この日は恐ろしく速いメンバーが揃いました。
H川様が「今日はS本さんが普通の方に見えるくらい。」と言うのももっともな面子。
S本様も50代とは思えないくらい速くて、タフなライダーですが・・・
なんと今回は西宮の高校生コンビ、T口君とA部君が久々の参加だったのです。
そこにヒデさんとマサやんが加わり、新人のY原君も参加。
これで更にN様2号やI藤様がいたらかなりヤバかったと思います。
とりあえず8名で出走!
「店長!今日はどちらまで?」
「予定では国道428号線を淡河まで行って折り返し、往復のルートを走ろうかと・・・」
岩谷峠の往復って考えると、ほとんど休んでいる暇がないくらいの弾丸ペースで行かなければ、店のOPEN時間までに戻って来られない!
伊吹山でのダメージが残るH川様にはかなりキツイ行程です。
ところがスタートして間も無く、国道2号線沿いの交差点で信号待ちをしていたら、私服でロードバイクに乗った青年が、ロードを担ぎながらこちらに向かって走ってき・・・
「どなたかポンプを貸していただけませんか?」とやってきました。
「パンク修理はしたんですか?」
「いえ、まだ何も・・・」
「それじゃあ空気を入れても無駄なのでは?」
「とりあえず岡本まで乗って帰れたらそれでいいので・・・。」
H川様が空気を入れている間に、僕は換えのチューブを取りにお店へ戻る。
しかし空気を入れようにも全く入らないっていうんで、結局みんなもその青年を連れて店まで戻ってくる。
チューブを抜いてみたら見事なリム打ちパンクでした。
無事に新しいチューブへ交換してお見送り。
そのタイムロスもあって、淡河までは行けそうもなくなりまして・・・
とりあえず有馬街道を小部峠まで上る事に。
さすがにヒデさん、T口君、A部君、マサやんは僕に離れずについてくるのは解りますが、ビンディングシューズのないY原君が頑張ってついてきています。
僕は全盛期の頃に比べれば全然ペースを抑えて上っていますが、それでも決してゆっくりで上ったつもりはありません。
Y原君にはA部君に似たセンスのようなものを感じます。
結局今回、前日のお昼ご飯以来何も食べてなかった僕は吊橋の手前くらいでハンガーノック気味になって、引くのを断念。
その瞬間アタックを仕掛けたのはマサやんでしたが、最終的に勝ったのはT口君でした。
さすがにアベルの登録選手として走っているだけの事はあります。
それに続いてヒデさんとA部君が同着2位、そしてマサやん、Y原君と続いてゴールしたそうです。
僕は後半追いついてきたS本様を引き連れてゴール。
H川様もよく頑張って上り切りました。
写真で見れば判るとおり、Y原君はビンディングシューズではありません。
さすがに脚が攣りそうになったそうですが、よく4人について行ったなぁ~と感心します。
この後は鈴蘭台地区をぐるっと回って、また有馬街道を下って帰りました。
また淡河を目指してリベンジしたいと思います!
そういえば、後半マサやんがちっとも前に出ないで最後尾に隠れていました。
見せ場を作れなくてへそを曲げたんじゃないのか?って心配になった僕は、ラストにスプリント合戦が出来るルートを選択。
A部君がアタックし、それを僕が追う。
その外側から更に速いスピードでマサやんが被せ込んで、そのまま逃げ切り勝利。
西宮の天才高校生に対して、マサやんも決して負けていないところを見せつける事ができました。
マサやん・・・才能はあると思うんですよ。
プロ目指したいなら目指せばいいし、それなら応援もするっていうのに・・・
何ていうか、メンタルが弱いからなのか、内気なのか・・・
ちょっと最近やさぐれ感がハンパ無いように感じます。
こっちもモヤモヤするので、吐き出すものがあるのなら、吐き出して欲しいです。
僕はこういった些細なモヤモヤが、とってもストレスです。
気持ちよく走ろうよ!
何をするにも可能性がたくさんある年齢なんだから。
僕が目指しているのは、これからの若者が諦めずチャレンジし、納得のいく結果を出せるように育てていく事です。
当店は・・・それはこれまでたくさんの障害もあって、随分苦労しました。
まだまだ資金力も及びません。
しかしそれでも波に飲まれる事無く、今も無事に頑張っています。
うちみたいな小さな個人商店が人の夢を叶えようって考えちゃいけませんか?
これでも5年先・・・10年先・・・更に先のビジョンまでを持って、僕なりに経営を努めているんです。
ギブ&テイクじゃないけれど、「店長の目指す夢を実現させましょう!その代わりに僕の夢も支えて下さい!」そんな事を言ってのけるくらいの、気合が入った若者はいないものだろうか?
そういうバカ野郎がいたら、僕だって命の一つも懸けたくなるじゃないですか?
いい仕事をするにも、いい結果を生みだすにも、大切な事はハートですよ。
人を思いやる気持ちと助け合う気持ち、その信頼関係の先にお互いの成功があるんだ!って信じてやらなきゃ、そこに夢も希望もないじゃないか。
笑われるかも知れませんが、僕の理想は『ONE PIECE』の白ひげエドワード・ニューゲートのような人物です。
まだまだ力不足ですけど、そうなれるようにこれから先も精進していきたいと思っています。
いつもご協力下さっているメンバーさん。
本当に感謝しています。
皆さんの協力がなければ、いい雰囲気のいいお店にはなり得ません。
これからもよろしくお願い申し上げます!
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