完組みホイールにするか手組みにするかで迷ったそうですが、手組みで・・・
とりあえずここまでやったら、もうこれ以上は望む必要がない!って思えるくらいのホイールを作って欲しいというお客様の要望にお答えしまして・・・
究極のハブセットを仕入れました。
残念ながら『ゴキソ』ではなく、DT-SWISSのですが・・・
みかんみたいな梱包で届きました(笑)
これでもセットで約18万円(税込)するんですけど・・・まるでみかんのようでオーラが・・・。
使ってみたいけど価格が高過ぎて手が出ないっていう方は多いと思います。
僕もこれで組み立てるの緊張しました(笑)
DT-SWISSのハブはフランジに角度が付いているので、スポークの頭を曲げる作業は慎重に。
それにしてもSAPIMの『CX-SUPER』は、さすがに1本972円するスポークだけあって、硬いです!
頭を均等に曲げる作業だけで親指が変色してヒリヒリです!
当初は前輪をイタリアンの4本組みで、後輪をイタリアンの4×6組みにしようと思っていたのですが、CX-SUPERに300mmを超える長さのスポークのラインナップ(在庫)が無かった事と、トライスポーツさん曰く、「ENVEのリムは前輪と、後輪の反フリー側はラジアルで組むのが推奨になっています。」との話を信じて、その通り組む事にしました。
そうです、使用リムはENVEのROAD-25(クラシック)。
リム単体の重量は250gという超軽量リムです。
新型のスマートENVE(SES)は価格も高くなっていますし、何よりワイドリムなので、細いタイヤを希望されているお客様には、クラシックの方がニーズに合っているといった結論です。
しかし究極に軽量なヒルクライム専用のホイールを作るって話だったのですが・・・
意外とハブが重くてビックリでした(汗)
前輪410g?
後輪500g?
マジか?
前後セットで910g?
それなら究極と言っても過言ではないが・・・
合わせて計り直したら990g?
はぁ???????
もう一度最初から計り直す。
460g?
50gの違いってどういう事?
後輪は570g?
70gの誤差はやりすぎでしょ?
そしてもう一度2本まとめて計ったら・・・
980~1040gの
間で行ったり来たり・・・
計測器のクオリティに問題があるのか?(苦笑)
いずれにしても軽いことは間違いないですが・・・
後の問題は走りですね。
ハブの回転・・・そんなに滑らかに思えないので・・・
しばらく慣らしが必要なのかも。
スポークの馴染みもある程度出してはいるけど、後輪の反フリー側がラジアルって考えたら、しばらくは使いながら馴染み出しをする事を想定した方がいいのかなぁ~って。
早くお客様に使って頂き、是非感想を伺いたいものです!
尚、タイヤはTUFOの超軽量チューブラーで、スプロケはレーコンのロークロスギアを採用しています。
このホイールがお客様の本気度に応えてくれると、僕も非常に嬉しいですね!
HAT神戸にある自転車屋さんです! 自転車の事はもちろん、趣味の情報を幅広くご紹介させて頂きます!! ホームページ:http://www.l-alpe-d-huez-kobe.com/
2016年4月14日木曜日
2016年4月13日水曜日
本日もファーナSLが売れました!
すらっと背の高いカッコイイ女性のお客様でしたが、しっかりポジション出しをして、綺麗なフォームでペダリングができる事を確認して購入されました。
写真はまだもう一台だけ残っている当店の在庫車両(465mmサイズ)です。
本日コーダーブルームさんからもご提案があって、来週には改めてファーナSLの試乗車を1台お借りして、しばらくの間は常備する事になりました。
手っ取り早く速さや爽快感を求めたい人、自分のイメージ通りに反応してくれる自転車を探している人には是非オススメしたい1台ですので、また当店まで足をお運び下さいませ!
エヴァディオの試乗車も引き続きございますので、併せて・・・
尚、コーダーブルームのファーナSLは、最近の雑誌でも話題に挙がっていますが、エヴァディオに関してはまだまだ雑誌でも特集されていないので、誰よりも先に乗り味を知っていただくって意味でも皆さんのご来店をお待ちしております。
2016年4月12日火曜日
ネット販売の自転車と中華カーボンのレプリカロードバイクの話
相変わらず「安いから」という理由でインターネットやオークションで自転車を買う方が多いです。
まずオークションで中古自転車を買う方にご注意頂きたいのは、それはあくまで中古自転車であるという事!
つまり自分の体格に合うようにセッティングをするところから始まって、不具合箇所の点検や消耗品の交換に至るまで、全て自己責任になるという事をご理解頂きたい。
悪質な出品者であれば、ジャンク品である事を一切伏せて出品することもあるので、フレームにクラック(ひび)が入っていたり、カーボンホイールのブレーキ当たり面が熱で変形していたり、修理や部品の交換だけでは絶対に直せないようなゴミを、知らずに落札してしまうリスクもあります。
もちろん希少価値の高い自転車フレームなど、乗らずに飾るだけっていう場合は、そのようなジャンク品であってもいいのでしょうが、特に希少価値も無いジャンクフレームを平気な顔で売っている人もいるので、是非注意して頂きたいのです。
そして中古で購入する以上はメーカー保証なんてものも当然存在しませんし、まして個人間の売買ともなれば尚更当然の事ですが、購入後に不具合があったから返品するだとか返金しろだとか、きっちり責任とって直してくれと言ったところで、現状の状態で納得して購入している以上クレームなんて通用しません。(ただし走行に致命的な支障がある事を知っていながら、その事実を伏せて販売する事は詐欺に当たります。)
そもそも中古車を購入の場合、これは自動車でも同じですが、車体の購入費用とは別にある程度の消耗部品交換費用等を見据えて、修理ありきでご予算を用意するのが当然だと思います。
ところで購入したその車体をメンテナンスや点検に出そうにも、自転車屋さんによってはネットで購入した自転車は、新車であっても修理やメンテナンスを断るところがあるそうです。
まあネットやオークションでの売買が横行されると、実店舗で商売しているものとしては営業妨害されているようなものですから、気持ちは解らなくもないです。
そういった事情からネットでの購入に関してはあまりオススメできません。
80~90%完成の状態で梱包され、自宅に届いた新車を「自分で組み立てて乗ってきました!」ってご来店頂いたお客様の自転車ですが・・・
何だかよくわからないブランドの・・・って言うかデ・ローザのロゴをパクッたような・・・
そんなロードバイクでしたが・・・
見ての通りフロントホイールとフォークのセンターが出ていません。
向かって右側にタイヤが寄って見えるのが判りますか?
とりあえずセンターゲージでホイールのセンターバランスを確認して、少々偏っている事が判明したので振れを取ります。
それでもまだフォークのセンターがずれていたので・・・
左側のエンドを0.3~0.5mm程度研磨してフォークセンターを整える。
次に後輪ですが・・・
これも左側と・・・
右側とでは隙間の幅が違います。(少し右に寄っています。)
前輪同様ホイールセンターの確認と振れ取りをして再び装着すると、今回はエンドを研磨しなくても真っ直ぐになりました。
ブレーキの当たり面もずれていたり、ブレーキレバーのタッチが手の大きさや握力に対して適正かどうか・・・
あとフロントディレーラーの取り付け位置がずれているのを整えたり・・・
サドルの角度や突き出し、ハンドルの角度など・・・
あれこれ修正して乗りやすく組み直すだけで少なくとも10000円はかかります。
それなら信頼できるメーカーの自転車を、きっちり組んだ状態で自転車屋さんで購入する方が、トータルの予算も大差ないし安心して乗れると思うんですよね。
ああ~でもあれだ!
