先日参加希望のメンバーさんと話し合ってようやく計画がまとまり・・・
今回はフェリーを利用して愛媛県からスタートする予定になりました。
観光バスは人数が少ないと貸切料金が高いので・・・
そして高速バスで尾道や福山に行く案は、時間の問題と自転車を積む場所、積める台数を考えた時に、他の乗車客さんにご迷惑をかける可能性や、自転車の破損する恐れがある事などから少々無理があると感じたのでボツ。
新幹線は移動時間が短くて楽なんですが、今回の参加メンバーに輪行バッグを持っていない方が多く、だからといって今回の為に買って頂くのも忍びなく・・・
そんな商売っ気のない事を言ってるから儲からないのかも知れませんが、僕は商品を買ってもらいたくてサイクリングイベントをするのではなく、知らない土地を自転車で走る喜びを知ってもらいたくて・・・それによって、よりディープな趣味にしてもらいたくて企画しています。
そして今回は出来るだけ参加者の皆さんに、手間の無いよう楽にして頂きたい!
そんな思いからフェリーを選択しました。
フェリーなら自転車を輪行バッグにしまわなくてもいいですからね。
3月20日(木)の夜8時半に当店に集合。
車に自転車を積んで港まで移動。
10時発のフェリーで愛媛県の東予に朝6時に到着予定です。
そこから今治までは1時間少々なので、程よい時間に出発が出来ます。
まずは来島海峡を渡って最初の島である大島へ・・・
ここでは亀老山の展望台からの眺望を楽しみたいのですが、それは翌日の楽しみへと回します。
村上水軍博物館・・・
興味はあるけど、今回は時間的に開いている時間には寄れそうもないので・・・また次回。
そして次の伯方島でのお楽しみも翌日に回し・・・
あっ!道の駅『伯方S・Cパーク』で『伯方の塩ソフトクリーム』を食べるのを忘れてはいけない!
道の駅からは先ほど渡ってきた、伯方・大島大橋も一望できる。
とりあえず本日のメインは主に大三島と生口島なので、次の大三島を目指す。
大三島大橋を渡って島を時計回りに走る。
そして島の中心近くまで来るとあるのが・・・
大山祇(おおやまづみ)神社と、その周辺の立派な楠群である。
そしてここに訪れたサイクリストが忘れてはいけないのが・・・
このお守りです。
ヘルメットの裏などに、両面テープで貼り付けるのがポピュラーです!
なんとこのお守り・・・200円なんです。
この旅の安全を祈願する意味でも必ず買いたいですね!
そしてこの後・・・
鷲ヶ頭山(わしがとうざん)からの眺望を満喫する為、標高436mまでの上りを走ります。
坂道の苦手なメンバーは、神社周辺の散策か伯方の塩の工場見学で時間を潰して頂きます。
その後合流してからは生口島まで・・・
この多々羅大橋を渡ります。
橋からの眺望も良いですが、ここの橋を渡る際に試して頂きたいのが「鳴き竜」と呼ばれる現象。
多々羅大橋の主塔の内側で手を叩いたりすると、音が共鳴して多重反射音になるというもの。
とりあえず生口島に上陸したらお昼タイムですね!
瀬戸内海と言えば蛸めしですね!(写真はイメージです)
『瀬戸田すいぐん丸』さんで美味しい海の幸を頂いたら・・・
西の日光『耕三寺』を散策!
なぜ西の日光なのか?
見ての通り日光東照宮の陽明門を模した孝養門からついた名で、なによりオリジナルにも増して豪華絢爛!
その他・・・
室生寺のそれを模した五重塔や、平等院鳳凰堂を模した本堂など・・・
日本中の歴史的建造物を結集させて伽藍にしたという、すごいお寺なんです。
しかしここをただの成金住職が建てた、悪趣味な成金寺だと思ってはならない!
この一見、豪華絢爛な寺院には、亡き住職の心温まる想いが込められているのであります。
戦時中に鋼管製造業で成功した金本耕三氏は神戸で生まれ、幼少期をこの生口島で過ごしました。
12歳の頃父親を失った耕三氏は日本各地へ丁稚奉公を重ね、後に独立して成功を収めました。
そんな彼が故郷の生口島に文化財を作りたいという気持ちと、亡き母を篤く弔う意味を込めて建立したのがこの『耕三寺』なのです。
その為にわざわざ出家して僧侶になったというのも、僕がこの地を好きになったエピソードです。
僕には孝行をする親がいませんが、できる親がいるならしたいものです。
それだけにここでは亡き父親に想いを馳せたい気持ちで参拝したいと思います。
なおこの耕三寺には・・・
『未来心の丘』というところが併設しています。
これはイタリアで活躍している彫刻作家の杭谷一東氏の作品で、大理石は全てイタリアからコンテナ船で運んできたものなんです。
そしてこの未来心の丘にある・・・
『カフェ・クオーレ』からは生口島の北側にある高根島(こうねじま)を一望できます。
生口島と高根島の間の狭い『瀬戸田水道』を行き交う船を眺めるだけでも、瀬戸内の情緒を味わえます。
また生口島には『平山郁夫美術館』もあるので、時間に余裕があったら寄ってみたいですね。
とりあえず高根島には後日に行くとして、次の因島を目指します。
生口大橋を渡った時点でまだ16時前後だった場合は因島~向島を通過して尾道を目指します。
しかし、この時点で17時を回っていた場合は、迷わず因島公園まで上ります。
因島公園からの眺望も素晴らしく、ここからの夕景はきっと心に刻まれるくらいのものだと・・・。
では早い場合はなぜ急いで尾道を目指すのかと言うと・・・
千光寺公園からの夕景も素晴らしいからです。
夕景の写真をどっかにやってしまったので、昼間の写真ですが・・・
ここの夕景は初日でしか観れるチャンスが無いので、間に合いそうなら行きたいですね。
で・・・もしも17時過ぎまでに尾道へ到着できたなら行きたいのが・・・
ここですね。
僕はいつも尾道に来ると、つい『帆雨亭』に寄ってしまうので、次は必ずここへと決めています。
いや、もうすぐ夕食の時間だってわかっているんですけど、できたら寄ってみたい喫茶店です。
ちなみに既に100km以上を自転車で走った脚を引きずりながら、尾道名物の階段を旧志賀直哉邸まで上れたらって話ですけど・・・
尚夕食ですが、ここまで来たらやっぱあれでしょ?
