午前中、自宅のPCをお店に持参して、接続~設定など、とりあえず使えるようにして・・・
銀行巡りや、自転車及び部品の発注・発送手配で・・・あっという間に14:30になってしまいました。
どこか遠くへ行きたかった・・・
あるメンバーさんから「GWにどこか行かないのですか?」って話から始まったものの、実際には年始から希望としてGWにどこかへ行きたいとは考えていたのです。
ところが後日そのメンバーさんから「そういう意味じゃなくて、たまにはおばあちゃんとかに家族サービスで、旅行とかに行ってはどうかというつもりで・・・。」と言われまして・・・(苦笑)
「それ・・・判りにくいっすよ。完全にフリかと思うじゃないですか!」
そして実際のところ・・・サイクリングのプランはあれこれ考えていたんですけど、GW初日(っていうか自身の誕生日)に突然お店のPCが壊れるって、一体どんなサプライズなんよ?って話でございます。
そのうえ家族サービスどころか、祖母は4月に受給された年金全額と、通帳や健康保険等を紛失してしまい、旅行どころではなくなり・・・空いている時間に警察や区役所へ、届けや再発行の手続きを代理で行ったりと、4月後半から5月中頃までは心休まる時間も少なかった訳です。
とりあえずこの日は、帰る頃に留美さんから「少しだけでも走りに行きたいんですけど・・・。」と相談されまして、どこを走りたいんだ?って話になって・・・
「六甲山って私でも上れるかな?」って相談されました。
正直留美さんがN川様より譲り受けたLOOK181では、絶対に表六甲や東六甲は上れません!
フロントトリプルではございますが、チェーンリングは52T/42T/30Tの組み合わせで・・・
スプロケは僕のGITANEに使っているホイールをそのまま貸しているので、12T~21Tのクロスギアが付いています。
30T×21Tの組み合わせは、簡単に言うと34T×24Tよりも重たい!と言えば、普段28Tや30Tに頼って上っている人には想像のつかない重さであると理解できるはずです。
僕みたいにコンパクトドライブなんてありえない!っていう世代の人で、「11速化になって・・・仕方が無いから25Tを付けているけど、23Tさえあればどこでも上れるよね?」っておっしゃる方であれば、39T×21Tでも全然表六甲は上れますので、留美さんのギア設定でも問題ない・・・むしろ軽く上れるはずなんです。
しかし・・・留美さんは瞬発力はともかく、長くてだらだら上るような坂道は苦手なんですよね(笑)
途中で休憩をしながら上ったところで、必要以上に時間をかけてしまったら、下山する頃には真っ暗になるかも知れません。
そう考えた上でミワさんに連絡して、「一緒に西六甲から六甲山へ上りませんか?」って誘ってみましたらOKを頂けまして・・・
やはり自転車屋のスタッフで、ましてやラルプデュエズなんて名前の店で働いていながら、「六甲山
にはまだ上った事が無いんですよ~!」なんて、恥ずかしくて絶対言えないよなぁ~とは思っていたんですよね。(笑)
実はミワさんもらしいのですが、お二人の初六甲を達成させてみようじゃないか!っていう流れになって北区まで自転車を積んで戻りました。
小部峠でミワさんと合流する予定で、やきもち地蔵から有馬街道を上る。
ガストの付近で既に留美さんは「ちょっと・・・メッチャしんどいんですけど・・・。」と半分キレ気味になっていまして・・・
ミワさんと合流して西六甲方面へ向かうも、神戸弘陵高校までも地味に上っていますので、留美さんはかなり意地になって上っていました。
再度山ドライブウェイとの合流地点である関の茶屋(五辻)では、自販機を見るなり「もう無理!」って空気を醸し出していました。(笑)
しかしここからが本番ですので・・・
留美さんとミワさん・・・仲良しのはずなんですが、協力し合って走る気ゼロです。(笑)
留美さんは回転数を落とした瞬間、トルク負けして最後だと思いながら、必死に走っています。
ミワさんは同じくトリプルギアに加えて、スプロケには25Tがあるので、軽いギアを回してパワーをセーブしながらジワジワと上ります。
双方の様子を確認しながら走っている僕ですが・・・
留美さんが大幅にリード。
ミワさんは翌日別のグループと走りに行く予定があるというのに、この日は不調って事もあって、少々不機嫌そうに走っています。
下手な冗談で笑わそうものなら怒られそう、だからと言ってI藤様のノリで「根性があれば何でもできる!行ける!行ける~!」なんて言ったら絶対に睨まれそう・・・
