2016年2月17日水曜日

自転車通勤者の為の安全講習会in新明和工業株式会社 甲南工場

当店が神戸市の商工会に登録しているところから頂いたお話で、自転車通勤者の方を対象とした安全講習をして欲しいという、非常に名誉なお申し出を『新明和工業株式会社』さんより頂きました。

新明和工業さんといえば、トラックやゴミ収集車などに搭載する機械をはじめ、航空機事業なども手掛けている企業様です。

というより、そもそも航空機の製造で有名な会社さんなんですね。

僕も子供の頃から戦闘機とか興味がありましたが、マニアでは無かったので製造元とか気にした事がなかっただけで、実は最近だとデアゴスティーニの『第二次世界大戦 傑作機コレクション』創刊号で付録となった『紫電改』も新明和工業さんの製造なんだそうです。


現在も自衛隊の飛行艇などを製作していて、講習会の当日も『USー2』が2機(1機はメンテナンスで1機は新造中)工場に入っている状態で、講習の後で見学をさせてもらえる話にもなりすごくワクワクでした。


とりあえず新明和工業さんの甲南工場まで車で行きました。


予定では16:00~17:00までの1時間、作成した資料を基にマイクでお話をさせて頂く事になっていますので、15:15頃には現地入りして話の組立てをしようと思っていましたが、結局は新明和工業さんの担当メンバー様方との打ち合わせ等であっと言う間に時間が迫り・・・

今回会場として使わせて頂く大食堂へ移動。

講習会の内容の事ばかり考えていたので、冒頭のご挨拶とか終わりのご挨拶とか・・・

肝心な事を何も考えないまま本番に・・・(笑)

まずは実行担当者さんからご紹介頂いてから、僕が話を始める段取りでしたので、冒頭のご挨拶はちゃんとアドリブがきくようにフォローして頂きました。

そもそも今回の趣旨は自転車での通勤途中で、事故で怪我をされたり、死亡されたケースが過去にあるというので、笑い話で場を和ませる演出などは必要なく、あくまで真面目なお話をさせて頂くというものでした。

それに会場には200名以上の参加者がお集まり頂き、僕も少々緊張しつつ講習会を進めます。


ほとんどの参加者の方が自主的にお越し頂いているようでしたので、少しでも意味のある話をさせて頂くため、緊張プラス使命感で・・・冗談の一つも言えない雰囲気、伝わりますか?


ミネラルウォーターをご用意頂いたのですが、結局飲まずに1時間ちょっとしゃべり通しました。

まず自転車という乗り物についての認識を、皆さんがどう感じておられるかを再認識して頂くように自転車のメンテナンスを中心とした話から説明。


更に事故を誘発しやすい自転車に見られる特徴として、道交法を守っていない自転車が多い事から、実際に反則金や懲役刑の対象になる事例、或いは現状厳しくは言われていないが、厳密には違反になるであろう事例を紹介。


自転車のメンテナンスといい、違反行為といい、今まで意識していなかったという方が大変多かったように思えます。

その他、車道を走る場合に気をつけなければならない車やバイクの特徴や、逆に車のドライバーや、歩行者から見たときに自転車はどう映っているのか等、あらゆる視点から自転車に乗る事を見直して頂きつつ、歩行者と車やバイクに対して、自転車はどうやって共存すべきかを、僕なりの表現でご説明させて頂きました。


そして自転車保険についても、自分が困るからという理由だけで入るのではなく、相手の人生も大切に考えて欲しいという理由も加えて、加入する必要性を訴えさせて頂きました。

皆さん真面目にご静聴頂き、終了後は質問に来られる方などもおられ、初めての取り組みとしては十分な手応えを感じる事ができました。

担当者様からも「次回はメンテナンスの事も突っ込んでご説明頂きたいので、駄目な自転車のモデルを用意して実施したいですね。」とお声掛け頂き、僕も改めてそれはそれでやってみたいと感じました。

今回は新明和工業株式会社さんへお邪魔させて頂きましたが、ご要望がございましたら他の企業様でも、学校・施設でも、どこへでも伺いますので、お気軽にご相談下さいませ!

それでは皆さん、ご自身の自転車の安全点検とメンテナンスを忘れずに!

そして周りの交通を意識した安全且つ、思いやりのある通行をよろしくお願い致します!!

2 件のコメント:

  1. 初めまして、hiroshiと申します。
    紫電改は、零戦より好きな戦闘機のひとつです。
    数年前、愛媛県南宇和郡にある紫電改展示館へ行ったことがあります。

    自転車保険について、
    時折新聞等で見る自転車(軽車両)による事故は目に余るものがあると思います。
    昨年、加入している自動車保険会社に自転車の保険について問い合わせたところ、自動車と同じ保証が受けられる特約があると知り加入しました。

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    1. hiroshi様コメントありがとうございます。
      愛媛の展示館にある紫電改は海に墜落したものを綺麗に塗装し直したものだったと記憶します。変形したプロペラが衝撃を物語っていたような・・・
      自転車保険はおっしゃるように車の任意保険にも特約として適応できるプランが保険会社によってはありますので、それで結構だと思います。
      ただ各社一長一短で、対人対物の額の大小だけではなく、本人の入院や通院に関わる保障も様々なので、中には複数加入して、ケースバイケースで使い分ける方法も有かと思われます。

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