この日はヒデさん、H川様、マサやん、I藤様、O様2号、Y原君が参加して計7名で出走!
僕の中では甲山大師道か目神山の上りを、ゆる~く上りたい・・・って希望があったんですけど。
これだけ速そうなメンバーが揃ったら、つい揺さぶりをかけたくなりますよね(笑)
それにとうとうY原君が自前のヘルメットとシューズを手に入れたらしいのです。
ヘルメットは僕が普段走行会で使用しているものと同じBELLのスイープRの色違い!
ペダルも先日僕と同じLOOKのデルタクリート用のを導入したばかり・・・
それにしても・・・
お金のない高校生が一式を揃えるのは、本当に大変なものです。
だからといって・・・
LOOKのPP56はないだろう(苦笑)
元祖ヴィンディングペダルと言ってもいいレベルの、初期型LOOKです。
このタイプで開放値を調整できるPP66だったら使った事もあるけど、PP56は・・・今回初めて現物を見ました。
ベルナール・イノーの時代ですか?
って言ったところで、現役高校生にイノーが誰かなんてわかるはずもない。
ツール・ド・フランスで5度の総合優勝を経験した『5勝クラブ』の一角です。
『ブルターニュのアナグマ』という異名を持つ、頭脳派のオールラウンダーで、LOOKとヴィンディングペダルの開発にも携わった偉大なチャンピオンなんですけど・・・
やっぱり知らないよね?
ちなみに5勝したうちの4勝はGITANEのロードバイクで獲った勝利なので、GITANEを所有する僕にとっても誇れる話ではあるのですが・・・
ジャック・アンクティルやエディ・メルクス、ベルナール・イノーやミゲール・インデュラインといた5勝クラブの名前を知っている人は意外にも少ないように思えます。
僕はむしろ最近の選手に興味がないので、なかなか名前が覚えられませんが(笑)
ヘルメットは古いとはいえ、BELLのスイープRやボルトに関しては、かっこいいから別に少々古くたっていいやん?って気持ちもあって許せます。
しかし極めつけはこれですね・・・
ヴィットリアのシューズ第1号!?
1997年にマルコ・パンターニが使用していたそれです。
いくらなんでもシューズの18年落ちはないだろう!
しかもヒールのカップも剥がれて欠損しているし、ソールもかかとから剥がれつつある。
「引き足が全く使えないじゃないか・・・それじゃ。」
「まあクリートがはまりにくいって事以外は問題ないっすよ。」
「その問題がどう問題ないのかが、ちゃんと判断できてない辺りがすでに問題だらけやな。」(笑)
ベルクロも剥がれてボロボロで、室外用両面テープで応急処置する始末。
「で、いくらで買ったの?」
「1000円プラス送料です。」
「・・・クレームの出しようのない絶妙な金額やな。」
「ちょっと失敗だったかも知れません。」
「ちょっとどころではないなそれは。言い方は悪いがゴミを売りつけられたようなものだよ。」
このヴィットリアのシューズ・・・当時はすごく良かったんです。
ちょうど3本ベルクロシューズが流行っていた時期でもありましたが、定価19800円でカーボン配合のソールと、日本人の足にしっくりとくる履き心地。
そしてパンターニの人気と、パンターニの駆るウィリエールのカラーに調和する度派手なカラーリングデザイン!
コストパフォーマンスが抜けていて、爆発的に売れたシューズだったと記憶しています。
僕も欲しかったけど、チームメイトに勧めてしまった兼ね合いで、自らは買うのを諦め・・・後に予算的にオーバーながらも、ノースウェーブのエボリューションチタニウムを購入しました。
まあ若いY原君にはデタラメな速さがあるので、今はまだ何でもお試しでいいのかも知れませんが、さすがにこのシューズはないよなぁ~って思いながら出走。
山手幹線を東へ向かい、住吉川で左折した瞬間、グループ内の空気が凍りつく。
「えっ?これは住吉霊園へ向かうパターン?それとも魔界?」
ゆる~く走るとか言いながら、まさか・・・
そう思わせておいての全スルーです。
本音を言うと久々に保久良神社に上りたかったのですが・・・
この日は金鳥山経由で六甲山に登ると思われるハイカーが多かったので、さすがにこの人数で上ったらハイカーの邪魔になるだろう・・・って事で断念。
結局神戸薬科大学前の壁でウォーミングアップし・・・
芦屋川~ライト坂~六麓荘~苦楽園~西宮北高校の王道ルートで激坂を満喫。
このルートでウォーミングアップしてから、東六甲のタイムアタックとかしていた頃って、今思えば変態じみていたなぁと改めて実感する。
柏堂~剣谷~と抜けて、さくら保育所の前でようやくドリンク休憩。
さすがにここまでほぼノンストップで走ると結構堪えます。
しかしI藤様は仕事があるので、休憩も程ほどに一人で山手幹線を爆走して帰られました。
僕は余力があったらここから甲陽園まで下って甲山を上るつもりでしたが、幸い皆さんもしんどいと言って下さったので・・・
今来た道を苦楽園3番町まで引き返し、そこから4番町~六麓荘の奥地へと抜けて、岩園町を南下して山手幹線へ出る。
頑張って先に帰ったI藤様に追いつこうかと考えましたが・・・
さすがに死ぬ気で速度を上げないと無理だ・・・と思い、インターバルで速度を上げては緩め・・・
ボチボチと帰ってきました。
その後、Y原君のシューズを見て放って置けなくなったH川様が、Y原君の為に使わなくなったシューズを持ってきてプレゼントしていました。
そして近いうちにデルタクリートの在庫を入れるので、それまでは・・・と、僕のノースウェーブにつけていたデルタクリートを間に合わせでそのシューズに取り付けて・・・
これでようやく走りやすくなったんじゃないでしょうか?
何でもヤフオクとかで中古を購入するような方は、粗悪品に引っかからないよう本当に気をつけて下さいね!
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