年内で最後の展示会です。
おおかた来年度2016年モデルは発表が終わり、早いものはとっくに入荷しています。
当店でもコーダーブルームのニューモデルは既に何台か売れている状況です。
ラピエールのニューモデルも、卸の方には徐々に入荷してきているので、そろそろ注文しないと初期ロットの在庫が無くなったら、次は2月か3月あたりまで買えなくなる可能性があります。
当店の在庫として持っておきたいところでもありますが、自転車屋は冬場を乗り切るのが大変な業種でもあるので、下手に在庫を抱え込めないという悩みもあります。
なので今回の展示会へは、確実に売れそうな自転車を探しに行ったのでした。
まずは大阪城公園の展示ホールへ・・・
こちらはブリヂストンサイクルの展示会です!
パナソニックみたいな色使いの電動車ですね。
今回のブリヂストンは人気色はそのままで、新色は攻めている印象でした。
柔らかくて明るいカラーリングが増えた感じですね。
そしてこちらは新型の6.6Ahバッテリー搭載の、廉価モデルです。
電動アシスト自転車が10万円超えるのは当たり前の話なんですけど、値段でしか物を判断できない消費者はまだまだ多いものですから、これならどうだ!とラインナップしたそうです。
まあリチウムイオンバッテリーで6.6Ahあれば、ニッケル水素バッテリーの2.9Ahに比べても、3倍くらいは距離も走れますし、廉価とはいえ坂道でも十分パワーのある走りはできます。
難点は電動のスイッチが旧型と同じで、バッテリ残量を数値で確認できない簡易的な物であるという事ですね。
バッテリ残量が10%を割ってから充電・・・とかいった類の、バッテリーを長持ちさせる使い方をするには、少々アバウトな仕様になっています。
クエロにも明るいカラーが加わりました。
最近グリーンやイエローが人気ですからね~。
写真ピンボケしちゃいましたが、マークローザミニの折り畳み仕様です!
変な折り畳み自転車を新しく開発するよりも、こっちの方が確実です。
マークローザの人気は相変わらず高いので。
オルディナとシルヴァのコーナーですが・・・何やらチェレステグリーンを改良したような、ミント系のカラーが多くない?
確かにその方が売れるけど・・・複雑。
手前のブルー&イエローのオルディナはテイストが90年代ですね。
流行の輪廻ってやつを狙った感じですかね。
しかし・・・どうでもいい話かも知れないけど、クランクの向きを統一して欲しかったなぁ~。
自転車を見せる(魅せる)側の心得としては、クランクの向き(位置)がバラバラである事を美しくないと、意識した方がいいような気がするのは僕だけじゃないと思います。
写真撮影でも一番気にしないといけないポイントですが、チェーンリング側のクランクがシートチューブの延長上に、下へ降ろした位置にするのか、或いは自転車の進行方向側へ水平にするのが一般的なクランク位置で、写真は右側から撮るのが基本とされています。
以前元芸人だった自転車泥棒がネットオークションをきっかけに捕まった時は、その出品者が出品している自転車のすごさの割りに、あまりにも自転車の扱いがなっていないって事を閲覧者が不審に思った事から事件へ結びつくきっかけになったそうです。
要するに撮影の向きとかクランクの位置とか、統一感がないとか・・・本当に自転車に対する愛のある出品者だったら、これは有り得ない・・・と、違和感を覚えた事から逮捕に繋がった訳ですね。
そういった一種のマニア的なこだわりが、自転車においてもまことしやかに浸透している訳で・・・
元々自転車が好きで業界に入った人じゃなかったにしても、ここだけは押さえておいて頂きたいポイントですね。
この新色のステップクルーズは前者のクランク位置になってます。
僕はこっちが好みです。
それはそうとステップクルーズから、従来の電動アシストモデルが消えました。
どうしても頑丈なフレームとMTB規格のホイール&タイヤってなると、車重が重くなるので、バッテリーの持ちは他のモデルより劣ってしまいます。
デザインの良さだけでは売上をカバーできないといった結論に至ったのかも知れません。
でもこの自転車はフレームがしっかりしているので、電動アシストが無くても普通に乗りやすいです。
これまた人気のカジュナです。
新色が綺麗だな~って思っていたらクランクの位置が・・・
あと個人的にいいなぁ~って思った自転車がこちらです。
トレンディ・・・って、口に出して言うのも恥ずかしくなるような名前ですが、フレームラグの形状とか見て下さい!
