2019年7月28日日曜日

若狭ソーシャルビジネスカレッジに参加して・・・第一回6月8日~9日開催

今年も『若狭路センチュリーライド』は大成功だったと聞いています。

その実行委員でもある『一般社団法人 若狭路活性化研究所』の、代表理事をしている田辺氏が主宰する『若狭ソーシャルビジネスカレッジ』に僕も参加する事になりました。

田辺氏とは、今後僕が若狭で展開する事業を行なう上で、絶対にタッグを組まないといけない存在で、僕が若狭でやろうと考えている事を既に考えて、水面下で動いてらっしゃる人なんです。

僕がベースとする美浜町の隣、若狭町で活躍されているのが田辺氏。

僕の思想と事業計画を知った美浜町の方々に「是非一度田辺さんと会って話し合ってみて!絶対に気が合うはずだから!」と懇願され、お会いした事がきっかけで参加を決意しました。

ビックリするくらい考えている方向性が同じだったので、もっとお互いの想いや思想をすり合わせて協力したい!という気持ちにさせられた訳です。

外から来た僕にとっては簡単に思えるようなことも、子供の頃から現地で生活して観光事業に従事してきた田辺氏に言わせれば、「事は思いのほか単純ではない。」という。

地域活性化の為に観光客を誘致するにも、現地の人々が全てガツガツしている訳ではなく、むしろ過疎化と高齢化で今よりもしんどい事や面倒な事を増やしたくないという地元民の方が多いかも知れないとの事。

田辺氏は自身の色々なアイデアで他とは違う営業をしている事で、他の同業者からやっかみを受けた経験もある事から「自分だけが一人勝ちしたくてこんな事をしている訳じゃない!みんな気付いてくれよ!」という想いがあり・・・

僕はよそ者がそこに溶け込んで働かせてもらう訳なので「自分だけが一人勝ちするのではなく、地域の業者全てにメリットをもたらせる働きをしたい。」という想いがある。

それだけに信頼してタッグを組めるのではないかという、確信みたいなものはあります。

そして『若狭ソーシャルビジネスカレッジ』を通して、改めて若狭路の現状を把握しつつ、そこで地場産業を守る人々や新たな可能性を切り開こうとする人たちをこの目で見て、そこで自分の立ち位置や距離感を推し量るのが今回の目的です。

田辺氏の経営している『湖上館PAMCO』の向かいにあるセミナーハウスが今回の会場です。

第一回は6月8日~9日の2日間で行なわれました。

初日は田辺氏が『若狭ソーシャルビジネスカレッジ』を立ち上げるに至った経緯や理念、これまでに田辺氏がチャレンジしてきた事案を基に、今後の若狭の方向性を考えていこうという講義がメインでした。

参加者は子供の頃から家族と田辺氏主催の体験ツアーに参加していた人が、これからの自身の身の振り方や、やるべき仕事を見極める意味での参加だったり、名古屋でOLをしているけれど、若狭の海が好き過ぎてもっと知りたいとかって動機での参加だったり・・・

地域おこし協力隊として現地の事業に従事しつつ、自身の今後の方向性や出来る事を見極めたい参加者や、環境保全や研究の為に他府県から移住して若狭で働いている人など様々です。

面白かったのはまだ20代なのに料理人として東京や大阪、香港など、あらゆる高級料理店で修業して、結果生まれ育った若狭で何かできることは無いか?って目標を探している料理人さんや、地元の女子高生まで参加していた事。

特に地元の女子高生は、実家が梅の加工業に従事しているのですが、生まれ育った田舎町なので何が良いのか解らず、都会に憧れていたのに、その都会から来た旅行者や移住してきた人が、こぞって「若狭は素晴らしいところですね。」って言う事に「どこが?なぜ?」って疑問に思った事がきっかけで、自分の住む若狭の魅力というものを知ってみたいと思って参加したそうです。

意識の高い参加者が多いと前向きな意見も聞けて本当に面白いですよね!

とりあえず講義の前に全員マイクロバスに乗って、常神半島と三方五湖をグルっと周遊。

田辺氏のガイディングは面白かったです。

僕も旅行会社でツアープランナーをやっていた頃に、あれこれ地方の歴史や文化を調べて勉強していたのですが、やはり地元の方の話は奥が深い!

僕の知らない地元ネタや、地名の由縁など・・・もっと教えて欲しい!



常神半島は典型的な漁村の地域。

天然記念物である常神のそてつや神子の山桜など、知る人ぞ知る観光スポットはあるけども、これまで僕は知る事の無かったエリアです。

常神半島や神子、御神島の地名からも判るように、ここの地名は神様と関係が深い。



古事記や日本書紀に『日向神話』というものがある。

日向国と言えば言わずと知れた現宮崎県を指すのですが、日向国の正確な場所については諸説あり・・・

実は三方五湖には日向湖(ひるがこ)という湖があり、この地を神話の舞台とする説もあるらしいのです。

そもそも常神半島は割と近年までは道路も無くて、集落の住民たちは船か徒歩で移動していたというから驚きだ。

ある意味手つかずの自然に囲まれた奇跡のような場所ですから、どことなく浮世離れした雰囲気が神秘的なものに見えなくもない地域です。

若狭には奈良の二月堂へ鵜瀬の美味しい水を送る『お水送り』という行事があったり、人魚の肉を食べた事で不老不死になったという八百比丘尼の伝説が残っていたり、スピリチュアルスポットが意外にも多いので、日常に疲れた方が癒されに訪れるにはピッタリの場所じゃないでしょうか?


