2016年10月18日火曜日

北アルプスチャレンジ!・・・その2 『雨天決行となった北アルプス登山』


あろう事か2度寝して目が覚めたのが7:00だった!
 
そういう時の動きって恐ろしく速いですよね。(笑)
 
7時15分には朝食バイキングを選んで席に着いていました。
 
「信濃大町からJRに乗るんだったら、もう終わっていたなぁ~。」と思うとドキドキします。
 
周りのファミリー客やカップルは、一人でご飯を食べている僕がそんなに珍しいんですかねぇ~。
 
たまには一人もいいですよ!気楽で・・・(笑)
 
8:00過ぎにはチェックアウトできたけど、荷物が多いので車まで運ぶのが大変でした。
 
夜のうちに必要のない荷物を先にトランクへぶち込んでおけば良かったと後悔。
 
とりあえず宇奈月温泉での宿泊が無くなったので、余計な着替えやタオルなどはリュックから出しておいても問題はなかったのですが、天気が更に悪くなっていたので、一眼レフカメラをどうしようか・・・
 
あとプロテクターはリュックに収まりましたが、ヘルメットが入らなくて取り付け場所に頭を悩ます。
 
大き目のリュックを借りていたのですが、それでもギリギリのサイズで・・・
 
だからといって、これ以上大きなリュックだと歩くのが疲れるし、予定通りに水平歩道を歩く事になっていたら、間違いなく邪魔になっていたはず。
 
モンベルさんでも言ってましたが、水平歩道では大きいリュックが邪魔になるばかりか、生死に関わる場合もあるのだと教えて頂きました。
 
いくら備えあれば憂い無しと言っても、岩やワイヤーに引っかかる要素や可能性を、無理して増やす行為というのはリスクに他ならない!といった理由です。
 
まあ欅平まで行ってもデメリットしかない状況になった事は、ある意味純粋に北アルプスの登山を満喫できるし、八方尾根からのルートなら遭難するリスクも少ないので、幾分か気楽なスタートとなりました。
 
 
雨が更に強くなって・・・木崎湖周辺の雲(霧)も、更に深みを増している。
 
八方第2駐車場に着いたらもう9:00でした。
 
そこからゴンドラ乗り場までは、15分くらい歩くので急いで向かったのですが・・・
 
痛恨の忘れ物!
 
まさかの財布を忘れてまた駐車場まで逆戻り!
 
大粒の雨がしとしと降っている中でこれをやると、本当にモチベーションが下がりますよね!(笑)
 
八方第2駐車場から西へ行くと咲花ゲレンデ(和田野の森)方面への分かれ道がありますが、それを右手に見ながら名木山ゲレンデ方面へ歩く。
 
最近めっきり(スキーを)滑りに来ていないから、標識を見ながら進まないと道に迷いそうだ。
 
僕が八方尾根に通っていた頃の定宿は和田野の森の『樅の木ホテル』ですが、朝一に山頂まで登って、ゲレンデの混まないうちにリーゼングラード~うさぎ平~リーゼンスラロームを、一気滑りしたい時なんかは、部屋が狭くて壁が薄いのが好きになれなかったけど・・・ゴンドラ駅前の『モンシャトル北城』(外見だけはお洒落で可愛らしい!)を利用する事が多かった。
 
僕の父親は名木山ゲレンデまで徒歩3分、ゴンドラのある白樺ゲレンデまで徒歩7分の『グレース白馬』が定宿でしたが、このホテルが道標になるのはこの歳になってもちゃんと覚えていました。
 
グレース白馬前を通過して橋を渡ったらすぐに右折。
 
真っ直ぐ行くと名木山ゲレンデなので、間違えずに右折し、川沿いに緩やかな坂道を上って行くと、右手にモンシャトルが見えてくるので、その向かい側・・・左手にゴンドラ『アダム』の駅がある。
 
冬季は地下乾燥室から上れたはずですが、夏季は『カフェ・ドゥ・4260』の奥から回り込まないとダメなので、リュックサックを背負って歩くと、たかだか15分程度の道程でも地味に疲れます(笑)
 
 
 
 
そしてゴンドラ&リフト(往復)のチケットを購入後、登山者カード(登山計画書)を記入しないと八方池よりも先のエリアへは踏み込んではいけないルールになっています。
 
しかしここでまた悩んでしまう。
 
欅平まで下山しない代わりに危険なルートを満喫したい願望があって・・・
 
唐松岳山荘まで登ってから北へ進むか、南へ進むか・・・
 
そんなのは登ってから気分で決めたかった。(初めてだからどっちに行っても構わないって気分)
 
しかし万が一の事を考えると・・・
 
嘘は絶対に書けないよね?
 
