2019年5月29日水曜日

自転車屋スタッフあるある・・・ちょっと考えられない『お客様』?

最近また更新が出来ていなくてすみません。

新規事業の方にエネルギーをシフトしたいのに、HAT神戸の店をスタッフに任せきれない現状に焦っています。

できれば1~2週間くらい現地に行って泊まり込みで事業立ち上げの準備をしたい。

しかし1日でも僕だけ出張でいなかったりすると、そういう日に限って重症患者(保証外の修正を要する事故レベルの自転車)の修理が2件程入ってきて、スタッフが対応できなくて預かりになったりするのである。

他のお店で修理対応が出来ないと言われたような、重症患者の駆け込み寺になっている当店としては、お客様から頼られるのはありがたいのですが、僕にしかできない修理っていうのを、今後いつまで受けれるのだろうか?って問題がある。

これまでのスタッフも、そこまでのレベルに達する事無くドロップアウトする人間が多かったので、正直「こいつに仕事を任せたい!」って思えるメカニックが育たない!現れない!そんな現状に諦めすら感じている訳であります。

それでも現在いるスタッフは全員、元々全くの初心者から入ったにもかかわらず、販売も頑張ってくれていますし、簡単な整備や修理、組み立ては出来るようにまで成長してくれました。

まあアキラ君の成長次第では、今後の風向きが良くなる可能性はあるかな。

そんなスタッフたちから声が上がった『ちょっと考えられないお客様』について書かせて頂きたいと思います。

僕は気に入らない事は気に入らない!とハッキリ言う性格なので、店のブログ向きじゃないというか・・・店のブログでマイナスな事を書くな!とよく言われるのですが・・・

偽善者ぶって綺麗ごとばかり書き並べるのが本当に気持ち悪くて、僕にはどう頑張ったって出来ないし無理・・・。

スタッフにも仕事で変なストレスを溜めてもらいたくないので、愚痴や言い分は必ず聞くようにしています。

その中で僕が聞いても「それはちょっとありえないよなぁ~。」と感じた『お客様のような人』のお話です。





①『店内の自転車を許可なく触りまくる人』について

展示車両についてはむやみに手を触れないで下さいと注意書きをしています。

(理由1)全てのお客様に当てはまる話ではございませんが、店の商品=他人の物(自分がお金を払って買った物ではない)って認識からか、扱い方が非常に雑な方がおられます。
(理由2)スタンドの上にかけている自転車やフレームが落下してお怪我をされる恐れがあります。
(理由3)自転車も1万円台~数百万円と価格帯も幅広いのですが、値段の高い安いに関わらず、店内の商品は全て卸しから買い取ったものなので、傷物にされて資産価値が下がるのも困ります。一切の返品や差し替えが不可能なので。


【特徴1】手持無沙汰で落ち着きのない方(お子さんに多い)ほど、むやみにあれこれと触ります。
【特徴2】変速レバーを勝手に操作する人が多い。
【特徴3】車輪をつまんで回す人が多い。それも逆回転させる人が多いので、クランクが一緒に回ってスタンドの部品に当たったり、チェーンが脱落したりする可能性がある。
【特徴4】接客(声を掛けられる事)を拒む冷やかし客に多い。


《事例1》スタッフの100万円以上するチタンバイクを展示していた際、たまたま修理や接客でスタッフ全員が手を離せなかったタイミングではあったのですが、親子のご来店者様で勝手にチタンバイクを触ったり持ち上げようとした事があって、そのスタッフが「その自転車は100万円以上する自転車なので触らないで下さい!」と、その時触っていたお子さんに注意をしたら、「何で俺の子供に説教するんじゃ?俺の子に説教するのは親である俺のする事なんじゃ!」と、お父さんが逆ギレをして「何が100万円の自転車やねん!」と喚きながら帰って行った例。

〘その時のスタッフの言い分〙だったらスタッフに注意される前にお前が注意しろよ!っていうか『許可なく触れないで下さい!』って注意書きが貼ってあるのに、お前も一緒になって触っていたやないか!子供の前で親を注意するのも可哀想だと思ったから子供を注意しただけなんじゃないの!なんで逆ギレしてんねん?(もう退職したスタッフですが)


《事例2》学校帰りの中学生(当時)が野球部の大きなカバンを振り回しながら店前の通路を歩き、陳列していたスポーツバイクにカバンをぶつけて4台も薙ぎ倒して傷物にするも、「セーフ!セーフ!」と叫びながら逃げて行った例。

