2019年11月14日木曜日

今年初の奥穂高岳登山・・・その➀~若狭ソーシャルビジネスカレッジからの弾丸登山~

10月 5日(土)

この日は早朝から若狭に向けて出発。

5日~6日とソーシャルビジネスカレッジ。

前回は『若狭町海山地区をベースとした新規ビジネスを立ち上げるとしたらどんな事ができるか?』というテーマで、フィールドワークと事業計画のプランニングを参加者各自で行なったのですが、今回は再び原点に返る内容となりました。

『聞き書き』というのは皆さん解りますか?

調査や取材のように自分が聞いたり調べた内容を、自分の言葉や解釈でまとめるのとは違って、現地の人から聞いた話を、その人の人柄を理解したうえで、その人の言葉やニュアンスで伝える文章を書くことが聞き書きと言います。

80歳を過ぎた現地の農家のおじいちゃんからどんな話を聞きだして、それをどのように後世に伝えるか、また先人の想いを引き継いだ上でのビジネスを構築できるのか?

それが今回のテーマでした。

僕は『若狭に見る農業環境と生活環境の移り変わり』という、ありきたりのタイトルではございますが、82歳の石井さんから生まれ育った若狭町の変化について、事細かく教わり、ノートに書き記しました。

話が前後したり、大きく飛んでしまう事もあったので、あくまで石井さんの言葉で順序だてて編集し直し記事を書きました。

ここにはワードで作成したデータを添付できないので掲載はしませんが、若狭町でも時代背景に従って様々な農業や産業が生まれたり消えたりしたそうなんです。

言える事は棚田は美味しいお米を作るのに最適なので守っていきたい!という事と、ここでしか作れない特産物を継続して作って欲しいという事。

つまりは農業を継続してくれる若手が必要だとおっしゃっていました。

それも完全に従事しなくてもいい、週末だけでも若狭に通ってくれる人とか・・・他の仕事をメインにして、空いた時間だけ手伝ってくれてもいい・・・

そういう結論(ご希望)だったので、うまく労力を回せるシステムができれば、誰にでも気軽に農家の仕事ができるのかな?って思えたり。

僕の今後はそういう話も含めて若狭の魅力をどう引き出せるか?ってところにテーマがあるので、今回のソーシャルビジネスカレッジも興味深い話が聞けたと思っています。

で、夕方からノートに書き記した石井さんのお話をワードで書きまとめる。

どこまでも石井さんの想いや意思を尊重した内容で、石井さんの言葉として書く。

本当は翌日のお昼までに完成させて提出する事になっていたのですが、僕は夕食までには仕上げて提出しました。

その後豪華な夕食を参加した皆さんと楽しく語らいながら美味しく頂き・・・

21時までには湖上館パムコを出発して、いざ新穂高を目指します!

課題を提出したので、ソーシャルビジネスカレッジ2日目は出席しなくても大丈夫!


21:50に北鯖江のパーキングエリアに到着し、最初のトイレ休憩。

途中越前大野でたまには違う道を走ろうと思って、いつもと違うルートに入ったら、街灯も無く暗かったこともあって、珍しく道に迷ってしまいました。(汗)

ここのところ睡眠不足もあったので、目が霞んで夜間視力もままならない状態で、九頭竜湖を抜ける峠道を走っていて、生まれて初めて運転していて前が見えない事を怖いって感じました。

なので飛騨高山から平湯を経て奥飛騨温泉郷に向かう峠道も、これまで感じたことのない恐怖感の中走りました。

珍しく峠で煽ってくる車もいたりして、以前なら面白がって相手をしていたのですが、目が霞んでスピードに対して路面の変化を判断するのが間に合わなくて、本当にギリギリの感覚で走って何とか振り切った感じ。

