2016年2月20日土曜日

2月 6日(土)走行会・・・ピクニック気分がまさかの・・・

この日も相変わらず僕のモチベーションは低くて・・・

自転車に乗るどころか見るのも嫌なくらいだったのですが・・・

出勤してみるとK田様と西宮の高校生コンビが来ているではないか!

「何なんだこの・・・手を抜けるなんて思うなよ!的な状況は?」(笑)

間も無くヒデさんも合流し、5名で出走。

「無意味かも知れませんが・・・どこを走りたいですか?」

「空港島以外でお願いします!」とK田様。

「やはりそうきましたか・・・。」

まあモチベーションが低いと言っても、一旦自転車にまたがって、ペダルのクリートをバチッとはめてしまったら、何となく走るモードにはなってくれるもので・・・

それでもこの日はしばらくルートを迷いながら、フラフラ~っと西側方面へ進路を向ける。

ずっと海沿いを走ってきたのに、ハーバーランドから突然進路を北へ90度変える。

僕の気まぐれルートがほぼ決まってきました。

烏原水源地を上って・・・鵯越駅を通過して、ひよどり霊園の中を抜けてしあわせの村まで走り・・・

そこから先はまた気まぐれで考えてみようかな~って感じで進む。

すると大倉山付近で異変が・・・

T口君が「A部君が遅れています!」と叫ぶ。

どうやらA部君のアルテグラDi2のリアディレーラーが不調で・・・

トップギアから戻せない状態になったとかで、坂道が重くて上れないのである。

「すみません!こないだリアディレーラーが壊れて、オークションで中古を買ってつけたんですけど・・・。」

どうやら程度の悪い不良品を掴まされた模様(汗)

ヤフオクも大概ですが、メルカリとか粗悪品を平気で出品していたり、ジャンク品の説明が無かったりする出品もあるので・・・

そういうので部品や自転車を購入するのは、正直オススメできませんね。

そうはいってもA部君の素晴らしいと思えるところは、ジャンク品でも工夫をして何とか使えるように努力する精神を持っている事なので、そこは相変わらず目を見張るものがございます。

「どうする?坂道きつそうか?」

「いや・・・なんとかするんで大丈夫です!」

なんてポジティブなんだろう!

実際しばらく大倉山公園で自転車の調子を戻せないか見てたんですけど・・・

そもそもリアディレーラのプーリーケージが捻じれている時点で、深刻なギアトラブルを起こして取り外したパーツである事は明白。

そんなものをオークションにて、何食わぬ顔で出品する人が多いというのは、ある意味社会問題なんじゃないのか?とさえ思える。

ヤフオクとかメルカリとか・・・責任問題には一切ノータッチのくせに、システム料金だけはたっぷり差し引きされるっていうのがどうにもいけ好かない。

Di2のケーブルの断線及び接触不良なのか、ディレーラー本体のダメージによるエラーなのか・・・

こういうのが嫌で僕はDi2が好きではないんですけどね。

とりあえず時々機嫌が良くなって動くらしいので、様子をみながら走ることに。

家庭裁判所前を西へ抜けて烏原水源地へ上る激坂までやってきました。

A部君は必死にインナートップでもがくものの・・・

3分の1ほど上った辺りで敢え無く力尽きる。

そしてK田様のアタックにT口君が反応し、僕とヒデさんも喰らいつく。

しかし何度上っても強烈な激坂だ。

途中で自転車を降りたA部君は駆け足で、自転車を押しながら登ってきました。

「A部君、そんなに走らなくても・・・ゆっくり歩いておいでよ。」

この調子だとひよどり霊園は難しいだろうなぁ~って思ったので・・・

「ルートを変更して、今まで自転車で走った事の無い道を進みます!なので気張らずリラックスで楽しみましょう!」

そのまま水源地の湖畔を抜けて・・・石井川上流を目指す。

鵯越を過ぎて廃駅になっている神戸電鉄の菊水山駅の手前まで来ると、鈴蘭台処理場(下水処理場)があるので、そこの正門前の坂道がちょっと強烈なだけで、あとは何とか走れそう・・・

A部君なら大丈夫・・・

そんな道を進んでみました。

処理場を抜けると階段やハイキング道になるので、担いだり押したりしながら進みます。


ハイカーの方々もビックリしていましたが、我々は自転車を担いでビンディングシューズのままハイキング道を歩きました。


これは廃駅になった菊水山駅です。

もともと無人駅でしたが、子供の頃は祖母とここへよく山菜狩りの為に訪れていました。

夏場はマムシが多い地域なので要注意です!

菊水山駅を過ぎてしばらく歩くと、道が二手に分かれます。

六甲山系全山縦走路と石井ダム方面のいずれかに進む事になります。

我々の今回の目的地は石井ダムなので左へ進みます。

全縦路へ進むと菊水山山頂まで延々と階段を上る羽目になります。

段差が高い上に道が狭いので、自転車を担ぎながら上るのは骨が折れるし、行き交うハイカーにもご迷惑をかけてしまいます。

分岐点から間も無く石井ダムが姿を現します!


結構立派なダムなんですね。

そしてダムの向こうの世界へ進むためには・・・


あの見るからに溜息のでそうな階段を上らなくちゃいけないようです。


自転車を担ぎながらなので疲れが倍増します。


途中で休んでいたら神鉄が走っています。

撮り鉄の人がいたら喜びそう!