〘その時の対応〙当店スタッフが「帰って保護者に売り物の自転車を薙ぎ倒して4台も傷物にしてしまった事を正直に話すんだよ!」って伝えたものの、親と一緒に謝りに来る事はなかった。そもそも問題児&モンスターペアレンツとして、近所では有名な家族だった事から警察からも関わらないようにと助言される始末だった。
ちなみに被害総額は約20万円ほどでしたが、被害届も受理してもらえなかったという特殊な例でした。


《事例3》本日の事ですが、修理にやってきたお客様・・・昼間から酔っぱらっているのか?って思えるほどハイテンションで、スタッフも自分のペースで作業が出来なくて大変だったそうですが・・・何がビックリって、商品の電動アシスト自転車の荷台に腰掛けて待っていたんですね。
気付いたスタッフは慌てて「すみません!そちらはお客様からご注文頂いた自転車ですので、どうぞあちらに椅子とテーブルがございます。恐れ入りますがそちらでお待ち頂けますでしょうか。」と声を掛けたのですが・・・いまいち自分がやった事がどういう事か解っていない様子で、しかも修理が終わった後に店内から自転車に乗って走って帰られました。

その時のスタッフの気持ち〙売り物の自転車をベンチ替わりにするとかあり得ないでしょ?なぜそこに座ろうなんて思えるの?
そして店内で自転車に乗るとか人の家の中で自転車に乗っているようなものじゃない?それで勢いよく店を飛び出した瞬間、通行人とかに接触事故とか起こしたらどうするつもりなの?
そして万が一本当にお酒で酔っていた場合、自転車には乗っちゃいけないので、事故なんて起こされたらフォローのしようがないですよね?


どれもこれも「やれやれ・・・」としか言いようがない話です。





②『中古自転車を探しに来る・・・或いは問い合わせてくる人』について

確かに当店は中古自転車も取り扱いは出来るし・・・実際にしています。
ただし世間で言うところの中古自転車って、約7割がゴミ(鉄屑)の事を指していますよね?残りの約3割の方はビンテージで価値のある自転車を探していたり、中古でも整備されていて十分安全に乗れる自転車があれば欲しい!っておっしゃるのですが・・・
今回は前者である『中古車を求める客層の約7割のニーズ』について書かせて頂きます。

【特徴1】「安くて乗れたらなんでもいい!」ってセリフを、必ずと言っても過言ではないくらい言います。
【特徴2】電話でのお問い合わせの場合特にですが、友達か?っていうくらいなあなあで喋ってくる人が何故か多い。
【特徴3】酷い場合は上から高圧的に喋ってくる方もいる。
【特徴4】根本的に商品の価値を理解していない方が多い。
【特徴5】何かにつけて「サービスしてくれるよね?」とオマケで何か付けろ!とか作業をタダでやれって言う人もこの客層に多い。
【特徴6】道路交通法とか安全義務について無頓着な人がほとんど。
【特徴7】外国人の方も多いのですが、その場合は金銭的な問題と、滞在日数が少ないから使い捨てで考えているという人が大半。


《事例1》1か月程前にお電話で「中古自転車って在庫ある?」といきなり言われたスタッフが、「いえ、中古はございませんけど・・・。」と答えたら、「だったらネットに中古自転車販売って書くのやめろや!消しとけ!」って怒られた例。