移動しながら撮影しているので上手く撮れませんでしたが、これは三方五湖の久々子湖と日本海を繋ぐ水路です。

漁船の行き交う水路にも信号機が存在するという珍しい光景ですね。


これはお隣の日向湖。

ここは丹後半島の伊根と同じような、舟屋の集落が見られる情緒たっぷりな湖です。


ここも日本海と繋がっていますが、久々子湖が汽水(海水と淡水のミックス)なのに対して、日向湖は完全な海水なので、湖内には日本海で水揚げした魚を保管する為の生け簀が多数存在しています。



日向海水浴場ですが、天候が悪いせいで暗いですね。

本来若狭湾の海はとっても美しいので、ちょっぴり残念ですね~。

この後レインボーラインを走って、梅丈岳に寄り道してからセミナーハウスに帰還。

講義では若狭の観光産業を活性化する為に、田辺氏があらゆる工夫とチャレンジをして、何となく定着したものや、他所にアイデアをパクられたものや・・・

苦労話も色々聞けて良かったです。

若狭フグの養殖は同じ若狭湾の中で随分とノウハウをパクられたらしいです。(笑)

あと当店のお客様で板前をしているK林様から「そういえば店長、若狭にうなぎの美味しい店あるの知らん?」って聞かれた事があったのですが、僕は三方湖にあるうなぎ屋はどこにでもある普通のうなぎ屋だと思っていた訳。

若狭の美味しい食材はほぼ制覇したつもりでいた訳。

そしたら違うかった・・・(笑)

僕が旅行会社時代から付き合いをしていた千鳥苑の、橋本社長の好き嫌いの問題で、僕に美味しいうなぎがある事を教えてくれていなかっただけ・・・

16年も付き合いしているのに教えてくれへんとか・・・(笑)

三方五湖のくちほそうなぎは希少なので高級ですが、このうなぎ漁も実は近年まで衰退していて継ぐ人間がいなかったそうです。

それを田辺氏のお父上が思い出したようにうなぎ漁の仕掛けを探し出してきて、試してみたら思いのほか簡単に獲れたっていうのがきっかけ。

それで失われかけた伝統漁業が一つ復活したという話。

浜名湖や浜松で食べるうな重よりは安いそうなので、僕も近いうちに食べてみたいものだと思っています。

更には三方湖で獲れるフナも非常に美味しいのだとか・・・。

知らない名物がいっぱい出てきたのでとても面白かったです。

あと観光事業に最初は難色を示していた地元漁師さんの心境の変化なども聞かせて頂きました。

シュノーケリングで獲った海の幸をプライベートビーチでバーベキューで楽しむという企画で、最初は素潜り漁を観光客に見せる事を嫌がっていた漁師さん・・・

ある時ウエットスーツから目薬をポロっと落としたそうです。

それを拾って手渡したお客様が「漁師さんは目のケアが大変なんですか?」って聞いたら、「はぁ?これはクラゲに刺された時に塗ったら毒に効くんだ。そんなことも知らねぇのか?」と漁師さん。

またある時はウエットスーツから歯磨き粉を落っことしたそうで、それを拾ったお客様が「素潜りの前後で歯磨きとかするんですか?」って聞いたら「これはゴーグルに塗ったら曇り止めになるんだよ!何でそんなことも知らねぇんだ?」と漁師さん。

都会の人にしてみたら知らない事だらけで、漁師さんにしてみたら子供の頃から当たり前だと思ってやっていた事。

都会の人たちにの反応の良さにやり甲斐を感じるようになってか、それ以来田辺氏の体験ツアーに協力的になってくれたエピソードなど、これから若狭で地元の方々と信頼関係を結んでいく上で非常に参考になるお話だと思いました。

参加者や前年度OBも交えた夜の宴も楽しかったです。

そして2日目・・・


セミナーハウスの前は三方五湖レイククルーズの船着き場。

僕も以前はバスツアーでお世話になったものです。

ちなみにここは水月湖(汽水湖)ですが・・・


最近の研究で奇跡の湖だという事が判明し、三方五湖の謎が少しずつ紐解かれている訳です。


この日はフィールドワークなので、実際に過疎化が進んでいる向笠(むかさ)という集落を訪れました。


今回のフィールドワークには特別講師として澁澤寿一先生がお越し下さいました。(写真右端)

資本主義の父と呼ばれ新一万円札に採用される事になった、故・澁澤榮一さんの曾孫にあたるまさにその人です。

農学者さんらしいのですが、山村の未来を危惧して活動もされているみたいです。

今回のテーマは『地元学』!

集落の方に道案内をしてもらいつつ、この集落の過去と現在の違いを探索します。

また集落に見られる特徴などもメモするように言われました。

ぼ~っとついて行くだけではダメです!

気になるものは全てチェック!


中には空き家や廃墟もございました。

空き家については日本各地でも『空き屋バンク』等を通して移住者を募り、地方の過疎化を防ぐ政策もあれこれ考えられてはいます。

しかし聞くところによると向笠は移住者の受け入れに難色を示している人が多くて、空き家を貸してくれるかどうかといえば限りなくNOと言われるだろうという事らしい。

実際のところ価値観も違えばしきたりや文化にも疎い都会人が移住してきて馴染めるか?って話なんですよ。

傲慢な人だったら「そんな土地のルールなんて知った事か!」と合わせようともしないはず。

何でも古いしきたりに囚われるっていうのは、聞こえは悪いようだけど、その土地その土地の自然環境や歴史的背景で培ってきた生活の知恵みたいなものもある訳で、『郷に入らずんば郷に従え』って言葉の通りなんです。

何でもそこのルールをまず知って理解を示すところからスタートしない事には、自分自身を受け入れてもらう事すらできません。

そんな話を生で聞けるのだから、今回のフィールドワークは地味だけど価値のある体験です。


この集落には神社や祠、御神木などが点在し、周りの山々にも神様を祀っています。

それだけ自然の驚異や自然の恵みと隣り合わせに、長年続いてきた集落なんでしょう。


ここは国津神社。


3つの社殿が並ぶ珍しい神社です。

ここで行なわれる神事『王の舞』は室町時代から600年以上続いているとかって話ですから、本当に歴史の長い集落である事が解ります。

以前は流鏑馬もしていたのだとか・・・

人口が減った事により規模を縮小したのでしょうね。


台風で折れたというムクノキの大木は樹齢300歳以上だという。


この石碑・・・誰が立てたんだっけかなぁ~。

結構有名な人だったような・・・やばい!忘れた。(汗)


不思議な屋根の家でしょ?

