2014年2月6日木曜日

久々の長野県・・・

長野県・・・

僕にとっては第二の故郷みたいな場所です。

子供の頃父親に連れて行かれた白馬八方尾根・・・

地獄のようなスキー特訓を受けて、僕はスキーが嫌いになりました。

「お前はセンスが無い!一族で一番スキーが下手だ!」

そう言われて嫌いになったスキー。

小学4年生の頃から一人で六甲山人工スキー場に通っては、色々な人の滑りを観察して、見よう見まねで自分も試して・・・

1年後にはなんちゃってパラレルまでできるようになり・・・

小学6年生のスキーキャンプでは上級者グループで1、2を争うくらいに滑れるようになっていました。

そんな僕が八方尾根にリベンジを試みたのは高校の卒業旅行。

修学旅行で行った木島平で、ウェーデルンを滑れるようになって自信がついたんです。

ところが八方尾根は半端なく厳しかったです。

黒菱ゲレンデなんてまともな神経ではバーンを見下ろす事さえできません。

あのコブの深さと急斜面。

一度逆エッジをすくわれたら最後、100m以上は確実に雪崩れ落ちます。

そのくらい急斜面なんです。

せっかくトラウマを克服しに来たのに足がすくんで滑れなくて・・・

ウサギ平のコブ斜面でさえ、午後の削れまくったコンディションでは逆エッジを取られまくりで・・・

「俺はまだまだ下手くそだ!こんなんじゃ親父に勝てない!」

それ以来毎年八方尾根に通うようになり・・・

気がついたらスキーのインストラクターとして、志賀高原や菅平で指導をする立場になってたり・・・

そういう意味ではスキーがきっかけで長野を好きになったのかな?

でも結局のところ未だスキーを極め切ってはいません。

ましてやクラウンだった父親には到底及びません。

僕なんてせいぜい1級止まりです。

それでも雪山を一気に滑る快感を求め、今もスキーはします。

板も2本、ブーツも2足、素人にしたら持ち過ぎでしょ?

あとはやはり自転車かな・・・

初めてヒルクライムレースに参加した1996年つがいけサイクル以来、長野県のレースに出る機会が多くなったので、その度にレース、食事、温泉、観光、そば打ち体験など、色々長野県を知る機会が増え、より一層好きになりました。

「長野の何が一番好きですか?」

人からそう聞かれたら・・・

「そこに山があるからです。」

僕は必ずそう答えています。

スキーと自転車を通して、僕は長野県の山々に色々学びました。

車や登山でも楽しみました。

海も好きですが、海にロマンを求めるのって大変じゃないですか?

以前は海洋学者に憧れた時期もありましたが・・・

海は特殊な世界です。

ダイビングの資格があれば多少はその素晴らしさに触れることができるのかな~。

でも僕はそんな資格持っていません。

道具の使い方や手信号くらいは知っていますが・・・。

しかし山には資格なんて無くても登れます。

スキーも自転車も登山も、誰にだってできます。

車さえあればビーナスラインも、乗鞍スーパー林道もドライブできます。

季節の移り変わりで山の表情も大きく変わります。

そこにロマンはありませんか?


人には多かれ少なかれ征服欲というものがあるそうです。



やはりてっぺんからの眺めは最高なんですよ!