〘僕の回答〙確かに「中古はございません!」と答えたスタッフにも言葉足らずの部分はあったと思いますが、スタッフ曰く「横柄な感じの問い合わせだったので、ママチャリの安い中古を探しているものだと思い込んでしまいました。」との事。まあ90%以上の確率で間違いじゃないと思います。
当然嘘はついていません!当店は中古自転車も取扱しています。基本的にほとんど使用していないような状態の良い中古車か、年数が経っても価値が下がらないビンテージバイクであれば取り扱いはします。
ビンテージバイクは解る人にしか解らない付加価値のあるものなので、自転車が好きでその自転車の価値の高さを理解している人だから求める訳で、だからこそ我々も価値あるものを安心して販売できるのです。
しかし実際に乗る為の中古車となると、当然安全に乗れるかどうかって問題があるので、タイヤの摩耗やダメージ、ホイールの振れ、フレームのダメージ、ワイヤーケーブル類の劣化など、あらゆる不具合箇所を点検して、安全に使えるレベルの車体であるかどうか、簡単な手直しでそうできるのかどうか・・・その基準をクリアしているものしか販売しません。
即ちママチャリの中古車は当店のコンセプトには非常に当てはまりにくいので、余程手直しのほとんど必要ない・・・限りなく新車に近い程度の良い車体でなければ、当店では絶対に販売しません。
なのでママチャリの中古車は基本的に在庫していません。
(理由1)ママチャリって元々が外国で大量生産して、組み立ても向こうでさせて、大量に船で運んできて・・・店頭には梱包材の皮剥きをしてハンドルの向きだけ直したような状態で並べているお店がほとんど。
だからこそのあの安さ!世間で1万円の自転車だと思われている、一番安いベース車両でさえ部品からバラで集めて組み立てようと思ったら、部品代だけで4万円以上するって話は過去にもブログで書いたはず。
組み立て工賃も加えたら6万円以上になりますよね?
それが本来の価値だと解って下さい!
つまり1万円は安過ぎる!きっと何か問題があるに違いない!くらいに思ってもらっても大袈裟じゃないという事なんですね。
当店では皮剥きとハンドル起こしだけじゃなくて、ホイールの振れ取りやセンター出し、ボルトナット類の締め付け確認や、左右のブレーキレバーの握りバランス、ブレーキシューの当たり調整、変速精度・・・全てチェックして手直しを加えて組み直してから店頭に並べてます。
それもクレームにすぐ対応してくれる日本の自転車メーカーのママチャリしか扱いません。
それでも価格帯としては1万5千円程度からラインナップしています。
ところが中古のママチャリともなると、荒ゴミで拾ってきたり、駐禁で回収されたまま引き取りに来なかったような見捨てられた自転車を、オークションで落としたものを売っていたりする訳ですよ。
当店にも「中古で買ったばかりなんですけど~。」って修理で持ち込んでくる自転車の中には、明らかに事故車だろ?っていうようなフロントフォークの曲がった自転車も何台か見た事があります。
つまりリサイクルショップなんて、そもそも自転車のプロでもない人が「多分乗れるから大丈夫!」程度の根拠で、大したメンテナンスもしないで売っている訳で・・・
そんなゴミだから3000~8000円程度で売っているんですよ。
そのゴミを安全に乗れるようにリフレッシュしようと思ったら1万円~1万5千円以上部品代と修理代で飛んでしまいます。
元々愛着も持たずに買った自転車にそれだけのコストをかけれる人なんてまずいません!
それだったら当店で一番安いママチャリを買った方が安いし、新車なので安心ですよね?
ちなみに某激安の殿堂で購入された新車も、当店に購入直後のトラブルで持ち込まれたことがあります。
購入後乗り出して、僅か100mでタイヤのバースト!入荷時にチューブが噛んでいないかチェックしていなかったんでしょう。
また購入して4日でチェーンが断裂とか・・・自転車の原価をケチり過ぎると粗悪な部品で構成された自転車しか作れません。
少なくとも日本のメーカーの自転車では、そこまで無理して原価をケチらないので、最低限安心できる製造メーカーの部品を採用しています。

結論としては新車でも1万円台~5万円程度で買えるママチャリを、わざわざ中古で探すような客層が「俺は客やぞ!お客様は神様やぞ!」と言わんばかりに偉そうにしないでくれ!って話なんですが、そう言うと角が立つので・・・どうかご自身と周りの交通の為にも安全で安心できる自転車を意識して購入して下さい!って感じです。


事例2》最近の話ですが恐らく中古自転車か、格安(1万円以下)の自転車を探しに来られた方なのでしょうが、当店スタッフに「どのような自転車をお探しなんですか?」って聞かれて、「何でもええねんけど・・・しょうもない、ショボい自転車でええんやけど・・・」と言いながら結局、ハッキリとした回答も無く帰っていった例。


その時のスタッフの気持ち〙しょうもない自転車とかショボい自転車でもいいからって何なん?そんなしょうもない商品を店に置けって言ってるの?なんかその言い方で頭に来ました。



これについては僕も頭に来ましたね。

お客様の安全とか度外視で安けりゃ全て正義みたいな商品を置いたら、この店の品質が堕ちてしまうんですけど・・・って。
そもそもショボい自転車って言い方・・・自転車屋を馬鹿にし過ぎ!というかデリカシーのかけらも無いんかい!と叫びたくなりました。