あれって茅葺屋根にトタンをかけているだけ。

今では茅葺屋根を直せる職人さんがいないので、維持するための工夫って奴ですね。

この集落では昭和38~48年頃を境に茅葺屋根の家から瓦屋根の家に変わっていったそうです。


ボロボロの廃墟になりかけています。

三角屋根の所に文字が書かれているのが判りますか?

ここの集落の古い建築物には多く見られましたが、『みず』と書いてあるみたいなんです。

そもそもここの集落は自給自足の究極まで実践していた集落です。

良い集落(生活環境)とは海、山、川に恵まれた場所であり、光と風、土と水の条件が揃っている場所が尚良いと言われています。

この向笠の集落は3方を山に囲まれていますが、山を越えた向こうにある世久見の集落(漁村)とは物々交換の関係を結んでおり、集落内に世久見田と呼ばれる田んぼを作って、彼らの米や野菜を用意する。

そして代わりに魚介類を頂いていたそうです。

そして集落は山の東斜面なので光に不足する事もなく・・・

高瀬川沿いに発展した集落なので水にも困らない。

へしこや梅、さつまいもなどの保存食もあるので、食べ物に困る事がない。

そして日本でガソリン燃料が一般化されるまでは、この集落には炭焼きの職人が30人位いて、炭焼き小屋で作った炭や薪を燃料としていたそうなので、ここの集落で生活するうえで、実質お金を使う必要が無かったそうです。

都会は全てお金で解決します。

しかし金銭ですべてを判断しない価値観が里山には存在します。

収入を得る為に稼ぐのではない仕事・・・

年金がこの先どうなるか判らない日本の未来には、再び必要になる日が来るかも知れない先人たちの築き上げた価値観です。

里山の生活文化では、自然や文化を守る習慣や、少しのお金で笑って暮らせる生活技術を学べる場があり、自分の価値観で暮らしを楽しむことができる訳です。

ご近所さんとの距離感も近いので、気にかけてくれる友人が複数近くにいてくれて、いざって時には安心できるし、住んでいて気持ちが良いかも知れません。

都会で暮らす我々が忘れてしまった人間らしい生活です。


立派なお屋敷の櫓の下にツバメの巣が・・・


ちょうど梅の収穫のシーズンです。


ここの梅の木はやや背が高めです。

これは害獣である鹿に実を食べられないようにする為に、梅が進化した結果らしいのです。

自然って面白いですね。


ここは高瀬川の支流の一つというか・・・湧水池です。

水源への感謝の気持ちが伝わります。


桑の木に実が生っていました!


桑の実は赤い実よりも黒っぽくなった実の方が熟して美味しいのです。

ちょっと不思議な味と食感ですが、付近の子供たちにとっては自然のおやつになっています。


これは防火栓です。


蓋を開けるとこうなっています。

こんな防火栓が集落のあちこちにあって、ある意味セキュリティ意識の高さが窺えます。


長閑な里山の風景です。

ここには都会に溢れた『のし上がる為の出世欲や、他人を踏み台にする醜さ』などは無縁のように感じます。


僕は子供の頃からの教育とか家庭環境もあって、出世欲とか所有欲とか達成欲とか欲の鬼みたいに育ってきた人間ですが、石田三成の『大一大万大吉』という言葉に出会ってからは、考え方が随分と変わってきました。

最近は特にそれを感じるようになっています。

成功したい欲求は今でもありますし、夢や目標も沢山あります。

でも以前ほど利益とか名誉とかにこだわらなくなってきたというか・・・

商売人なので利益にはこだわらないとダメなんでしょうけど、これまで僕の期待に積極的に応えてくれるスタッフに恵まれなかった経緯もあって、何となく僕の中で1周回って価値観が違う領域に入ってしまったというか・・・

資金繰りとか、生活に振り回されない生き方に興味を抱くようになってしまったというか、それで誰もが満足のいく生活や人生を謳歌できるのなら幸せだろうな・・・と強く思うようになってきて・・・

それが僕の新規事業の理念にもつながっています。


ここのお寺は保育園としても活躍していたそうです。

この向笠の人口は、ピーク時で160戸で約500名以上の村民がいたそうですが、現在は87戸あってそのうち10戸は空き家。

221名の現人口の内、高校生以下の人口は僅か30名!

65歳以上の高齢者は108名と、そろそろ限界集落の仲間入りが近い状況。


フィールドワークから戻ってからはグループに分かれて今回の調査で分かった事をまとめて発表会を開きました。

僕も早く若狭の生活文化に馴染めるように頑張ってみます。


それはそうとこれは帰りに小浜の箸匠せいわに立ち寄った際に頂いたサバ缶!

メッチャ美味しかったんですけど~!

箸匠せいわの木越社長も旅行会社時代からのお付き合いがあるので、僕の今後の目標とか方向性を相談して、アドバイスを頂く仲です。

若狭全体に良いコミュニティを築いていきたい僕にとっては心強い味方の一人です。

とりあえず第一回はこれで帰りました。

現在の心境

僕が『自転車好房ラルプデュエズ』を立ち上げて間もなく7年となるのですが、この7年で色々ありました。

改めて考えてみると、僕の自転車への愛情と、現在の自転車業界の商業的スタンスはどう修正してもリンクしない事を確信してしまい・・・

逆に言えば・・・そのお陰で売りたい自転車が随分絞れたなぁ~って思う訳。

だっていくらメーカーや卸業者との取引やお付き合いだからって、お世辞でも良いとは思えない自転車を毎年の契約更新で買わされて、それを捌く為にお客様を騙して売るなんて詐欺行為はしたくないでしょ?

