2017年3月18日土曜日

体調不良でご迷惑をかけてます。

今となったら何がきっかけでこうなったのかは判りませんが・・・

冬の乾燥するシーズンになると気管支喘息になりやすくなってしまいました。

僕の記憶では、20代の頃に心肺機能を追い込み過ぎたのが、喉を悪くしたきっかけだったと思うのですが、喘息の症状が顕著に出て来るようになったのは、この商売を始めてからなので、本当に酷くなったのは3年程前からと最近の話。

ある日接客中に突然発作のような咳が出そうになって、会話を続けられなくなったのが始まり。

以来冬場はできるだけ会話のトーンを落として、お客様の質問が多くてしゃべり続けるのがしんどい時などは、他のスタッフに話を振って休憩を入れないと、咳が止まらなくなって立っているのも辛くなる事がありました。

昨シーズンはそこまでだったのですが、今シーズンはかなり酷くて、年末頃にはかなり苦しかったんですね。

1月の寒波の時期にとうとう喉が本当に痛くなって・・・

一度は回復したものの、その後もずっと咽がくすぐったい状態が続き、余計に乾燥した空気や冷たい冷気に過敏になって咳がすぐに出るので、自転車で走っていても大きく息を吸い込めなくて、上り坂で無理ができない状態が続く・・・

2月に入ってどうにもできないくらい咳が止まらない状態に陥って、店を閉めた直後に救急外来で病院に行ったら『咽頭炎』だと診断される。

そういえば8年程前に一度『咽頭炎』で、生まれて初めての入院を体験しました。

口蓋垂が腫れて拡大し、食道を塞いでしまっているので、口呼吸ができない!

しかし花粉症の僕はこの時期鼻水が酷く、鼻呼吸ができなくて苦しみました。

しかも腫れた口蓋垂のお陰で、痛くて食べ物も食べる事ができないし、それどころか水を飲む事すらできなかったのです。

当時は毎日6時半起きで仕事に行って、終わって帰ったら夜中の1時前後。

それから晩御飯を食べて、スーパー銭湯に通って・・・寝るのは2時半~3時。

会社の定時は18時までなんだけど、20時までに退勤できる日って月に1度くらいしかなくて、残業は毎月少なくても70時間・・・多い月だと100時間超!

まあ当時の仕事は大好きだったけど、社長がいつまでも帰らないし、自分のできない仕事を上司に丸投げして帰る部下や他部署になすりつけて帰る連中がいて、結局社長の口から「まだ残っていたの?今日やる事が終わっているなら、もう帰っていいよ!」と言われるまで帰れない。

社長の側近みたいなポジションだったので、できるだけ仕事を増やしてでも(内心では人に仕事を押し付けておきながら、先に帰ったり、自分だけ違う仕事を悠々とこなしている連中を許せない気持ちはあったけど)社長に付き合って終電ギリギリまで会社に残る事が多かった。

上下関係における礼儀とか建前って大切でしょ?最近の人はそんなのお構いなしなのかも知れませんが・・・

それでも谷町線の終電は早いので、0時に会社を出た時なんかは、御堂筋線の難波駅までスーツと革靴で15分程走り続け、御堂筋線の最終に滑り込んだり・・・

それにすら間に合わない時は神戸までタクシーで帰る事も月平均で3回程。

次の日も同じスーツで出勤するのだけは絶対にプライドが許さない為、何があっても一度家に帰るっていうのがポリシーだったので、今考えてもしんどい生活をしていたよなぁ~って思う。

その疲れが溜まって『咽頭炎』なって、強制的に入院。

4日間『点滴漬け』の入院生活を経て、ようやく咽の腫れが落ち着いて水が飲めるようになったという当時の状態に、今回もあと一歩病院に行くのが遅ければ、また同じ症状で入院するところだったらしいのです。

