2019年12月6日金曜日

『若狭路モニタリングツアー』行ってきました!・・・その⑨・・・小浜塗箸で開運!?そして鯖街道の宿場街を歩く


15:10

スケジュールが押してしまったので高速で美浜IC~小浜ICを使って『箸匠せいわ』に到着しました。

まずは恵比寿(大黒?)さまの恰好で出迎えてくれる木越社長から、箸の正しい使い方や若狭塗箸の歴史についてのお話のあと、和食のマナーについてもレクチャーを受けました。


そして全員でお箸の研磨体験!

現在は材料費の高騰により、お一人様200円の体験費用が掛かります。

ところで以前なら黒と朱色しか無かったのですが、最近はカラフルになりました。


僕は敢えて違う色で組み合わせました。

研磨も今回は無難に・・・


そしてまたアキラ君が・・・

本当に幸せそうな表情で福助さん人形に抱きついているので、今回はアキラ事件簿にはカウントしない事にしました。(笑)


お箸はボロボロになるまで使って交換する人も多いと思います。


しかし縁起物だったりもするそうで、何らかのタイミングで新しい箸に交換すると良い事があるかも知れません。


アキラ君はお店のPOP作りの参考にしようと、せいわさんのPOPを撮影しています。

しかし未だにPOP作りのセンスが磨かれていないので・・・

最近は河野さんにしごかれています。

これは『アキラ事件簿その9』でいいと思います。


僕は木越社長と仕事のお話・・・

この後久々に会長とお会いしました。


皆さんお箸もそうですが、鯖の缶詰や焼き鯖寿司まで購入していました。

確かにここで売っている鯖缶は美味しかったです。

しかし僕は今回千鳥苑で鯖缶を購入・・・


こっちも食べ比べてみたいと思います。


そういえば中学生のNちゃんとMちゃんの為に『合格(五角)箸』を購入しました。

高校受験も迫ってきているので使ってもらえたらと思っています。

ちなみにここ『箸匠せいわ』は遠敷川(おにゅうがわ)沿いにあります。

道中には若狭姫神社や、少し先には若狭彦神社もあり、更には『鵜の瀬』という場所があり、そこは日本名水100選の一つにして、『奈良東大寺二月堂のお水取り』の為の『お水送り』という祭事が行なわれる場所でもあります。

若狭は意外にも神話や伝説にちなんだ場所が多いので、そういったテーマでツアーを楽しむのもオススメです!

そんな場所柄もあって、せいわさんのお箸は本当に縁起ものなんです。

実際に今回のツアー中に契約の決まりかけていた仕事が飛んでしまったというT様・・・

せいわで購入したお箸を使い始めた瞬間、仕事が全部取り返せたそうです。

T様は丁度厄年だった事もあったので、当然厄神さんにもお参りに行ったそうですが、想像以上に最近の仕事は順調だそうで、お箸の件は本当に喜んでいました。


そこから一度道を戻る感じにはなりますが、『熊川宿』を散策しました。

昨日時間が押して行程から外した場所でしたが、まあ少々帰りが遅くなっても問題なしという事で・・・

16:15~17:00の間、旧宿場街を皆さんで散策。

写真は番所(関所)址です。

ここは鯖街道の要所の一つです。

小浜で水揚げされた鯖を、活きの良いうちに締めて塩をふり、一晩かけて京の都まで運んだとされる道です。

この熊川宿の少し東から朽木峠を抜けて、大原三千院を下って出町柳までが鯖街道と云われています。

昔は当然徒歩で行商していた訳ですから、鮮度の良いうちに美味しい鯖(海産物)を届けるのは大変だったと思います。

ちなみに戦国時代『金ヶ崎の退け口』で、朝倉浅井連合軍に挟み撃ちにされた織田信長が、京へ撤退したルートも朽木峠・・・鯖街道です。


T様は歴史が大好きなので、ここは特に散策を楽しんでおられました。


ちょっとバラつきはしていますが、全員の動きを把握しながら散策。


僕は熊川宿の歴史とか特産の熊川くずの説明をしながら案内しています。


上の町と中の町を結ぶ中条橋です。

古い街並みに散髪屋さんの看板というコントラストが面白いでしょ?


写真は『旧・逸見勘兵衛家住宅』といって町指定文化財です。


気になるお店も多いのですが、時間が時間なのでゆっくり立ち寄れなかったのが残念でした。


これは旧村役場だった建物で、伊藤忠商事二代目社長が建てたものです。

現在は資料館として一般公開もされています。


その脇には汲水ポンプも残っています。


小さな水車が置いてありましたが、名物の『芋洗い』はもう見当たらなくなっていました。


段々と薄暗くなって寂しいのですが、写真に写していないだけで、我々以外にも家族連れやグループの観光客が何組も散策されていました。


T様は神社とか欠かさず立ち寄っていました。

ここは白石神社といって熊川の氏神様です。


とりあえずこの日は時間の関係で下の町までは行けず、道の駅の駐車場方面へ引き返す事になりました。


この辺の建物にもうだつが多く見られました。

うだつは火事になった時に、隣の家に火が燃え移らないようにする工夫だそうです。

僕もその根拠やシステムまではよく知らないのですが、岐阜県の関市とかもなども、うだつのある街並みで有名だったりしますよね。

昔の人の生活の知恵ってやつなんです。



所々にこういった案内看板も用意されています。


ここは菱屋という昔の問屋さん。

現在はシェアオフィスとして活用されているらしいです。


アキラ君が気になったというヤジロベー・・・

昔の玩具ですが、ここで売っていたりするんですよ。


干し柿は地方によって作り方が違うそうです。

旅先でそれぞれの文化とか風習の違いを学べたら面白いですよね。

もっと一つ一つの知識を掘り下げて学べたら・・・と思います。

自分の思う普通が、実は普通じゃない事も少なくはないでしょうし、世界が広がります。

僕が若狭で動き始めたら、こういった些細な事も含めて、若狭の魅力を多くの旅行者やサイクリストに伝えて行きたいと思っています。

本当なら今年から動きたかったのですが、延び延びになって・・・来年からの動きにはなると思います。

そして一人でも多くの方々に笑顔になってもらえる・・・そんなサイクリングロードや、観光地(施設)の整備にも関わっていきたいと思っています。

皆様の応援を心からお願い申し上げます。

今回の『若狭路モニタリングツアー』はこれにて帰路につきました。

長々と9部作になってしまいましたが、お読み頂いてありがとうございました。

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