更新が遅かった記事を消化したいと思います。
3月 4日
万博記念公園で開催のサイクルモードに行ってきました。
この日は名古屋から来たピナイさんと合流・・・久々の再会でした。
それにしても相変わらず入場待ちが大変でした。
S藤様はず~っと欲しい!欲しい!と言っていたサーベロのS3に、ようやく試乗する事ができて嬉しそうです。
サーベロの難点はフレームサイズが身長160cm以上なければ乗れるサイズが無いって事。
東商会さんではサーベロのジオメトリーだと150cm以上あれば乗れるとおっしゃっていますが、正直言ってフレームのポテンシャルを引き出すのは困難。
結果的に宝の持ち腐れになってしまいます。
それはS藤様も乗ってみて実感されたそうです。
弱虫ペダルの新開隼人君が大好きなS藤様としては、S3に乗って今よりも快適に速く走れる予感が欲しかったと思うのですが、自転車はフレームサイズとポジショニングが、自分の身体に合っていないと性能を引き出せないし、気持ちよく走れないものなんです。
僕は最初にコルナゴ・コンセプトを試乗。
当時話題の新型でしたが期待ほどでもなかったというか・・・
この自転車をどう乗ったら速く、そして気持ちよく走れるの?って問い合わせたいくらい酷かった。
装備しているパーツを見たら判るように、R9100デュラエースにカーボンディープリムのアルテミスですよ!
この状態で軽く100万円超えの自転車なのに、踏み出しは引きずるような重さだし、反応ももっさりしているし、本当にどんな人がこの自転車に乗ったら速く走れるのか知りたいくらいでした。
コルナゴはC60が良く出来過ぎて、他にカーボンバイクを作る意味が全く感じられないというのが、僕の正直な見解です。
C60は異次元過ぎる自転車です。
C59の時点でほぼ完成されていましたが、唯一無二の自転車だと断言できます。
どのメーカーの自転車もC60には全く歯が立たないでしょう。
今回一緒に参加したメンバーでC60に乗った人は、全員「あれは別格ですね。」という結論です。
そんなコルナゴだけに残念な作品だと感じました。
で次に乗ったのがこれ。
GIANTはフラッグシップモデルを試乗車として出して来ないので、プロぺルの真髄をこのモデルでは十分に理解できたとは思えないけど・・・
最近はどうもエアロロードなるジャンルが流行っているみたいですが、何をもってエアロなの?というのが率直な疑問である。
ファッションと同じで、流行り廃りで自転車を作っているのが顕著だなぁ~というか・・・
エアロロードだけど、TTバイクとは違う。
何この中途半端感?
結局プロペルSLR2に関しては、コンセプトに乗った後だったから、非常に楽に走れる気分にはなったものの、やはりGIANTの自転車というのはどこまで行っても『普通』なんですよね。
癖が無くてまとまり過ぎた感じ。
初めてロードバイクを購入する初心者には良いけど、2台目以降で購入するにはちょっと物足りなさを感じてしまうのが否めない。
是非次回はGIANTが本気で作ったフラッグシップに乗ってみたいなぁ。
エアロロードついでに僕もサーベロのS3に久々に乗ってみようと思って東商会のテントへ・・・
しかし東商会は相変わらず試乗車の競争率が高い!
僕が乗ったのはS3のディスクブレーキ仕様。
結論としては普通のS3の方が良かった!
やはりディスクブレーキが装着される分、フレームの剛性バランスが若干違ってくるのかなぁ?
こちらはあんまり軽快には走れなかったですね。
サーベロは良い自転車ですが価格が高いのと・・・
Sシリーズは乗りやすいけどトップスピードの伸びがちょっと頭打ちなのと、Rシリーズは玄人向きというか、乗りこなすのが非常に難しい自転車なので、初心者にはオススメしにくい自転車だと思います。
乗る人を選ぶ自転車だと言えば解りやすいでしょうか?
僕も好きなメーカーではあるのですが、如何せん当店のような初心者の来店が多い店舗では、売りにくい自転車ですので、なかなか販売実績を伸ばせません。
次はコーダーブルームのファーナ・アルチメイトに乗ってみました。
当店でも大人気のコーダーブルームのフラッグシップバイクです!
