2019年12月13日金曜日

2020年サカモトテクノ展示会


概ね既存のモデルがカラーチェンジや部品の一部変更程度のマイナーチェンジでした。


この『ラファーレ』はオートライト&内装3段変速&ローラーブレーキと三種の神器を装備した上に、点灯式のリフレクターやホイールのリムまでステンレス仕様のラグジュアリーモデル。

通勤通学用の自転車としては乗り心地も装備も、耐久性も考えられた自転車なので、税込みで約57000円という定価が高いなんて事はありません。

ブリヂストンのカジュナに対抗して作ったモデルじゃないかと思います。


お嬢さん向けの自転車です。

クリスマスで自転車・・・っていうのは、最近少なくなってきているのでしょうか?


男の子にしても女の子にしても、お子さんの自転車というものは非常に難しいものなんです。

保護者主体で自転車を選ぶ家庭もあれば、お子さんの好みを尊重して選ぶ家庭もあります。

そしてそれぞれが、子供らしいデザインを好む方と、シンプルで飽きのこない大人っぽいデザインを好む方に分かれます。

それにサイズも細分化されていて、成長に合わせてサイズや仕様を考慮しないといけない乗り物なので・・・

来店早々「子供の自転車ってこれだけしか置いてないの?」っておっしゃる保護者さんが少なくないのですが、そんな単純な問題ではないので、是非ご理解ご協力を頂きたいところだと思っております。

店舗に並んでいる自転車は全てメーカーや卸業者から買い取って在庫にしているものなので、売れるか売れないかはギャンブルなんです。

そうならないように当店みたいな小さな個人商店は、自信を持って勧められる自転車しか在庫として抱えたくないのです。


定番のギムレットは女性向けの清楚なカラーリングでラインナップ。


サカモトテクノの中でも早い段階からBAAに合格させて、その存在感を示しています。


こちらは通勤通学向けのクロスバイク。


実はこの手の自転車は当店でも需要が高かったりします。

「ママチャリだと遅いからクロスバイクとかで通勤したいんだけど、クロスバイクだとカゴが無かったり、泥除けもなかったりで・・・なんかママチャリとクロスバイクを融合したような自転車って無いの?」

そんな問い合わせも少なくはありません。

当店でもサカモトテクノ以外にマルキンやアサヒサイクルのラインナップからお勧めはしています。

予算のある方だったらブリヂストンのマークローザやカジュナ、現在は廃番になってしまったモデルで、ヴィレッタ等が人気でした。


こちらも通勤通学に人気のモデル。


27インチで装備もオートライトに外装6段変速付きなので、男性にはピッタリの自転車だと言える。

リアブレーキがバンドブレーキっていうところを除けば文句なしの装備で税込み36000円という定価はかなりリーズナブル。


こちらは2019年モデルから加わったアクシア。

重量は重ためですけど、走りはしっかりしていて重さはそんなに気になりません。


フレームの剛性の高さとカゴの重さからくる宿命として、すぐに首を振ってしまう自転車な為、駐輪時の停め方に気を遣う自転車だと思いましたが、デザインもカッコいいし、走りも悪くないので、僕は好きな自転車の一つにこのアクシアを数えています。

カラーリングは前回のオレンジとエンプレスグレーというチタンシルバー系の2色がカッコ良かったので、今年のモデルは無難に売りやすい色を選んだなぁ~って感じてしまいました。

いずれにしてもここまでの自転車が税込み定価40000円少々って考えたら安いです。


こちらはアルミフレームなので軽量が売り!


オートライト&外装6段変速&ローラーブレーキとこちらも三種の神器は抑えています。

変速については内装3段と外装6段での、メリットやデメリットを書きたいと思います。

内装変速は後輪のハブボディの中に変速システムが入っているので、雨に濡れることも無く、錆を気にする必要性が無いところにメリットがあります。

しかし価格がやや高くなってしまう事と、3段しかないので変速すると極端に重くなったり軽くなったりする為、滑らかな加速ができないというのが主なデメリット。

それにいくらメンテナンスフリーとはいえ、余りにも雑な扱い方をして壊してしまった場合、ユニットごと交換しないと直せないので、修理代は高くなってしまいます。

対する外装変速は、定期的にメンテナンスが必要になってきますが、不具合が出てきてもすぐに確認ができるので、メンテナンスは非常にしやすいです。

それに6段以上の変速があれば、間のギアというものが追加されているので、現在走っている道路状況や自身の脚力に限りなくマッチしたギアを選択できるところが最大のメリットなんです。

