11月15日(土)
この日の参加者は僕とH川様とマサやんの3名でしたが・・・
お陰で思いつきのコースを自由に走れるというありがたい走行会を楽しませてもらいました。
まず最初に向かったのは・・・
以前西宮の高校生コンビを連れて走った際に、無数の尺取虫が道行く木々からぶら下がっていたので、上るのを諦めたという青谷川の上流域である。
青谷ベーカリー前の交差点よりも、更に山手へ上った所に・・・
摩耶山(忉利天上寺)への参道として続く登山道がある。
ちなみに忉利天上寺(とうりてんじょうじ)は、お釈迦様の母上(摩耶夫人)を御本尊とする日本唯一のお寺らしく・・・
調べてみたら実はすごいお寺だって事を、この歳になって初めて知りました(汗)
インドの伝説的な高僧である法道仙人が開祖で、御本尊である摩耶夫人の尊像(しかも梁の初代皇帝である武帝の作品)を持ち帰ったのが弘法大師ですからね。
なお、その摩耶夫人尊像は昭和51年に賽銭泥棒の放火によって焼失し、現在は新しく作ったものになっているそうです。
今も残っていれば、間違いなく国宝級のお宝だったろうに、まったく酷い話だ!
で、そんな訳で摩耶山って名前の由来にもなったのですが、その標高702mの山まで一気に上る参道ですから・・・
当然強烈な登坂が待っている訳なんですね。
しかしここの参道に茶畑があって、そこの茶屋で飲むお茶がいい!って話を、当店のお客様から教わった事もあり・・・
『茶園 静香園』って所なんですけど・・・
調べてみたら明治時代までは神戸は日本でも有数のお茶の産地だったらしく、神戸港からの輸出品の半数は日本茶だったとか。
元町商店街に『放香堂』をはじめとするお茶屋さんや、茶器のお店が多かったのも頷ける話で・・・
ちなみに『放香堂』といえば、記録上では日本で初めてコーヒーが飲める喫茶店を開業した事でも知られているが、そう考えると神戸で茶作りが廃れた後にコーヒー文化が発展して、世界のUCCが誕生したってのも納得。
まあそんな話で神戸の歴史の一つに触れてみたいと思った訳なんですよ。
「そこでお茶(モーニング)してもいいですか?」
それが僕がここを走ろうとした・・・つまりは、H川様とマサやんを道連れにした動機なんですね。
で、2人共いいですよ!ってついて来てくれたのですが、入口からご覧のような激坂でしょ?
「マジッすか?」とマサやんもビックリ。
「まあ所々20%超えがあるよ!何より道が狭いからハイカーさんには要注意で!」
ところが半ばシクロクロスのコースか?ってくらいの悪路を走って辿り着いたら・・・
「えっ?閉まってる?」
「ははは・・・開いてませんねぇ~。」
「ガ~ン!」
どうやら『茶園 静香園』は不定休の模様。
渓谷と言うには規模は小さいですが、一応崖の上です。
まだまだ先に進む事も考えましたが、大半がロードで走行するのが厳しい悪路と予想できるので断念して・・・
「とりあえず下山しますか!」
未舗装区間もございます。
一番厄介なのがここ!
舗装しているけど、ゴツゴツした石がロードバイクのタイヤ&ホイールにダメージを与えるので、この区間だけは歩いて押しました。
しかし斜度がきつくて、ビンディングシューズだと滑りやすいので要注意です。
今度はハイキングで来てみたいですね!
こんな狭い橋も自転車に乗って走りました。
高所恐怖症な人には試練かも知れません。
マサやんが大自然を満喫!
って思ったら、この橋も右に見えるダムも明らかに人工物でした(笑)
勢い余って落下したら痛そうやなぁ~。
ここらの集落もお茶の産業が全盛期で、温泉が湧いていた頃には賑わっていたんでしょうね。
民家の左には10m以上の深さの渓谷が・・・
やっと景色の開けた場所まで戻ってきました!
何?無言地帯?
そんな注意書きが書いています。
これは民家に響くから騒ぐなって意味なのか?
それともここの参道には「会話するべからず」って習わしがあるのだろうか?
「メッチャ喋ってしもうたやん!」
「ホントですねぇ。」
「まっ、いっか。」
改めて上り口を望む。
斜面の凄さを撮影してみましたが・・・
やはり写真だと伝わらないなぁ~。
マサやんがしんどそうに上る瞬間を撮影してみましたが・・・
どうにも表現しにくいですね(笑)
向こうの丁度歩いてくるハイカーの立っている辺り・・・
かなり傾斜がきつい箇所です。
海も一望できる景観でしたが・・・
逆光でよくわかりませんね(笑)
この後摩耶ケーブルの駅まで走り・・・
紅葉真っ盛りの桜トンネルを潜って東へ向かう。
最後に鶴甲を六甲ケーブル下駅まで上って帰りました。
久々に僕の自転車(ジタン)に乗ったのですが・・・
野口さんに後輪を借りてテストして判ったのですが、これまでローギアでスプロケが滑っていた原因は、どうやらチェーンが伸びていたからでした。
確かに距離はともかく、6年以上は使ったな・・・(笑)
レースで走っていなくても結構伸びるんですね。
自転車屋の僕がそんなたわけた事を言ってみました。
後日KMCのチタンコーティングチェーンに換えてみたのですが、変速の入りが悪くて・・・
「よく見たらリアディレーラーが内側に入っているやん!」
先日野口さんが直してくれていたのだが・・・
ところがディレーラーを外してビックリ!
ねじ穴が死んでいるではないか!
元々僕のジタンは過去(約13年前)にひよどり台の上りでダンシングをしていた際、当時の僕のトルクに負けたからなのか、突然ディレーラーハンガーが曲がってチェーンが噛み、僕は時速35km~40kmの勢いのまま前転して「なんでやね~ん!」って叫びながら、顔面から地面に叩きつけられた経験がある。(ちなみにその時の落車がジタンでの初落車)
その際にねじ穴の中央くらいからハンガーがへしゃげてしまった為、当時リペアをお願いしたショップの店長にも、「これは完全には直せないよ!」って言われていたのです。
それ以来落車は1度しかしておらず、その際も身を挺して自転車を守ったので、一度もディレーラーハンガーをぶつけたりしていなかったんですよ。
ところが先日長野に行った時、中房温泉の下りでパンクしたK合様を待っていた時、風で自転車が倒れて・・・確かにハンガーがまた曲がったんですよね。
それを野口さんが気にして直してくれていたんですけど・・・
曲がった場所が場所なので、リペア工具で逆にねじ穴を攻撃しちゃったのかも知れない(汗)
これはねじ山を修復するのが困難なので・・・
リコイルキットを購入して一か八かの大手術をしなければ、ジタンは復活しない。
しかしリコイルはパイロットタップを上手く垂直に挿入しなければ、たちまちフレームをゴミにしてしまうので、本当に一か八かの賭けである。
そしてリコイルキットは高いのですが、丁度ヤフオクでM10×P1.0の中古が安く出品されていたので入札した訳ですよ!
ところがオークション終了寸前で高値更新されてしまっていた(涙)
「ちくしょ~っ!邪魔した奴誰やね~ん!」
はぁ・・・誰かリコイルキット持ってませんか~?
少し高いけど探して買うしかないか~。
という訳でしばらくの間、留美さんのジャイアント・エスケープで走ります(苦笑)
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