さったのですが、それもあって車にナビを搭載しているY崎様2号に先導をお願いしたのが悲劇の始まり。
僕の勘違いで勝山から小松まで国道416号線がつながっているものという前提で、下道の方が早いなんて言ってしまったものですから、Y崎様は忠実にそれに従い、それプラスジュークの日産ナビが裏道大好きなナビであった事も加わって、それはそれはえらいこっちゃに・・・
正解のルートは福井ICまたは福井北ICから北陸道に乗って、加賀ICを下りてから国道8号線で行くのが最速だったのです。
後日、当時うとうとしながらも通ったルートを断片的に覚えていた僕が、地図で追っていった結果、「あぁ~!俺の愚か者め~っ!」となった事は言うまでもありませんでした。(涙)
恐らくは一度九頭竜湖方面へ戻って左折、国道157号線を勝山方面に向かい、途中で道に迷っていたポイントがあったので、きっとそこから国道158号線で永平寺方面へ向かったものと思われる。
その後『六呂瀬山古墳群』の看板と、綺麗な夜景を見た記憶からも、永平寺口より国道364号線を北上し、越前竹人形の里の前を通過して上ったのだろう。
山中温泉辺りから意識がハッキリしてきたが、もはやどこを走っているか判らなくなっていたという、なんとも情けない状況に・・・
そう、山中温泉からであれば、山代温泉を抜けて行った方が早い気がするのだが、ナビは県道39号線を指示し・・・
「法皇山横穴群?どこですかそれ?」みたいな。
辛うじて使い慣れないスマホでマップを開いた僕は場所を特定し、もう間も無く到着する事を確信。
ようやく全員が安堵するのだった。
皆さん余計な神経を使わせてごめんなさい!
結局20時過ぎには楽勝で着いていたであろう、その現地に着いたのは21時過ぎ(汗)
そして慌てて食事会場へ・・・
本来は20時までに食事をして下さいっていうのがセオリーですが、今回のスケジュールでは元々20時前後になる予定でしたから・・・
そこを宿のスタッフに怒られるのは・・・僕はともかく他の皆さんの前では勘弁してよ!って思いつつも、気を取り直して・・・
まずは基本的な夕食膳が並ぶ。
餅麩の揚げ物とか最高に美味しかった!
そしてここからがメイン!生のカニ脚・・・
まあ刺身は残念ながら、今回脚だけですが。
さすがにカニみそは新鮮な水揚げ仕立てでないとダメなんだとか。
翌日の最終目的地である尼御前にある橋立港で水揚げされたズワイガニです。
一杯辺りの大きさは、1m超で、重さも1kg~1.2kg程の大きさでした。
シーズン料金から考えると一杯2万円~3万円はするカニでしょう。
皆さん本物のカニの味と食感に感動されていました。
そしてお腹一杯になった後は温泉で温まって爆睡!
翌日は金沢まで走ります。
ではまた次回お楽しみに!
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