僕はどこのメーカーであろうが、本当に楽しませてくれる自転車の登場をずっと期待している訳で、それがOEMだったり製造工場が一緒だったり、高級ブランドなのに廉価商品を作ってみたり・・・クオリティなんてあったもんじゃなかったり・・・期待するだけバカみたいな月日を味わっている現状です。

絶望する事の方が多いのだけど、それでも世の中にはまだまだ面白い自転車は少ないながらもあったりする訳です。

価格は控えめなのに、自転車のポテンシャルを誰にでも引き出しやすい!

しかも重量が軽くて乗り心地も悪くない・・・初心者の味方のような自転車。

そんなブランドの代表格が『コーダーブルーム』ですし・・・

何でこんな乗り味の自転車を実現できるんだ?と毎回驚かせてくれる『エヴァディオ』とか・・・

間違いなくエヴァディオの自転車を乗りこなせば、レースで表彰台を狙えないはずがないと言い切っても良いくらい、他のどんな高級ブランドと乗り比べても段違い。

次元が違い過ぎて、わざわざリスクを背負ってまで取り扱いブランドを増やす意欲すら湧かなくなるくらい・・・エヴァディオはすごい。

そして僕が若い頃から最も憧れて、いつか乗りたい自転車と崇めていた『デ・ローザ』も今となっては職人気質のブランドではなく、ミーハーな高級ブランドに成り下がっている訳で・・・

水面下でそのデ・ローザを脱退して『BIXXIS(ビクシズ)』を立ち上げたのは、紛れもなくウーゴ・デ・ローザの後継者であるドリアーノ・デ・ローザその人。

BIXXISのチタンバイクもスチールバイクも乗ってみましたが、最新の素材で作ったロードバイクなのに、乗り味は90年代の良かった頃のロードバイクそのものでした。

まだメーカー・ブランド毎にオリジナリティを出し合って切磋琢磨していた頃の、職人の作るロードバイク。

それを守ってくれる職人さんがいるって事は、僕を含めた自転車マニアにとっては非常にありがたい現実で・・・

僕がBIXXISを取り扱いする事に何の迷いも感じなかった理由です。

勿論それ以外にも『LOOK』や『トンプソン』、『ラピエール』など、素晴らしい自転車を作っているメーカーはあるのですが・・・

LOOKは乗れば間違いなくその良さを感じる事が出来るのですが、上位モデルのヘッド・ステム周りの形状に馴染めない方が多いのと、超高級フレームの代名詞である事からなかなか注文は入りません。

トンプソンはカラーオーダーも安価で、FORCEなど素晴らしい作品もあるので推したいのですが・・・

かなりスパルタンな自転車なので、誰にでも勧められる訳でもなく・・・

日本での知名度もまだまだ低い事もあって、敢えてトンプソンが欲しい!って客層がなかなか現れない現状です。

誰にでも乗りやすいモデルはあるし、それだと下手な高級ブランドのフラッグシップモデルを買うより半額くらいで、同等くらいの性能が手に入れられる訳ですが、日本人てブランド志向ですし、『定価の高さ=性能の高さ』と錯覚している人が多いので、なかなか理解してもらえないんですよね。

ラピエールは2015年辺りから全体的に価格が上がってきましたね。

それまではコーダーブルームのように『良いものが安く買える救世主的なブランド』って感じだったのですが・・・

最近どこに向かいたいのか迷っているようにすら思えてしまいます・・・

でも相変わらずアルチメイトモデルのフレームは、価格の割に他のブランドのフラッグシップモデルよりも遥かに高性能なので、ラピエールを買うならアルチメイトモデルか、低予算ならアルミフレームのアウダシオかな?って感じではあります。

なので当店では『コーダーブルーム』・『エヴァディオ』・『BIXXIS』の3本の矢を基準に、予算やニーズに合った自転車をあれこれお客様に提案できるので・・・

現状取引しているメーカーさんで充分間に合っています。

つまり僕が今の時点で自転車屋の経営者として出来る事はほぼ確立できたかなぁ~って考えています。

当然今後も新しい商品が出る事については引き続きアンテナを立てつつも、少なくともお客様に自信を持って案内できるブランドは揃えられていると断言します。

という訳で、もう・・・いつまでも自転車屋の店主として箱の中で働き続けるのはしんどくなってきたので、そろそろ僕にとっての楽しい仕事をさせて頂けませんか?

店長業務の後継者を心から募集します。


2019年6月21日金曜日

何だかなぁ~


お客様がご自身の電動アシスト自転車をお友達に貸したら、ソーラーパネル付きの点滅タイプのテールランプを壊れた状態で返してきたらしい。

他にも傷がいっぱい・・・

いくら友達であったとしても、他人の自転車をそんな雑に使うなんて酷い話です。

こんなテールランプを交換するだけでも2000円以上の出費になるのですから。

他人に貸してガタガタになった自転車とか・・・

修理するときに悲しい気分になるのは持ち主さんだけではなく、作業する我々も同じ気持ちです。

自分の物も大切に扱って欲しいですけど、他人のものは余計に大切に使って欲しいですよね?

当店のスタッフでもそういった話はよくありました。

M籏君は初めて買ったTREKを高専の自転車競技部で、ロードバイクが欲しくても買えない部員の為に貸出ししていたのですが、それはもう酷い扱いをされていました。

山ちゃんにはI藤様から贈呈して頂いたTREKをしばらく貸していたのですが、乗りやすい事を良い事に、自分のセッティングにして乗った際、ノリノリで走って・・・歩道橋のスロープでジャンプ!

そして着地にミスって落車して、パンクやら何やら修理をする羽目に・・・

アキラ君も似たようなところがあって、店の試乗車やレンタサイクルに乗った時は信号の段差やスロープもガンガン突っ込んでいきますし、走り終わって帰ってくる時も、ノリノリの時などはサドルを跨いで左のペダルに立ったまま自転車から飛び降りて急ブレーキ!

いやいや・・・前後輪ロックさせてんじゃねぇよ!

突発的にとんでもない事をやらかす事があります。

当然「スタッフとして一番やったらあかん事やろ?」ってメチャクチャ怒りました!