まあここに書いた話は大半が自転車屋あるあるなので、同じような経験をされた事のある自転車屋さんなら「よくぞ言ってくれた!」と思う内容です。

こんな事を堂々とブログで書くような店では自転車を買わない!って言う人もいるかも知れませんが、きっとこの記事を読んで反感を感じた人って言うのは、中古自転車を求める人の中の7割の・・・更に3割~7割の何を言っても聞く耳を持たないタイプの人だと思っているので、僕は一向に気にしていません。

くどいようですが100人が100人とも「あのお店は良い!」なんて店は・・・

そりゃ正当にそう評価してもらえるお店を目指してはいますけど、表面上だけ取り繕ったようなお店にはしたくないという想いがあるので、どうかこんな辛口のブログである事をご了承下さいませ!

2019年5月11日土曜日

本日より仲間が増えました!


開業以来最大の出勤人数です。

本日は5人体制で営業しています!

僕もそろそろ新規事業の為、神戸から離れて生活する予定なので、お店をスタッフで回せるようにしたいと考えています。

勿論技術的な事など、まだまだアキラ君とかでは任せられない不安要素も多いので、時々神戸には帰ってきますが、その為の準備を急ピッチで進めています。

本音を言うと今こそ泉君に戻って来て欲しいなんて思っているんだけど、彼も営業マンとして開花し活躍しているようなので、それはそれで遠目に見守っているような現状です。

新しいスタッフは大城といいます。

年齢は歴代メンバーの中で最年長の48歳ですが、親切丁寧な物腰がお客様に安心感を与えられるんじゃないかと期待しています。

どうぞ宜しくお願い致します!

2019年4月29日月曜日

平成最後の営業日

明日4月30日~5月 2日まで3日間お休みを頂きます。

という訳で本日が平成最後の営業日となります。

今月はブログの更新が滞っています。

僕がブログを更新しない時は胃潰瘍になりそうなくらいストレスを抱えている時だと思って下さい。

精神的に落ち着いている時は少々仕事で疲れていてもブログくらいは更新します。

一応新規事業の方は順調に進めています。

僕の胃痛はもっと他の理由。

それはそうと本日は僕のぞろ目の誕生日。

いい加減に観念しろと言われそうですが、歳は重ねたくないものです。

30歳を過ぎてからずっと誕生日の来るのが嬉しくないというか・・・

時間が足りな過ぎて・・・人生って仮に80年生きたとして、80年じゃ足りなくないですか?

夢とか野望とか、やりたい事や欲しいものっていっぱいあるじゃないですか?

そういうのを実現しようと思ったら80年じゃ足りなさ過ぎる。

そして人が全力で何かに打ち込める時間は50年あるかどうか・・・

そう思うと益々時間が足りない。

時よ止まってくれ!って思えてならない。

そんな中で60歳を過ぎてからロードバイクを始めたい!っていうお客様も増えてきて、勇気づけられる事も多いのですが・・・


今朝のお客様第一号は最近ファーナ700を購入して下さったばかりのお客様。

乗りやすくてすごく気に入って下さったこの自転車ですが、今朝自転車通勤の際に縁石に突っ込んでしまったそうなのです。

幸いお客様には大きな怪我が無かったそうで良かったのですが、フロントフォークが見事に折れてしまっています。

逆にこのカーボンフォークが良く出来ていたので大怪我をしなくて済んだのかも知れません。

事実自転車の損傷を検証した所、フロントホイールも縁石にヒットしたであろう箇所が若干振れていただけで、リム打ちの歪みさえ出ていなかったのは見事!

簡単な振れ取りで完璧にセンターを出す事が出来ました。

これならフレーム本体のダメージもほとんど皆無じゃないかと思われます。

連休明けにコーダーブルームさんにお願いして、新しいカーボンフォークを送ってもらえば元通り復活できそうです!

これに懲りずにより一層サイクリングを楽しんでもらいたいです!


そして誕生日のプレゼントで手作りのストラップを頂きました。

大好きな石田三成の旗印です。

僕の人生の目標は『大一大万大吉』これは不変です。

世の中『大一大万大吉』や『天下布武』って言葉の意味を誰もが知ってくれたなら、きっと素晴らしい世界になるのになぁ~と思いつつ生きています。

このストラップを見てアキラ君が「僕も店長に何かプレゼントを考えなあかんかった!どうしよう?店長、何か欲しいものはありますか?」と言ったもので・・・

「ん~、フェラーリとは言わん、中古車で良いからマセラッティを買ってくれ!」と答えたら、口を大きく開けて言葉を失っていた。(笑)

アキラ君は教師になる夢があるのですが、具体的にどんな教師で、どんな教育をして、どんな子供たちを未来に送り出したいのか・・・

そんな具体的な事まではまだビジョンには無く・・・

彼自身があれこれ考えてビジョンを打ち出せるように、目下教育中です!

