この日はどうしても再度山でタイムアタックをしたいというメンバーが複数いたので・・・
前日からそのつもりでいました。
というのも、マサやんのユル原君への対抗意識が強過ぎて・・・
そしてマサやんは一度、N様2号との勝負で26分57秒だか、58秒だかのタイムを出してはいるものの、単独で走ったらなぜかいつも32~35分くらいかかってしまうらしい。
なぜだ?
ユル原君は以前乗っていたロードでも27分台だったので、メルクスを乗りこなせば軽く26分台より速いタイムを期待できる。
それにヒデさんも26分45秒で走れる人なので、マサやん的にはこの2人と走れば、確実にベストタイムを狙えると思っていたのでしょう。
そんな思惑は言わずとも解っていたので・・・
再度登り口に着いた僕は「じゃあ今から1人ずつスタートしてもらいます。まずはH川さんがスタート。次にM上君。ただしM上君は今回再度を走るのが初めてなので、H川さんに追いついた場合は絶対に抜かない事!そして信号を1度待って次の信号でマサやんがスタート・・・」と言うと。
「え~っ?僕が誰かと一緒に走らないと駄目な事知ってるくせに~!」
「よくわからないジンクスを克服するチャンスなんだから、文句言わない!」
僕の考え方として、いつも誰かについて行こう!とか、追いつこう!って考え方で強さを発揮するマサやんに、今回は先頭を走る恐さと辛さを味わいつつ、気がついたらそこそこいいタイムで走ってしまった・・・そんな結果を期待してみました。
そして本来登り口で合流予定だったタケやんが、来ない来ないと思っていたら、なんとマサやんの出発後に遅れて到着!
完璧過ぎる演出です。
マサやんが最初のカーブを曲がった直後に「タケやん!もうスタートしてもいいよ。マサやんを追って!」ってタケやんを刺客に送り込む。
多分僕らの声が聞こえたであろうマサやんには、20秒後にスタートしたタケやんの存在は恐怖になるし、声が聞こえていなくても後ろを振り向いたら、そこにいる恐怖は絶大だ!
そして更に信号を待ってから次に僕がスタート。
最近全然上れないので許して下さい(笑)
最後にヒデさんとユル原君が、もう一度信号を待ってからスタート!
僕はトンネルを抜けるまで1分25秒。いつもよりかなり抑えて走っている。
向こうのS字カーブにタケやんの姿が見える。丁度いい標的に・・・なるのか?
タケやんは某ショップのサイクリングに参加した際に、同じく他の参加者の立ちごけに巻き込まれて、愛車のニールプライド・アリーゼが破断してしまうという不幸に見舞われ・・・
現在は新たにKOGAのアルミフレームを購入して乗っている。
正直KOGAのキメラアルミは硬い。
硬過ぎて脚が売り切れる以前に、地面からの振動や、自分の脚力がストレートに跳ね返ってくるので、膝がガクガクになってしまう。
逆に脚力の無い人には、軽いギアでクルクル回して走り易いっていうのでオススメできるフレームだけど・・・
まず僕みたいにパワーに任せてトルクで走る人には合わない。一瞬で骨抜きにされてしまう。
タケやんも乗ってみた感想としては僕と同じで、「一瞬で吸われる!脚がガタガタになる!」って話でしたが、同時に乗りこなしたい気持ちもあるようで・・・
実際KOGAに乗り換えてからのタケやんは速くなっています。
鶴甲のタイムを見ても、以前のタケやんより1分は速くなっています。
なので、現状の僕にとっては、タケやんに追いつくのもかなり至難かも知れません。
とりあえずこの日の僕の予定は最初のピークまで、余力を十分保って16分前後で走る事。そこからの後半を14分以内で走って、トータル30分以内で走る・・・そんな感じでした。
噂によると・・・最近来ていないエヴァディオ・ビーナスに乗ったK様は、再度山を関の茶屋(五辻)まで24分を切るタイムで走るのだとかで・・・
もう全盛期の頃の僕でも歯が立たないレベルにまで強くなっているそうです。
そのタイムを考えると、後半14分はあくまで妥協です。
K様は12分以内で走れるのですから。
そこから僕が上りのスピードで落ちている分を差し引いても、14分は出せなければならない・・・
K様は最近のライダーにしては珍しく、下りもアグレッシブに攻めた走りが出来るので、いつもみたいに下り坂で僕にアドバンテージがつくなんて事は考えられません。
カーブのライン取り一つすらも集中して、コンマ数秒を削っていくくらい追い込まないと12分以内で戦うなんて不可能なんです。
まあこんな事を書いていると、そんなギリギリまで追い込んだ走りが出来ていた当時がうらやましくも思えるし、それが出来なくなった今の自分が恨めしくも思えます。
とりあえずビーナスブリッジを越えてからのゼブラゾーンまでは、今まで以上に余力を残して通過しました。
さあここから次のヘアピンまでは呼吸を整えて、無心になって走ろう・・・
そう思った瞬間、急に真後ろに気配を感じて振り返ったら、やはりユル原君でした。
ヒデさんが遅れているのは意外でしたが・・・しかしまたなんでこのタイミングなん?
