2019年1月31日木曜日

BIXXIS取り扱い始めました!


BIXXIS(ビクシズ)ってブランドはご存知ですか?

僕も去年の秋まで恥ずかしながら何となく聞いた事があるって程度でした。

写真は『パトス』というチタンバイク。

なんだか雰囲気がデ・ローザのチタニオに似ていませんか?


それもそのはず、似ていてもおかしくないというか・・・

ドリアーノ・デ・ローザ氏のサインが入っています。

ドリアーノ氏は伝説のフレームビルダー、ウーゴ・デ・ローザ氏の次男にしてマイスターの技術を受け継いだその人です。

世界最高のDNAが脈打つドリアーノ氏がまさかの独立・・・

それがこの『BIXXIS』です。


他にはスチールモデルの『プリマ』がラインナップされています。

現在娘さんと2人3脚で頑張っているそうですが、受注生産で納期は概ね2~3か月という事ですからかなり納期は早めです。

しかも現状弟子がいないそうなので、今注文すれば100%ドリアーノ氏の溶接した芸術品に乗れるという訳です。

なので二つ返事で取引をさせて頂くことにした次第です。


カラーオーダーはもちろん、サイズのフルオーダーも可能です。

価格も世界最高のマイスターにオーダーできると考えたら破格の安さです。


店内にパンフレットとタブレットが展示されています。

実はこのタブレットを通して直接ドリアーノさんとお話をして注文が出来るシステムになっています。

更にBIXXIS・JAPAN代表の静観社長がイタリア語を通訳して下さいますので、誰でも簡単に世界最高のマイスターに自分だけの自転車を注文できるのです。

僕は最近の自転車にはホトホトうんざりしています。

自転車に魂がこもっていないからなんですよ。

大量生産したただの売り物・・・

レースをするから・・・とか、トライアスロンに出場するから・・・とかで、そのお客様に高いカーボンバイクを勧めたらそれで間違いないねん!っていう言葉を、自転車を売る立場の人間が口にするようになった時代です。

僕はそう言う考え方が容認できません。

自転車屋はお客様に合った自転車を選び、それを身体に合わせて組み立てる職人なんですよ?

そんな発言は職人として腐りきっています。

確かに高級車には高級車なりの良さはあるかも知れない。

しかしその人に合った自転車というのが、必ずしも高級車なのか?カーボンバイクなのか?と問われたら、僕はハッキリと「NO!」だと断言します。

コストパフォーマンスの良い自転車が正義か?と問われても、それが必ずしもYESとは言いきれません。

しかし誰が乗っても乗りやすい自転車があったとして、それはコストパフォーマンスや、細かなこだわりを売りにしても良い自転車だと考えています。

僕がコーダーブルームの自転車を推すのは紛れもなくそこ!

他のメーカーが真似をしないこだわりや小細工を装備して尚且つ安い!

そして誰が乗っても乗りやすいし、単純に乗りやすいだけの面白みのない自転車とは違って、これから自転車に乗ってどんな走りをしようか?っていうワクワクを感じさせてくれるレベルに仕上がっているところが素晴らしいから売っている。

同様にエヴァディオの自転車もワクワクさせられて、自分ではないようなすごい走りができてしまう、或いはその予感を感じさせてくれるすごさに魅了されて、取り扱いをさせて頂いているのであります。

そして本来レーサーとフレームビルダーはもっと距離が近い存在だったのです。

少なくとも2000年頃まではヨーロッパのレースで成績を出す選手には、常に最高の機材を用意しようとするメーカーやフレームビルダーの存在が、常に傍にいた訳なんです。

そんな職人たちの意気込みが魂としてフレームに込められていた時代が懐かしい。

僕もそれに感動してロードバイクの世界に足を踏み入れた一人なので・・・

今回BIXXISの取り扱いを開始できた事は本当に光栄なことだと思っています。

近々チタンフレームの『パトス』にスーパーレコードとボーラウルトラで組み立てる予定がございます。

興味を持たれた方は是非ご覧にいらして下さい!

0 件のコメント:

コメントを投稿