急に胸がムカムカし、胃酸が逆流してきたのである。
新年早々最悪のコンディション!
必死に吐き気を堪えて家を出る。
車にガソリンを入れて店に到着・・・ちょっとマシにはなったけど、まだ違和感がある。
H川様、K南様、K林様、ヒデさんと、メンバーが揃い、8:00から車に自転車を積み込む作業を始める。
そして出発して間も無く、再び胃酸が逆流してきて気分が悪くなってきた。
車を運転しているのに最悪なタイミング!
このままだったら運転する集中力が維持できない!って思いつつ・・・
生田川の信号待ちの間に、必死に堪えて波を乗り切る。
お腹が空いている事も加わって、より気分が悪くなってきたので、速やかに明石PAに入る。
他の皆さんには申し訳なかったのですが、ガッツリと朝定食を頂きました。
食べると少し症状が和らいで楽になったので、引き続き姫路を目指します。
飾磨で駐車場に車を停めた我々は、そこから自転車を組み立てて出発。
時間は10:02・・・
明石PAでのタイムロスで、予定より30分強遅れてのスタートになりました。
しかしこの日は最高に天気が良く、サイクリングをするにはベストなコンディション!
体調はあんまり良くないけど、一応は走行会って事で全員ギアをアウター縛りにするルールを設けました。
僕とヒデさんは53Tなのでちょっとしんどいですが、まあ今回走るルートなら、アウターでも走破はできるという見込みからです。
とりあえずスタートから国道250号線を、約15km走ったところで『道の駅 御津』に立ち寄る。
建物の中央には映画のスクリーンのような場所があって・・・
家島諸島が一望できて美しい。
実はここで殻付きのカキを買って『焼きガキ』を食べよう!っていうのが最初のミッション!
店舗内で1kg900円でカキが売っています。
5人で食べるなら1kgで十分かな?って話になって、早速買ってバーベキューコーナーで焼こうとしたら・・・
「11:00からだからまだ待って!今準備してるから!」って、お店の方に怒られてしまいました(笑)
現在10:42・・・追加のタイムロスは少々痛いが・・・仕方ない。
10:55頃、「もう準備が出来たからいいよ!」って言われ、ようやくカキを焼き始める。
蓋が開いたカキからどんどんお皿に乗せて皆に配る。
そして最後に残った僕の分は全く蓋が開かない!
殻開け用のナイフが無かったので、根気よく開くまで焼いていたら水分が飛んでしまった・・・(汗)
そして1つだけ開かないまま諦めて、皿に乗せて皆のところへ戻ろうとしたら・・・
道具置き場にナイフが追加されていた!
「あるんだったら早く教えてくれよ~!」(涙)
「くっそ~!水分が飛んで焼け過ぎた・・・悔しいなぁ。これで更に美味しくなかったら悲し過ぎますよ。」
思わずリベンジであと1kg買いに行こうかという衝動に駆られましたが、さすがにお昼ごはんの『カキオコ』が食べれなくなってしまったら嫌なので、渋々諦めて御津を出発する。
御津を含む龍野市から相生市にかけては、海岸沿いに大小3つのアップダウンがある。
まだまだ序盤なので、ヒデさん以外の3名は、慎重にペースを抑えての走行だ。
それはそうと相生市内で先日、車で走った際に違和感を感じた場所があったのですが・・・
今回自転車で走ってみて、その理由が判明しました!
以前までJAあいおい港や蛭子神社前を、コの字を描くように通過していた国道250号線が、港を一部埋め立てて短縮されていたのです。
個人的には港町の情緒があって好きなエリアだったのですが・・・
そして『道の駅あいおい白龍城』は観光客でごった返していたのでスルー。
日生に行くまでこのまま休憩無しとなる。
更には赤穂に抜けるルートの一つ、高取峠を超高速で上りたかったのですが・・・
ここを時速30km以上キープで上り切れたのは遥か15年以上前の事。
途中から半分の時速15km前後で喘いでいました(汗)
一応僕の使っている10速のスプロケは12~23Tですが、今回どうしようもなく身体がヤバイ時の保険として、基本的に23Tは使わないように封印していたので、途中までは53T×18Tでグイグイ上っていたものの、後半になって脚が売り切れ、21Tにシフトダウンしても踏めないくらいバテてしまったのです。
まあそれでも意地で、なんとか23Tには頼らず上りました。
いよいよK南様もエンジンが温まってきたみたいで、僕とヒデさんのペースにしっかりついて来られました。
この日の為に、年末は六甲山でトレーニングをしていたそうです。
ところで高取峠の下りから赤穂の市街地にかけて大渋滞!