スタッフなら当たり前の事なんですが、やっぱり何でも丁寧に扱って欲しいですね。

店前の自動販売機について・・・

最近よく自販機が釣銭不足の状態になっています。

週に2回は自販機の担当業者に見に来てもらわないと行けないような状態。

でも自販機の補充する人も減っています。

どこも人材不足。

しんどくない仕事で安定した収入を得たいとか思っている人が多過ぎじゃない?

まあそんな事は今回の件に至ってはどうでもいい話なのだけど、当店で自販機を置いた理由は、周辺に自販機が少なくて困るだろう。って事もあるけれど、たまたま売上金の一部を被災地の寄付金として活用できるって聞き、それを実践できるから設置した経緯がある。

先日も新潟・山形沖で地震があったばかり。

今後もどこかで地震が起こる可能性は当然高い。

僕も明日は我が身だと思いながら日々を過ごしています。

せめて自販機を置いた分の電気代くらいは稼ぎたい!って気持ちも無くは無いけど、それよりは少しでも寄付金を集めてもらいたいから、両替目的で自販機を使う人には遠慮して頂きたいというか・・・

僕もお店で買い物するときに1万円札とか出すのは本当に申し訳なくて、出来るだけ気を遣う努力をしています。

仕方が無くて千円札を使うならともかく、何本かドリンクを購入する際に1本につき千円札を投入して両替している人を何人か見かけた事があり、今でもそういうのがあって釣銭不足が連発しています。

その度に僕やスタッフが小銭でドリンクを買って釣銭を補充しているような状態。

しかも当店だって釣銭不足になりやすいので、困る事もしばしば・・・

両替のために銀行に行く手間を考えてみて下さい。

スタッフ1人が店を30分以上離れて両替に行く時間があったら、出来る作業や接客もあります。

生産性のない事に費やす時間がもったいないので、お客様にご協力頂かないと、どこのお店も大変ですし、自販機なんて釣銭不足の日が毎週2~3日続くだけで、毎月の売上が30~40%低下します。(週末に釣銭不足は死活問題)

つまりそれだけ寄付金も集められなくなります。

東北もまだまだですけど、熊本とか復興に時間と予算の必要な場所が沢山あるので、是非そんな事にも意識を持って頂けると助かります。

あと空き缶とペットボトルのゴミ箱に家庭ごみや、コンビニで買ったドリンクのプラゴミや、スーパーで買った弁当やお菓子のゴミを突っ込んだりする人も、一向に減少しません。

自販機の業者さんだけではなく、当店のスタッフも汚いゴミを漁って分別をしないとならないのでとても迷惑しています。

モラルとかってどうなっているんでしょうか?

話は少し逸れますが、最近だと塾の生徒さんが店の前を拡がって歩き、カバンを商品の自転車に引っ掛けて倒しそうになったのに、そのまま知らん顔をして行こうとしたので「何もなしで行っちゃうの?」って声をかけて、ようやく「すみませんでした。」って・・・。

でもぶつかった自転車の傾いたハンドルも元に戻さないまま行ってしまいました。

周りの友達も「そのままじゃダメでしょ?元に戻して、店員さんにも一声かけておかないといけないよ!」とか言うものじゃないですか?本来なら。

HAT神戸の子供たちにはそういう子が少ないですね。

その親世代である僕らは、そういうの気を遣って生きてきたはずなんですけどね。

学校教育だけではなく家庭での教育とか接し方も考え直した方が良いですし、そもそも大人が子供のまんまですからお話にならないケースも稀にあったりとか・・・

このままでは・・・いったい日本って国はどうなるんでしょうね?

やっぱり世の中、便利になり過ぎたからなのか・・・人の認識とか意識とかってものすごくやばい方向に傾いて来ているよなぁ~。って日々危機感を抱いております。

2019年6月18日火曜日

Google MAPの評価について・・・


グーグルに書き込みが増えたと思ってみてみたら、なんと1つ。
内容を見てみたのですが・・・



『以前このお店でコラムカットをお願いしました。

男性スタッフが作業してくださり30分ほどで終了、料金は3500円ほどだったと思います。
コラムの長さが変わったので新しいスペーサーの金額も含まれていましたが、元々付いていたスペーサーは返却してくれませんでした。

そしてつい先日、初めて入った別の自転車店でコラムカットを依頼、同じくコラムの長さが変わったので新しいスペーサーを取付してもらい、料金は2000円で元々付いていスペーサーは小さなPP袋に梱包して渡されました。

一度しかコラムカットをお願いした事がありませんので、この時に初めてスペーサーは返却してもらえる物と知りました。

料金の乖離に関しては作業前に料金を提示して頂き、納得した上で依頼をしているので良いのですが、他店より高い工賃をお支払いしているのですから元々付いていた物はきちんと返却して頂きたかったです。

それからレジの所に一万円以下の支払いはクレジットカード使用不可の案内がありましたが、支払金額によるカード利用拒否は加盟店規約違反ではないでしょうか。』



という内容でした。

実はお客様に渡し忘れをした場合は名前や名前の判らない一見のお客様の場合は特徴を書いて全て保管しています

連絡先がわかる場合はご連絡もしています。

そして現在ヘッドスペーサーの忘れ物は保管庫にございません。

作業をしたスタッフが誰かは判りませんが、使わないコラムスペーサーの返却について「持ち帰られますか?」と確認を取るようには教育しています。

尚、コラムカットの工賃ですが、ホイールを外しブレーキも外し、ステムを抜いてヘッドパーツを傷つけないようにフォークを抜いて、コラムの汚れを洗浄してからカットします。

金属系のコラムであれば、パイプカッターを使用するので簡単ですが、カーボンコラムの場合は専用のソーを使ってカットをするので、切り口を美しく仕上げる為に丁寧な作業を必要とします。

それにカーボンの粉末は有毒なので作業するスタッフもマスクをするだけではなく、目に入らないようにとか、手や服に付かないように作業をしなくてはならないのでリスキーです。

カット後はヘッドパーツも洗浄してグリスアップしてから取り付けしているので、手間はかけています。

それでも工賃は金属コラムで1200円、カーボンで2500円です。

これは高いと思われる金額なんでしょうか?