おまけにRX-8は高回転を維持しながら走らないとトルクが無いので、インプレッサに比べたらビックリするくらい峠の上りは遅いのです。

10月 6日(日) 1:00

新平湯温泉の外れで真っ暗闇の中、ハイドレーションに奥飛騨の湧水を汲むために散歩。

ようやく奥飛騨温泉郷の栃尾温泉に到着した頃には集中力の消費が半端なくてクタクタでした。

取り急ぎ疲れを癒すために『荒神の湯』に浸かる。

ここはまだ学生の頃、当時のチームメイトとよく自転車のトレーニングや登山を兼ねて入りに来た温泉です。

約20年ぶりに入ったのですが熱くていい湯でした。

ただ夜中の2時と時間も時間なので、クマがうろついていないか心配でしたが、そのまま温泉で溺れそうなくらい疲れていたので、「もう出たら出たでどうでもいいや!」って感じで寛ぎました。

そこから新穂高温泉の駐車場まで移動して5時過ぎまで車中泊で2時間少々寝ました。


新穂高温泉に着いた途端に激しい雨が降ってきて不安だったのですが、5時29分に撮影した上の写真でも判るように、雨はいったん止んで落ち着いた状況です。

しかし雨で一気に気温が下った事もあり、山の方は霧が立ち込めている。

こんなコンディションで果たして奥穂高岳まで登れるんだろうか?


5:45『新穂高登山指導センター』(ビジターセンター)で登山計画書を書いて提出。

駐車場は相変わらず深山荘が満車で、ビジターセンター周辺も空いておらず、去年同様に鍋平駐車場に回される。(涙)

まあ去年の8月みたいに日帰りで縦走する計画とか、そんな無謀な登山ではないので、今回はのんびり行こうと思っている。


できるだけ下山道に近い駐車場に停めようと第7駐車場へ・・・

誰にも邪魔をされないように一番奥の角に駐車したのに、間も無く真横に黒いジュークに駐車されて左側に積んだ荷物を出しにくくされてしまった。(苦笑)

なんで他にも空いているのに、わざわざ隣に駐車するの?って思います。

しかも着替えもしたいっていうのに、それが男女のカップルで・・・

「これからフリチンになりますけどよろしいですか?」って大声で言って差し上げた方が良かったのでしょうか?(笑)

結局先にその人たちがスタートして立ち去るのを待っていたので、僕の出発が遅くなってしまった。


この日の為に購入したスポルティーバのボルダーXです。

大した慣らし履きもしていないので不安ではございましたが、今回はこの靴に頑張ってもらいます!


ここから完全に霧です!

恐怖感が増して面白くなりそうです。


下山道に入る手前の道路でモグラさんがお亡くなりになっていました。

北アルプスでモグラさんの遺体を見るのは2度目ですが、なんでわざわざ外に出てきて亡くなるんでしょうね?


そして霧の中ビジターセンターまで下って行きます。

もちろん僕以外に歩いている人はいません。

大半の方はしらかば平駅でロープウェイの運行時間待ちです。

僕は今回も単独行です!


20分ほど下ってようやくビジターセンターに戻ってきました。

クマ出没注意の看板はこの辺りではどこにでも貼っています。


「はあ?何で今空いてるの?」

ビジターセンター前の駐車場がオープンしました。

まだ6:50なんですけど。

鍋平に行った分の時間がもったいないですよね?

ただこの辺りの駐車場は24時間自由に出入りできる駐車場ばかりではないので、利用の際は営業時間に注意して欲しい。


そして新穂高第1駐車場の右側が登山口です。

白出沢経由で奥穂高岳を目指す人や、槍平経由で南岳や槍ヶ岳を目指す人はここからスタートとなります。

槍ヶ岳登山の場合は上高地から槍沢経由で登るか、ここから登るルートが入門者向けルートとなっています。

と言っても、槍ヶ岳までの最後の登り(千丈沢乗越分岐から)はどっちのルートで登っても険しいですけどね。

そして奥穂高に登る白出沢は言わずと知れた急登なので、なんで「もう二度と歩きたくない!」って言っていた登山道を、わざわざまた登ろうと思ったのか?

自分でも謎なんですよね。

次登ったら少しは楽に感じたりしないのかなぁ?って単純にその程度の動機です。

スタート時間は7:05!

さあ今回の登山は成功するのでしょうか?

次回お楽しみに!

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