大型量販店や、店舗が多すぎてスタッフのクオリティに格差が大きいような店舗の場合はこのようなところにご注意頂きたい。
大型量販店(自転車専門店も含む)の場合は、自社ブランドに限らずほぼ全ての車両を組み上げた状態で各店舗に入荷。
店舗では皮むき(梱包剤を剥がす作業)とハンドル起こし(トラックに積載する時はハンドルを90度真横に捻って車体と同じ向きに揃えている)、ブレーキの当たり調整とペダルの取り付け・・・
大凡その4工程しか施さない。
一度に30~50台とか、多い時は100台単位で作業をするので、スタッフ3~4人で流れ作業的にするのが通常。
皮むきをしながら塗装の不具合を見つけるお店もあれば、そのままのお店もあります。
ハンドル起こしも、人によって高さや角度がバラついているお店もあれば、ボルトの締め付けトルクもバラバラで、キングコングが締めたんか?と思うくらい固く締め過ぎているものもあれば、乗り出した瞬間に「すいません!ハンドルが急に曲がったんですけど?」って、購入したお客様が肝を冷やすようなユルユルの(或いは仮止めのまま作業を忘れていたような)車体もございます。
ブレーキの当たり調整も、尺度は人それぞれなところがあって・・・
片利き(またはセンターが狂っている)のままにしている場合や、ブレーキシューの高さの合わせ位置が明らかにおかしい車体もたまに見ます。
基本「音鳴きがしなければOK!」とか、「止まればOK!」で片付けられている部位なので・・・
音鳴きを無くす為、キャリパーブレーキにトーインを入れるのはいいが、入れ過ぎだろこれ?っていう車体もたまに見ます。
ペダルの取り付けは自転車屋として、できないとまずい箇所ではございますが・・・
意外と驚くような話も多いです。
まず金属の固着防止って意味も含めてペダルシャフトのネジ部分には、ちゃんとグリスを塗ってからクランクに取り付けるのが常識ですが、何も塗らずに付けているお店もあるそうです。
またこんな話もありました・・・
以前ロードに乗ったお客様が、市内のある老舗有名店でペダルを購入して付け換えてもらったら、ペダルが傾いて付いていてペダリング中に足首をこねられる感じになって、それで違う自転車屋で外してもらい改めて締め直そうとペダルシャフトを差し込んだら、クランク側のネジ穴がバカになっていて・・・それで今度は当店に何とかできないか?と持ってこられたのですが、リコイルでもしないと直せないような状態だったので、そのサイズに合うリコイルキットを購入して直すくらいなら新しいクランクを発注して付け直した方が安いって話で、交換したという事例です。
これも一度ネジ穴とペダルシャフトのネジの両方を、パーツクリーナー等でホコリや鉄粉を吹き飛ばして拭いた後、グリスを塗って締め込めば何も問題ない箇所なのですが、そういう処理もせずに締め込もうとすると、たまに傾いたままでも強引に締め込めてしまう場合があるんですね。
そういうのでクランクを駄目にしちゃったら、ロードの場合なんかは修理代が高くつきますよねぇ。
完成車でも稀に、そういう状態で売られているものがあるという事なので、特に大型店で車両を購入する際は、細部に渡ってチェックする必要があるかも知れません。
という訳でネット販売の自転車だと、それ以前の問題になる為、尚更の事『論外』という話で・・・
自転車屋を経営できるくらいの整備の腕前と専用工具が無ければ、手を出さない方が無難という結論になります。
そして話は変わりまして中華カーボンフレームの話になります。
先日ユル原君がピナレロのドグマF8らしきものに乗って来たので・・・
「あれ?また自転車変えたんか?」って聞いたら、「いや、中華カーボンです。」って・・・オイオイ!
丁度試乗会だったのでエヴァディオの犬塚さんもいて、「いやぁ、最近中華カーボンのフレームに乗って来る人が増えましたよねぇ~。」って、困ったような表情をされていて・・・
「いや・・・何が問題って、うちの元スタッフっていうのがね・・・もうちょっと世間体っていうものを考えてもらいたいというか。ハハハ・・・」(苦笑)
そう僕が答えたら・・・
エヴァディオさんも愛知県内でプロショップ『まるいち』を経営されているのですが、「うちの店だったらまず社長は激怒ですね!倫理観の無いスタッフや元スタッフは出禁にされますよ。」という辛辣なご意見を頂きました。
さすがに手厳しいですね。
まあ僕もユル原君には「倫理観が足りない!」と注意した事はございますが、今となってはスタッフではないので基本的に自由だと諦めています。
それに中華カーボンがどれ程のものか興味が無い訳でもありませんので・・・
「ちなみにその中華カーボンのF8はどうなの?」って聞いてみたところ・・・
「メッチャいいですよ!フェニックスより全然走りやすいっす。」との事。
なるほど・・・
「じゃあちょっと乗らせてもらってもいいかなぁ?」って聞いたらOKとの事だったので、僕もその中華カーボンバイクに乗ってみる事に・・・
確かにリドレーのフェニックスよりも断然良かったですね。
ユル原君の嬉しい気持ちはよく解りました。
しかし実際にサイクルモード大阪で、本物のドグマF8に試乗したばかりの僕からしたら、明らかに別物なのは乗った瞬間から判るレベルで・・・
よくネットオークションの出品ページを見ると「東レのT-1000を使用しています。」なんて宣伝文句を目にしますし、実際にユル原君が購入した中華カーボンフレームの説明にもそうあったそうですが・・・
T-1000は中国には出荷していないそうです。(日本の技術を盗まれない為に)
仮に東レのカーボンを使用していたとしても、T-700か・・・せいぜいT-800と思われます。
とはいえ実際にT-800を使用しているエヴァディオのヴィーナスRSと比べても、伝わってくる振動や、重量とか考えると・・・
この中華カーボンの『F8もどき』はどうしてもチープな乗り味に思えるのである。
カーボンのグレードが低い分、肉厚で剛性を稼いでいるような感触っていうのか・・・
まあ剛性は十分あったし、本物と比べなければ決して物は悪くない・・・
ちなみに本物のドグマF8はもっと軽やかだった。
写真は本物のドグマF8とクリストファ・フルーム選手ですが・・・
見た目はまさにこれ。
でも2015年のツール・ド・フランスで優勝した本物のドグマF8は、持っても乗っても軽いし、スピードの伸び方も違う。
所詮中華カーボンって事ではある。
しかしなのだ・・・
この中華カーボン・・・フレーム価格は本物の10%以下であるにも関わらず、乗った感覚としてはある大手メーカーのフラッグシップバイクとそっくりなのである。
「150万円出して”あれ”を買うくらいなら、フレーム価格6万円未満でこれだったら、誰だって中華カーボンで十分やんけ!って話になるよな~。」
全く嫌な話である。
ヴィトンやシャネルのバッグや財布でもそうだが、偽物を持ってでも見栄を張りたい人はいるかも知れない。
ユル原君の場合は買い換えたリドレー・フェニックスが口コミとか雑誌の評価とは裏腹に全然良くなかったっていう事実と、乗り換えるには資金も無いし、中華カーボンがヒンシュクを買うのは解っているが興味もあるってところが動機となって購入に至ったのであろう。
まあ気持ちは判らなくもないから、僕は『本物の良さを改めて理解する為の実験』という理由で、人柱として乗るのなら別にいいんじゃない?って思ったんです。
高校生でお金も無いのに、好奇心と所有欲だけは強いって年頃を考えたら致し方ないですしね。
それよりは中華カーボンに負けるようなフレームを作っているメーカーに言いたい!
「もっと頑張れ!」って。
そもそもカーボンフレームを満足に作る施設もないメーカーが、何でこぞってカーボンフレームをラインナップするのか、未だに理解し難い現実がこの業界にはある。
もちろんそれを言ってしまったら元も子もないので、あれなんですが・・・
そういえば、あるレプリカフレームを販売している出品内容にこんな文章がありました。
「そもそもブランドメーカーの約90%はカーボン工場なんて持っておらず中国人の工場にお願いして製作するんですが、ブランドのフレームエンジニアの殆どが中国工場監修にきて女あてがわれて女ずけにされます。それはそれはエロいです。同じ男ですから分ります。ここまで書いたら十分でしょう。全ての最高のテクノロジー、デザインはモロ横流れです。」(一部抜粋、原文まま)
中国語の文章を翻訳サイトで日本語に訳した感じの殴りな文章ですが、面白い話ですよね。
「それはそれはエロいです。」に目を奪われがちになりますが、まあそんな話も実際にあるのでしょうね。
委託でフレームを製作させている以上、闇が生じるのは致し方ないというか・・・
テクノロジーを横流しするエンジニアは最低ですが。
今の自転車業界はそういうカオスにまみれています。
業務委託とか、OEMとか・・・半分どうにも仕方のないところもございますが、せめて独自性だけは各メーカーに守って頂きたいというのが、自転車屋としてだけではなく、自転車乗りとしての本音ですね。
まあとりあえずメーカー保証って話もあるので、正規の商品を買って頂きたいのと、後ろめたくなるような商品には手を出さないで下さい!とだけ言わせて欲しいです。
まずオークションで中古自転車を買う方にご注意頂きたいのは、それはあくまで中古自転車であるという事!
つまり自分の体格に合うようにセッティングをするところから始まって、不具合箇所の点検や消耗品の交換に至るまで、全て自己責任になるという事をご理解頂きたい。
悪質な出品者であれば、ジャンク品である事を一切伏せて出品することもあるので、フレームにクラック(ひび)が入っていたり、カーボンホイールのブレーキ当たり面が熱で変形していたり、修理や部品の交換だけでは絶対に直せないようなゴミを、知らずに落札してしまうリスクもあります。
もちろん希少価値の高い自転車フレームなど、乗らずに飾るだけっていう場合は、そのようなジャンク品であってもいいのでしょうが、特に希少価値も無いジャンクフレームを平気な顔で売っている人もいるので、是非注意して頂きたいのです。
そして中古で購入する以上はメーカー保証なんてものも当然存在しませんし、まして個人間の売買ともなれば尚更当然の事ですが、購入後に不具合があったから返品するだとか返金しろだとか、きっちり責任とって直してくれと言ったところで、現状の状態で納得して購入している以上クレームなんて通用しません。(ただし走行に致命的な支障がある事を知っていながら、その事実を伏せて販売する事は詐欺に当たります。)
そもそも中古車を購入の場合、これは自動車でも同じですが、車体の購入費用とは別にある程度の消耗部品交換費用等を見据えて、修理ありきでご予算を用意するのが当然だと思います。
ところで購入したその車体をメンテナンスや点検に出そうにも、自転車屋さんによってはネットで購入した自転車は、新車であっても修理やメンテナンスを断るところがあるそうです。
まあネットやオークションでの売買が横行されると、実店舗で商売しているものとしては営業妨害されているようなものですから、気持ちは解らなくもないです。
そういった事情からネットでの購入に関してはあまりオススメできません。
80~90%完成の状態で梱包され、自宅に届いた新車を「自分で組み立てて乗ってきました!」ってご来店頂いたお客様の自転車ですが・・・
何だかよくわからないブランドの・・・って言うかデ・ローザのロゴをパクッたような・・・
そんなロードバイクでしたが・・・
見ての通りフロントホイールとフォークのセンターが出ていません。
向かって右側にタイヤが寄って見えるのが判りますか?
