この日は僕とI藤様、H川様とM籏君の4名で出走!
目的地はヒデさんの入院している病院。
退院前の最後のお見舞いに行こうと、ルートに再度山ドライブウェイを選ぶ。
30分切るくらいじゃまだまだ遅いって言っておきながら、最近また体重が増えたせいか、ますます上れなくなってきました。
『オーバー80kgクラブ』の同志であるI藤様も「最近上れないし・・・上りたくても引っ越して山が遠くなってしまって・・・。」と悩みを吐露していました。
I藤様は恐らくベスト体重が65~68kgくらいだと思うんですよ。
僕に至っては62.5kgなので・・・
何だか色々と気が遠くなるなぁ~。
本気で・・・せめて1週間くらいは休まずに、毎日200km程度の走り込みがしたいところですが・・・仕事とお店が気になってそんな気分になれません。
「とりあえず目標タイムはどうします?」
「僕は最近タイムを狙わずにペースコントロールをしているんですが、どうしても後半のタイムが前半のタイムより落ちるんで、後半が垂れないような走りがしたいです。だいたい38分で走ったとして前半20分の後半18分っていうのが理想ですかねぇ。」とI藤様。
再度の前半とは二本松駐車場を上り切った最初のピークまでで、そこから関の茶屋(五辻)までが後半という意味で、距離はそれぞれ3.3kmと4.76kmとなっています。
最初の3.3kmの上りで脚を使い切ってしまうと、残りの5km弱は思うようにタイムを稼げなくなります。
何より最近はI藤様もお仕事が忙しくなってきたので、走行会の後仕事に行くって考えたら、以前のような後先考えない走りができなくなって、むしろ仕事に備えて余力を残したい・・・といったところなんでしょう。
それは僕も同じなので気持ちはよく解ります。
一番若くて元気で伸び盛りなM籏君には「今日はいかにペースをセーブして後半まで脚を残せるか・・・といった練習になるから、行きたい気持ちがあっても冷静にコントロールしてついて来てね!」と伝えて・・・
元々坂道が苦手だったH川様も、今となっては35分台で走れるのですが、最近はギア縛りなど新たなチャレンジを試みておられるので、今回は僕らのペースについて来てもらう事に・・・
いつもなら4分前後で上るビーナスブリッジの歩道橋まで、今回は5分15秒もかけて上り、大嫌いなゼブラゾーンは「ホンマここ嫌いやわ~!」ってI藤様と2人で愚痴を叫びながら走る。
ヘアピンの手前でI藤様が「今度は僕が引きますよ!」って前に出てくれたのですが、そうなると僕がペースコントロールする意味がなくなるので、「I藤さん!ペース抑えて!まだまだ余裕だから!」って声をかけつつ最初のピークまで・・・
通過タイムは19分55秒!
予定通り。そしてまだまだ無駄口を叩きながら走れています。
ここまではH川様も遅れずについて来ています。
ここからは下って上っての繰り返し。
ジェットコースターのようなコースです。
下りの勢いを殺さないように、効率よく惰力で上れるように、コーナーリングなどのライン取りを無駄なく、できるだけブレーキを握らない走りに徹する。
そして惰力が死んだ後は無理して踏まない!
あくまで余力を残してペースコントロール。
関の茶屋のゴール!
タイムはピッタリ38分00秒でした。
H川様は下りが苦手なので若干遅れて39分弱でゴール。
そしてI藤様は「ホンマや!全然余力が残ってるわ!」とはしゃいでました(笑)
まあ正直言うとゆっくり上るのも逆に疲れるんですけどね。
僕は39T×21T(後半は17T)のギアで走っていたので尚更ですが・・・
恐らく出せるところは出して、抑えるところは抑えて走って、それで34分前後くらいで走っても、結果的には同じくらい脚は残せると思うんですよ。
アップダウンの多い再度は、本当にペースコントロールが難しいコースなので、変なところで頑張るとたちまちへばってしまいますし、20年以上ここを走っている僕でさえ、未だに再度を上手く走るって何なんだろう?って迷う事ばかりです。
とりあえず一行はヒデさんのいる病院を目指す。
ヒデさんも既に3分の1加重のリハビリまでこなしていて、そろそろ2分の1加重に切り替えて、退院に備えようという状態にまで回復していました。
3月中には自転車に乗れるようになろうと本気で考えているようでした。
とりあえず病院を後にした我々は北鈴蘭台駅~山の街駅までの区間を神戸電鉄沿いに走り、そこからやきもち地蔵前まで下って・・・
有馬街道を逆に上る。
やきもち地蔵から小部峠までの上りはリズム良くクランクを回せば、時速15km以上をキープしたまま気持ちよく上れる。
そこから平野交差点までは自動車のスピードに合わせて下っていく。
水呑の交差点付近はこちらが自転車だと馬鹿にして「オラオラ!邪魔だどけ~!」ってな具合に、ムキになった車が横をぶち抜いて行くのですが、トンネルを抜けた瞬間からブレーキを踏みまくり・・・
北区民は自動車所有率は高いですが、意外にも山道の運転が苦手な人が多いので、カーブが見えた瞬間ブレーキ踏みまくりで、ブレーキパッドが焼きつかないか、思わずこっちが心配に思えてしまう程・・・
そんな人が多いんです。
なので自転車は自動車の邪魔にならないよう、むしろ下手な運転に巻き込まれないように気をつけつつ下るのがポイントです。
そういえばM籏君も下りが苦手で、下りを速く走るコツを教えて欲しいって言っていましたが・・・
僕と一緒に走っている時に事故をされても困るので、教えたくても教えられないなぁ~(笑)
そもそも速く走りたいなら・・・命捨てるくらいの覚悟がないと・・・って話になりますので、そんな事を勧められる訳もなく。
安全に上手に下るコツなら教えてあげてもいいよ!って話で、ザックリとした説明だけしてあげました。
まあユル原君やK様の様に僕にピッタリついて来て、ライン取りやブレーキタイミング、立ち上がりのタイミングや荷重移動のコツを目で見て盗む人もいましたが、理屈が解っていないで真似だけでマスターできるものでもないので、くれぐれも無理は禁物です。
特に僕はコーナーに侵入する直前に一瞬、必要最低限しかブレーキを握らないので、真似をしたらその後道路の外側に脹らんで事故する可能性が高いです。
山道でのブレーキは減速するだけの道具ではなく、荷重移動やコーナーへ侵入する際のきっかけ作りの道具としての役割が大きいので、慣れないうちに僕について行こうとするのは極力避けていただきたい。
若い子は無理して怪我などしないように、楽しく走ってくれればいいんです。
本気で速くなりたかったら20歳からでも間に合います!
気をつけるべきは怪我と事故と、燃え尽き症候群ってところでしょうか。
M籏君の今後の成長が楽しみです!
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