尾道と言えば・・・
まあそれについては当日のお腹の空き具合で判断したいので、あえて明言は避けます。
宿泊先は値段の安い宿はほぼ全滅でして・・・
さすがに福山や鞆の浦までは行けないので、少々高くても尾道市内で宿を取ってあります。
これで翌朝はゆとりを持ってスタートできますね。
~2日目~
尾道の街とお別れをして、再び船で向島へ渡ります。
なぜここだけ船かというと、新尾道大橋は歩道が狭くて自転車だと走りにくいからなんです。
しかも船は乗船料がたったの60円!
自転車はプラス10円!
その安さも魅力だからです。
基本的にしまなみ海道で通過する橋は、全てにおいて通行料が発生します。
片道1000円分のチケットセットがあるので、それを用意するのが良いでしょう。
向島は映画のロケ地なんかもある造船の島ですが・・・
主に情緒を楽しみながら走るって感じです。
そしてそのまま因島へ・・・
因島では前日に因島公園へ上っていない場合はそこを目指します。
五百羅漢や水軍城にも立ち寄りたいのですが、時間的に1泊2日の行程ではちょっと厳しいです。
そういえば因島公園に行く際に食べたいのが、はっさく屋の『はっさく大福』!
僕はまだ食べた事がないので、密かに楽しみなんです。
そして生口島へ渡ったら、今回は高根島へ渡ろうかと思います。
この黄色い橋を渡れば高根島です。
この島にはすごいトンネルがあるんです。
どうすごいかって?
こんなトンネルです。
まるで鉱山みたいじゃないですか?
このトンネルを抜けた先に広がる青い海・・・
想像しただけで心ときめきます。
再び生口島へ戻ったら、ここで名物のジェラートを頂こうかと・・・
ドルチェのジェラートです!
僕のオススメは『デコポン』と『伯方の塩バニラ』ですが、他にも美味しいジェラートがいっぱいです。
生口島はシトラスアイランドとも呼ばれ、国内でのレモンの生産量ナンバー1なんです。(広島県全体では国内の約7割のシェア)
そんな生口島ではこんなレースが行われていたそうで・・・
ビックリですね!
生口島にも険しい上り坂があるので、きっとそんなところを走るんでしょうね。
僕も興味あります。
そろそろお腹も空いてくる頃なので、急いで次の大三島へ・・・
この立石展望台からの景色も綺麗です。
左に見えるのがさっきまでいた生口島ですね。
あと右下に見える小さな島は・・・
甘崎城というお城があった島。
『日本のモンサンミシェル』とも云われる所以が、ようするに干潮時に歩いて渡れるという・・・
タイミングが合えば行ってみたいのですが、空腹がそろそろ限界に近づいて・・・
そして伯方島へ!
僕がこの日に立ち寄りたいのがこの『三和』。
一見シンプルなこの『伯方の塩ラーメン』が非常に美味しいらしい!!
是非食べなければなりません。
そして食後のスイーツは・・・
『カフェ玉屋』で。
綺麗な海を眺めながらお洒落で美味しいケーキを頂くのも楽しみの一つです。
しかしここでも余り油を売っている時間はありません!
それでは最後の島大島へ・・・
目指すはここ『ペイザン』というパン屋さん!
週に2日しか営業していないお店で、営業日は木曜と土曜日のみ。
17時までしか営業していないので、それまでに到着したい。
しかも人気店なので、事前にパンを予約しておこうと思っています。
という訳で時間に間に合う事を祈って走りましょう!(笑)
ここのピザも美味しそうなので、食べれたらラッキーという事で・・・
最後は亀老山に上って来島海峡の夕景を拝みましょう!
ただし、ここの展望台も結構坂道を上ります。
最後の力を振り絞って、最高の夕景を観に行きましょう!
そして今治に渡ってからは、東予発のフェリーの時間まで余裕があるので・・・
美味しい焼き鳥屋か焼肉屋でも探して打ち上げでもしようかと考えています。
東予を22時半に出発したフェリーは、翌朝6時10分に南港に到着。
そして神戸に帰ったら、僕はそのまま日曜恒例のポタリングを走ってから、お店を開店したいと思っています。
疲れているかも知れませんが、ご来店の際はよろしくお願い致します!
以上、しまなみ海道サイクリングの大まかな予定でした。
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