それにコラムカットして新しいコラムスペーサーに交換するなんてやり方は基本しません。

もしもカットの長さによって元々のスペーサーを使うよりも違うスペーサーを使った方が都合が良い場合は、当店でスペア用として用意しているコラムスペーサーを無料で提供しています。(要するに元々のスペーサーと交換という理屈で)

そしてその場合は部品を交換する必要性など最初に説明を入れさせて頂いております。

大半の人は今使っているコラムスペーサーを減らす方向でカットする人が大半で、スペーサーの部品代を頂いて交換する場合はグレードアップの場合です。

カーボンコラムスペーサーなら1枚数百円ですがチタンスペーサーなら千円以上します。

そして今までコラムカットをして、使わなくなったスペーサーを要らないと言われて頂いたものが当店の予備のストックになるのですが、そうやって頂いたスペーサーの元持ち主は3名ほどしかいなくて、当店でも把握できています。

なのでこの方が滅多にすることのないコラムカットを2度もして、他店と比較したという話も、どこまでの作業で、コラムの材質に違いがあるかどうかも不明。

ただクレジットの話は当店を利用したという信憑性を感じる内容。

規約違反?

別に強制している話ではなく、当店は修理代などのサービス料を、毎回細々と決済手数料として信販会社に削られていたらやっていられないし、お客様に決済手数料を負担して頂くのが申し訳ない金額なので、『1万円以上でお願いしています。』としている訳です。

これから現金を持たない世の中になるかも?と言われている時代に逆行しているのかも知れませんが、自転車屋に限らず小売店の多くは料金前払いで商品を仕入れている(或いは売掛で月末に大金を引き落とされる)ので、すぐに現金化できないと次の仕入れも苦しくなる・・・

要するに自転車屋だけに自転車操業をしていますので、どうか諸事情をご了承下さい!としか言いようがございません。

伊藤さんという女性のお名前でしたが、コラムカットをした女性のお客様というのは、少なくとも僕の記憶にはございません。




あと『のんのん』さんという女性の書き込みは嘘の嫌がらせだと断言します。

パンク修理をしてその日のうちにまたパンクしたっていう人は稀にいますが、その場合の理由として、元々空気が少ない状態で乗っていて(空気を入れる習慣の少ない人に多い)パンクした場合は、チューブに細かな傷が多くあります。

段差でのリム打ちパンクも通常は平行に2つのパンク穴が開くのですが、まれに片方しか開いていない場合があり、スタッフが穴を塞いで直したとしても、しばらくしたら他の傷口が空気圧に負けて破れてしまう現象があるのです。

当店ではその可能性がある場合は必ずチューブ交換(場合によってはタイヤも)の必要性を伝えます。

それでも「いえ、今手持ちがないので修理でお願いします。」と言われることも多いので、その場合は修理した上で、上記の可能性を再度説明し、「次回パンクした場合は交換でお願いします!」と伝えています。

他には走り出して運悪くまた何かを踏んでしまってパンクしたってケースも年に1人くらいはいるにはいます。

その場合も当店の作業を疑って来る方も中にはいますので、目の前で前回直した場所が完璧に塞がっている事を確認して頂いてから、新たなパンク穴を見せています。

もう一つ考えられるのはやはり稀な場合ですが、パンク穴の形や大きさで概ねの原因は判断できます。

その原因の中には先の尖った何かがタイヤに刺さったままの場合があって、タイヤの表面から目視出来ないものもあるので、スタッフは指先を切る可能性がある中で、タイヤの内側を指先で1周グルっと触ってチェックしています。

それでも見つからなかったのに、実はタイヤのゴムの中に隠れた異物が残っている場合もあるのです。

その場合は再度パンクでお越しになった際に、前回のパンク穴の位置かと比較して異物が隠れていそうなエリアを絞って念入りにチェックします。

そうしたら薄くて小さなガラスの破片が埋まっている事もあったりします。

なので余程運が悪いか、雑な乗り方でもしない限り3回以上もパンク修理が連続するなんて事はないのです。

同じお客様が4回も立て続けにパンクしたら、さすがに店内のスタッフ間では大事件ですから、インパクトが強すぎて把握していないはずがありません。

ですがそんなお客様が来たなんて事は誰一人知らないですし、僕も滅多に留守にしていませんから、これは確実に腹いせでやった嫌がらせだなぁ~って思う訳です。

また石井さんって方の☆1つについては心当たりがあるというか、僕も激怒した案件ですので、逆恨みにも程がある内容です。

ご自身のロードバイクのグレードアップを楽しまれていたお客様です。

初めてのロードバイクなので、その愛着とかも良くわかる話なので、いつも親身になって相談を受けておりました。

ある時BBをヂュラエースのBBに交換したいという相談の中で、価格的にも変わらず、性能的にもっと良くなるのでTOKENのBBがオススメですよ!ってお話をしたのですが、その時点では判断が出来ずに、「検討して後日伺います!」と帰って行かれました。

そこからしばらくたってTOKENのBBにします!と決心してこられたのですが、その時点で卸業者さんの在庫が完売になっていたのです。

なので「納期がわかり次第・・・恐らく2~3か月くらいでは次の入荷があると思いますのでまたご連絡致します。」とお伝えしておりました。

そして問題は納期がいつまで経っても判らない事。

何度も卸会社さんには確認しましたが、「まだ未定です。」

その度に石井さんにもご連絡を入れるようにしていたのですが、恐らく思い立ったらすぐに取り付けたくて仕方がないご性分なのだと思います。

度々ご来店頂いて・・・それも僕が展示会や出張でいないときに限ってのご来店。

他のスタッフでは上手く説明や説得が出来なくて困っていたみたいです。

そして卸業者の入荷時期になったので問い合わせたら、「今回の入荷商品にはBBが入ってませんでした!」と言われ・・・

「なんでそんな話になるねん?」とも言えないし・・・(卸業者さんも全国のショップさんを相手しないといけないので大変なんです。)言ったところで何の解決にもならない。

僕は全国のショップさんでTOKENのBBを在庫に持っているお店が無いか、電話やメールで確認したり、サイクルスポーツ(八重洲出版)の営業さんにまでご協力頂いてお調べしたのですが、本当にどこのお店も在庫を持っていない事がわかり・・・

