なんだこのサブタイトルは?って思われた方も多いでしょう。
これは決して焼肉の際に網や鉄板の上から逃げ惑う、往生際の悪いハラミの話ではありません。
とりあえず大三島から次の生口島を目指して、多々羅大橋へ上ります。
マサやんが見たら喜びそうな・・・
一般的には緩やかな上りの迂回路があるのですが、僕たちは道の駅・多々羅しまなみの横にあるプチ激坂を上って自転車道路と合流します。
相変わらず留美さんカメラはKETSUを捕らえて離さない。
M山様、上りで大健闘しております。
そしてまたKETSUが3つ。
ようやく多々羅大橋に乗りました。
向こうに、これから上る観音山が見えます。
とりあえず橋脚の『鳴き龍』を聞きに行きましょう!
見上げただけで酔いそうな高さです。
あんまりI藤様が『伯方の塩』の歌を口ずさむものですから・・・
思わず僕も橋脚に添えつけの拍子木を手に取り、「は・か・た・の・・・」
「ええ~っ!」
そうなんです「し・お」の部分の音程が違うのです。
拍子木ではそこまで表現できないのです(汗)
「あかん!モヤモヤしてきた。」
最近何かにつけてモヤモヤし通しな感じがします。
とりあえず生口島に着いた一行は、ここで2手に分かれました。
何しろ初心者組みを引率できる助っ人が加わりましたから・・・
そう、H川様に『CATチームリーダー』として、活躍して頂く出番がやってきました!
M山様と留美さんが引率されて、海岸沿いに瀬戸田の町を目指します。
途中、瀬戸田サンセットビーチで休憩していたらしいのですが・・・
場所は変わりまして、観音山の上りを目指す5名ですが・・・
生口島南IC前でミワさんのサポートカーと合流し、そこから間も無く上りへ差し掛かります。
ずっと後方でアシストに徹していたヒデさんやトミーさんは、ここぞとばかりにペースを上げる。
初めて走る上りでよくやるなぁ~と見送ったら、今度はK田様まで追いかけて・・・
ますますペースを上げて・・・
「無理!ついて行けない!」
そうなんです。
恐らく自転車を担いで砂州を歩き回ったツケが回ってきたんでしょうね。
僕は背中が痛くて、上る気力すら維持できないレベル。
I藤様が必死に励ましてアシストをしてくれるも・・・
背中が痛過ぎて呼吸ができなくなってきた僕は、元気に応えることもできない。
完全に横隔膜(ハラミ)がストライキを起こした状態だ!
「行ける!行ける~っ!」と気合を入れてくれるI藤様。
遅れないようにしようとは思うけど、ここまで身体の言うことが聞かなくなると、苦痛以外の何者でもない。
首を絞められながら上っているような感覚です。
上らなくちゃいけないのに、呼吸が追いつかない。
少ない酸素で走れるように、必死で呼吸を整えながら上っています。
正直この時は倒れそうなくらい辛かったです。
それでも何とか伊豆里トンネルまで上りました。
酸欠で意識が遠のきそうになりながらも、写真だけは撮っておこうと・・・
振り返ったら島々の景色は見えるのですが、ここの上りの苦しさが伝わるほど斜面がきつくなかったという・・・(汗)
その間にトンネルを抜けた下りでトミーさんは自身の自転車を撮影。
上りになると笑顔になるトミーさん・・・やっぱり変態やわ~(笑)
とりあえず瀬戸田まで下りを爽快に飛ばして、向かうはジェラートのドルチェ!
「うお~っ!美味~い!」とI藤様も大満足。
この日は一体どれほどアイスを食べたんだろう・・・(苦笑)
初めての方々にはデコポンと伯方の塩味をオススメしています。
僕は違うのを食べたんですけど、デコポンのジュースを追加で頼みました。
少し遅れてCATチームが到着。
M山様も僕のオススメジェラートが気に入ったようで、自宅へジェラートセットを配送する手続きまでしておられました。
それにしてもH川様率いるCATチームが、なぜ僕たちより遅れて到着したか・・・なんですけど。
本来は海岸沿いに来る方が早く着くはずなんですよ。
しかし瀬戸田サンセットビーチで・・・水着のオネエさんたちを、いっぱい見ちゃったのだとかで・・・
それはきっと重い腰を上げての出発だったに違いない。
すごくうらやましい!
