2018年10月13日土曜日

穂高岳山行3日間!(2日目)その5・・・穂高岳山荘にて


10月 2日(火)16:08

携帯電話の充電もそこそこに、退屈なのでテラスを散歩。

もうN村さんはザイテングラートを下りたくらいだろうか?

写真は涸沢岳方面。

石のテーブルの前に座ってバーナーとコッヘルでティータイムを満喫しているのは、親子で登山を楽しんでいる父と娘・・・

娘さんは嫁いだ後も時々親子で登山を楽しんでいるらしい。

話をした時の口ぶりだと、穂高にはよく来ているみたいで、若いのにかなり根性が座った感じの女性でした。


あっ!また写真に指が入ってしまいました。(笑)

今回は若い女性の登山者が多かったです。

若い女性でロードバイクを始めたって人の中には、『弱虫ペダル』に影響されたって人は多いと思います。

しかし『ヤマノススメ』を観て影響されたからって、穂高連峰に来るような人は稀だと思うので、彼女たちが穂高に入山するに至った経緯とか動機とか・・・

すごく興味があります。

何故なら僕が初めてここに来た8月は、本当に『自分が万が一滑落して死んだ時の事』をあれこれ覚悟を決めて来ていましたから、そういう覚悟とかまだする歳でもない若い登山者や、親の付き合いで登ってくる小中学生くらいの子供たちって、一体どんな気持ちや価値観でこの場所に立っているんだろう?って、めちゃくちゃ気になります。

だってここまで登ってきた人ってみんな勇者だと思うんですよ。

何故なら・・・

ここは体力自慢ってだけでは登って来てはいけない領域。

ここは根性があるだけでは登って来てはいけない領域。

僕は今でもそういう場所だと思っていますが・・・



そして・・・

ここに訪れる人たちって、一体どんな志を抱いているんだろう?

どんな懺悔の気持ちを胸に秘めているんだろう?

他人には打ち明けられない何か大きなものを内に秘めている人たちばかりなのだろうか?



今回僕がN村さんと出会って感じたように、阿吽の呼吸で信頼し合える一期一会も少なくはない。

そういう出会いに、僕は経営者としての僕ではなく、一人間の僕として向き合えて、それがものすごく新鮮なんですよ。

全ての人が平等で成り立っているというか・・・。

だからこの地にハマってしまったようなものですけど。

ホント・・・不思議な気分にさせられます。

何だか俗世間の生活に疲れ切った人みたいな発言ですけど・・・

まあ、それは多少なりあります。

ただ達成しないといけない!と心に決めている目標は、まだまだ残っているので諦めてはいないのですが・・・


そもそも自分が危険な事、リスクのある事に手を出す理由は・・・

自分が一度やると決めた事は何が何でも初志貫徹する!という意志の強さ。

失敗しても軌道修正する柔軟さと切り替えの早さを持っている。

狙った獲物は何があっても絶対に逃さない執念。

それを自分自身に見直させる意図と、自分が仕事や日常で関わる人たちにこれでもか!と自分の信念をPRする意図がある。

生まれ育った環境がそうさせた部分も大いにあるとは思うのですが、僕は子供の頃から心の中に強烈な炎を持っているので、時々抑え切れない衝動に駆られて動いてしまう訳なんです。



しかし・・・ここに来ると自分の心と素直に向き合う事が出来るので・・・本当にすごく好きです。


ここの雄大な景色を見ていると、自分なんて恐ろしくちっぽけな存在だと思い知らされます。

でもどんなに厳しい環境でも、凌駕したいと思う野心もまだ残っています。

そんな人の苦悩やエゴを、穂高の山々はただただドッシリと構えて、悠然と見守ってくれているように感じます。

今ここに立っている瞬間がとても満たされているんですよねぇ。


さすがに外の気温が低くなってきたので、山荘内に戻ってきました。

ここは読書スペース。


そしてリビング(オーディオルーム)です。

ゆったりとした時間を過ごせる環境が、何度来ても飽きないです。

暖炉の向こうに腰かけているご夫婦は香港から来日されている登山者で、既に北海道で3つの山を登ってから、この穂高へ入山したそうです。

山が好きにしてもタフ過ぎます!

そしてまた身体が温まったところで・・・


また外を散歩。

白出沢から岐阜県側を望む。

笠ヶ岳の山頂だけが、雲海から顔を出しています。


そのうちここもリベンジしに来ます!