目標って言うのは「出来たらいいなぁ~。」とか「何とかなればいいなぁ~。」って考えているうちは、恐るべき強運でもない限り達成なんてできません。

まして買いもしないくせに宝くじが当たらないものか?等と言うような話だと、達成するもなにも、プロセスすらもなっていない訳です。

ぼんやりではなく具体的に・・・『いつまでになにをどうするか』・・・この事を書き連ねて部屋の壁や天井に張り付けるくらいして、一歩一歩確実に近付ける努力や工夫が必要なんです。

学校の先生が「人の生涯にどれだけお金が必要で・・・まずもってどんな家に住みたい?車は?家族構成は?それらを賄うために必要なコストは?それを逆算したら、働いて稼がないといけない金額が計算できる。そうすれば自分がどんな仕事に就いてどのくらい活躍して結果を出せばその収入を得られるかが具体的に見えてくるじゃない。」って、そんな事を考えられる人ばかりだったら、きっと優秀な子供たちをいっぱい量産できると思うんだけどなぁ。

そんな話をアキラ君にしたら・・・「僕はもっと具体的に自分の将来を考えないといけないんですね?う~ん、僕にできるかなぁ~。」と頭を抱えていました。

M籏君も先日就職活動で内定が決まって、報告を受けましたが・・・

彼もまだまだ決定ではないけれど、将来やってみたいことは具体的にあれこれ考えて、そこに近付くためのプロセスを彼なりに考えています。

アキラ君も頑張って満足のいく仕事が出来るようになってしっかり稼いで下さい!

「店長!マセラッティと言わず、フェラーリくらい僕がプレゼントしますよ!」って言えるくらいの大物になってくれる事を期待しています!

2019年4月17日水曜日

3月後半色々・・・

3月23日(土)走行会

久々に紅葉茶屋に行きましょう!って話になって布引ハーブ園のヒルクライム。

僕は最近特に慢性疲労で既に乳酸が溜まった状態から走っています。

いつもならしんどいしんどいと言いながらも足を地に着かずに上るハーブ園ですが・・・


布引の滝カーブ(丁度ここが中間地点)まで先頭を引いてきたところで「もう無理!脚がパンパン過ぎて言うことを利かない!」と溜まらずSTOP!

初めてここを走るアキラ君もあまりにも強烈な坂道にしんどそうでしたが、H川様が休まずに行くのを見てそれを追う。

僕は心が折れたので写真などを撮ってから再スタート。


ここの道はここからが強烈な激坂!

再スタートするにも勇気がいる。

途中2度も車が上ってきて、その度に端っこのギリギリを蛇行せずに真っ直ぐ走りながら、「早く行ってくれよ!」と思いながら走っているのに、さっさと抜いてくれないものだから、また心が折れて立ち止まる。

今まで何十回とここの坂道を走ってきた中で、3度も足を着いたのは初めて。(今までは初めてここを走った時に残り50m地点で1度足を着いた事がある。)

色々とショックではあります。


紅葉茶屋でモーニング。

寒いシーズンはトーストとおでんが頂けます。

アキラ君はおでんが美味しい!と嬉しそう。

そしてそのアキラ君の足元では・・・


黒くないクロが、アキラ君からおこぼれをもらえないものかとスタンバイ中。(笑)

クロは新顔のお客様にはいつもこうやって食べ物をもらえないか媚を売るのが定番。

しかしアキラ君が何もくれないと判断した瞬間、その場を離れるのでした。(笑)


携帯電話のカメラでアップの撮影したので画像が荒いのですが、いつもならなかなか写真を撮らせてくれない猫たちです。


帰りに山手の住宅地をポタリングがてら走っていたら布引中学前で見つけました!