リブが付いたような異形ラグです。
一般車とは思えないようなフレームのこだわりです。
上尾(あげお)式ダイキャストだかなんだか・・・フレームの品質保証が6年って言うんだから、相当な自信作かと思われます。
1万円するかしないかの、よく判らない自転車を買って1年やそこらで乗り潰すんだったら、4万円くらい出してこんな自転車を5~10年くらい乗り続けた方が経済的ですよね?
しかしトレンディかぁ・・・ネーミング、もう少しどうにかひねれなかったのでしょうか?
でも・・・このモデルだけ限定で、CMに石田純一さんを起用するのなら・・・有りかも。(笑)
ノルコグシリーズで、フレーム形状や素材のバリエーションが多過ぎて、覚えるのが面倒くさい!って思っていたら、新しいネームに変わって出てきたのはいい!
しかし結局同じスクリッジでフレーム形状によってアルミフレームだったり、鉄フレームだったり・・・
フレーム素材の違いがあるのにモデル名を一緒にするのは、ぶっ飛び過ぎじゃないのだろうか?
だったらノルコグのままでよかったような。
ロゴを新しく作り直すだけでも余計な経費がかかるでしょ?
どうも今回は愚痴ばっかり書いているような気がしてきました。(汗)
それでも今回のブリヂストンサイクルに関しては、カラーリングで頑張っているのがすごく感じられました。
そして特価販売品として・・・L型ではありますが、ミントアクアのトレンディを1台と、あとクローバーグリーンのエコロC型を仕入れました。
そして中百舌鳥まで移動・・・
次はサカモトテクノの展示会です。
いきなりブリヂストンのステップクルーズによく似た自転車が!
ステップクルーズほどごつくない感じで、上手く作っていますね。
ホイールやタイヤは通常の一般車規格ですが、嬉しいポイントはフロントバスケット(前カゴ)です!
ステップクルーズは底面積の広いカゴで、通勤通学で使うユーザーに喜ばれているのですが、カゴの深さは結構浅いんですよ。
かばんがはみ出すような人なら浅いカゴの方が便利ですが、かばんが跳ねて困るとか、引ったくりを懸念する人にはこちらの自転車のように、カゴが深い方が喜ばれますね。
こちらはカジュナを意識したようなフレームのモデルです。
カラーリングやデザインはブリヂストンに軍配があがりますが、20代後半より上の世代ならこちらの方が落ち着いていていいと感じるかも知れません。
逆にサカモトテクノの自転車で、若い女性にオススメしたいと思える自転車はこれですかねぇ。
またぎやすいフレームにマット調の落ち着いたデザイン。
これで変速とオートライト付きの仕様があったら、僕は迷わず仕入れていたかも。
そしてこちらもお洒落な自転車です。
フロントバスケットの底に木の板を張っています。
腐食しにくい加工を施しているので、雨ざらしの保管でなければそこそこ長持ちはしそうです。
そしてリアキャリアに木の板を張っているモデルも・・・
こちらはフレームのネームプレートにも木を使っています。
こういうテイスト好きです!
しかし・・・これがまたシングルギアばかりで・・・
内装3~5段変速仕様のモデルを追加希望します!
そしてサカモトテクノも年々塗装に力をつけてきているメーカーですが・・・
特にダークブルー系やパープル系のメタリック色が好きです。
どうしても原色系やパステル系のカラーは、日焼けに弱いイメージがまだあるのですが、このメタリックならそれほど心配はしなくていい感じです。
こちらのモデルにもメタリックブルーが・・・
WRC(世界ラリー選手権)で活躍していた頃の、スバル・インプレッサが好きで好きでたまらない僕としては、メタリックブルーが綺麗なフレームをつい贔屓してしまいたくなります。
ターンの折り畳み自転車を意識したようなモデル。
このモデルのブルーは、少し明るいけど好みの色です。
他にもこんなカラーがラインナップしています。
こちらは背の低い女性にも乗りやすい、ミキストフレームを採用した入門者向けクロスバイク。
オレンジも捨てがたいが、パープルが綺麗過ぎて・・・予約入れちゃいました!
ホイールのリムもフレームと同じカラーに塗装しています。
そしてロードバイクもどきと言うべきか・・・
ドロップハンドルに憧れるけど、予算が無くて買えないっていう人にピッタリの、入門者向けスポーツ車がありました。
当店にもそういったニーズの来店者様が少なからずおられますので・・・
ブラック&ミントグリーンの方を1台注文しました。
まあ形だけで満足される方には、お洒落なカラーリングですし、これでも十分だと思います。
とまあこんな感じで今年の展示会巡りは終了致しました!
これまで紹介した自転車に限らず、来年度モデルで気になる自転車がございましたら、いつでも当店へご相談にお越し下さいませ!
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