僕はやられたら10倍どころか20倍返し・・・意地でも征服するというのが信条です。

きっとここのルートを目標タイムより早く登る為、必ずまた戻ってきます!


そしてジャンダルム・・・「明日はあそこに行けるのかな?」


カメラの角度を変えたらいい写真になりました。


まだ奥穂高岳から戻ってくる人がいました。

遅くまでご苦労様です。


涸沢カールも少しガスってきました。

やっぱり寒い!


ん?さっきから時々気になっていたんだけど、やっぱり何か小さな鳥がいるよね?


携帯電話のカメラのズームは本当に粗いなぁ~!


何だろうこの鳥?


動きがちょこまかして可愛かったんですけど・・・

後で調べたらイワヒバリって鳥らしい。

穂高岳小屋の周辺をちょこまかと・・・結構頻繁に歩き回っています。

それでは夕食の時間が近付いたので、食堂に向かいます!


食堂へ1番乗りで入りました。

今回の席も最高に素晴らしいメンバーが揃いました。

役割分担は完璧です!

そして向かい側の男性2名はかなりの呑兵衛で、ビールや酎ハイをお替りしながら陽気に楽しんでいました。

僕の左隣のお二人は北海道からお越しのペアで、今回の北海道の地震の話もそうですが、過去には阪神大震災の時にボランティアでお越し頂いていたというお話もお伺いできました。

そんな大変な時期であっても、予定を立てていた穂高の山行は外せないとの事。

10代の頃から山岳部で穂高に入山していたというから、かなりの大ベテランです。

この方には「身体が温まるからどうぞ!」とウォッカを1杯注いで頂きました。

グレープフルーツ味に仕立てた手作りだそうで美味しかったです!

アルコール度数は28度に抑えてあるとの事だったので、ストレートで楽しませて頂きました。

そしてこの方との会話の中で、明日の奥穂~西穂縦走は止めて、最初から前穂~岳沢ルートで帰る方が正解だとアドバイスを受けました。

今日のコンディションで北穂~涸沢岳の縦走路を歩いて来たのであれば、ジャンダルムに行くのは可能。

でも奥穂~西穂縦走は逃げ道もほとんどないし、8時間の長丁場なので・・・

行くなら体調も万全で臨むべきだと諭される。


食後に2階の部屋の窓から岐阜県側を望む。

そう言えば、「涸沢岳に登って北穂高岳方面に行くつもりでルートを覗き込んだら、それが雪と氷で真っ白で、あれは絶対に無理!歩けないと思って諦めたよ!」って話している人がいて、その流れで僕が今日北穂高岳からここまで縦走して来たって話が伝わって、すごい反響を受けました。

まるで英雄みたいにヨイショされたので、「いやいや、それがもっとすごい人を僕は知っています!初老のご婦人なんですけどね・・・。」って涸沢カール~3000m級の登頂を半日でおかわりしたパーティの話をしたら、「確かにそっちの方がすごい!」って・・・

やっぱりそうだよねぇ~。(笑)



そして皆さんの動きが慌ただしくなってきました!


3000m級から観る夕焼けです!

白出沢がこんなに賑わうなんて予想外でした。(親しみを込めて苦笑)


人が写っていないバージョン!


ジャンダルムと夕焼け。


心が洗われる~!

ちなみに穂高岳山荘の外出はサンダル(茶色の便所サンダル)なのですが・・・


奥穂高岳に登る岩壁のひな壇まで登って、ここからも撮影!


そして明かりの灯った穂高岳山荘と涸沢岳。

ヘリポートから夕焼けを観ている人もいますね!


「ハッハッハ!この夕焼けは涸沢カールからは見えないだろ~!」と自慢するのは大人げないので止めましょう!(笑)


そして18:07でこの暗闇!

単純に携帯電話のカメラが貧弱なだけです。(笑)

これはテラスから涸沢と遠くの街の夜景を写しています。

右上に見える明かりは塩尻と諏訪の夜景。

左上も安曇野市の夜景の一部が見えているんです。

画面下は涸沢ヒュッテとテント村です。


ちなみにこれはN村さんから頂いたテント村の夜景です。(19:32撮影)

色とりどりで綺麗ですね!

その頃僕は・・・香港からのご夫婦とその友人グループに相談されて、初中級者向きの下山ルートを地図で説明して、注意点とかを詳しくご説明してから部屋に戻って寝ました。

さて、翌日は一体どうなる事やら・・・

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