とりあえずセンターゲージでホイールのセンターバランスを確認して、少々偏っている事が判明したので振れを取ります。
それでもまだフォークのセンターがずれていたので・・・
左側のエンドを0.3~0.5mm程度研磨してフォークセンターを整える。
次に後輪ですが・・・
これも左側と・・・
右側とでは隙間の幅が違います。(少し右に寄っています。)
前輪同様ホイールセンターの確認と振れ取りをして再び装着すると、今回はエンドを研磨しなくても真っ直ぐになりました。
ブレーキの当たり面もずれていたり、ブレーキレバーのタッチが手の大きさや握力に対して適正かどうか・・・
あとフロントディレーラーの取り付け位置がずれているのを整えたり・・・
サドルの角度や突き出し、ハンドルの角度など・・・
あれこれ修正して乗りやすく組み直すだけで少なくとも10000円はかかります。
それなら信頼できるメーカーの自転車を、きっちり組んだ状態で自転車屋さんで購入する方が、トータルの予算も大差ないし安心して乗れると思うんですよね。
ああ~でもあれだ!
大型量販店や、店舗が多すぎてスタッフのクオリティに格差が大きいような店舗の場合はこのようなところにご注意頂きたい。
大型量販店(自転車専門店も含む)の場合は、自社ブランドに限らずほぼ全ての車両を組み上げた状態で各店舗に入荷。
店舗では皮むき(梱包剤を剥がす作業)とハンドル起こし(トラックに積載する時はハンドルを90度真横に捻って車体と同じ向きに揃えている)、ブレーキの当たり調整とペダルの取り付け・・・
大凡その4工程しか施さない。
一度に30~50台とか、多い時は100台単位で作業をするので、スタッフ3~4人で流れ作業的にするのが通常。
皮むきをしながら塗装の不具合を見つけるお店もあれば、そのままのお店もあります。
ハンドル起こしも、人によって高さや角度がバラついているお店もあれば、ボルトの締め付けトルクもバラバラで、キングコングが締めたんか?と思うくらい固く締め過ぎているものもあれば、乗り出した瞬間に「すいません!ハンドルが急に曲がったんですけど?」って、購入したお客様が肝を冷やすようなユルユルの(或いは仮止めのまま作業を忘れていたような)車体もございます。
ブレーキの当たり調整も、尺度は人それぞれなところがあって・・・
片利き(またはセンターが狂っている)のままにしている場合や、ブレーキシューの高さの合わせ位置が明らかにおかしい車体もたまに見ます。
基本「音鳴きがしなければOK!」とか、「止まればOK!」で片付けられている部位なので・・・
音鳴きを無くす為、キャリパーブレーキにトーインを入れるのはいいが、入れ過ぎだろこれ?っていう車体もたまに見ます。
ペダルの取り付けは自転車屋として、できないとまずい箇所ではございますが・・・
意外と驚くような話も多いです。
まず金属の固着防止って意味も含めてペダルシャフトのネジ部分には、ちゃんとグリスを塗ってからクランクに取り付けるのが常識ですが、何も塗らずに付けているお店もあるそうです。
またこんな話もありました・・・
以前ロードに乗ったお客様が、市内のある老舗有名店でペダルを購入して付け換えてもらったら、ペダルが傾いて付いていてペダリング中に足首をこねられる感じになって、それで違う自転車屋で外してもらい改めて締め直そうとペダルシャフトを差し込んだら、クランク側のネジ穴がバカになっていて・・・それで今度は当店に何とかできないか?と持ってこられたのですが、リコイルでもしないと直せないような状態だったので、そのサイズに合うリコイルキットを購入して直すくらいなら新しいクランクを発注して付け直した方が安いって話で、交換したという事例です。
これも一度ネジ穴とペダルシャフトのネジの両方を、パーツクリーナー等でホコリや鉄粉を吹き飛ばして拭いた後、グリスを塗って締め込めば何も問題ない箇所なのですが、そういう処理もせずに締め込もうとすると、たまに傾いたままでも強引に締め込めてしまう場合があるんですね。
そういうのでクランクを駄目にしちゃったら、ロードの場合なんかは修理代が高くつきますよねぇ。
完成車でも稀に、そういう状態で売られているものがあるという事なので、特に大型店で車両を購入する際は、細部に渡ってチェックする必要があるかも知れません。
という訳でネット販売の自転車だと、それ以前の問題になる為、尚更の事『論外』という話で・・・
自転車屋を経営できるくらいの整備の腕前と専用工具が無ければ、手を出さない方が無難という結論になります。
そして話は変わりまして中華カーボンフレームの話になります。
先日ユル原君がピナレロのドグマF8らしきものに乗って来たので・・・
「あれ?また自転車変えたんか?」って聞いたら、「いや、中華カーボンです。」って・・・オイオイ!
丁度試乗会だったのでエヴァディオの犬塚さんもいて、「いやぁ、最近中華カーボンのフレームに乗って来る人が増えましたよねぇ~。」って、困ったような表情をされていて・・・
「いや・・・何が問題って、うちの元スタッフっていうのがね・・・もうちょっと世間体っていうものを考えてもらいたいというか。ハハハ・・・」(苦笑)
そう僕が答えたら・・・
エヴァディオさんも愛知県内でプロショップ『まるいち』を経営されているのですが、「うちの店だったらまず社長は激怒ですね!倫理観の無いスタッフや元スタッフは出禁にされますよ。」という辛辣なご意見を頂きました。
さすがに手厳しいですね。
まあ僕もユル原君には「倫理観が足りない!」と注意した事はございますが、今となってはスタッフではないので基本的に自由だと諦めています。
それに中華カーボンがどれ程のものか興味が無い訳でもありませんので・・・
「ちなみにその中華カーボンのF8はどうなの?」って聞いてみたところ・・・
「メッチャいいですよ!フェニックスより全然走りやすいっす。」との事。
なるほど・・・
「じゃあちょっと乗らせてもらってもいいかなぁ?」って聞いたらOKとの事だったので、僕もその中華カーボンバイクに乗ってみる事に・・・
確かにリドレーのフェニックスよりも断然良かったですね。
ユル原君の嬉しい気持ちはよく解りました。
しかし実際にサイクルモード大阪で、本物のドグマF8に試乗したばかりの僕からしたら、明らかに別物なのは乗った瞬間から判るレベルで・・・
よくネットオークションの出品ページを見ると「東レのT-1000を使用しています。」なんて宣伝文句を目にしますし、実際にユル原君が購入した中華カーボンフレームの説明にもそうあったそうですが・・・
T-1000は中国には出荷していないそうです。(日本の技術を盗まれない為に)
仮に東レのカーボンを使用していたとしても、T-700か・・・せいぜいT-800と思われます。
とはいえ実際にT-800を使用しているエヴァディオのヴィーナスRSと比べても、伝わってくる振動や、重量とか考えると・・・
この中華カーボンの『F8もどき』はどうしてもチープな乗り味に思えるのである。
カーボンのグレードが低い分、肉厚で剛性を稼いでいるような感触っていうのか・・・
まあ剛性は十分あったし、本物と比べなければ決して物は悪くない・・・
ちなみに本物のドグマF8はもっと軽やかだった。
写真は本物のドグマF8とクリストファ・フルーム選手ですが・・・
見た目はまさにこれ。
でも2015年のツール・ド・フランスで優勝した本物のドグマF8は、持っても乗っても軽いし、スピードの伸び方も違う。
所詮中華カーボンって事ではある。
しかしなのだ・・・
この中華カーボン・・・フレーム価格は本物の10%以下であるにも関わらず、乗った感覚としてはある大手メーカーのフラッグシップバイクとそっくりなのである。
「150万円出して”あれ”を買うくらいなら、フレーム価格6万円未満でこれだったら、誰だって中華カーボンで十分やんけ!って話になるよな~。」
全く嫌な話である。
ヴィトンやシャネルのバッグや財布でもそうだが、偽物を持ってでも見栄を張りたい人はいるかも知れない。
ユル原君の場合は買い換えたリドレー・フェニックスが口コミとか雑誌の評価とは裏腹に全然良くなかったっていう事実と、乗り換えるには資金も無いし、中華カーボンがヒンシュクを買うのは解っているが興味もあるってところが動機となって購入に至ったのであろう。
まあ気持ちは判らなくもないから、僕は『本物の良さを改めて理解する為の実験』という理由で、人柱として乗るのなら別にいいんじゃない?って思ったんです。
高校生でお金も無いのに、好奇心と所有欲だけは強いって年頃を考えたら致し方ないですしね。
それよりは中華カーボンに負けるようなフレームを作っているメーカーに言いたい!