『アンタイル』さんです。

平野にあった時に行って以来食べに来ていませんが、ここのランチをまた食べに来たいです。


そして3月27日(水)・・・

通常よりも早めに閉店させて頂きまして、その足で長野県を目指しました。

3月28日(木)を臨時休業として長野県に言った理由。

4月 3日(火)が留美さんのおばあちゃんの3回忌なのですが、4月 1日(日)に3回忌の法要をするとかで、さすがに3月下旬から仕事が急激に忙しくなってきたところで、土日に抜けられると店が厳しい状況。

そんな中で3月28日(木)は河野さんも名古屋で野球観戦。

アキラ君は厄年でもないのに厄払いをしたい!それも厄神さんではなく貧乏神神社で!という事で、いずれにしても長野県まで行きたいのに、今まで一人で旅行をした事のないアキラ君はどうやってそこまで行っていいのか判らない!

そういった諸々の事情が重なったので、臨時休業にしてみんなで東へ旅立つことになった次第です。

晩御飯は多賀SAのロッテリアで3種の絶品チーズバーガーセットを・・・

初めて食べたというアキラ君はあまりの美味しさに感動しつつも、「それにしても油がギトギト過ぎてビックリです!」と、相変わらず一言多い。(笑)


そんなアキラ君・・・恵那峡SAのレストランでの発言がまた酷い。

既にお腹がいっぱいで食べもしないのに、『らーめん蔵や』のメニューを見ながら・・・

ボソッと「らーめんゾウや・・・美味しそうやなぁ~。」と呟いたのです。

僕は耳を疑って「んっ?今何て言った?」って聞き返す。

やっぱり「ゾウや」と読んだらしいです。

これはさすがに9割以上の人が「くらや」と読むであろう。

ある意味彼はすごいセンスを持っているのかも知れない。(笑)

今回貧乏神神社に行って何かが変わってくれると良いのになぁ~と、スタッフ一同がそう思うのでした。

とりあえず松本で宿泊。

翌朝僕とアキラ君は市内のナワテ横丁付近を散策。

留美さんがおばあちゃんのお参りを終えた後で合流して諏訪に向けて出発。

少し小雨が降ってきたと思ったら、塩尻峠に着く頃には猛吹雪になっていた。(汗)

今回RX-8で来ていたのですが、思いっきり夏タイヤ。

ただでさえ雨の日のグリップが良くないピレリのP7なんてタイヤなので、路面が凍結でもするようだと完全にアウトである。

なぜ僕がこの時期に長野に来ると吹雪くのだろう?


国道19号線を岡谷のインターチェンジまで降りてきた頃には雪もおとなしくなってきたけど、下諏訪~上諏訪の区間で渋滞とかに捕まっている間に路面が凍結なんて事になると困るので、素直に中央自動車道で諏訪まで行く事にしました。

雪って携帯のカメラではやはり写せないものですね。

ちなみに岡谷インター交差点の向こう(写真中央)に見えるパーキングエリアは、僕のインプレッサ仲間たちとの思い出の場所。

オフ会ではいつもここで集合してからビーナスラインやメルヘン街道(麦草峠)等へ走りに行ったのですが・・・懐かしいなぁ。

さすがにもうGC8型のインプレッサを維持して乗り続けているメンバーがほとんどいないので、以前のようなオフ会はもう開けないよなぁ~。

正直STi仕様のインプレッサで許せるのはGDB型までで・・・

例え百歩譲っても3代目のGR・GV系までしかインプレッサとして認めたくないというか・・・

現行のWRXとか・・・いい車だとは思うけど、もう所有欲を満たす車じゃなくなっているんですよね。

車そのものは個性的だけど、自分なりの個性を発揮できる要素が今の車には少ないから、買っても大したチューニングが出来ない・・・その時点で購入意欲が萎えてしまう。

お金がかからなくて良いという人にはベストかも知れませんが、僕は自分の好みの走りに仕上げたい願望が強いので、自分のカラーに染めれない車に魅力を感じません。

少し横道に逸れてしまいますが、最近の高級スポーツ車によく見られる話で、なぜATミッションで変速スピード0.1秒とか必要なんでしょうね?

いまから27年前に登場したF1のセミオートマチック並みの超高性能ですよ?

市販車ではフェラーリF355のF1マチックが最初じゃなかったかな?

