2017年10月1日日曜日

久々に自転車屋の本音・・・

1台の自転車で来店するカップル。
 
2人乗りしてるのがバレバレだから。
 
「空気入れて欲しいねんけど。」
 
こちらとしては2人乗りしているような自転車に関わりたくない!
 
「っていうかこの後輪メッチャ歪んでんねんけど、これってなんでかな?」
 
空気入れをしているM簱君は「さぁ、何か強い衝撃でも受けたからじゃないですか?」と遠回しに言っていたけど・・・
 
2人乗りしてるからに決まってるやないか!
 
しかも体重80kg以上あるおっさんと50kg位のねえちゃんが2人乗ったら、そんなどこのリサイクルセンターで買ったのか判らないようなボロ自転車がまともに走れるかっての。
 
むしろいい歳こいてボロ自転車1台しか買えないっていうのが、恥ずかしいとか思えない事に驚きである。
 
 
 
『2人乗りのリスク』
 
①自転車の体重制限は車種を問わず80kg程度なので、車両の寿命が著しく低下する。
 
②道路交通法違反なので、違反反則金を支払う義務が発生します。
 
③しかも常人逮捕(一般人でも現行犯逮捕できる)が可能なので、その場で取り押さえられます。
 
④やはり道路交通法違反なので事故を起こした場合、相手に怪我をさせても当然ですが、自身が亡くなった場合でも保険の類は一切適用されません。全て自己責任です!
 
⑤見た目がダサい。「車を買うお金も無いからママチャリでドライブですか?」と言われても反論できない。
 
⑥少なくとも頭が良さそうには絶対に見えないし、まともな人間とも思えない。
 
 
 
つまり今の時代は2人乗りに対して厳しいのです。諦めて下さい!
 
 
 
「すみませ~ん!ここには中古の自転車って置いてませんか?」
 
そういう質問の仕方で来る人の大半は「乗れたら何でもいい!」とか、「とにかく安い自転車!」って頭しか無い方々です。
 
当店は古物取扱い許可証も取っていますが、ゴミは扱っていません。
 
ハッキリと言わせて下さい!
 
中古自転車って基本的にゴミですよ!ゴミ!
 
自転車で言うところの中古車の定義が通じるものって言うのは、元のオーナーが大切にメンテナンスをして乗って来たような、年式相応の汚れや傷程度の物であって、どんな乗り方をすればそうなるんだ?っていうような、ボロボロガタガタの中古車はどこまでいってもゴミでしかないんですよ。
 
中古自転車の中には古くなっても価値が上がっていく、レアな名車もあったりします。
 
しかしそれですら保管環境や扱いが悪かったら、単なるゴミです。
 
愛情を込めて大切に乗り続けた自転車には、古くなっても輝きが残っていたりするものなんです。
 
そういう意味では中古自転車を専門的に扱っている、『ビチ・アモーレ』さんや『バレイワークス』さん等は、中古でも本当に価値のあるものしか基本的に取扱いをしていません。
 
「この辺で中古自転車の専門店とか知らないですか?」
 
上記のような「乗れたら何でもいいので、安い自転車・・・。」とかって連中の言う専門店って何?
 
ゴミを売りつける専門店ですか?
 
整備らしいまともな整備もせずに、ほぼ拾ってきたままの状態で1台3000~10000円ほどで売っているあれは、ゴミ以外になんて呼んだらいいんですか?
 
中にはリサイクルショップも、その自転車の本当の価値を知らずに陳列している実はとんでもない名車が埋もれている、なんてレアなケースもあったりするので、その場合は磨けば輝く原石とも言えますが・・・
 
そんな原石がリサイクルショップで売られているケースは海岸で龍涎香を見つけるくらい珍しいことなので、まず期待はできないというか・・・
 
そもそも原石を磨くだけの知識と技術が伴ってないと、結局宝の持ち腐れになるという話ですよ。
 
物の善し悪しくらい、もう少しこだわってみませんか?
 
なんでもいい!とかって言う人、友達にいてもつまんないですよね?
 
そんなふうに思った事はありませんか?
 
 
 
ちょっと本音で書かせて頂きました。

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