「もっと頑張れ!」って。
そもそもカーボンフレームを満足に作る施設もないメーカーが、何でこぞってカーボンフレームをラインナップするのか、未だに理解し難い現実がこの業界にはある。
もちろんそれを言ってしまったら元も子もないので、あれなんですが・・・
そういえば、あるレプリカフレームを販売している出品内容にこんな文章がありました。
「そもそもブランドメーカーの約90%はカーボン工場なんて持っておらず中国人の工場にお願いして製作するんですが、ブランドのフレームエンジニアの殆どが中国工場監修にきて女あてがわれて女ずけにされます。それはそれはエロいです。同じ男ですから分ります。ここまで書いたら十分でしょう。全ての最高のテクノロジー、デザインはモロ横流れです。」(一部抜粋、原文まま)
中国語の文章を翻訳サイトで日本語に訳した感じの殴りな文章ですが、面白い話ですよね。
「それはそれはエロいです。」に目を奪われがちになりますが、まあそんな話も実際にあるのでしょうね。
委託でフレームを製作させている以上、闇が生じるのは致し方ないというか・・・
テクノロジーを横流しするエンジニアは最低ですが。
今の自転車業界はそういうカオスにまみれています。
業務委託とか、OEMとか・・・半分どうにも仕方のないところもございますが、せめて独自性だけは各メーカーに守って頂きたいというのが、自転車屋としてだけではなく、自転車乗りとしての本音ですね。
まあとりあえずメーカー保証って話もあるので、正規の商品を買って頂きたいのと、後ろめたくなるような商品には手を出さないで下さい!とだけ言わせて欲しいです。
2016年4月10日日曜日
エヴァディオペガサスと手組みホイールの組み合わせで・・・
ペガサスとシマノ・105の組み合わせで少しでも軽く自転車を仕上げられないか?って話で・・・
ホイールは当店で手組みにしたのですが、いつもならアクションスポーツさんのトラディツィオーネのZEROハブを使用するところを、今回は納車までの製作時間が限られていたので、地元で全ての部品を揃えられるトライスポーツさんにお願いしてTNIのエボリューションライトハブを使用!
トラディツィオーネのZEROハブとはベースが同じノバテック製のハブなので、性能は同じでフランジ幅も径も同じなので、スポークのサイズも変わらない。
違いはエボリューションライトハブの方がドリルド加工を施しているので、その分軽量なんですね。
当然価格も5000円くらい高くなってしまいますが、仕上がりには納得できるはずです。
完成したフロントホイールの重量は590gと軽く仕上がっています。
リアホイールも810~820g辺りで落ち着きました。
合計1410g以下って考えたら十分な価値があります。
従来のZEROハブ仕様より30g以上の軽量化です。
そして実際に組み上げた重量は・・・
7.4kg未満です!
ペダルレスとはいえ、105で組んで7kg台前半となれば、十分軽量に仕上がった方じゃないでしょうか?
ハンドル周りも剛性と耐久性も考慮してアルミにしたものの、エヴァディオのハンドルは十分軽いですし、安全性確保って考えたらこれ以上削れる場所はほとんどありません。
デュラエースで組み直せば6.6kg前後に仕上がるのは確実ですね。
金属フレームなので黒いクランクにしたら安っぽく見えるかなぁ~って思ったんですけど、別に黒でも良かったかも知れない・・・。
ブレーキキャリパーについても、フロントはシルバーで良かったけど、リアは黒の方が良かったかな?
あんまりカラーリングで遊んだら怒られそうな気がして、思わずおとなしめに組み上げてしまいました。
しかし自転車はよく応えてくれるので、実際に乗ったらおとなしくは走れないでしょうね。
後日お客様からもすごく良いですよ!ってご連絡を頂きました。
下手に高級なスチールバイクを買うよりも割安感が高いので、是非チタンバイクも視野に入れてみて下さい!
105でも十分満足のいくように仕上げられますよ!
2016年4月8日金曜日
3月26日(土)~3月27日(日)コーダーブルーム&エヴァディオ合同試乗会!SL対決の結末は・・・
走行会から帰って来たら既に試乗を楽しみに来られた方が何人か店前でお待ち頂いていました。
コーダーブルーム試乗車は、結局10台まで台数を増やしました。
「エヴァディオさんが10台用意するというなら、当社も負けてはいられませんから!」とは、コーダーブルーム営業マンの藤谷さん。
MTBの『ドレソンXC』もあります。
このモデルは実際にXC(クロスカントリー)レースで走っているエリートライダーの意見を基に、泥詰まりのしない設計で・・・しかもロープライスでいきなりレースに出場できるよう、シマノのディオーレコンポーネント&油圧ディスクブレーキに、FOXのフロントサスペンションを装備して、重量は11kg台の軽量に仕上げているという頑張り過ぎの1台です!
価格は実に160000円(税別)だという。
本当に採算が取れているのかが心配になる程のバリュープライス!
一応コーダーブルームの試乗車は、前日までには10台全ての搬入及びセッティングは終了しており・・・
後はエヴァディオ試乗車待ち!
エヴァディオさんも連日遠方への営業行脚で、実は前夜の深夜に愛知へ帰ってきたばかりだとかで、本来は当店に朝一に到着する予定で考えて頂いていたのですが、さすがに無理はお願いできませんので、お昼までに到着って話で・・・
その代わり到着後のセッティングとか、きっと大忙しになるとは思いますが・・・
ところがエヴァディオさんは高速道路の事故渋滞で、到着が少し遅れそうとの事!
待っている間に記念撮影の準備を・・・
横断幕までご用意頂いていました!
13:00になったので、とりあえず参加者の皆さんはコーダーブルームの試乗車に乗ってミニサイクリングツアーに出発!
現在既にコーダーブルームのファーナ700-105(2015年モデル)に乗っているH江様も参加されまして・・・
まず2016年モデルのファーナ700が大幅に優しい乗り味になった事と・・・
何よりそれに対してファーナSLがどこまで素晴らしい仕上がりなのか・・・
今乗っている2015年モデルのファーナ700から乗り換えるならどちらにするか、或いはエヴァディオの『バッカスSL』がご自身に合っているのか・・・
それらを確かめるべく、ミニサイクリングツアーでは『ファーナSL-105』を試乗。
逆に僕は初心者に是非オススメしたいロードバイクの1つである、『ファーナ700-105』で参加。
ファーナ700シリーズはティアグラモデルとクラリスモデルに関しては、身長150cm未満の女性でも乗れるサイズが用意されていますので、女性の参加者にはティアグラモデルの395mmサイズに乗って頂き・・・
僕が今回ミニサイクリングツアーのルートに選んだコースは、比較的信号に影響されなくて、更に車通りも少なく、道は広め・・・歩行者や他のサイクリストにだけ気をつけて走るコースにしました。
一応・・・神戸大橋と摩耶大橋において、上り坂への適応力も試して頂き、ポートアイランドでは平地での加速や反応の良さも確認して頂く内容となっておりまして・・・
序盤はロードバイク初心者もいますので、操作に慣れてもらう為に和やかにスタート!
行きの神戸大橋は極めてゆっくりと走り・・・
北公園のみなと異人館の前で記念撮影!
そこから自動車学校前までは工場に出入りするトラックなどに注意しつつ緩やかに走り、大学通りから各々に高速巡航を楽しんでもらう。
神戸夙川学院大学前のT字路を右折してからロータリーまでのスプリントでは、H江様が素晴らしい反応を見せる。
まず僕がフェイントをかけると、H江様がすぐに反応!
H江様は元々そんなに攻撃的な走りをするタイプではないという認識が僕にはございましたが、想像以上の鋭い反応速度だったので・・・
「これはフェイントで終わらせたら、カウンターもできないまま逃げられてしまう・・・。」って本能的に感じてしまいましたので、つい本気で迎撃をしてしまいました(笑)
しかしファーナSLに対してファーナ700は若干反応速度がもたつきます。
時間で言うと加速が乗ってくるまで、コンマ3秒出遅れる感覚です。
NAエンジンとターボエンジンの違いみたいに思えるほど、ファーナSLの加速は鋭いです。
結局ロータリーに差し掛かるまで、H江様を完全に引き離す事ができないままスプリント終了!
「H江さん!随分速くなりましたねぇ~!」
「いや~!ファーナSLの反応が、思いの他良過ぎて自分でもビックリですよ!」
とりあえずウォーターフロントで再び記念撮影をして・・・
なかなか優雅なひとときですねぇ。
帰りの神戸大橋までは速度を抑えて軽く流す。
神戸大橋では他の自転車や歩行者などの往来に気を付けつつ・・・
僕は最後尾から一気に加速。
今回はH江様も反応が遅れて追いかけてはきませんでしたが、その後倉庫街を抜けてからの・・・
摩耶大橋の上りで僕は出し抜くくらいの気持ちで加速したにも関わらず、H江様がピッタリと追いついてきます!
「速っ!H江さん速っ!」
手を抜いたつもりなんてありません。かなりマジで走ったんですけど・・・(汗)
結局千切る事ができないまま橋を越える。
H江様が確実に速くなっているのは判っていますが、そうは言っても・・・恐るべしファーナSLって感じでしょうか。
平地も上りもイケイケな自転車です。
HAT神戸のウォーターフロントをバックに・・・
そして無事に事故もなくゴール!