それもノーマルモードが0.3秒で、スポーツモードが0.2秒、最後にF1モードが0.1秒という3段階切り替えが可能で・・・

でもF1モードを多用するとすぐにミッションが壊れて、修理代に数百万円という代物だったと思います。

マニュアルだとプロレーサーでも変速に0.3秒程度はかかるので、そういう意味ではすごいテクノロジーなんですけど、そんな機能が今では完成度を上げて一部の一般車に搭載されていたりするのですが・・・本当に必要なのか?って疑問がある。

最近の高級車が暴力的な運転に見えるのもそういった高性能化が原因かなぁ~って・・・

あとディーラーにとっても道路交通法的に見ても、チューニングがしにくい車にした方が面倒事が少なくて良いに違いないのですが、そのお陰で趣味性に欠いた車ばかりが増えてきて・・・なんだかなぁ~と感じる事が多くなってきました。

なので当時のオフ会メンバーとの思い出が本当に懐かしいというか・・・

みんなでボンネットを開けて、同じ車なのにエンジンルームの中は個性がいっぱい詰まっていて、チューニングの違いで車の走りがどう変わるとか・・・

ここに来るとまた当時のみんなで集まって走りに行きたいとか思ってしまいます。


そして茅野駅から間もなくの『丸井伊藤商店』に到着!

ここは信州みその味噌蔵なんですが、なんとこの味噌蔵の奥に貧乏神神社があるのです。


更に貧乏神神社の手前には、4年に1度の大祭である諏訪大社の御柱祭の展示コーナーもあります!

命懸けのお祭りで知られていますが、ここはその貴重な展示室になります。


実際に使用された御柱の一部を展示しており、このように記念撮影もできるのです。


展示室の更に奥に貧乏神神社があるのです!


まずは退散料なるものを賽銭箱に投入!

次に御神木を『貧棒』なるこん棒で3回本気で殴ります!

更に御神木を3回本気で蹴飛ばします!

最後に貧乏神の御神体に豆を投げつけて、自分の中のネガティブなものを退散させます。


そうなんです!

ここは貧乏神に日頃のうっ憤をぶつけてストレスを発散し、スッキリして帰る為のポジティブ思考の斬新な神社なんです。

思考の切り替えが苦手で、失敗したらすぐに落ち込んで・・・

「君が落ち込んでボ~ッと突っ立っている時間も、実は給料が発生しているって事を解ってる?」と突っ込まれ・・・

「もっとプラス思考でポジティブな自分になりたい!」

そんな想いでやってきたアキラ君。

少しずつではあるけど変わってきたと思うし、成長の可能性は見えてきたと思います。

ここで大きく何かが弾けるといいな!

僕はそんな想いで彼を連れてきました。


まさにアキラ君に打ってつけの『教え』じゃないですか!


本社は飯田にあるそうで・・・「なんだ、諏訪よりも関西からだったら本社の方が近いじゃないか!」そんな突っ込みは勘弁して下さい!


最近では味噌以外にもどぶろく等も作り始めたそうで、僕にとってはそれが今回の目的の一つだったりします。

ここの現社長がまだ専務の頃からのお付き合いなのですが、その社長が1年前に新たにどぶろくを作ったって話を聞いてからずっと来たかったんですよ。


キャラクターがユルくて可愛すぎる・・・(笑)


全部で4種類のどぶろくがあります。

一番右の桜色のどぶろくは新製品でまだラベルもできていませんでしたが、社長がこっそりと持たせて下さいました。


『八ヶ岳』以外は常温でも大丈夫なので、比較的日持ちもします。


あとは甘酒もこんなにバリエーションが豊富に揃っています!


カモシカプリンもメッチャ気になるなぁ~!


ただ・・・くどいようですが、ここは味噌蔵です。


信州みそも熟成期間や原料の違いで、様々な風味や味わいの味噌に仕上がります。


説明書きもあるので好みで選べます!


ラーメン大好きアキラ君は味噌ラーメンを2種類購入!

「えっ?こっちの塩糀ラーメンは買わないの?」

「僕は塩よりも味噌の方が・・・ゴニョゴニョ・・・」(よく聞き取れなかった)

信州みそって麹(糀)を使っているので、味噌っていうより麹に魅力を感じて欲しかった・・・そう思うのは僕だけかと思ったら、後日河野さんにも同じ事を言われてうなだれていたアキラ君。

まあ・・・そういうところやで。


そして僕は馬肉や鹿肉のお土産に釘付けでした。(ジビエ大好き)


驚きだったのは中庭にワサビが育っていた事!

ワサビの苗自体は安曇野の大王わさび農場で頂いてきたものらしいのですが、ワサビって水の綺麗なところじゃないと育たないんです。

敷地内に流れる川の水を原材料に使っているお味噌とどぶろく・・・美味しくないはずがありませんよね?