雲よりも高い所から眺める下界は豆粒みたいで。

自分がどれだけちっぽけで、自分の悩みがどれだけ下らない事か、そこで思い知る事ができるんです。

そして何よりも「生きてる!」って実感できるのが素晴らしいです。

だから人は挑戦できるんです。



そんな自分を見つめる機会をプレゼントしてくれた長野は、僕にとってかけがえの無い土地なんですよ。

住んでいる人も温かい人が多くて、そこも好きなポイントですね。


まあ今回は親戚の結婚式に出る為に行ったのですが・・・

2年ぶりの長野県、行く機会ができてうれしかったです。

以前は毎年GWと冬には行っていたんですけど、旅行会社を辞めてからは段々余裕がなくなって・・・

時間もお金も心も・・・

長野県には僕の原点があるので、行くと今の自分をつい鏡でみてしまう気分になるんですよね。

だから今の自分に胸を張って「俺は成長したよ!」って言えるくらいにならないと、行きたくないっていうのが本音なんです。

自転車も中途半端なままですからね。

得意なスプリントを捨て、村山利男さんに憧れて、日本一のヒルクライマーを目指したあの頃。

その志を中途半端に投げ出した自分を見るのが死ぬほど辛いんです。

長野県に帰る度に「俺はまだ敗北者のままだ・・・」って思うんです。

だから余程の事が無ければ行きたくないって思えちゃうんですよね。

しかも・・・

1月の売り上げが微妙で、少しでも頑張りたいって時に、日曜日に店を閉めて行かなきゃならないっていうのがねぇ~(笑)

だから最初は親戚の姉ちゃんとその旦那に「突然勘弁してくれよ!」って説教したい気分で行ったんですけどね・・・

ところが親戚の兄ちゃんのところは10ヶ月の赤ちゃんがいて、姉ちゃんも身篭ってて・・・

そう思うと野暮な事も言えず、今の自分にできる限り目一杯祝ってきました。

会場は真田十勇士で有名な上田市のはずれだったんですが、なかなか素敵なチャペルで良かったです。

僕は久々のスーツに違和感をおぼえつつ、いや・・・サスペンダーを持っていくの忘れちゃって参りました。


ところで相手さんのお父上に絡まれたのがきっかけで、親戚一同からも詰め寄られたんですが・・・

「大ちゃんはいつ式を挙げるの?」って(苦笑)

放っといてくれとも言えず・・・。

「はあ・・・まあそのうち・・・」としか言えませんでしたね。

皆さん僕が関西でどんな想いをして生きているか、知らない人ばかりですから(笑)

まあせめて・・・とりあえず幸せな日々を送っているふりくらいはしてきました。

僕は旅行会社時代に、社長さえ結婚を許してくれていたら・・・

多分もうしていたと思うんですよね。

しかし当時の女社長から・・・

「はあ?あなたは自分の置かれている立場が判っていないの?本社の責任者でしょ?今会社が拡大する過程において、どれだけ大変な状況になっているか解っていないの?そんな時によくそんな浮ついた話を持って来れたわね?」

あれは残酷な一言でした。

ボイスレコーダーに録音して裁判に持ち込めば良かったかな?(笑)

まあそんな事もあって僕は未だフラフラしてるのかなぁ~。

食事の席では終始その話を振られたので・・・

途中で逃げました(笑)

まあ何というか・・・

僕は長野県のおいしい空気を吸って、美味いもんを食って、それで十分でした。

帰りは松川によって、長野県のインプレッサ仲間と合流して・・・

「ランエボどうよ?」なんて話で盛り上がり、「近々またオフ会開こうぜ!」って約束をして帰りました。

次回のオフ会はカート対決になりそうです。

最近全然カートをしに行ってないので・・・ちょっと宝塚カートランドで特訓しないと負けますね・・・

5月か6月頃って言っていたけど・・・行けるかな?

頑張って売り上げ伸ばして、実現させたいな。


ところで神戸までの道中は、尾張一宮SAで4時間程エンジンかけっぱで仮眠をとっていたにも関わらず、リッター7.5kmの燃費で帰ってきました。

しかしランエボは燃料メーターが最後のメモリに近づくと、途端にアクセルを踏むたびにガス欠症状が断片的に出るのですごくストレスが溜まります。

ガソリンタンクの底の形状が良くないのかな?

すごくポテンシャルが高いのに、出し切ると燃費が鬼のように悪いし、燃料が少なくなるとブーストを上げれなくなるし・・・

ずっと調子に乗ったベンツやプリウス、アルファード等に進路を譲って、超安全運転で帰ってきました。

はあ・・・つまらん。

次に長野へ行く時は・・・インプレッサで行きたいよ(涙)

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