ユル原君は事と次第によてはマサやんすらも追い抜くくらいの勢いで走っています。
ペースと心がすごく揺さぶられました。
お陰さまでヘアピンまでくる頃には僕は息が上がってしまい、慌てて呼吸を整える。
レース慣れしていた頃は人は人!って割り切って走っていましたが、身内に負けるとかホームコースで負けるとか・・・未だに慣れないです。
やはり走れない自分に苛立ちもあるので、心が乱れますね。
何とか碇山のヘアピン辺りで呼吸が整ってきたので、ユル原君を意識しないようにマイペース。
最初のピークまで16分ジャスト!とりあえずここまでは予定通り。
しかし疲労度はいつもどおり・・・いや、もう少し疲れているかな?
ここから14分・・・
しかし得意の下りでも筋肉に酸素が回っていない感があって追い込めず。
大竜寺で捉えたH川様とM上君になかなか追いつけず、とうとうヒデさんにも抜かれ・・・
気がつけば最後尾。
その後再度公園の分岐でようやくH川様とM上君を抜いたものの、もう余力なんて全く残っていない。
外人墓地までの上りも全然スピードに乗らないまま・・・
下りは攻め込めていない。
当然学習の森カーブを過ぎてからの上りは惰力が死んで失速。
気がついたら今度はM上君が後ろにピッタリついている。
結局とことん心が乱れまくったままゴール。
森林植物園西口の後の上りでは、意地でM上君を引き離したが、結局僕のタイムは32分20秒と平凡なものに終わってしまった。
むしろM上君の成長も、ここのところ急上昇しているような・・・
マサやんは僕の目論み通り、後ろから追われる恐怖で必死に走ったそうで、何とか単独で27分08秒で走れた模様。
ユル原君はやはり前半で飛ばし過ぎて後半伸びず、27分20秒程でゴール。
ヒデさんが遅れた原因はやはりユル原君。
スタート後のペースが異常だったので、やはりペースを乱されて調子が狂った模様。
この日は28分30秒だったそうです。
タケやんはタイムをちゃんと計っていなかったみたいですが、話の流れから考えると31分台前半って感じで、やはり後半はたれてしまった模様。
H川様は36分を切るか切らないかで走れたそうなので、そろそろ35分切りを狙って欲しいですね。
そして関の茶屋で休憩していたら・・・
O様親子が六甲山から下って来ました。
K君もかなりロードに乗りなれてきたようで・・・
そろそろ僕も今のままだと抜かれてしまうかも知れませんね。
この後はO様親子とはお別れし、7名で西六甲ドライブウェイを丁字ヶ辻まで上って、表六甲を下って帰りました。
その際、下りの遅いメンバーはとことん遅いので・・・(笑)
僕とユル原君、ヒデさんとで先にケーブル駅前で残りの到着を待っていたら、メッチャ美人でスタイルの良いモデルのような女子高生が目の前を横切っていき・・・
バス乗り場でバスを待っていたので、マサやんが追いつくや、「マサやん早く!モデル級の女子高生がいるよ!」って教えたら・・・
「えっ!えっ!マジっすか?どこ?どこ?」
ブォ~ン!(バスの出発した音)
「あ~あ。また見逃した!」
「俺はどうしていつもタイミングが悪いんだ!」
「次は死ぬ気で下って来なさい!(笑)」
相変わらず何とも冴えない話で締めくくりましたとさ・・・完
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