ゴール後参加して頂いた皆さんから、色々と試乗車に対するご意見を頂きました。
まずメリダのリアクトDA(2015年モデル)を愛用しているお客様曰く、ファーナ700-105は乗りやすいけど、いい自転車なのかどうかは自分では判らないとの事。
そう聞いて僕がリアクトDAに乗ってみて感じたのは、コーナーリングが面白い!
低重心で安定感もあり、攻めれる!攻めれる!
体重もあって身体もガッチリした方には、このくらいの剛性が必要なんだろうなぁ~と納得できるくらいのしっかりした自転車でした。
ファーナ700も剛性は十分しっかりしていますが、乗り心地を優しくする演出が、逆に身体の大きい人にはボケた乗り味に思えてしまうのは否めないといったところでしょうか。
次にファーナ700-ティアグラの395mmですが、乗りやすくて乗り心地もいいし初心者にはピッタリだと思うというご意見でした。
ただそのお客様はエヴァディオのペガサスに乗った事があって、その乗り味の軽快さを知ってしまったら、それより良いって思える自転車には現在出会えていないとの事。
しかしファーナ700-ティアグラは128000円(税別)とお買い求めやすい金額ですが・・・
ペガサスはフレームだけで300000円以上する訳で、そこは比較対象外ということで、あくまで入門したての初心者に薦めるロードバイクと考えた場合、ファーナ700シリーズは間違いなく日本人の大半を、満足させられる自転車だと言い切ってもいい仕上がりだと言えます。
そしてレイル20(ミニベロ)もすごく乗りやすいし、上り坂もスイスイ上れて、これはこれで非常に良い評価を頂きました。
僕はファーナ700-105に乗ってみて、改めて楽な自転車だなぁ~と感じました。
長距離を無理なく流したい時にはこの自転車ですかねぇ。
そもそもコストパフォーマンスが狂気の沙汰ですね。
前後セットで約60000円のホイール(アルテグラ)を装着し、コンポーネントはフル105!
そしてタイヤも1本6000円はするタイヤで・・・
フレームはアルミですが、そこそこ軽いフレームですし、フロントフォークはフルカーボン!
それでいて完成車価格160000円(税別)って破格過ぎます。
重量もカタログ値より軽くてペダルレスで約8.5kg(500mmサイズ)でした。
多少の個体差が出たとしても十分な軽さです。
そしてH江様は頭を悩ましていました。
ファーナSLにはすごく感激したらしく、こんな過激な反応速度と、鋭い加速が体験できるのはとても嬉しいとおっしゃっていました。
ただ・・・H江様にとって、ファーナSLはとても素直で解りやすい自転車ですが、速度域が上がってから少々車体が暴れるのと、レーシーな味付けが微妙にしんどいらしく、ちょっと購入を迷ってしまうそうだ。
僕も含めて多くの方は、ファーナSLの路面インフォメーションは、コツコツと突き上げこそしますが、基本的に角の取れた丸い振動なので、レーサーとしては比較的優しい乗り味だと感じています。
ただロングも気持ちよく走りたいH江様には、もう少しバネ感のあるしなやかな乗り味の方が好みなのかも知れません。
ちなみに僕がファーナSLに乗った場合は、特に加速後に車体が暴れるような挙動は感じられず、恐らく体幹を鍛えれば克服できるレベルの事だと感じています。
そして僕らが帰還した頃には、もうエヴァディオさんが到着して、試乗ブースの組み立ても終わっていました。
既に何人かのお客様が試乗もされており、『バッカスSL』も『ヴィーナスRS』も非常に好評でした。
尚、新型ばかりではなく、『ヴィーナス01』や『ペガサス』等もあったので、本当に色々と乗り比べて自分の好みの乗り味がどれか・・・
それぞれ個性の違う自転車を乗り比べて、改めて知る事ができた貴重な時間となりました。
『ヴィーナス01』も今乗ってみたら「意外といいかも!」って感じられる自転車で・・・
ただエヴァディオらしくない味付けだったので、今まで評価していなかったのかも知れません(汗)
正直大手メーカーの完成車150万円のロードバイクを買うくらいなら、『ヴィーナス01』の方が値段は40%程度ですし明らかにコストパフォーマンスが高いです。
しかしエヴァディオの自転車といえば、自分自身のポテンシャルまで引き出してくれそうな不思議な感覚を与えてくれるところに真髄がある。
初代ヴィーナスがそうであったように、ヴィーナスRSとバッカスSL、ペガサス・・・
それぞれ性質は違うものの、乗った瞬間『何かできそうな気分』にさせてくれる、そんな不思議な力が宿っています。
ヴィーナスRSのバネ感は半端なく、乗ったお客様の95%は「まるで異次元のようで信じられない!」とか、「こんな自転車に乗せられたら、今まで乗っていた自転車は何やってん?って気分にさせられる。」、「楽しくて楽しくて仕方が無い!」と、非常に嬉しそう(楽しそう)に試乗した感想を聞かせて頂きました。
H江様にとってはちょっとリズムが合わなかったらしく、「僕には金属フレームのしなりがピッタリなのかも・・・。」って話で、早速バッカスSLに乗って頂きました。
そしてバッカスSLとファーナSLのSL対決が始まりました。
どちらもアルミフレームなのに超軽量で、デュラエースのコンポーネントとホイールは1400g程度のもので組み立てた場合の完成車重量は6.8kg前後になります。
乗り味は先ほども書いたように、ファーナSLが反応速度が良く、素直に踏んだ分だけガンガン加速してくれる自転車なのに対して、バッカスSLはギアと回転数をキッチリ合わせて走れば、自分のイメージする以上の加速をしてくれる自転車。
そういうとファーナSLの方が操作しやすくて楽な分良い自転車のように聞こえますが・・・
バッカスSLはヴィーナスRS同様、ものすごくバネが良いので、コーナーリングに進入する直前にしっかりブレーキをかけてフロントに加重を移動します・・・
そうすると通常はフロントタイヤのグリップを中心に踏ん張って曲がるイメージなんですが、エヴァディオの2台はバネのようにしなって、感覚的には後輪が滑って回頭性が良くなっているような感じで、全体でクイックに曲がり・・・そして溜め込んだバネの力が、クリップポイントからペダルを踏み込んだ瞬間に加速をアシストしてくれて、まるでオーバーテイクボタンでも押したかのようなダッシュ力を体感できるのであります。
後輪のトラクションがしっかり働いているその走りは、まるでFR駆動のスポーツカーのような走りで、実際に乗って判る人は判るはずなんですが、まるでRX-7を運転しているような気分になれます。
なので乗っていて楽しいかどうかって話になると、圧倒的にエヴァディオの自転車は楽しいです。
そしてバッカスSLは全力でスプリントをしても、まだまだ走れる脚を残せます。
逆にファーナSLは反応が良い分反動も大きく、全力でスプリントを仕掛けたら、次のスプリントまでの回復に少なくとも3分は休憩が欲しい感じです。(それでもガチガチに硬いカーボンフレームよりは、全然楽過ぎるくらいですが・・・)
そういう訳でSL対決は好みで分かれるけど・・・
どちらも同じくらい魅力的な自転車である事が判明!
コストパフォーマンスと乗りやすさでいうなら『ファーナSL』しかありません!
ポテンシャルの高さと飽きない乗り味を求めるなら『バッカスSL』ってところでしょうか。
メーカーの特徴としても、コーダーブルームさんは初めてロードバイクを始める人に適した自転車作りを得意としており、今回も小学生から高校生までの若いライダーや女性ライダーには圧倒的な支持を受けていました。
しかも本来430mmサイズがピッタリと思われる女性が、465mmのファーナSLに試乗して・・・
「これにします!」って決められた時、普通ならそこで465mmのサイズを提供するじゃないですか?
しかしコーダーブルームさんは当店の意向(お客様の適性サイズじゃない自転車は絶対に売らない!)も考慮して、試乗会に用意していなかった430mmサイズを後日送ってきてくれまして、両方跨いで頂いて、フォームがしっくりくる方を選んでもらって下さい!という気の利かせようなんです。
本当に初心者のお客様にとっては非常にありがたい心遣いだと思います。
そしてエヴァディオさんは、乗り手の要望に応えてくれる自転車作りを得意としているので、ある程度乗り慣れた人が乗ったらその凄さが嫌でも伝わる・・・そんな自転車が特徴です。
2台目以降の購入を考えていて・・・尚且つ、自分の走りに応えてくれるような自転車が欲しいっていう人にはエヴァディオしかないでしょ?って感じですね。
特に今回エヴァディオさんの自転車に乗って、最も評価の高かったのがこのサドル!
プラスチックベースなので一見乗り心地が悪そうに見えるでしょ?
とんでもない!!
すごくしなやかで、ペダリングに合わせて変形してくれるので、サドルに太ももやお尻が引っかかるようなストレスはほとんど感じない!
恐るべき『自転車との一体感』を演出してくれる最強のスパイスです。
お陰様でこのサドルだけでもかなりの注文が入りました。
今のところカラーは24色用意しているそうなので、気になる方は当店まで!