なので今回は、僕の好奇心を掻き立てて止まない『不帰ノ嶮(かえらずのつるぎ)』を歩きたくて、目的地は『不帰キレット』にしました。
 
まあ天気も悪いし、リフトの営業時間次第では不帰ノ嶮の2峰北峰(垂直の崖を下って更に鎖場のルートに続く箇所)まで行けるかどうかって感じです。
 
地図上では八方池山荘~唐松岳山荘の距離の半分しかないのに、唐松岳山荘~不帰キレットまでのコースタイムは、行きが2時間30分で帰りが3時間15分となっている。
 
ちなみに登山地図上では八方池山荘~唐松岳山荘までは、行きが3時間30分で帰りが2時間20分となっているので、その時間を真に受けるのであれば、どこかの山荘で1泊して下さい!って話になる。
 
 
 
いやいや・・・僕はまだまだノンビリと登山ライフを満喫できる身分ではありませんので、どこまでも弾丸スケジュールで楽しめるルートじゃないと厳しい訳で・・・
 
人が3時間かかるって言うのであれば、僕は2時間で歩けば何とかなるルートもあるじゃないか!
 
根本的に登山マップの時間よりも早く歩けなければ、そもそも今回の計画自体が最初から不可能って意味になる。
 
八方池山荘から八方池まで・・・通常は行きが1時間かかるルートとなっているが、過去に写真撮影で何度か訪れた際は、いずれも服装はジーパンだったが、(ほぼトレイルラン状態で)20分~25分で登っている。
 
カメラ以外の荷物がなくて・・・しかも天候も良く、当時の僕は今よりも体重は軽いし、まだ100m走を11秒くらいで走れていた頃だった。
 
今回は雨で台風も接近していて・・・そして僕は体重も増えたし、以前ほど身軽に動けない。リュックサックも背負っている。
 
このハンディキャップがどう影響するのだろう?
 
一応「最悪の場合唐松岳山頂で判断して引き返します。」と記入。
 
所持品にはプロテクターにヘルメットにヘッドライト、サプリメント・・・
 
クマ避けの催涙スプレーとメタルナックル付きのグローブは車に置いてきました。
 
まさか八方池から唐松岳までの区間に林が点在するなんて、思ってもいなかったので・・・(汗)
 
 
そんな事をあれこれ考えながらゴンドラに乗る。
 
視界が50~100m程である。
 
 
まあでも・・・このくらいの視界だったら、それぼど恐くはない。
 
クマに遭遇した時にさえ冷静さを忘れなければ、遭難する事もないだろう。
 
 
うさぎ平では本当に野うさぎを発見してテンションが上がりましたが、右手の黒菱ゲレンデを見た瞬間、気持ちが萎える。(笑)
 
子供の頃から八方尾根には慣れ親しんでいますが、未だに黒菱ゲレンデが恐くて滑れない。
 
これでもスキーのインストラクターも経験しているんですけどねぇ。
 
黒菱ゲレンデのコブだらけの急斜面を見たら足がすくんでしまいます。
 
 
基本的に白馬のスキー場は、どこもコブ斜面が難しいと感じるのは僕だけでしょうか?
 
午後に入って雪がザラメ砂糖状態になってからのコブとか、どうしようもなく凶悪ですよね?(笑)
 
写真はリーゼングラードのリフトですが、ここの斜面は景色が最高で、序盤の緩斜面区間を通過してから、バンジージャンプでもする気持ちで、思い切って急斜面に身を投げる事ができる。
 
僕の一番好きな場所なんですよ。
 
間も無く八方尾根スキー場の山頂、八方池山荘に到着!
 
 
時間は10:00になりました。
 
帰りのリフトは最終が16:30です。
 
 
 
滞在時間6時間半!
 
 
 
僕のイメージではギリギリ『不帰キレット』まで行って帰って来れそうな・・・
 
ちなみに僕の性格の一番厄介なところは、こういうギリギリのチャレンジをつい実行したくなるところなんです。
 
唐松岳山荘から下山してきたパーティを見ると、若干心細くはありましたが・・・(笑)
 
さあこれからどんな登山が楽しめるのか・・・
 
次回・・・請うご期待!

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