お正月なのに皆様ご苦労な事です。
我々は千種川沿いに真っ直ぐ赤穂海浜公園前まで進み、そこから山陽道の赤穂IC方面を目指して走る。
赤穂IC前の交差点で、再び国道250号線と合流できるのだ。
ここから2つのアップダウンを越えれば、岡山県備前市は日生に到着する。
ここまで来たらホッとするが・・・実は既に脚が攣りそうだった。
解っているのに・・・僕はストレッチもせず、自分の身体のケアを怠って、夜は遅くに帰ってすぐに寝床につく。
そしておやすみ3秒だ。
そりゃ疲労の蓄積も著しい訳であります。
またしてもK南様は余裕でついて来られました。
K林様も上りは決して遅くないのですが、同じネコ好きの先輩であるH川様に遠慮をしているのか、ここでは前に出てきません。
ちなみにH川様はここ一番の速さではなく、安定したペースを維持する粘りの走りが得意なので、遠慮していたら逆に置いて行かれます。
とりあえず日生に着いて、まずは『カキオコ』を食べれるお店を探しました!
1月2日に開いているお店は4店舗だけ!
色々とお店の評判を事前に調べていたのですが、僕たちの立ち寄った『泉富久(せんぷく)』さんが一番良さげでした。
何しろ5名いるので、席が空くのを15分ほど外で待ちましたが、逆に15分で済んで良かったです。
カウンターの鉄板を見れば、カキオコ1枚あたりの大きさが如何なるものか判ります。
ベースは広島風のお好み焼きって感じで、カキが万遍なくビッシリと乗せられています。
1枚あたり平均13個のカキが乗っているのは圧巻です。
肝心なお味の方はというと・・・間違いなく美味しいお好み焼きでした。
しかし残念ながらカキオコとしては、風味を活かせていないようにも思えました。
お好み焼き自体の味は、兵庫区民や神鉄沿線にお住まいの方なら解るかも知れませんが、湊川のパークタウンにある『とみちゃん』のお好み焼きに近い味で、子供の頃から慣れ親しんだ懐かしい感じの味でしたが・・・
やはりカキという食材を活かすなら、何かしら工夫が必要なのかも知れません。
そういう意味では今回お休みで開いていなかった『タマちゃん』のカキオコは、ソースだけではなく岩塩でも楽しませてもらえるので、それだとカキの風味が引き立って、お好み焼きではなく、『カキオコ』として味わえるのであります。
それでも泉富久さんはスタッフ家族の皆さんが明るく、しかも段取りよく大勢のカキオコを作っておられる姿がパワフルで、今回ここを選んで良かったな~って思いました。
帰りは備前片上から国道2号線で帰ろうかと思っていましたが・・・
鹿久居と頭島が橋で繋がって、自転車でも渡れるって聞いたもので、来た道を引き返す。
本当は島巡りもしたいのですが・・・
これ行っちゃうと帰りが暗くなってしまうのと・・・
何より往復100km程度で考えていた企画が、150km以上の距離になるって訳で・・・
すんなりと渡るのを諦めました(笑)
時間は14:00ですが・・・
既に夕方のような空です。
橋はいずれ渡ろうと心に決めて・・・今回は真っ直ぐ帰ります。
赤穂は遠回りせずに国道250号線1本で、高取峠を逆から上る!
逆の方が意外と楽だった。
そしていよいよK林様が本領発揮!
「いつもインナーでクルクル回していたけど、今回アウターを使ってみて、ゆっくり回す方が心肺機能的に楽だという事が解った。」とおっしゃって下さいました。
相生の造船所が多い風景を見ていると、また『しまなみ海道』を走りたくなります。
そろそろ僕も脚を攣らないように走る事が限界になって来ましたが、無事最後までアウター縛りで23Tに頼る事無くゴールしました。
距離は約110kmで、走行タイムは4時間20分。平均時速は25kmを切ってしまいましたが、本来の楽しく走るっていう命題は十分達成できました。
自転車を車に積んで、渋滞まみれの姫路市内を、地元スペシャルルートを使って・・・
『カフェ・ド・ムッシュ』に到着!
「ここのピラフは量がハンパ無い!」とだけ皆に伝え、メニューを開く。
「私はこの少なめメニューのピラフにします。」とH川様。
「僕も同じシリーズで注文します。」
そして・・・・
手前が少なめ・・・なはずのH川様のピラフ・・・
「えぇっ?これで少なめなんですか?」とH川様も驚いていました。
向こうのピラフは通常メニューで頼んだK南様のもの。
山盛り過ぎて完食するのが大変そうでした。
僕もこの量でお腹9分目くらいでした。
ボリュームはジョッキやグラスの大きさと比較すれば想像がつくかと・・・
ヒデさんはシーフードがたくさん入った地中海パスタを・・・
そしてグラタンを注文したK林様はグロッキーになっていました。
器の面積と深さがいずれも通常サイズの2倍ある特大グラタンに・・・
「さすがにこれはもたれるわ!」とこぼしていました(笑)
それにしても新年早々、和やかで楽しいサイクリングを満喫できて、本当によかったです!
まあ僕はどうやら『逆流性胃腸炎』だったようで、しばらく体調が悪い日々を過ごしていますが。
次回は3月の連休に島根~鳥取方面を走る予定で考えていますので、参加希望者は是非お声掛け下さいませ!
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