止むを得ず台湾のショップさんから定価で購入する事になりました。

当然空輸の送料もかかるので、交換させて頂いて・・・その工賃で空輸分を賄えるかどうかって状況になりました。

それでもお待たせしているのだから今回はいいじゃない?って思ったので、石井さんには予定通りの価格で(実は事前の話で予算がギリギリなので工賃を下げて欲しいと言われて、通常の半額くらいの工賃で)お伝えしました。

ところが僕の主張でいない時にご来店されて、誰もBBを触れる人がいないタイミングだったので、お預かりするようにスタッフへ伝えたのですが、石井さんはまた後日に改めて来ますと言って帰られました。

しかし今度は2か月以上ご来店無し。

約束通り3か月以内には入手して連絡をしたので、特にその時点で問題があったとは思えません。

勿論お待たせしている事についても意識して連絡しています。

そしてまたご来店されたと思ったら、僕が展示会で不在の時。

「今回こそお預かりして!」と電話で指示をしたのですが、石井さんは「作業を観たいから嫌です。」と、僕が帰るまで帰らないと言い出したそうなんです。

スタッフ超困る・・・みたいな。

そもそもプレスフィットのBBなので、作業の様子を見せたくないですよね?

石井さんは自分で作業が出来るようになりたいと言っていたので、僕の作業を目で見て盗もうと思っていたのは間違いないのですが、やはりプレスフィットBBの取り外し行程なんてミスが出来ない緊張する作業なので、近くにお客様にいて欲しくないのです。

しかもそれは事前に伝えて本人さんの許可も得ていた話です。

それなのに居座られて・・・僕が帰ってきて第一声が「これだけ待たされたんですから、これってサービスしてくれるんですよね?」

つまりタダにしろという話になったのです。

これまでの時系列を説明した上でそれはいくら何でも無理ですと伝えたら、BBの金額だけ支払って、商品は他のお店で交換してもらう!って帰って行かれたのです。

結局当店としたら神経を散々擦り減らして、定価で買った物を定価で売って(ドル建てで買ったので正確にはマイナス)、更には空輸代を踏み倒されたまま、難癖だけつけられた結果になってしまったのです。

そういう事情から☆一つ・・・いやいや勘弁して下さいよ!って話です。

まあ僕は100人いたら100人に好かれたいと思って生きている訳ではないので、僕の歯に衣着せぬブログとかで僕を嫌っている人もいるでしょうし・・・
態度の悪いご来店者様やマナーの悪い通行人やスケボー軍団、スタッフの人権を無視した物言いのご来店者様には怒鳴ったりする(お客様は神様やろ?的な人や、ケンカ腰な方には)ことも稀にあるので・・・

きっと個人的に僕を嫌いな人は、まあまあいるだろうなぁ~と自覚しています。(笑)



でも店やスタッフにだってお客様になって頂きたい人を選ぶ権利はありますよね?


評価で☆一つとかする人ってどこか深層心理で「俺は客だぞ!」って感覚を持っている人だと思うのです。

しかしお客様とスタッフは対等の立場ですので、我々は料金に見合った商品やサービスを提供します。

お客様の人となりに惚れて料金以上のサービスもする事だってあります。

スタッフも人間ですから、気持ちの良い対応のお客様にはプラスαの何かを提供したくなるのです。

逆に僕もスタッフもそういったお客様のご指摘や、応援して頂く気持ちに支えられて成長していくのです。

ですから僕も別に店の評価を全部☆5つにして欲しいなんてお願いをしているつもりもありませんが、少なくとも僕自身が他のお店さんを正当に評価して、今後の成長を期待してコメントを書き込まない事には、自分が書いてくれって言うのは筋が通っていない!と思ったので、現在僕も個人的にグーグルMAPで評価を書き込んでいます。

やはりお店はお客様の協力で成長し、売上が上がれば少しは安売りなどもしやすくなるかも知れないし、何らかの形で還元できるはずなんです。

そうやって自分の街や好きなお店を成長させるための評価の場がネットの口コミだと思うので、自分のコメントや評価でお店がどう成長するのかを楽しむくらいの気持ちで書いて頂けると幸いです。





2019年6月16日日曜日

BIXXIS&コーダーブルーム試乗会の準備が出来ました!


本日11:00~開始です!





風が少し強いので展示車が心配ですが、何とか頑張ります!

皆様お待ちしていますね!

2019年6月7日金曜日

 BIXXIS試乗会・・・6月9日(日)⇒6月16日(日)へ変更になりました!そしてコーダーブルーム試乗会も併せて開催致します!

当初6月8日(土)にシルベストサイクルさんでの試乗会があるので、その流れで翌日に当店で試乗会となっていましたが、恐らくシルベストさんも天候を懸念したのだと思われます。という訳で翌週にスケジュールを変更致しました!

当店の女性スタッフが手造りでPOPを描いて、インスタにもアップしていましたが、肝心の僕の方がホームページに開催日を掲載しただけで、ブログの更新が滞っていたというのはある意味こういう事態も考えられるという話だったので、大々的にブログで書けなかった訳なんですが・・・

しかしBIXXISの知名度はまだまだ業界の方でもご存知ない方が少なくない状況なので、本当はもっと大勢の方に知ってもらいたいブランドである事を、僕が真剣に考えているって事だけはご理解下さい!