危なかった。

子供の頃から健康第一で来ている僕は、車に轢かれても骨折すらした事がなくて、高校~大学と仲間内からサイボーグ疑惑がかけられるほど頑丈だったのですが、一度だけ落車の際に自転車を守って転倒し、鎖骨を骨折した時などは「そうか~君も実は人間やったんか。」と皆から言われ、骨折4日後には肩にギブスをしたまま、京セラドームで野球の会社対抗試合に出場していたというくらい、体調が悪いから・・・とか、骨折したから・・・って理由では絶対に休んだり、パフォーマンスが発揮できない言い訳にはしない!っていうのが本来の僕の有り方でした。

それから考えてもここ数年の間に随分と弱くなったなぁって、痛いほど感じています。

走行会も少なくとも最初の2年間は雨が降っても休まずに走っていましたし。

最近は1月に北区の路面凍結で出勤が遅れる可能性がある等で休ませてもらってから、本当に休む回数が増えてきました。

実は最近、走行会を走れていない事を、自分でも結構気にしています。



2月21日に再び病院へ行った際、喉はマシになったけど、咳の症状が治らないと伝え、レントゲンを撮って頂いたら肺炎を患っている事が判明し・・・

結局店を閉める訳にもいかないから入院もせずに出勤し、病院から処方して頂いた薬も5日で無くなったけど、時期的なものもあって忙し過ぎて薬すらもらいに行けず、ようやく病院へ行けたのが先日の3月15日。

肺炎はありがたい事に快方に向かっていたけど、前日から気管支喘息は悪化しており、しかも花粉症・・・

病院で呼吸器検査を検査をした結果、「肺活量が4000cc以上あるので問題なし。」と言われ・・・

「いやいや、元々その倍以上あった人間が半分以下に低下していたとして、それでも問題なしという診断になるんですか?」

「えぇ~っと、それは~。そんなにあったんですか?」

こういう時にかかりつけの病院が無い事の不便さを感じてしまいます。

基本的に「病院なんて行かなくても・・・。」とか「行っている暇があったら・・・。」、「取りあえず気合と根性で・・・。」な性格だったもので、かかりつけの病院も無ければ、どこの病院が信用できるのかも判らないので、いざ病院に行く必要性ができた時に困ります。

しかも今回はオマケつきで、11時から15時半過ぎまで病院に拘束されている間に、風邪かインフルエンザでももらったのか・・・(マスクはちゃんと着用していましたが)

3月15日の夕方以降気分が悪くなって、悪寒と偏頭痛と倦怠感で立っているのがやっとの状態。

翌日16日も39度まで熱が上がったのですが、難しい修理が入ったり、ややこしい来客があった時に対応できるスタッフがいないもので、休む事も出来ずに出勤。

薬も今回は気管支喘息用の吸入薬しか頂いておらず、根性で耐えるしかなかった状態でして。

『この人と会って話をするだけで元気が120%になれる!』はずのI藤様が、僕の体調を心配してご来店下さったのですが、それでも僕の体調は悪いままで・・・。(本当に申し訳ございません!)

昨日ようやく熱が下がって身体が軽くなりました!

まだ偏頭痛が残っていますが・・・

このまましばらくは回復に専念して、来週の走行会には復帰する方向性で頑張りたいと思っています。

そんな事がございましたが、いつも気にかけて様子を見に来て下さるお客様方には随分と元気付けられました。

特に僕が病院に拘束されている間、留美さんがお昼ご飯も食べずにフラフラで頑張っているところ、差し入れを持って来て下さったK林様には助けられました!

本当にありがとうございます!

最近『昼テロ』(お昼休み時にドドッと修理や接客が重なる事)が多くて、僕と留美さんの2人だけだと、お昼御飯が17時半過ぎになる事だってあるくらい、極端な忙しさがあります。

非常にありがたいお話ではございますが、さすがに休憩もまともに取れなかったりするのはストレスなので、平日にもスタッフを強化したい訳ですよ。

客注の部品や自転車も多いし、それも引き取りが来ないものや、納期未定のものまであって、毎日確認を取ったりするのも、2人だと処理しきれなくて、もっとメンバーを増やして役割分担ができるようになりたいというか・・・