なんで山なんて上っていたんだろう?
少々モヤモヤしつつ・・・生口島を後にする。
そして生口橋で一旦ミワさんとお別れ!
ミワさんが尾道入りしたところで、駐車場の確保が厳しい可能性もあるので、先に宿泊施設に車を預けて、東尾道からJRで尾道まで出て来るという作戦を選択。
そうです・・・この日、尾道の街は花火大会のため、17:30~22:30まで交通規制で車両は入る事も出る事もならないのです。
一応規制区域外の駐車場も調べて資料は用意していましたが、万が一・・・を嫌うミワさんは電車移動を選んだという訳だ。
これは僕の予想する最高のロケーションから、全員で花火を鑑賞するというプランが消える事を意味するので、本音ではOKしたくなかったのですが、初めて見る花火大会なので、勝手が全く判りません。それだけに冒険もできないだろうという事で、渋々了解する事に。
そしてサポートカーがいなくなって心細くなったメンバーを盛り上げつつ・・・
因島を寄り道もせずに走り続ける。
しかし僕は僕で背中の痛みが増していて、既にボロボロ・・・
途中で身体を庇い過ぎて、因島フラワーセンターの前で脚が攣りそうになり・・・
満身創痍で因島大橋の袂まで到着。
大橋の上り口までは最後の上り坂。
しかしもう一つやり残した事がある!
『はっさく大福』である。
季節によっては食べられない地元の銘菓だけに、今回は絶対に食べようと思っていたのである。
H川様は朝食べてきたそうですが・・・
しかし現在『はっさく屋』がテナントを設けている旧因島レストハウスは、道を1本奥に入ってプチ激坂を上る必要がある。
余力は・・・ギリギリ残してある。
I藤様やK田様と一緒に残った力を振り絞り・・・
「よっしゃ~!はっさく大福お待たせ~っ!」って到着したら、なんだか慌しく駐車場の車に乗り込む人々の姿が・・・
しかし看板には18:00まで営業とあるので大丈夫か~!って入口を見たら・・・
電気が消えて、入口になにやら看板が・・・
「なんですとぉ~っ!」
すかさずもう一度営業時間を確認!
現在16:45なんですけど・・・
まさかと思って駐車場の人たちに目をやると・・・
「本日はもう売り切れなんです~!あはははは。」と言って車に乗り込み、早々に走り去っていったのである。
「悪意や・・・悪意しか感じなかったですよね今の?ねっ、H川さん?」
「えぇ・・・私は今朝食べてますので・・・。」
だぁ~っ!ここにも悪意を抱いた人がいた~っ!
「なんの為に残った登坂力を出し切ったんだ俺は~。」
「まあ店長・・・これもネタになるから元気出しましょう。」
「うう~っ!悔しい。」
あの因島大橋に乗る為には、今の坂道を戻って・・・
また坂道を上らなきゃならない!
無念・・・またはっさく大福の為に、改めてしまなみ海道に赴いて来なければならないのか・・・
来年も計画するしかありませんね(笑)
何とか上ってきたけど・・・あとは最後の島である向島を走らないと尾道には辿り着かない。
一人はっさく大福を食べたH川様は余裕の笑顔で走る!
顔は真っ赤になっているが、ゴールが近いとあって笑顔の留美さん。
はっさく大福が食べれなくて一番悔しいはずなのに・・・
ヒデさんが珍しくバテている。アシストメインでゆっくり走ったものの、暑さもあって思いの他しんどかったみたいだ。
M山様は体重が100kgあることもあって、いい加減サドルが食い込んでお尻が痛い模様。
トミーさんは・・・一番余裕の表情をされていました。
さてまもなく尾道です。
頭の中は『時をかける少女』の歌が流れてきました。
無事にミワさんと合流できて、食事も花火も満喫できるのだろうか?
次回請うご期待!
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