そして余談ではございますが・・・
このヴィーナスRSのシートクランプですが・・・
黄色の車体に関してはどこかのショップさんで既に壊されたそうで、片方のねじ穴がバカになっていました。
MAX6.5ニュートンとは書いていますが、2点締めなので、左右それぞれ4ニュートンも締めれば十分です。
アホみたいに馬鹿力で締めたり、片側ばかり先に締めたり・・・といった素人みたいな締め方はしないようにご注意頂きたいものです。
2点締めの場合は左右交互にトルクをかける。4点締めの場合は対角線毎左右交互に・・・。
そして車のホイールや自転車のディスクローターのように、5点締めや6点締めの場合は対角線で星を描くように、何周かかけてトルクを上げていくものなのです。
そういう訳で試乗車を借りたショップさんは、必ず慣れたスタッフの方が監督の上で触るようにしてあげて下さい。
締め付けトルクが感覚で判らないようでしたら、必ずトルクレンチを用意して下さい!
少し話は反れましたが、ヴィーナスRSはやはり最高です!
今回の合同試乗会は終了しましたが、エヴァディオさんからヴィーナスRSの520mmサイズと、バッカスSLの500mmサイズを各1台、延長して試乗車をお借りしています。
正直ヴィーナスRSの520mmはトップチューブ長(水平換算)545mmあるので、僕には気持ち大きめで・・・
しかもヴィーナスはワンサイズ小さ目を選んだ方が、より走りに鋭さを感じたので・・・
身長175cm以下の人だったら、迷わず490mmサイズ(トップチューブ長525mm)を選び、ステムの長さやハンドルのリーチの長さ、シートピラーのオフセット量で微調整をしてもらえれば、十分セッティングはできると思います。
初期ロットはトータルで50本しか製作していないそうなので、ご予約はお早めに!
肝心な自転車の注文としてはコーダーブルームさんの自転車の方がご制約としては多かったのですが、エヴァディオさんも今回・・・バッカスSLを1本ご注文頂きまして・・・
更にはヴィーナスRS、バッカスSL、ペガサスの3車種とも、それぞれにご検討中のお客様が何人かおられるような状態です。
以前当店でバッカス01を製作したK林様もヴィーナスRSに乗って・・・
「あかん!これ欲しなったわ。こんな自転車反則やわ!」と大絶賛で、本気で購入を検討している模様。
大腿骨の骨折から退院したばかりのヒデさんも試乗会に駆けつけて・・・
自宅で既にローラー台でのリハビリを始めているとかで、今回も色々乗り比べてみた結果、「ファーナSLは素直に良い自転車だと感じましたが、それ以上にヴィーナスRSのポテンシャルの高さに驚きました。まだ本気で踏めない身体なのに、ここまで走れるなんて!」と大絶賛!
僕としては大手メーカーのフラッグシップバイクのインプレッションを差し置いて、コーダーブルームやエヴァディオのロードバイクの方が全然いい!特にヴィーナスRSは別格だ!と豪語してしまった以上、それが嘘では無い事を一人でも多くの方に感じて頂けてとても嬉しかったです。
まだ試乗した事のない方は、是非試乗車のあるうちに、この異次元の乗り味をお試し下さい!
コーダーブルーム試乗車は、結局10台まで台数を増やしました。
「エヴァディオさんが10台用意するというなら、当社も負けてはいられませんから!」とは、コーダーブルーム営業マンの藤谷さん。
MTBの『ドレソンXC』もあります。
このモデルは実際にXC(クロスカントリー)レースで走っているエリートライダーの意見を基に、泥詰まりのしない設計で・・・しかもロープライスでいきなりレースに出場できるよう、シマノのディオーレコンポーネント&油圧ディスクブレーキに、FOXのフロントサスペンションを装備して、重量は11kg台の軽量に仕上げているという頑張り過ぎの1台です!
価格は実に160000円(税別)だという。
本当に採算が取れているのかが心配になる程のバリュープライス!
一応コーダーブルームの試乗車は、前日までには10台全ての搬入及びセッティングは終了しており・・・
後はエヴァディオ試乗車待ち!
エヴァディオさんも連日遠方への営業行脚で、実は前夜の深夜に愛知へ帰ってきたばかりだとかで、本来は当店に朝一に到着する予定で考えて頂いていたのですが、さすがに無理はお願いできませんので、お昼までに到着って話で・・・
その代わり到着後のセッティングとか、きっと大忙しになるとは思いますが・・・
ところがエヴァディオさんは高速道路の事故渋滞で、到着が少し遅れそうとの事!
待っている間に記念撮影の準備を・・・
横断幕までご用意頂いていました!
13:00になったので、とりあえず参加者の皆さんはコーダーブルームの試乗車に乗ってミニサイクリングツアーに出発!
現在既にコーダーブルームのファーナ700-105(2015年モデル)に乗っているH江様も参加されまして・・・
まず2016年モデルのファーナ700が大幅に優しい乗り味になった事と・・・
何よりそれに対してファーナSLがどこまで素晴らしい仕上がりなのか・・・
今乗っている2015年モデルのファーナ700から乗り換えるならどちらにするか、或いはエヴァディオの『バッカスSL』がご自身に合っているのか・・・
それらを確かめるべく、ミニサイクリングツアーでは『ファーナSL-105』を試乗。
逆に僕は初心者に是非オススメしたいロードバイクの1つである、『ファーナ700-105』で参加。
ファーナ700シリーズはティアグラモデルとクラリスモデルに関しては、身長150cm未満の女性でも乗れるサイズが用意されていますので、女性の参加者にはティアグラモデルの395mmサイズに乗って頂き・・・
僕が今回ミニサイクリングツアーのルートに選んだコースは、比較的信号に影響されなくて、更に車通りも少なく、道は広め・・・歩行者や他のサイクリストにだけ気をつけて走るコースにしました。
一応・・・神戸大橋と摩耶大橋において、上り坂への適応力も試して頂き、ポートアイランドでは平地での加速や反応の良さも確認して頂く内容となっておりまして・・・
序盤はロードバイク初心者もいますので、操作に慣れてもらう為に和やかにスタート!
行きの神戸大橋は極めてゆっくりと走り・・・
北公園のみなと異人館の前で記念撮影!
そこから自動車学校前までは工場に出入りするトラックなどに注意しつつ緩やかに走り、大学通りから各々に高速巡航を楽しんでもらう。
神戸夙川学院大学前のT字路を右折してからロータリーまでのスプリントでは、H江様が素晴らしい反応を見せる。
まず僕がフェイントをかけると、H江様がすぐに反応!
H江様は元々そんなに攻撃的な走りをするタイプではないという認識が僕にはございましたが、想像以上の鋭い反応速度だったので・・・
「これはフェイントで終わらせたら、カウンターもできないまま逃げられてしまう・・・。」って本能的に感じてしまいましたので、つい本気で迎撃をしてしまいました(笑)
しかしファーナSLに対してファーナ700は若干反応速度がもたつきます。
時間で言うと加速が乗ってくるまで、コンマ3秒出遅れる感覚です。
NAエンジンとターボエンジンの違いみたいに思えるほど、ファーナSLの加速は鋭いです。
結局ロータリーに差し掛かるまで、H江様を完全に引き離す事ができないままスプリント終了!
「H江さん!随分速くなりましたねぇ~!」
「いや~!ファーナSLの反応が、思いの他良過ぎて自分でもビックリですよ!」
とりあえずウォーターフロントで再び記念撮影をして・・・
なかなか優雅なひとときですねぇ。
帰りの神戸大橋までは速度を抑えて軽く流す。
神戸大橋では他の自転車や歩行者などの往来に気を付けつつ・・・
僕は最後尾から一気に加速。
今回はH江様も反応が遅れて追いかけてはきませんでしたが、その後倉庫街を抜けてからの・・・
摩耶大橋の上りで僕は出し抜くくらいの気持ちで加速したにも関わらず、H江様がピッタリと追いついてきます!
「速っ!H江さん速っ!」
手を抜いたつもりなんてありません。かなりマジで走ったんですけど・・・(汗)
結局千切る事ができないまま橋を越える。
H江様が確実に速くなっているのは判っていますが、そうは言っても・・・恐るべしファーナSLって感じでしょうか。
平地も上りもイケイケな自転車です。
HAT神戸のウォーターフロントをバックに・・・
そして無事に事故もなくゴール!
ゴール後参加して頂いた皆さんから、色々と試乗車に対するご意見を頂きました。
まずメリダのリアクトDA(2015年モデル)を愛用しているお客様曰く、ファーナ700-105は乗りやすいけど、いい自転車なのかどうかは自分では判らないとの事。
そう聞いて僕がリアクトDAに乗ってみて感じたのは、コーナーリングが面白い!
低重心で安定感もあり、攻めれる!攻めれる!
体重もあって身体もガッチリした方には、このくらいの剛性が必要なんだろうなぁ~と納得できるくらいのしっかりした自転車でした。
ファーナ700も剛性は十分しっかりしていますが、乗り心地を優しくする演出が、逆に身体の大きい人にはボケた乗り味に思えてしまうのは否めないといったところでしょうか。
次にファーナ700-ティアグラの395mmですが、乗りやすくて乗り心地もいいし初心者にはピッタリだと思うというご意見でした。
ただそのお客様はエヴァディオのペガサスに乗った事があって、その乗り味の軽快さを知ってしまったら、それより良いって思える自転車には現在出会えていないとの事。
しかしファーナ700-ティアグラは128000円(税別)とお買い求めやすい金額ですが・・・
ペガサスはフレームだけで300000円以上する訳で、そこは比較対象外ということで、あくまで入門したての初心者に薦めるロードバイクと考えた場合、ファーナ700シリーズは間違いなく日本人の大半を、満足させられる自転車だと言い切ってもいい仕上がりだと言えます。
そしてレイル20(ミニベロ)もすごく乗りやすいし、上り坂もスイスイ上れて、これはこれで非常に良い評価を頂きました。
僕はファーナ700-105に乗ってみて、改めて楽な自転車だなぁ~と感じました。
長距離を無理なく流したい時にはこの自転車ですかねぇ。
そもそもコストパフォーマンスが狂気の沙汰ですね。
前後セットで約60000円のホイール(アルテグラ)を装着し、コンポーネントはフル105!