滅茶苦茶期待して乗りました。
あまりにも期待し過ぎたのが悪かったのか・・・
ちょっとサドルが低かったのが悪かったのか・・・
ホイールの剛性不足が原因なのか・・・
ポテンシャルを引き出せない事にフラストレーションさえ感じる自転車でした。
一体どこに向かいたいのだろう?
ファーナSLが優秀過ぎて、逆に謎なんです。
僕の脚がチープになり過ぎたのかなぁ?
現行モデルでいうところのファーナ5800Sはすごく良いです!
ロングライドが楽しくなるくらい楽ちんです。
その上のファーナPROは、乗り慣れたら面白そう!って予感を感じさせてくれますが、やはりカーボンのしなりと戻りが妙に硬いからなのか、リズムが合わないと重く感じてしまう。
アルチメイトはそれ以上に難しい。
「何これ?巨人の星の大リーグボール養成ギブスか?」って言いたくなるくらい、乗るのが試練に思えてしまう感じです。
逆に体重の軽い人が乗ったら乗りやすく感じるとか?
僕もかなり体力が落ちているので、以前のようなガチガチの硬いフレームは乗りこなせません。
これに関しては色々と試乗した人の意見を聞いてみたいですね。
自分の感覚をリセットする為に、ここでヴィーナスRSに乗る。
このフレームとRS25ホイールとの組み合わせは最強です。
今回セッティングが微妙に自分の好みとはずれていましたが、それでもこの組み合わせが抜群に良いという事はハッキリと解りました!
そしてこの日一番セッティングが自分に合っていて爽快な気分で乗れたのが・・・
ニールプライド・ビューラSLです。
ピナイさんが「これが一番良かったですよ!」とうるさいもので、僕も乗ってみましたが、以前乗った事のあるビューラから比べると、ものすごく剛性が上がってました。
以前乗った時はダンシングするとヒラヒラと腰砕けみたいに安定感が無くなる自転車でしたが、これは反応も良いし乗り易かったですね。
結局この後試乗をやめて、久々に再開したピナイさんと万博公園を散歩しながら会話を楽しんでいました。
僕らはいつもネタ作りに事欠かないピナイさんしか知らなかったので、これまで真面目に話す事ってそんなに無かったのですが、今は名古屋のイタリア料理店で先輩に揉まれながらも、シェフとして毎日の勉強に余念がないとか・・・
確かに食材へのこだわりとか、以前にも増してプロらしくなっている感じはしていましたが、最近ではお店の改装工事に伴う長期休暇の間に、フランスとイタリアへ料理の勉強に行ってきたとか。
ついでに現地で自転車を借りてラルプデュエズを上ったり、ギザッロ教会へ行ったりしたそうで・・・
ラルプデュエズの峠で現地のオリジナルジャージを、僕にお土産として買って来てくれたんですね。
これはすごく嬉しかったです。
結局一緒に行った皆さんの意見を集約した結果、一番評価が高かったのははエヴァディオ・ペガサスで、次にヴィーナスRSだった訳です。
ペガサスは乗り手に合わせて性質や乗り味が変わる自転車なので、誰が乗っても「おお~っ!」って感じて満足できてしまうのが、今どきの自転車ではなかなか味わえない良さなんですよ。
C60はやはり・・・余りにも良過ぎて、乗せられている感じが否めないと感じるとの事でした。
アルミバイク部門では、これまたやはりバッカスSLとファーナSLの争いとなりましたが、キャノンデール・CAAD12の評価も匹敵するくらい高いものでした。
恐らくアルミに至ってはこの3台がずば抜けて高性能だと思うんですよね。
あとはK田様がマドン9.9を高評価だったのが意外でした。
僕は以前乗った時にセッティングが出ていなかった事もあって、150万円も出して買う自転車だと思えなかったのですが、K田様曰く「価格を無視した場合、F8とかと同様で完成度の高い自転車だと感じました。」との事です。
なるほど、人によって感じ方は変わるものであります。
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