いやぁ~結構な高さを登りましたよ!


自転車で坂道を走らせたら元気なK田様も、自転車を担いで階段を上り続けるのは辛そうでした。


もう菊水山ゴルフ場の、クラブハウスくらいの標高までは登ったんじゃないでしょうか?


これがダムの上。

向こうにも道がありますが・・・どこかに繋がっているのかな?


ダムの管理事務所でしょうか?

一見カフェなんかもありそうな雰囲気です。

ダムカードも貰えるそうなんですが・・・

全国のダムカードを集めているダムダム団的には、ここは車で来るにも一般車の乗り入れ禁止ですし・・・

徒歩で?いや・・・神戸市民でさえ道を知らないのに無理でしょ?

そうなるとここはある意味、コンプリートを簡単にさせない為の難所の1つなんでしょうか?

石井ダムのダムカード・・・それこそヤフオクで高く売れそう!(僕はやらないけど・・・)


ここのダムは大雨の際に洪水を防いで調整する為のダムらしいので、普段は貯水量が少なく、下には遊歩道も見えます。

この日は下の道を走ってみました!


下の道から石井ダム方面を望む。

大雨が降ったらここは湖底になるそうです。

どのくらい水位が上がるかって?


橋脚のシミを見れば想像がつきますね。

この先で上の道と合流し、鈴蘭台方面へ続きます。

途中、トンネルから神鉄が出てくるタイミングに遭いました!

これはやはり撮り鉄が大興奮しそうなルートです。

是非H田様をご案内してみたい!


こんな感じで神鉄の車庫の横に出てきます。


この先の住宅街を抜けますと鈴蘭台駅周辺になります。

我々は鈴蘭台東町の激坂を上り・・・

本当は鈴蘭台高校方面へ抜けて、水呑交差点から有馬街道を下る予定でいました。

ところが住宅街の中で、僕がついT字交差点を反対へ曲がってしまった事で、この後運命は大きく変わってしまいました。

有馬街道の鈴蘭台東口交差点へ下る途中で、まさかの落車が発生!

よりによってヒデさんの単独落車でした。

ここの道は車でも難しい、強烈な逆バンク(外側へ傾斜のついた)ヘアピンの為、アンダーステアが出やすいんです。

僕もここは侵入から切り返しのタイミングや角度を、慎重に見極めながら走っていますが、初心者の人だと走行ラインを考える前に恐怖しか感じない・・・そんなカーブなんです。

ヒデさんがここの道についての予備知識がないまま走っていたのであれば、進入からヘアピンのインについてしまい、強烈な逆バンクに戸惑った時には、既にライン取りの修正が出来ない状況だった可能性は高く・・・

比較的ゆっくりの速度で走った事を踏まえると、これまた逆に落車時の衝撃が大きくなったのではないかと推測されます。

最後尾を走っていた高校生コンビの証言によると、スライディングに近い感じで転倒したとの事でした。

車通りも多く危険な場所なので、ヒデさんに「路肩へ移動しましょうか?手を貸しますよ!」って声を掛けたのですが、「いや・・・無理です、動かさないで下さい。」と返されてしまい・・・

これは確実に骨折だって思いました。

僕はK田様に救急車を呼んで頂くようお願いし、単独下山して車を取りにHAT神戸を目指しました。

ヒデさんが骨折してまで庇ったC40(自転車)を回収に戻る為です。

しかし有馬街道の下りで、久々に70km/hオーバーで本気で下っていたら、旧道のブラインドコーナーで危うく神鉄バスと正面衝突になるところで、少し肝を冷やしました。

一瞬「(確実に)死んだ!」って思った程で、さすがに僕も焦って急ぎ過ぎたのかも知れません。

相対速度が100kmを超えていたと考えると、目一杯インベタのラインを走ってなかったら、今頃僕は間違いなく人か肉の塊か見分けがつかないくらいグチャグチャになっていたでしょう。

とりあえず車に乗り換えて鈴蘭台に戻った頃には、ヒデさんは既に搬送された後でして・・・

C40を車に積んだあと、4人でヒデさんの搬送先の病院まで向かいました。

結果ヒデさんは大腿骨骨折の重傷で、3~4週間の入院が必要なうえ、近日中にチタン製の金具を大腿部に埋め込む手術をするって話を聞きました。

ショックでした。

命は無事で、完治すれば自転車にも乗れます。

しかし自分の間違えて選んだルートのせいでこんな事態になってしまい、どうしようもないショックを受けました。

自分が大腿骨を折ったら?

きっとショックで狂い死にするかも知れません。

なのでヒデさんを元気付けるように振舞う事しか出来なくて情けなかったです。

ヒデさんもショックで戸惑っていて、とても悔しそうでした。

それにしても高校生コンビには助けられました。ヒデさんの安全を確保する為、車の誘導をしたりと、よく動いてくれました。

また、後日走行会やしまなみ海道を一緒に走った仲間、以前のチームメイトなど、それぞれがお見舞いに行って下さったおかげで元気になったヒデさんは、無事手術も終えてリハビリを頑張っておられます。

2ヶ月後には自転車に乗る!そんな目標で頑張っているようで、本当に良かったです。

僕も自転車の安全講習会を終えた翌日の事故だったので、本当にショックでしたが、早くまた回復したヒデさんと走りたいと願っております。

皆さんも路面の変化には十分お気をつけて走って下さい!

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