そしてタイヤも1本6000円はするタイヤで・・・
フレームはアルミですが、そこそこ軽いフレームですし、フロントフォークはフルカーボン!
それでいて完成車価格160000円(税別)って破格過ぎます。
重量もカタログ値より軽くてペダルレスで約8.5kg(500mmサイズ)でした。
多少の個体差が出たとしても十分な軽さです。
そしてH江様は頭を悩ましていました。
ファーナSLにはすごく感激したらしく、こんな過激な反応速度と、鋭い加速が体験できるのはとても嬉しいとおっしゃっていました。
ただ・・・H江様にとって、ファーナSLはとても素直で解りやすい自転車ですが、速度域が上がってから少々車体が暴れるのと、レーシーな味付けが微妙にしんどいらしく、ちょっと購入を迷ってしまうそうだ。
僕も含めて多くの方は、ファーナSLの路面インフォメーションは、コツコツと突き上げこそしますが、基本的に角の取れた丸い振動なので、レーサーとしては比較的優しい乗り味だと感じています。
ただロングも気持ちよく走りたいH江様には、もう少しバネ感のあるしなやかな乗り味の方が好みなのかも知れません。
ちなみに僕がファーナSLに乗った場合は、特に加速後に車体が暴れるような挙動は感じられず、恐らく体幹を鍛えれば克服できるレベルの事だと感じています。
そして僕らが帰還した頃には、もうエヴァディオさんが到着して、試乗ブースの組み立ても終わっていました。
既に何人かのお客様が試乗もされており、『バッカスSL』も『ヴィーナスRS』も非常に好評でした。
尚、新型ばかりではなく、『ヴィーナス01』や『ペガサス』等もあったので、本当に色々と乗り比べて自分の好みの乗り味がどれか・・・
それぞれ個性の違う自転車を乗り比べて、改めて知る事ができた貴重な時間となりました。
『ヴィーナス01』も今乗ってみたら「意外といいかも!」って感じられる自転車で・・・
ただエヴァディオらしくない味付けだったので、今まで評価していなかったのかも知れません(汗)
正直大手メーカーの完成車150万円のロードバイクを買うくらいなら、『ヴィーナス01』の方が値段は40%程度ですし明らかにコストパフォーマンスが高いです。
しかしエヴァディオの自転車といえば、自分自身のポテンシャルまで引き出してくれそうな不思議な感覚を与えてくれるところに真髄がある。
初代ヴィーナスがそうであったように、ヴィーナスRSとバッカスSL、ペガサス・・・
それぞれ性質は違うものの、乗った瞬間『何かできそうな気分』にさせてくれる、そんな不思議な力が宿っています。
ヴィーナスRSのバネ感は半端なく、乗ったお客様の95%は「まるで異次元のようで信じられない!」とか、「こんな自転車に乗せられたら、今まで乗っていた自転車は何やってん?って気分にさせられる。」、「楽しくて楽しくて仕方が無い!」と、非常に嬉しそう(楽しそう)に試乗した感想を聞かせて頂きました。
H江様にとってはちょっとリズムが合わなかったらしく、「僕には金属フレームのしなりがピッタリなのかも・・・。」って話で、早速バッカスSLに乗って頂きました。
そしてバッカスSLとファーナSLのSL対決が始まりました。
どちらもアルミフレームなのに超軽量で、デュラエースのコンポーネントとホイールは1400g程度のもので組み立てた場合の完成車重量は6.8kg前後になります。
乗り味は先ほども書いたように、ファーナSLが反応速度が良く、素直に踏んだ分だけガンガン加速してくれる自転車なのに対して、バッカスSLはギアと回転数をキッチリ合わせて走れば、自分のイメージする以上の加速をしてくれる自転車。
そういうとファーナSLの方が操作しやすくて楽な分良い自転車のように聞こえますが・・・
バッカスSLはヴィーナスRS同様、ものすごくバネが良いので、コーナーリングに進入する直前にしっかりブレーキをかけてフロントに加重を移動します・・・
そうすると通常はフロントタイヤのグリップを中心に踏ん張って曲がるイメージなんですが、エヴァディオの2台はバネのようにしなって、感覚的には後輪が滑って回頭性が良くなっているような感じで、全体でクイックに曲がり・・・そして溜め込んだバネの力が、クリップポイントからペダルを踏み込んだ瞬間に加速をアシストしてくれて、まるでオーバーテイクボタンでも押したかのようなダッシュ力を体感できるのであります。
後輪のトラクションがしっかり働いているその走りは、まるでFR駆動のスポーツカーのような走りで、実際に乗って判る人は判るはずなんですが、まるでRX-7を運転しているような気分になれます。
なので乗っていて楽しいかどうかって話になると、圧倒的にエヴァディオの自転車は楽しいです。
そしてバッカスSLは全力でスプリントをしても、まだまだ走れる脚を残せます。
逆にファーナSLは反応が良い分反動も大きく、全力でスプリントを仕掛けたら、次のスプリントまでの回復に少なくとも3分は休憩が欲しい感じです。(それでもガチガチに硬いカーボンフレームよりは、全然楽過ぎるくらいですが・・・)
そういう訳でSL対決は好みで分かれるけど・・・
どちらも同じくらい魅力的な自転車である事が判明!
コストパフォーマンスと乗りやすさでいうなら『ファーナSL』しかありません!
ポテンシャルの高さと飽きない乗り味を求めるなら『バッカスSL』ってところでしょうか。
メーカーの特徴としても、コーダーブルームさんは初めてロードバイクを始める人に適した自転車作りを得意としており、今回も小学生から高校生までの若いライダーや女性ライダーには圧倒的な支持を受けていました。
しかも本来430mmサイズがピッタリと思われる女性が、465mmのファーナSLに試乗して・・・
「これにします!」って決められた時、普通ならそこで465mmのサイズを提供するじゃないですか?
しかしコーダーブルームさんは当店の意向(お客様の適性サイズじゃない自転車は絶対に売らない!)も考慮して、試乗会に用意していなかった430mmサイズを後日送ってきてくれまして、両方跨いで頂いて、フォームがしっくりくる方を選んでもらって下さい!という気の利かせようなんです。
本当に初心者のお客様にとっては非常にありがたい心遣いだと思います。
そしてエヴァディオさんは、乗り手の要望に応えてくれる自転車作りを得意としているので、ある程度乗り慣れた人が乗ったらその凄さが嫌でも伝わる・・・そんな自転車が特徴です。
2台目以降の購入を考えていて・・・尚且つ、自分の走りに応えてくれるような自転車が欲しいっていう人にはエヴァディオしかないでしょ?って感じですね。
特に今回エヴァディオさんの自転車に乗って、最も評価の高かったのがこのサドル!
プラスチックベースなので一見乗り心地が悪そうに見えるでしょ?
とんでもない!!
すごくしなやかで、ペダリングに合わせて変形してくれるので、サドルに太ももやお尻が引っかかるようなストレスはほとんど感じない!
恐るべき『自転車との一体感』を演出してくれる最強のスパイスです。
お陰様でこのサドルだけでもかなりの注文が入りました。
今のところカラーは24色用意しているそうなので、気になる方は当店まで!
そして余談ではございますが・・・
このヴィーナスRSのシートクランプですが・・・
黄色の車体に関してはどこかのショップさんで既に壊されたそうで、片方のねじ穴がバカになっていました。
MAX6.5ニュートンとは書いていますが、2点締めなので、左右それぞれ4ニュートンも締めれば十分です。
アホみたいに馬鹿力で締めたり、片側ばかり先に締めたり・・・といった素人みたいな締め方はしないようにご注意頂きたいものです。
2点締めの場合は左右交互にトルクをかける。4点締めの場合は対角線毎左右交互に・・・。
そして車のホイールや自転車のディスクローターのように、5点締めや6点締めの場合は対角線で星を描くように、何周かかけてトルクを上げていくものなのです。
そういう訳で試乗車を借りたショップさんは、必ず慣れたスタッフの方が監督の上で触るようにしてあげて下さい。
締め付けトルクが感覚で判らないようでしたら、必ずトルクレンチを用意して下さい!
少し話は反れましたが、ヴィーナスRSはやはり最高です!
今回の合同試乗会は終了しましたが、エヴァディオさんからヴィーナスRSの520mmサイズと、バッカスSLの500mmサイズを各1台、延長して試乗車をお借りしています。
正直ヴィーナスRSの520mmはトップチューブ長(水平換算)545mmあるので、僕には気持ち大きめで・・・
しかもヴィーナスはワンサイズ小さ目を選んだ方が、より走りに鋭さを感じたので・・・
身長175cm以下の人だったら、迷わず490mmサイズ(トップチューブ長525mm)を選び、ステムの長さやハンドルのリーチの長さ、シートピラーのオフセット量で微調整をしてもらえれば、十分セッティングはできると思います。
初期ロットはトータルで50本しか製作していないそうなので、ご予約はお早めに!