ドキドキしながら励ましつつ走る。
時々留美さんを追いかけては、「無理するなよ!しんどかったら休んでいいからな!」って言いつつも、内心「そんなに頑張ったらミワさんとの差が開くじゃないか!もっとペースを落とせ~!」と思いつつ・・・
なんでこんなに気を遣っているのだろう?(笑)
とりあえず留美さんには、六甲牧場で一度休憩をするように指示を出して、ミワさんを応援する。
お二人にはここでソフトクリームでも食べて頂き、ご機嫌を直してもらおうという僕の作戦であります。
それにしてもGWって事もあって六甲牧場の来客は多いですね。
実はこの時点で17:00になる直前だったんですけど・・・
それにしても品川ナンバーのフィットがこんな場所に駐車していたので、牧場関係車両や売店に荷物を搬入するトラックが出入りできなくて大変困っていました。
場内放送で何度呼び出しても移動しに来ないという・・・
駐車場代をケチりたい気持ちは解かりますが、旅先でそういうのってかっこ悪いですよね。
さて、ここから六甲山頂方面へ向けて再び走り出します。
表六甲のゴール地点『丁字ケ辻』です。
この向こうから上れるようになれば、日本国内の大半の上り坂はどこでも上れます。(きっと)
お二人が上って来ました。
一度休憩をしてからはミワさんの方が調子が上がってきました。
留美さんはかなりバテ気味模様。
うなだれて走っておられます。
ここは六甲山ホテルを過ぎた記念碑台駐車場前です。
そろそろ17:30に差し掛かるので、本来は一軒茶屋まで上りたかったのですが、今回はここの交差点で左折して、裏六甲ドライブウェイを下って帰る事にしました。
遅い車が曲がって来そうだったので、急いで下ろう!って声を掛けたのですが・・・
ミワさんは下り坂が苦手だったようです。
逆に留美さんは車に抜かれるどころか、追いつかれることも無く六甲トンネル出口との合流地点まで一気に下って行く。
僕は車3台が余りにも下手過ぎてイライラ・・・
内心「なんでそんな腕で裏六甲を走ってんねん!」って思いながらウズウズ・・・
でもミワさんの誘導が必要なので、必死にウズウズを堪えてゆっくり下る。
合流地点では留美さんが興奮冷めやらぬ顔で待っていました。
「アイジャケットも着用せずによくそんなスピードで下れるなぁ~!」
「下りメッチャ楽しいわ~!」
これはどこだかの奥様と同じような現象かも知れません(笑)
唐櫃西ランプ付近から花山の真星病院前まで抜け道を下って行く。
懐かしの花山です。
僕は3歳~小学3年生の夏休みまでここに住んでいました。
斜行エレベーターとその向こうに2棟ある市営住宅が改装中ですね。
幼少時代に怪奇現象をたっぷり味わった町ですが、今まで住んだ場所の中で実は一番好きな町でした。
神鉄の踏切を越えて、上谷上の農村集落を抜けて行きます。
『上谷上農村歌舞伎舞台』は、当時の数ある秘密基地の一つでした。
この木の根っこの下にトンネルがあって、ここで昼寝をするのが大好きでした。
今ではトンネルが埋もれていて、中には入れません。
夕暮れになるとなかなか雰囲気の出てくる場所です。(笑)
農村舞台を撮影しようとしたら西陽が強くてピントが狂ってしまいました。
こんな感じの場所で、夏は昆虫採集に来ては舞台の上で涼んでいました。
舞台の中は風通しも良くて意外と涼しいのです。
あの隅っこの床を持ち上げると地下に降りる階段があって、そこは学校の教室みたいに無数の机や椅子があって、そこが秘密基地に使われていました。
ほんと・・・懐かしい。
ここから谷上駅方面へ抜けて・・・
本当は箕谷駅前から旧有馬街道を走ってやきもち地蔵まで帰るつもりが、余りにも乱暴な運転をする車が多かったもので、小倉台方面へ上るルートを選択。
これがまさかの大失敗!
ここまで上ったら後は何とかなるんですよ。
しかし・・・
ここまでの上りが想像以上にしんどかったという・・・
軽いギアを装備していたミワさんは、何とか足を着かずに上り切ったのですが、留美さんは完全に力尽きて、途中から自転車を押して上って来ました。
僕も翌日H川様と走りに行く約束になっていたのですが、ここの上りで脚を使い切ってしまい・・・
翌日に向けて大きな不安を抱える事になってしまいました。(笑)
とりあえず留美さんとミワさんの初六甲ヒルクライムは、無事に・・・達成?できました!
これに懲りずにまたチャレンジしましょう!
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