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2017年9月5日火曜日
2017年 1月 2日 『新春若狭走り初め』 ~プロローグ~
まずはこの記事を書くには随分と時間が開いてしまった事をお詫び申し上げます。
このサイクリング自体もう一度実施したいくらい非常に楽しかったのですが、すべてが完璧だったかというと、僕にとっては書き辛い事件があったので、ずっと書く事をためらってここに至りました。
そもそも僕自身普段はマイペースであるにも関わらず、計画した事が予定通りに遂行できない事に必要以上のストレスを感じる性格なので、そこが面倒くさいんです。
そんな我儘な主催者はスタートから既にソワソワしていました。
年末に軽のワンボックスを手放して、車がワーゲンのニュービートルだけになっていたのですが、この冬は不安定で時折積雪が残るほどの雪が降る。
ニュービートルは自転車を3台までなら積めます。
しかし僕のは前期型なので後部座席の背もたれが一体型・・・
即ち自転車を載せれば必然的に人は2人までしか乗れないのであります。
参加費を安くするなら車の台数も抑えたいので・・・とあれこれ悩んでいましたが、結局僕のニュービートルはフロントサスペンションとステアリングラックに致命的なガタが出てきたので修理する事になり、スタッドレスタイヤを付け替える以前の話になってしまいました。
結局参加者人数は直前までに3人程減った事もあり、当初車を4台出す話にまでなっていましたが、最終7名の参加で車は3台で行く事になりました。
今回ミワさんとM山様、ヒデさんの3名が車を出して下さいました。
ジュークとフィットとGTO・・・なかなか不釣り合いな組み合わせです。(笑)
GTOの燃費が心配ではございましたが、ヒデさん曰く「リッター10kmくらいならキープできると思います。」との事だったので、そこは信じて行く事に!
しかし問題は車で走るペース!
先導するミワさんの車は後続の車に気遣い過ぎて終始時速80km~90kmペース。
できるだけ早い時間に福知山を通過しないと、正月とはいえ通勤時間の車が増えて来ると、福知山以降は1車線しかないので、ペースの上げようがないのであります。
そして悪い予感が的中して、遅い流れに捕まり時速60km弱の状態がしばらく続く。
スタート地点の坂尻海水浴場(千鳥苑)に7:40までには到着したかったのですが、実際に到着したのは8:25分と45分押し!
いきなり想定外の遅れが出てしまったので、頭の中でルート変更をどうするかなど、常に考えながらのスタートとなる。
スタート前の記念撮影も終えて、8:35にスタート!
一応自分の自転車を持って来てはいましたが、今回はサポートカーに徹する事に決めて下さったミワさん。
参加者の不安要素はこれで吹っ飛びました!(これでいつでもリタイアできる!?)
序盤、M山様が元気です!
「山さえなければ大丈夫!」
とても60歳を過ぎているとは思えない、力強い走りです!
お陰様で心置きなく、予定よりも少しペースを上げる事が出来ました!
35分の遅れをどこまで回復できるかな?
じきに右手に三方五湖のうち、久々子湖(くぐしこ)、菅湖(すがこ)、三方湖(みかたこ)の3つが順番に見えてきます。
K林様がポジションチェンジして前へ上がってきました。
「S藤さんが軽いギアをクルクル回しているけど、あれって息が上がるだけで良くないよね?」
「そりゃもちろんダメですよ!トレーニングじゃないし、もう少し心肺を抑えて走らないと・・・。」
って話で、ここからS藤様を先頭にして、僕はその後ろから・・・
「S藤さん使っているギアが軽い~!ちゃんとシフトアップして!ペダルはもっと軽やかに回す!踏まずに回す~!」
日頃の・・・いや、S藤様の走りは変速を使いこなせていないのと、更に道路状況を予測した走りが苦手なので、そこを克服してもらいたくて鬼コーチのように後ろから罵声・・・いや、声援を送る。
僕の後ろでK林様が爆笑しつつも、「いやぁ~的確な指示出しとんなぁ~。S藤さんめっちゃええペースで走れてるやん!」
だがしかし、そんなS藤様の快進撃も倉見峠までの上りで失速。
そこまできつい登坂ではありませんが、普段軽いギアしか回していないS藤様にアウターで上るのは・・・ちょっと早かったかな?って感じでした。(笑)
ここで再びM山様が、H川様と共に先頭へ上がってきます。
ヒデさんは基本的に殿(しんがり)を務めて下さっています。
名水100選の一つ『瓜割の滝』がある天徳寺も通過して、いよいよ小浜に到着です。
この時点で時間は9:55!
最初の目的地である『箸匠せいわ』さんには9:45着予定でしたが、果たして35分の遅れは少しでも解消できるでしょうか?
ハンドルから手を放すのが苦手なS藤様が、カメラに向かってピースを!?
少しずつですが上達しているのが窺えます。
ほぼ休憩なしに走り続けているので、さすがのM山様も疲れが・・・
でもちゃんと手を振って下さるあたりにゆとりを感じます。
ヒデさんは前半戦のお勤めご苦労様です!
この後東小浜で左折して、遠敷川(おにゅうがわ)沿いに南下すると『箸匠せいわ』に到着。
ちなみにこの遠敷川をこのまま遡って行くと、やはり名水100選の一つである『鵜の瀬』があります。
奈良の二月堂で『お水取り』という神事があるのは広く知られていますが、そのお水を送っているのがここ『鵜の瀬』だって事は意外に知られていません。
神話ではこの鵜の瀬から二月堂まで、地下水脈でつながっていたとかいなかったとか・・・。
もちろん過去に「それを検証しようとした結果、さすがにそこまでつながってはいなかった。」という結論だった事を子供の頃にテレビで観た事がございます。
ただこの付近は『若狭姫神社』とか『若狭彦神社』など、神秘的な社も多くて、たまに来ると本当に心が安らぎます。
『箸匠せいわ』では誰でもたったの3分で、正しい箸の使い方を覚えられます。
木越社長自らが面白おかしく指導して下さいます。
その後は・・・
若狭塗り箸を研磨して模様を付ける体験をします。
以前は1人1セットのお箸が無料でプレゼントだったのですが、近年の材料費の高騰や、「ただやったらもう1セットくれ!」みたいなマナーの悪いお客様もいたりするそうなので、現在は有料サービスになっております。
皆さんグラインダーに塗り箸を押さえつけて研磨するのですが、この力加減が難しいんですよね。
弱過ぎても模様にならないし、強過ぎると漆(うるし)が全部削れて木の地肌が出てしまうので・・・
ここでは皆さんに『不器用自慢』を楽しんで頂きました!(笑)
僕は旅行会社で営業をしていた時からのお付き合いで、社長の木越さんもそうですが、引退された北浦部長も、この日はわざわざ出向いて下さって、久々にお会いできて本当に嬉しかったです。
嬉しさのあまりに滞在時間が伸びて10:50に『箸匠せいわ』を出発!(笑)
さあ果たしてこの後のスケジュールにどう響くのでしょうか?
乞うご期待!
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