僕が本格的にロードレースに興味を持ち始めたのは1994年。

DEROSAのロードバイクが最も輝いていた年でした。


DVDがまだ無かった頃なので、海外から輸入したVHSテープを擦り切れるほど繰り返し観て、当時のプロ選手たちの爆発的な走りに憧れてロードバイクを購入する事に。

それまでMTBを乗っていた僕は元々14kg以上あったMTBを、フレーム以外の全ての部品を超軽量パーツで組み直し、10.8kgまでダイエットさせ、ハブのベアリングは目一杯研磨し、ウレアグリスを更にオイルで柔らかくし、ギアは当時のシマノXTRで48T×11Tの組み合わせで、平地でも72km以上のスピードが出せる自転車に仕上げていたのですが・・・

その自転車を『FW15』と名付けていました。

93年F-1グランプリのチャンピオンマシンの名前・・・(笑)

小学生の頃からF-1が大好き・・・というより、スピードの出る乗り物は基本好き。

僕は両親がいなくて高校~大学と学費も自分のバイトで稼いだお金で通っていた関係もあって、なかなかロードバイクを買えなかったんですね。

だからMTBでもその気になればロードバイクに負けない走りができる!と言いたいがために仕上げた自転車でした。

そんな僕が初めて乗ったロードバイクはサイクルスポーツ(雑誌)の、売ります買いますコーナーで知り合った方から安く譲って頂いた『3連勝・カタナ』でした。

チェーンリングは52-42Tでスプロケは12-21T。

インナーを使うのは男じゃない!なんて考えていた僕は、初めて走った表六甲の高羽交差点~鶴甲~丁字ヶ辻の8kmを、馬鹿みたいに52T×21Tで止まりそうになりながらも足を着くことなく34分程で上ったのが、ロードバイクでの初めてのヒルクライム。

その後アウターを54Tに交換して臨んだのが1996年の『第8回ツール・ド・能登400』でした。

3日間で約430km走る、ロングライドやセンチュリーライドの元祖の一つです。

そこの2日目、輪島から能登半島の先端へ向かっている最中、丁度近くを通過する台風の影響で岩壁に叩きつけられたりして、ズタボロになりながらも最初のエイドステーションに辿り着いた際に出会った人が、まさに94年のジロでチャンピオンバイクになった『DEROSA・チタニオ』に乗ったYさんだったんです。

ゲビス・バランのチームジャージを着て走っていた僕と意気投合して下さり、その後3日目まで一緒に走って頂く事になったのですが・・・

当時のDEROSA・チタニオは決して軽くは感じませんでしたが、憧れの自転車だった事もあって、試乗させて頂いた時は夢のような気分だった事を今でも覚えています。



そうなんです!当時から僕がずっと欲しかった自転車は紛れもなく『あの自転車』だったのです!

僕にとってはフェラーリで言うところのF40みたいな特別な位置付け。




しかし今のDEROSAに当時と同じチタニオを求める事なんてできません。

何故なら既に高齢のウーゴ・デ・ローザ氏はもうトーチを握っていません。

後継者であるドリアーノ・デ・ローザ氏も『ウーゴの意志と伝統、技術を守る為』にDEROSAを離脱しているからです。




そしてドリアーノ氏が独立して新たに立ち上げたブランド『BIXXIS』こそが、僕の憧れていた『あのチタニオ』を、現在のスペックで具現化してくれる訳です。


当店でも3月に組ませて頂きましたが、このチタンバイク『BIXXIS・パトス』こそが、まさに求めていた自転車なんです。

今では手に入れる事すら困難な1994年のDEROSA・チタニオ・・・

でもBIXXISだったら手に入れられるんです。

しかも当時よりも重量も軽くなって、走りも軽やか・・・(でも確実にレーサーの乗り味なので、コンフォートさはありません)

フロントフォークはカーボンですが、僕が今まで試乗してきた数多くの自転車の中でも、ここまで剛性感があってハンドリングが素晴らしいフォークは数えるほどしかありません。


BIXXISジャパンの静観代表は試乗会の後にイタリアのBIXXIS工房へ旅立つそうです。

本当は僕も『パトス』を作って頂きたい事もあって、ご一緒させて頂きたかったのですが・・・新規事業の件もありますので今は行けそうもありません。

ただ『パトス』を注文する意志は変わりません。

94年ジロのチャンピオンバイクと同じジオメトリーで作ってもらう予定で考えています。


当店で現在展示させて頂いている、スチールフレーム『プリマ』も完成車重量は軽くて、レーサーとしても十分な戦闘力を秘めた自転車です。

最近では『スチールフレームのロードバイク=コンフォートなロングライド用』ってイメージが一般的になっていますが、これは紛れもなくレーサーです!

90年代まではツールやジロでもスチールバイクが走っていたんですけど、その当時のテイストを今も守っている本格派の走りなんです。

当然しなやかさもあるので、乗り込んで馴染めばロングライドもお手の物ですが、僕はそんな使用用途云々よりも、フレームの動きや働きをその身体で感じて欲しいから、この自転車を買って欲しいと思う訳です。

これこそが『世界一の職人』の作る本物の走りだと言いたい!

魂のこもっていないカーボンバイクよりも、職人がライダーの為に考えて心を込めた作品の方が愛着も湧くし、走って楽しさを感じないだろうか?

ドリアーノ氏とはスカイプを通して直接話が出来ます。(静観代表が通訳をして下さいます!)

ドリアーノ氏は注文するライダー1人1人にあったフレームを作るので、2つとして同じフレームが出来る事はありません。

そこにもロマンを感じませんでしょうか?

まずは試乗会にお越し頂いて、その走りを体感してみて下さい!

そしてコーダーブルームの試乗会も同時開催致します!

コーダーブルームの営業マンの藤谷様は自転車マニア・・・或いはオタクと言っても過言ではないくらい、自転車への愛に溢れている方なので、今回合同で試乗会を行なう事についてはとても意味のある事だと感じています。

それでは皆様、6月16日(日)AM11:00~よろしくお願い申し上げます!