2013年7月26日金曜日

それってどうなん?怒ってもいい?

今日はものすごく複雑な気持ちで仕事をしていました。

そして最後にとうとう怒ってしまいました。

僕の怒りは間違いなんでしょうか?


まず連日の中古自転車の問い合わせ・・・

キッチリ説明すると納得してくれて、むしろ御礼を言われることも多いのですが、4人に1人くらいは何も考えずに・・・「とにかく安いの!」ってノリで電話がかかってくる事がございます。

なぜ当店で中古を勧めないかを説明している最中に「じゃあいいわ!」って電話を切られた瞬間、「この無駄な2分を返せ~!」と叫びたくなる。

そういう人に限って自転車に不具合があるとすぐにクレーム。

言い方は乱暴ですが「怪我をしなくて良かったですね」のレベルです。

自転車だって立派な乗り物です。事故をすれば自分や他人に怪我をさせたり、命を奪う事すらあるのです!!

安心して乗れるようにメンテナンスしたら新車を買うよりも高くつきます。

部品代と工賃がかかるのですから当たり前です!

それを「はあ?そんなに高いの?」と聞き返してくる人・・・

ただ一言「なめとんのか?」と、こちらから聞きたくなるような方が・・・

特に大学生~30代前半くらいの男性に多い気がします。



次に・・・

当店をご利用いただくのはありがたいです。

別に毎回買い物や修理をしなくたって文句は言いません。

むしろ当店はお茶を出して、多少なりともおもてなしの精神で接客をしています。

しかし・・・

部品の取り付けやメンテナンスに関して、持込の部品を取り付けするのに・・・

「すいません!やり方を教えて頂けませんか?」と来るパターン。

これは僕らとすればどう解釈すべきなのでしょうか?

①真剣にメンテナンスを覚えたいのでご教授下さい!

なのか・・・

②やり方のポイントさえ解れば自分でやるので、間違いがないか見ていて下さい!

なのか・・・

②の場合に多いのは、「お任せしたら工賃がかかりますよね?だったら自分でします。ただコツだけ教えてね!」っていう方が多いです。



全国の全ての自転車屋さんを代表して言わせて下さい!

「あなたは虫が良過ぎます!」



プロの指南を受けるだけでも価値のある事だと思いませんか?

ましてやポイントの説明と監督及びチェックもするんですよね?

その拘束時間だけでも有料になるのは当然ではないでしょうか?

僕らは決して慈善事業をしている訳ではございません。

パンク修理を一つでも多くこなし、自転車の販売を1台でも多くこなしてなんぼ!

正直スタッフ一人の人件費だけでも、1日にママちゃりを2~3台売らなきゃ作れないんです。

油売ってる時間があったらどんどんお客様を呼び込んで接客しなきゃ、生活が成り立たないんですよ。

ただ・・・物を売るだけじゃ・・・修理をするだけじゃ・・・それじゃあ普通の自転車屋やん?

それじゃつまらないでしょ?

だからこそ真剣に安全な自転車生活を送ってもらう為の情報を発信したり、楽しく自転車に乗っていただく為の工夫を考えて、必要以上のサービスを心掛けているのです。

くだらないジョークの一つもありーの、笑いありーので成り立っているのが当店の接客です。

その代わり仕事は真剣勝負!プロの仕事として恥ずかしくないように心掛けているのです。

そして何より当店は他店で購入した自転車であろうが、持込の部品であろうが、一切差別化をしておりません。

通常は断られるか、50%増しくらいの工賃を請求されて当たり前だとご理解下さい。

僕はそんな垣根を作りたくないので、料金を統一しています。

それも国内でもトップクラスの安い工賃で仕事を請けています。

だからこそプライドだってあるのです。

なぜ部品交換の指南を丁寧に実演して見せて、実際に同じ作業をさせてみて、ちゃんとできるように、見落としの無いようコツやポイントまで教えて40分くらいの時間を費やしたのにも関わらず・・・

普通にありがとうございましたと、何事も無かったかのように帰って行かれなきゃならないのでしょうか?

そこすごく迷ったんですね。

「あ~っ!待って下さい一応お手伝い及びご指導に関して●●円頂戴いたします!」と言うべきだったのか・・・

頂くのは当然のこととして、事前にその断りを入れなかった自分が悪いと思ってここは我慢か・・・

散々葛藤して後者を選んだ僕は、しばらく言葉も出せませんでした。

ただ空気を読んだ中富君だけが元気に振舞ってくれました。

今後の対策としてPOPを作って貼り付ける事にしようと思います。

そりゃね、TEAM EUROのメンバーとか、日頃お世話になっているお客様のお願いとかなら大抵工賃もサービスしていますよ。

その代わり同じくらいそのお客様方は、当店を盛り上げる為に協力もしてくれています。

そんなこともあって、今日はかなり落ち込んでいました。


そして最後・・・

19時40分くらいにご来店された大学生くらい?のお兄さんがいて・・・

パンク修理に来られたのですが、「まだいけますか?」と聞いてきたので、中富君が「20時までなので大丈夫ですよ!」と応えました。

金額と所要時間の質問にも答え、納得いただいた上での作業でしたが、その後突如としてお客様の姿が消えてしまいました。

20時前には作業も終わって、中富君はレジの点検作業(締める前の確認)をし、僕は自転車を片付けて・・・

いつまで経ってもお客様が帰って来ません!

だんだんイライラしてきた僕が「中富!お客さんにはどう説明したんや!」と聞くと、中富君も「突然なので僕も意表を突かれた感じなんです。」と困惑。

店を閉めようにも、レジを締めようにも動けなくて困って・・・

僕がお客様を探しに動き出したら、ようやく戻って来られ・・・それが20時17分です。

本来中富君も19時半上がりです。

それだけに僕は「すみませんが、どこかへ行かれるようなら一言声を掛けてから行って下さいね。一応うちは20時までなんで・・・。」と伝えたのです。

その後お会計が終わるとそのお客様は「すんませんでしたね!」と、少し開き直ったような口調で・・・

そして謝罪したと思ったら御自身の自転車を乱暴に動かして、玄関ドアにぶつけながら帰っていったのです。

さすがにどういう事やねん!と頭にきた僕は「戻って来いコラ~!」とつい叫んで、追いかけようとしたのですが、中富君に諭されて我慢。

僕は当然の事を注意しただけなんですが、それ自体大人気なかったのでしょうか?

思い切り説教してやりたい心境だったのですが、それってやっぱりヤリスギですか?(苦笑)



皆さんならどうなされます?

ちょっと元気が無い今夜の僕でした・・・

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