早速チームの走行会で初乗りしてきました。
僕の新車のビクシズ・パトスはアウターが52Tで、インナーが39T。
スプロケは12T~29Tの11速仕様です。
生まれて初めて25Tよりも軽い設定のスプロケを装着してしまいました。(汗)
今回は3人で出走。
H川様とアキラ君もチームジャージで参加したので、何気に嬉しかったり・・・。
そしてビクシズをセンターに記念撮影!
H川様のエヴァディオ・ペガサスとチタンバイクコンボです!
どっちがどう良いかはのちほど書かせて頂きます!
ウォーミングアップで王子公園の駐車場を上りましたが、どうやらいきなりシフトワイヤーの初期伸びが出たみたいで、ローギアの入りが悪く・・・
で、実際には52T×26Tという、僕の普段のギア設定を知っている人ならビックリするくらい軽いギアで上ったのですが・・・メチャクチャしんどかった!
いつもはインターマックス・X-LIGHTで、53T×21Tの組み合わせでスイスイ上っているような坂道です。
ギアの入りが悪い事を考慮して、トルクは極力かけないように走ったにしても妙にしんどかった。
最初の印象としてはパトスは凄く硬いフレームって印象です。
いずれにしてもチェーンをカンパニョーロの純正にしていないから、相性の問題も考えられるとして、ワイヤーテンションを調整しつつしばらく探り探りで走ったので、今回は摩耶ケーブルの駅まで上るとか、鶴甲を上るとか・・・まして長峰中学校の激坂を上ろうなんて話にはならず・・・ダラダラと阪急御影の深田池までやってきました。
結局ワイヤーテンションの調整だけで何とか解決しそうでしたが、今回は念の為に甲南病院経由で鴨子ヶ原の激坂を上るとか、渦森台まで上るなんていうのはパス!(笑)
もう少し色々テストする事にしました。
更に岡本まで走って問題なさそうだったので・・・と言っても、久々の走行会なのに保久良神社を上るとかは勘弁して頂きたくて、今回の登坂テストは神戸薬科大学前の激坂で実施しました!
今度は39T×23Tで上ってみましたが、シッティングだとトルクを全て吸収されそうだったのでダンシングで上る。
ダンシングだとフレームがしなって反発するのが良く判る!
僕の体重がまだ85kg近くあるので、反発するリズムは遅め。
なので勝負所ではない山岳で、プロロードレーサーがリラックスしながら上る際のような、リズミカルなダンシングで上ってみると、意外にも気持ちよく上れるじゃないですか!
アキラ君もコーダーブルーム・ファーナSL2という、6066アルミ合金を駆使したしなりと反発で推進力を発揮する自転車で、52T×28Tのギアを使ってついてきましたが、若手のアキラ君が息を切らせてハアハアゼエゼエ言っているのに対して、僕はほとんど呼吸を乱すことなく上って来れたのは一つの発見です。
帰りの山手幹線では、周りの車に迷惑のかからない直線の区間で、時速50kmオーバーまで加速させるテストを・・・。
まだサイクルコンピューターを付けてないので、正確な速度の変化とかは判りませんが、時速40kmまで引っ張るのにはややもたつきますが、40km付近の速度を超えてきてからはすんなり加速は伸びていきます。
さすがチタンバイクなので、時速50km以上を維持した巡行も可能だと感じました。(勿論、今の僕にはしんどいですが)
自転車の重量は軽いですが、持ってみたらずっしりと質感を感じます。
それだけに重心バランスに優れ安定感もあるので、下り坂やコーナーリングの安心感はさすがです。
今回パトスで走ってみた感想として、単刀直入に僕のインプレッションを一言にすると「とても難しい自転車」になります。
でも同時に「乗り手には厳しいけど、さりげなく優しさも併せ持った自転車」であるとも感じました。
最初はとにかく硬く、しなりのリズムも上手く掴めず、ただひたすら力を吸われて全身がずっしりと重くなる感覚でした。
しかしダンシング時にはしなりとその反発力を上手く活用した走りができたので、フレームの動きと自分のペダリングがシンクロすれば、きっとその威力を発揮してくれそうなポテンシャルを感じる事が出来ました。
回すというよりはガシガシ踏んでいった方が応えてくれるような印象。
今は僕もまだまだ体重があるので・・・もう少し絞っていけば、きっとフレームの反発リズムも早くなるので、もっとスピーディーなダンシングができると思います。
そして力を吸われて・・・とは言いましたが、ビアンキのオルトレやスペシャリッシマ、トンプソンのフォースみたいに、「もっと踏め!ガンガン踏め!」と脅迫されるがままに踏まされ、骨の髄まで持って行かれるような・・・そんな悪魔的な硬さではないので、しばらく走って膝カックンになるような脚の売り切れ方はしません。
どちらかというと、脚が売り切れになっても僅かな力でゆっくり回せば気持ちよく進んでくれる・・・そんな優しさみたいなものを感じました。
逆に弱点は何か?と言えばその間が無い事!?
中途半端なペダリングは受け入れてもらえません。
多分、時速30~40km未満の走りは許してもらえないような感覚。
そういう意味ではかなりサディスティックな乗り物でもあります。
そこで比較するとエヴァディオ・ペガサスが如何に乗りやすく扱いやすく、そしてどんなライダーが乗っても、その乗り手に合わせた走りを実現してくれるので、非常に懐が深くてありがたいチタンバイクだと感じます。
この2台のチタンバイクをどうお客様に勧めるか?
まずペガサスなら誰にでも勧められます!
どんなに非力な初心者ライダーでも、サイクリングの楽しさを120%味わせてくれるのがペガサスです。
レーサーが乗ってもその方のポテンシャルをペガサスは余すところなく引き出してくれます。
ではビクシズ・パトスは?というと・・・
本物のピュアレーシングバイクです。
ジロ・デ・イタリア総合優勝の実績(デ・ローザ時代)は伊達じゃない!
「誰にでも容易く乗りこなせるとは思うなよ!」と、乗り手が逆に自転車からテストされるような感じです。
でも乗りこなせるようになったら確実に力はつきます!
本能的にそう感じます。
だから乗りこなして征服したい欲求に駆られるようになるかも知れません。
何よりも世界一のフレームビルダーが作ってくれる、世界に一台の自分の為のチタンバイクです!
所有する意味は十分にあるでしょ?
何処に購入の動機を持って来るかでお勧めする自転車は変わります。
興味をお持ち頂いた方は是非お店に遊びに来て下さい!
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