2021年2月25日木曜日

値上がり予告・・・全部コロナウイルスが悪い!って事ですね・・・きっと。

 まだ具体的にどこの何が値上がりするとかは言えない状況ですが、今後値上がり予定だとする案内が複数の卸業者さんから入って来ています。


原因は自転車業界も需要に対して供給が間に合わなくて、結果的に売り上げが伸び悩んでいる事。


海外もコロナ対策で蜜を避けるような業態を強いられており、部品やフレームの工場の製造に遅れが出ている。


更には人員確保のために人件費も上げざるを得なくなってきている。


切羽詰まっているのは日本だけではありませんからね。


これは某S社も便乗して値上げとか・・・それも毎度の如く大々的な告知もなく、しれっと値上げしちゃうんでしょうね。


部品が値上げすれば当然自転車本体も値上げします。


まあ小売店とすれば、利幅(というより利率)さえ作ってくれれば値引きもしやすいので、定価設定をもっと適正な価格にして欲しい訳です。


変にメーカーが良い子ちゃんぶって定価を安く設定しても、仕入れ価格で小売店の首を絞めるようなやり方をしていたら売る側のモチベーションも上がらないし、この時期で閉業する店も増えてしまいます。


なんて言うか・・・もう少しバランスを考えてもらいたいなぁ~ってつくづく思う訳です。


僕ら小売店はお客様心理が解るだけに可能な限りお値引きをして、お得感とか味わってもらいたいのですが、ただでさえ商品はすべて買い取りなのに、仕入れ価格75%や80%の世界で値引きとか・・・「台数が売れなかったら死ね!」って言われているのと同じですからね。(少なくとも今から20年程前まではもう少し仕入れ価格が安かった記憶がある。)


一部「修理で儲けたらいいやん!」って声もありますが、修理は時間と場所を取る割に、工賃が高いとやはり客離れの原因になるので適正価格より安い設定になってしまいます。

そして間を開けずに次から次に修理のお客様が来るわけでもなく、タイミングには大きな波があるので、結局のところ販売なしでは従業員の給料どころか店の家賃すら払えない事もあります。

本当に費用対効果が悪い業種なので、自転車が売れなかったら賃貸の店舗だとどこのお店も維持するのが大変じゃないかと思います。


そういった事情もあるので・・・メーカーや卸業者が値上げするのはご時世なので致し方ありませんが、小売店が販売しやすいように価格設定を考え直してもらいたいものだと常々思います。

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