加速も1段ずつ丁寧にシフトアップ(変速)しながら走れば、内装3段との違いは明らかとなります。

それにどうしようもないくらいガタガタになって、チェーン交換だけで済まなくなってしまったとして、スプロケとチェーンリング(クランク)の交換もすれば生き返ります。

それだけ部品を交換しても、内装3段のホイールより部品代が安く済むというのもメリットです。

デメリットは・・・手入れをしないと錆びる、まめに不具合を調整する必要性があるって事くらいでしょうか?

なので乗る方のニーズや性格に合わせて選んで頂ければ良いと思います。

尚、内装変速は3段以外にも5段、8段、11段とありますが、当然ビックリするほど高価になりますので、一般的なシティサイクルにはせいぜい内装5段までしか装備されないというのが実情です。

変速数は多ければ多いほど、状況にあったギアの選択肢が増えるのと、滑らかな加速がしやすくなるので、「変速なんて使いこなせないからよくわからない。」とか、「いつも5速か6速で走っているから軽いギアなんて使ったことが無い。」なんておっしゃる方々は、車の運転と同じなので・・・是非変速をまめに活用して下さい。


そして今ありがたいのはこういった自転車です。

跨ぎやすい自転車がなぜありがたいかというと、年配者ほど腹筋の力も大腿筋の力も弱ってくるわけで、自転車を跨ぐことでさえ大変な作業なんです。

それで躓いてバランスを崩して転倒された方も実際におられます。


年配の方にプレゼントをするならこういう跨ぎやすい自転車をオススメします。

他にはスカートの女性にも喜ばれますので、跨ぎやすさっていうポイントも視野に入れて自転車探しをしてみては如何でしょうか?


僕は強度不足っていう理由で折り畳み自転車を売るのが好きじゃないのですが、たまにこういう折り畳み自転車も乗ってみたいなぁ~なんて思う事がある。


ただ折り畳み自転車こそ、走りに違和感を感じたらすぐにメンテナンスをして欲しい乗り物なので、横着な人や鈍感な人には絶対に売りたくないし、全力で買う自転車を考え直して欲しいとお客様には伝えています。(笑)


ダホンやターンの自転車を買うような客層になってくると、その辺の感覚を持っている方が多くなってくるので、僕らも比較的安心して販売ができます。

アレックスモールトンとかブロンプトンの自転車辺りになると、手入れやメンテナンスをしない人が乗ってはいけないレベルになってしまいます。


最後にこんな自転車を見逃すところでした。


これも男性向けの通勤通学専用自転車です。

税込み定価が4万円未満なので、予算を抑えたいお客様にはありがたい価格帯じゃないかと思います。

サカモトテクノの自転車は塗装が弱いので、赤や黄色系のフレームは色褪せしやすかったり、鉄フレームのモデルは塗装が錆で浮いてしまったりする事も無くはない。

なので、手入れをしないで放置するような人が乗っているサカモトテクノの自転車は、基本的に見た目の状態が酷い自転車も少なくはない。

しかしサカモトテクノの自転車で「ここが素晴らしい!」と言えるポイントがある。

カートリッジBBを採用している事!

BB(ボトムブラケット)とはクランクを回す主軸の部品なので、ここにコストを掛けている自転車は耐久性も高く、体重の重たい人やパワフルな男性が乗ってもガタが出にくい自転車であると言える。

判る人にしか判らないポイントではあるのですが、BBの違いで実際にペダリングも変わるので、そういう目に見えないところへのこだわりがあるっていうのが、サカモトテクノの強みです。


そういえば今回のサカモトテクノ展示会で頂いたお弁当・・・すごく美味しかったです!

いつもドリンクや食べ物も豊富で、展示会を頑張って下さっています。

今年はコスプレの方もいたり、相変わらずミキャンも出張してきてくれていました。


こちらはサカモトテクノの記念品・・・保温ボトルとトートバックのセット。

こういう気遣いも嬉しい今回の展示会でした。

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