前々から経理担当が欲しいと言っていたのも、うちみたいな個人商店だとすべての取引が売掛にできる訳でもなく、逆に売掛にすればそれはそれで、必要な時に必要なタイミングで現金が吸い取られてしまう可能性があって、万が一の場合に取引先によっては大変失礼な話にはなってしまいますが、支払いの優先順位をつけて、数日待ってもらう様なことだってある訳です。

そんなお金の管理と、その都度銀行を巡って走り回る事を考えたら、僕は日常の業務に集中できないばかりか、次に立ち上げる事業の準備すら進まなくなってしまいます。

留美さんも担当する業務が多過ぎて既にパンク気味なので、これ以上の作業は押し付けられないので、仕事が雑にならないように役割分担を決めたいっていうのが、今の僕の希望です。


僕が病院や銀行、配達や出張修理に出かけていない時に限って、留美さんやアルバイトスタッフには作業をさせていないような、ヘビーな修理や部品交換のお客様が来店されたりして・・・

例えばプレスフィットのBB(ボトムブラケット)の交換を希望するお客様が、どうしても作業を見たいから預かりは嫌だと言った場合、僕の帰りが未定だと、一旦お引き取り頂いての後日対応になる。

そもそもプレスフィットの交換をするのは、ただでさえ気を遣う作業なので、本来なら絶対にお客様の前ではやりたくないって旨を説明しているはずなんですけど、頑としてそこを見学したいのだとおっしゃって、預けて帰るくらいなら出直して来ると言って聞かないそうで、2度も僕の留守中にタイミングが被ったので、随分ご立腹で帰られたと留美さんが困惑していました。

余裕で在庫があったはずのBBが、よりによってお客様がご注文下さったタイミングで品切れになり・・・

そうは言っても卸業者にはすぐに注文を入れたので、間もなく入荷するだろうと思っていたら、先方さんより「当分入荷が未定になりました。」という連絡を後日受けまして・・・

お客様に勧めた部品である以上、今さら引っ込みがつかないだろう!って話で、直接メーカーの本国に注文して空輸で取り寄せたんです。

その結果、定価で買うよりも割高。

しかもお客様を待たせている以上は送料が余分にかかった分を追加で請求する訳にもいかないので、当初予定していた金額で交換する予定です。

工賃を差し引いてもほとんど利益なしで、留美さんの怒られ損な仕事。

こういった小さなストレスも、お店を運営している以上は必ずあるので、僕が・・・

いや、別に人に店を任せて僕一人自由に遊び歩いたりするつもりなんて一切無いのですが、今回のように僕だけではなく、スタッフの誰かが体調を崩したり、学校や家庭の事情で休みを余儀なくされた時に、確実にシフトに入れて・・・

プレスフィットのBB交換どころか、LOOKやS-WORKSのクランク交換・・・

シマノに限らず、カンパニョーロであろうがスラムであろうが、コンポーネントの交換や修理が一通りできるレベルのスタッフは、最低限もう一人くらい欲しい訳ですよ。

自転車業界で人材募集をかけたとして、下手に経験者で中途採用すると、知識と作業経験だけで既に「天下を獲ったった!」くらいの自己満足勘違い野郎が来る事が稀にあるので、本当は経験者はいらない!もうウンザリだ!と思ってはいるのですが、最近は本当に仕事を吸収するスピードの緩やかな人も多いので、あんまり新人指導に時間をかけているゆとりもなく・・・

本当に人材募集・・・とっても苦労しています。

でも早くスタッフを増やさないとサービスの質が低下するのも間違いないし、効率よく利益を作る事も難しくなり、何より僕の目標や夢がいつまで経っても実現できない訳で、それは僕としては一番望まない事なので本当に悩んでいます。

色々と満身創痍ではございますが、当店のポリシーとして守るべき事は、スピードと正確さ、的確なアドバイスと判断力、かゆいところに手が届く接客、笑顔と元気だ明るい対応・・・それらをスタッフ全員ができる事なんです。

体調不良に負けずに頑張りますので、どうか今後もよろしくお願い致します!

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