天気のいい日は朝から頑張って有馬街道を上っているサイクリストがいるのですが・・・
本線は狭いうえに、車やバイクの交通量が多いので危険です。
菊水ゴルフ場入口より南側は旧道でも上って来れます。
距離も高低差も変わりません。
最大傾斜は旧道の方がちょっときつい程度です。
旧道はバスが走行する事があるので、下りの際はオーバースピードにならないよう、くれぐれも注意が必要ですが、本線(新道)よりは落ち着いて走れます。
有馬街道はただでさえ行儀の悪いバイクが、縦横無尽に車をジグザグに追い抜いたりしている事が多いので、自転車の存在に気付いた時には手遅れで、どちらかが追突する・・・そんな恐れもございます。
しかも新道の場合は山麓パイパスの出入り口もあるので、分岐や合流の付近はかなり神経を遣います。
自転車に乗っている本人もですが、車を運転している人も神経を遣います。
自分だけの道路ではありません。
周りの交通にも気配りが出来るようになって下さい!
それが事故を減らし、誰もが気持ちよく走る為の最低限のエチケットです。
と言う訳で、少しでも事故のリスクを減らす為に、どうか可能な限り旧道を利用するように気をつけて下さい!
(もちろん菊水ゴルフ場入り口前から水呑交差点までは逃げ道がないので、本線で頑張らないと仕方がないのですけどね。)
同じく表六甲を走る場合も、六甲登山口の交差点から上るよりは、高羽交差点から上る事を勧めます。
登山口からの方が車の通行量は少ないのですが、道が狭くバンピー(路面が悪くて跳ねやすい)なのでお勧めができないのです。
高羽からの方が2車線で道路も広く見渡しが良いので、たまに意地悪で幅寄せする車や、クラクションを鳴らしてくる車がいるのは確かですが、登山口からの道よりは神経を遣いませんし、事故のリスクが少ないです。
それに高羽からの方がスタート地点の標高も低く、鶴甲を登り切ってからケーブル駅前で旧道に合流する際、多少ながら一旦標高を下ってからまた上るので、距離も多少伸びますが、それ以上に獲得標高を稼げます。
あと神戸から東六甲を上りに行く際・・・
大きな道路をメインに行くとなると、獅子ヶ口交差点(現・夙川学院前交差点)~甲寿橋交差点まで行って左折し上るパターンか、阪急逆瀬川駅の高架下を潜った最初の信号からスタートして、一気に一軒茶屋まで上るパターンがポピュラーですが・・・
まず獅子ヶ口から甲寿橋までのルートは『建石筋』という道路で、西宮市内でも交通量の多さではトップクラス。
三田や有馬方面と繋がっている通勤や営業の動脈的生活道路なのに、道は狭くて勾配はきつく、バスの便数も多いので・・・まずもってロードバイク初心者には絶対に勧められません!
北山の焼肉屋前の信号までは、ある程度走れる人でも泣きそうな気持ちになります。
そして逆瀬川駅前交差点から川沿いに上るルートですが、このルートが何時ごろからレギュラールートになったのかは不明ですが、15年以上前は逆瀬川駅前からタイムを計るっていうのはイレギュラーでした。
理由としては途中に数か所の信号区間があるのと、やはり交通量が多いのに道がそこまで広くなく、ゴルフ場横の道は側溝の蓋もされていないので、転落するリスクも少なからずある。そういった事情により複数人数のサイクリストが我先にと、タイムやスピードを争って走るには危険だから、ここではタイムを計らないっていうのが暗黙のルールになっていたという記憶があります。
と言う訳で東六甲のタイムアタックをするなら甲寿橋交差点~一軒茶屋までの約7kmで行なって頂きたい訳なんですよ。
それを言えば表六甲も・・・って話になるかも知れませんが、高羽交差点をスタートして最初の信号である神大前の横断歩道はタイミングが悪いと捕まりますが、比較的すぐに変わるので、手前からタイミングに合わせてペースをコントロールすれば滅多に捕まりません。
その次の鶴甲2丁目交差点は50%の確率で捕まりますが、変わるのは早いです。
そこからは新六甲大橋の交差点まで信号がありません。
結局一番厄介なのはここの信号なんです。
捕まって休みたい気持ちが強くなって、集中力を削がれます。
タイミングよく渡れるとしても、信号を渡ったすぐそこが表六甲の最大傾斜区間なので、急いで渡らないといけないって気持ちで無理してペースを上げると、一気に脚を使い切ってしまいます。
僕が若い頃表六甲を好んで走らなかった理由が実際にそれで、タイムアタックしたくても、悉くどこかで躓いてしまうっていうのが、とても煩わしかったという記憶があります。
なので古くから表六甲のタイムを計っている人の中には新六甲大橋の交差点をスタート地点として上る方もいるくらいです。
と言う訳で有馬街道も、旧道と新道の交差点で捕まるのが煩わしいって考えで、ずっと新道を上って来られる方がいるのは事実なんですが、どうかリスクの少ないルートを選択して下さいますよう、重ねてお願い申し上げます。
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