久しぶりにお会いした社長に中庭で育ったワサビやクレソンの話や、初夏にはホタルも観れるんですよって話を聞かせて頂きました。


現在は準備中ですが、団体利用も可能なお食事処もいつの間にか作っていました。


帰りに福井県で用事があるので、お昼の12時までには茅野を出発!

久しぶりに『おぎのや諏訪店』に寄り道したい気持ちもございましたが、もう知っている営業さんもいないので・・・今回はすぐに中央道に乗りました。


とりあえずトイレ休憩を兼ねて諏訪湖SAに立ち寄りました。

向こうで留美さんとアキラ君は何をしているんでしょうか?


どうやら諏訪湖を眺めて黄昏ているアキラ君を留美さんが撮影していたそうなのですが、一緒に写っている看板が問題なんです!


写真のタイトルは『恋人の聖地で寂しく一人佇むアキラ君』なんだとか。

しかも桂由美さんのサインが入っているとか・・・


もう少し時間にゆとりがあったら立石公園にアキラ君を連れて行ってあげたかった。

立石公園からは映画『君の縄』(正しくは『君の名は』です)の糸守湖のモデルになった諏訪湖の風景が観れるのです!

『君の名は』の聖地巡りがしたいアキラ君でしたが、ここからの景色で我慢してもらう事にしました。


諏訪湖SA内も随分と綺麗になっており・・・


地場産業の展示販売コーナーが出来ていました。


僕が時計を見ていたら、「時計に18万円とか考えられないです。」とアキラ君。

ついこないだまで10万円するGショックを買うとか買ってもらうとか言っていたはずなんですけど、彼の中ではそれと比べて如何ほどの違いがあるのだろう?


時計も凝り始めたらきりのない嗜好品なので。

過去にゴールドでダイヤ入りのデイトナを盗まれてから、もう時計にお金をかけるのはやめよう!と思っていた僕ですが、今でも時計は好きなのでつい見入ってしまいます。


チタン製の・・・高いけどカッコいいし欲しいですよね。


おやきを買ったのでここで小腹を埋めてから出発する事に・・・


僕らしいチョイスでしょ?


眺望の良いSAは居心地が良いですね。


「立石公園はあそこやで!あと間欠泉センターと、千人風呂のある片倉館は・・・。」等とアキラ君に教えながらおやきを貪る。


おやきの入っていた袋・・・ホテル紅やが経営しているんですね!

諏訪湖の老舗温泉旅館の代表格です。


更に小腹が空いたので駒ヶ岳SAで再び休憩。

木曽駒ヶ岳はガスに覆われています。

標高2000m以上の場所はホワイトアウトな感じです。


空木岳とかも全然見えません。

今日登山していたらえらいこっちゃですね。


せっかくなので伊那の名物『ソースローメン』を食べたかったのですが、前回の高遠お花見サイクリングに引き続いて空振り!

なんで僕が来たらローメンの店は営業していないんでしょうね?(笑)

仕方なしに食べた牛串・・・ところがSAで今まで食べたどこの牛串よりも安くて美味しかったのでビックリ!

オヤジさんも気さくで感じが良かったので、また駒ヶ岳SAに立ち寄った際には牛串を食べたいと思いました。


留美さんは大きな五平餅を食べていました。

福井県に入るまでにはもう一か所・・・賤ケ岳SAに立ち寄りまして・・・

前回買いそびれた石田三成のTシャツとサラダパンを購入!


で、なんとか明るい時間に美浜の久々子海水浴場に到着。

海の美しさと波の音にアキラ君のテンションも上がる!!


過去に越前サイクリングの際に宿泊した宿でもある『浪路』で新規事業の打ち合わせ。

新たに練り直した事業計画の叩き台を提出してきました。

今回僕が借りる事になった施設には自転車を収納できるコンテナハウスもあるし、シャワー設備もあるそうなので、あとは内装工事で更衣室とセミナー室を作れば形になりそうだ!

夏休みまでに間に合うかどうかがちょっと心配だけど、何とかしたいと考えている今日この頃です。

それに向けて現在も求人をかけています。

僕のモチベーションが上がるような、ワクワクする人材が集まると良いのですが・・・


最後に『丸井伊藤商店』のカモシカプリンを食べました。

ほんのり味噌の風味がして美味しかったです!

なぜかもしかなのか?

味噌蔵って醸し家でしょ?だからかもしか・・・らしいです。