肝心な自転車の注文としてはコーダーブルームさんの自転車の方がご制約としては多かったのですが、エヴァディオさんも今回・・・バッカスSLを1本ご注文頂きまして・・・
更にはヴィーナスRS、バッカスSL、ペガサスの3車種とも、それぞれにご検討中のお客様が何人かおられるような状態です。
以前当店でバッカス01を製作したK林様もヴィーナスRSに乗って・・・
「あかん!これ欲しなったわ。こんな自転車反則やわ!」と大絶賛で、本気で購入を検討している模様。
大腿骨の骨折から退院したばかりのヒデさんも試乗会に駆けつけて・・・
自宅で既にローラー台でのリハビリを始めているとかで、今回も色々乗り比べてみた結果、「ファーナSLは素直に良い自転車だと感じましたが、それ以上にヴィーナスRSのポテンシャルの高さに驚きました。まだ本気で踏めない身体なのに、ここまで走れるなんて!」と大絶賛!
僕としては大手メーカーのフラッグシップバイクのインプレッションを差し置いて、コーダーブルームやエヴァディオのロードバイクの方が全然いい!特にヴィーナスRSは別格だ!と豪語してしまった以上、それが嘘では無い事を一人でも多くの方に感じて頂けてとても嬉しかったです。
まだ試乗した事のない方は、是非試乗車のあるうちに、この異次元の乗り味をお試し下さい!
2016年4月5日火曜日
3月26日(土)走行会・・・春の訪れを感じて・・・
この日はH川様と2人で出走。
H川様の希望で住吉霊園までの上りを目指す事に。
いつものようにウォーミングアップでシンズバーガーの付近まで上り、高羽交差点まで流す。
更に高羽交差点から御影山手の新神戸変電所前まで上って、住吉川沿いに上れる状態に身体を慣らしておく。
御影山手の壁です。
もちろん今回上ってきたのは・・・
こちら側からですが(笑)
僕のX-LIGHTの後輪タイヤの状態があまりよろしくないので、ハードなブレーキングをしたくないのですが・・・
来た道を戻るのは嫌いなので、御影の壁を下る事にしました。
いつタイヤがバーストするか判らないドキドキ感・・・
それを時速60km以上で下っている最中にって考えたら、更にスリリングで・・・
いやいや・・・今度こそタイヤ交換しておこう。(苦笑)
住吉川へ抜けるまでの道中、阪急御影駅の北側にある深田池の公園に提灯がぶら下がっているのが見えました。
「そうか~。そろそろ桜の季節かぁ~。」
と思って公園に入って見てみたのですが・・・
桜の花が開いていたのはこの木1本だけでした。
でも来週辺りは一気に満開なんでしょうね。
他はまだ花が開いていないので、公園全体を見渡すとまだまだ寂しい雰囲気ですが・・・
「来週はお花見サイクリングにしませんか?」とH川様。
「いいですね!是非そうしましょう!」
昨年は走行中に僕の前輪のハブが破損したので、花見はできたけどサイクリングはできなくて、参加した皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいました。
今年はたっぷりと桜を満喫したいものです。
そして住吉川沿いに上って霊園の上まで走りました。
途中赤塚橋交差点で赤信号に捕まった以外は、休む事無く一気に上り切りましたが・・・
H川様は僕から遅れる事1分足らずと大健闘。
しかも恐るべきはそれだけではありません。
僕が今回39T×21Tのギアに縛って余力を残すような走りをしたのに対して、H川様は・・・
H川様の希望で住吉霊園までの上りを目指す事に。
いつものようにウォーミングアップでシンズバーガーの付近まで上り、高羽交差点まで流す。
更に高羽交差点から御影山手の新神戸変電所前まで上って、住吉川沿いに上れる状態に身体を慣らしておく。
御影山手の壁です。
もちろん今回上ってきたのは・・・
こちら側からですが(笑)
僕のX-LIGHTの後輪タイヤの状態があまりよろしくないので、ハードなブレーキングをしたくないのですが・・・
来た道を戻るのは嫌いなので、御影の壁を下る事にしました。
いつタイヤがバーストするか判らないドキドキ感・・・
それを時速60km以上で下っている最中にって考えたら、更にスリリングで・・・
いやいや・・・今度こそタイヤ交換しておこう。(苦笑)
住吉川へ抜けるまでの道中、阪急御影駅の北側にある深田池の公園に提灯がぶら下がっているのが見えました。
「そうか~。そろそろ桜の季節かぁ~。」
と思って公園に入って見てみたのですが・・・
桜の花が開いていたのはこの木1本だけでした。
でも来週辺りは一気に満開なんでしょうね。
他はまだ花が開いていないので、公園全体を見渡すとまだまだ寂しい雰囲気ですが・・・
「来週はお花見サイクリングにしませんか?」とH川様。
「いいですね!是非そうしましょう!」
昨年は走行中に僕の前輪のハブが破損したので、花見はできたけどサイクリングはできなくて、参加した皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいました。
今年はたっぷりと桜を満喫したいものです。
そして住吉川沿いに上って霊園の上まで走りました。
途中赤塚橋交差点で赤信号に捕まった以外は、休む事無く一気に上り切りましたが・・・
H川様は僕から遅れる事1分足らずと大健闘。
しかも恐るべきはそれだけではありません。
僕が今回39T×21Tのギアに縛って余力を残すような走りをしたのに対して、H川様は・・・
34T×19Tのギアに縛って上ったそうで・・・
いくらフロントギアが34Tだとしてもリアが19Tって、住吉霊園の坂道ってそんなに緩くないですよね?
15%を超える斜面が所々にあるはずなんで・・・
段々とH川様が強くなっているのを、今回改めて感じました。
下りの途中で、ブレーキによるホイールとタイヤの熱を冷ましがてらドリンク休憩。
こんな新製品が出ていました。
思わず食いついてしまいましたが・・・少々粉っぽくてガッカリ・・・みたいな。
更にお店へ戻る最中・・・
新しくできたばかりのJR摩耶駅開業式の現場を横切る。
この周辺の人たちの多くにとって、駅の完成は嬉しいそうなのですが・・・
六甲道駅~摩耶駅~灘駅の区間って短過ぎない?
神戸電鉄の鈴蘭台駅~鈴蘭台西口駅~西鈴蘭台駅並みに間隔が狭過ぎるような。
駅のホームから次の駅が見えてますけど・・・って感じですね。
なぜ最近になって駅の数を増やしているのか・・・いまいち意図がわからないですけれど、周辺が少し明るくなったように感じます。
犯罪防止とかにつながればいいですよね!
それにしても道中、ゆきやなぎや菜の花など、4月の花が満開になっていまして・・・
本格的に春になったんだなぁ~って実感をした走行会でした。
Giro d’ Awaji(ジロ・デ・アワジ)さんより新メニューのご案内!
実は3月の3連休直前にまたまた当店へお越し頂いていて、新メニューをご案内下さいました。
今流行ですよね『ローストビーフ丼』!!
『ロコモコ』も時々無性に食べたくなりますねぇ~。
そしてまたまた嬉しい事に当店のお客様であれば『肉増しサービス』をしてくれるそうです!
ただし・・・
当店のブログを見て来ましたっておっしゃるお客様に関して、通常有料の洗車とボトル給水サービスを無料にして頂けるってところまではいいのですが・・・
さすがに『肉増しサービス』まで同じだと申し訳ございませんので・・・
基本的には当店で僕やスタッフの誰かと一緒に写った写メか、当店でお買い物をした際の領収書、或いは会員証を提示された方のみの特典とさせて頂こうかと思っています。
本日も淡路島に行ってご利用されるっていうお客様がおられましたので、今回は僕の方からジロ・デ・アワジさんへ電話連絡を入れさせて頂きましたが、基本的には判るものを提示の方向性でお願い致します!
僕もしばらく淡路島へ走りに行ってませんが・・・
行った時には是非両方食べようかと目論んでおります!
今流行ですよね『ローストビーフ丼』!!
『ロコモコ』も時々無性に食べたくなりますねぇ~。
そしてまたまた嬉しい事に当店のお客様であれば『肉増しサービス』をしてくれるそうです!
ただし・・・
当店のブログを見て来ましたっておっしゃるお客様に関して、通常有料の洗車とボトル給水サービスを無料にして頂けるってところまではいいのですが・・・
さすがに『肉増しサービス』まで同じだと申し訳ございませんので・・・
基本的には当店で僕やスタッフの誰かと一緒に写った写メか、当店でお買い物をした際の領収書、或いは会員証を提示された方のみの特典とさせて頂こうかと思っています。
本日も淡路島に行ってご利用されるっていうお客様がおられましたので、今回は僕の方からジロ・デ・アワジさんへ電話連絡を入れさせて頂きましたが、基本的には判るものを提示の方向性でお願い致します!
僕もしばらく淡路島へ走りに行ってませんが・・・
行った時には是非両方食べようかと目論んでおります!
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