4月中頃にトンプソン・フォース購入のご相談にお越し頂いたN原様に、色々とカラーオーダーの色の組み合わせを提案。
1週間後には「すぐにでも欲しいから注文します!」って再びご来店頂きました。
《提案例1》
《提案例2》
《提案例3》
黒ピンクが大好きだというN原様。
いつも野球の試合帰りや行く前にお立ち寄り下さるのですが、野球のユニフォームが似合うくらいのガッチリしたスポーツマン。
その上思い立ったらすぐ行動!ちゃんとした理由や理論がなければ納得しない!
白黒ハッキリしないと絶対に駄目!って感じで、気持ちの良いくらいハッキリした性格のお客様。
最初は黒とピンクだけでいいとおっしゃっていたのですが、僕が提案したデザインを見て、ちょうど奥様から「せめて挿し色で白を入れて!」と言われたとかで、それが購入の決断に至ったのだとか。
しかし黒ピンクが諦められない・・・
こんな感じて黒い部分をシャイニー(つや有り)とマット(つや消し)のパターンにして、挿し色にピンクっていうのが理想・・・
そんな話になりました。
そこからが大問題!
早速トンプソンの輸入代理店である、東部商事さんとハマショーさんに相談をする。
「ブラック単色でのシャイニーとマットのコンビネーションは出来ますよね?それに挿し色を加えた3色っていうのは出来ないんですか?」
「確かに黒だけのコンビでならしていますが、それに別色を加えての3色は今までご注文を受けた事がなくて、オールシャイニーかオールマットであれば3色は可能なんですが・・・。」
「駄目元で一度ベルギーの本社に掛け合ってもらえませんか?これはこれでできたら面白いと思うんですよ。お客様のトンプソンに乗りたいという気持ちと、カラーリングに対する強い想いを伝えて下さい!万が一アップチャージがかかるって話であれば、そのくらいは何とかします!」
「解りました!そういうお願いであれば掛け合ってみます!」
ベルギーは言語が複雑で・・・
正確にこちらの想いを伝えるのにはなかなか時間がかかったそうです。
最初は断られました。
それでも東部商事担当者のI田さんに「もう一度プッシュして下さい!」ってお願いしたら・・・
何とかなりました(笑)
一応工程を一つ増やす事になるので、やはりアップチャージがつくと。
それも通常のカラーオーダー料金よりも高いアップチャージがプラスアルファで加算されます。
しかしそれで納得のいく自転車に仕上がるなら・・・ねぇ?
そこから塗装に入ってもらい、完成してベルギーから日本へ送られて来るまで1ヶ月少々。
意外と早くないですか?
まあ成田の税関での足止めが意外に長くて、結局当店に到着したのは6月10日のお昼前!
予定では9日に到着~組み立て。
10日の午後にN原様のサイズ合わせっていうスケジュールでした。
フレームが着いた瞬間店内の空気が変わる!
「よっしゃ~!急いで組み上げるぞ~!」
既にホイールは組みあがって、ハンドルにSTIレバーを取り付けるところまで準備していました。
説明書の無いプラモデル状態です(笑)
しかもフロントフォークのコラムをみたらマスキングテープが付いたまま!
カラーオーダーした感満載ですね。
しかしイメージ通りに仕上がっていてホッとしました!
カーボンモノコックだからなのか、少々エクボみたいな凹みがあったりするのは・・・
神経質なお客様に、突っ込まれそうなポイントではございますが、これはこれで味があっていいと割り切ってもらうしかないところです。
サドルはタケやんの私物です。
これが限定物でなければ仕入れてつける事ができ・・・
そうすればフレームカラーにピッタリと合うのにねぇ~!って・・・
一応セライタリアのジロ・デ・イタリア限定サドルも考えていたのですが・・・
前回卸業者に問い合わせた時にはまだ未入荷だったんですね。
「もう入荷してますか?」
「ええ、もう完売です。」
「はあ?」
とまあ、先日にそんな事もあって、すぐさまセラサンマルコのサドルを別で注文。
しかしそのサドルだけはこの日に間に合わなくて・・・
とりあえずサイズ合わせの間だけテストサドルを使用。
組みあがったのとほぼ同時にN原様がご来店!
「間に合った~っ!」
そしてN原様も思いの他、仕上がりの良さに大満足!
サイズ合わせも終わってコラムカット・・・
サドルはまだだけど・・・とりあえず仕上がった状態です
挿し色の白はステムとアウターケーブルに加えました。
バーテープも黒の中にピンクのドットが入っています!
かなり黒ピンクを徹底しましたが、あくまでいやらしくならないよう、僕なりに考慮してコーディネイトしました。
しかし撮影日の天気が微妙で、せっかくのシャイニーとマットの競演が判り難い(涙)
これなら判りやすいかな?
女子中高生に支持されそうなカラーリングですが、その走りは暴君そのものです。
圧倒的な加速感!
それに魅了されてトンプソン・フォースを選んだN原様。
早速週末に小豆島を1周してきたそうで、帰りに当店へお立ち寄り下さいました。
「これメッチャいいわ~!」
すぐに脚が売り切れる自転車ですが、「もっと速く走れ!」と自転車が語りかけてくる・・・
「そんな脅迫的な自転車だからこそ乗りたくなった。乗りこなしてやりたいと思った。」
是非フォースを乗りこなして欲しいですね!
今回はイレギュラーな注文にご対応下さったトンプソンと、輸入代理店の東部商事さん及び、ハマショーさんにも感謝致します!
どうもありがとうございました!!
プロや実業団選手の間ではスパルタンなフォースよりも、シリウスの方が圧倒的に支持が高いようですが、僕個人的には乗りやすいシリウスよりもワクワクさせてくれるフォースの方が魅力的ではあります。
また最近は女性でも乗れるようにサイズの小さいものもございます。
それと・・・
近々トンプソンのオリジナルジャージも発売になります。
これは発表されたばかりのデザイン写真。
雑誌よりいち早く載せておきます。
お値段は上下で約25000円程になるそうです。
併せてよろしくお願い致します!
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