2018年11月17日土曜日

新人スタッフ2名加わりました!


10月16日からは女性スタッフの河野さんが加わり、11月16日からは爽やかサッカー少年のアキラ君が加わりました。

明るいスタッフが2名も増えたので、お店の雰囲気も随分明るくなりました。

写真は歓迎会での焼肉タイムです。


mimi屋のミワさんも加わって6名で楽しく美味しいお肉を頂きました。

まだまだ見習い中の新人スタッフ2名ですが、どうぞ皆さまよろしくお願い致します。

2018年11月16日金曜日

11月10日(土)走行会!?・・・っていうかハイキング


H川様に無理を言って山歩きに付き合って頂きました。

久々の新神戸(布引の滝)からの道です。

僕は3歳~9歳まで北区の花山で暮らしていて、遊び場は基本的に石楠花山と二子山の山麓だったので、元々山には慣れ親しんでいたのですが・・・

山歩きという目的で歩くのはここが原点です。

幼稚園の頃から数えきれないくらいの回数を歩いたと思います。

新神戸駅から森林植物園まで歩いて・・・

森林植物園から元町までバスで帰る際など、再度ドライブウェイでバスに揺られ過ぎて中山手通のNHK前でマーライオンをやらかすとか・・・

学習の森~外人墓地~再度公園(修法ヶ原池)~大龍寺~猩々池~諏訪山~と歩いて下山するパターンや、鈴蘭台駅まで歩いて帰るパターン・・・

あと縦走路と合流して更に歩かされるとか・・・

祖父母と歩く時は無理のないペースで歩けるのだけど、父親と歩く時はとにかく酷い扱いだったもので、出来るだけ日曜日には違う予定を入れて父親と2人きりになるのだけは避けたいと思っていたのを思い出す。

父親は自分が出来る事はお前も出来ないとならない!と常に押し付けてくる性格だったので、出来ないと出来るようになるまで徹底的にバカだのマヌケだの、どんくさいだのと罵ってはクズ扱いされるので、ついて行けるようにいつも全力で必死だった訳です。

自宅は花山駅から徒歩30分、階段をひたすら登っていく山の上なのですが、父親は容赦なく「よし大ちゃん、ここから階段の登り切るところまで競争や!」と走り出す。

途中で止まったり歩いたりしたら「何を諦めとんじゃ!」と殴り飛ばされるので、最後まで走るしかない・・・

キャッチボールやノックの練習に至っては、真夏の炎天下で8:00~12:00まで目一杯走らされて、次は13:00~18:00まで・・・

休む暇すら与えてもらえず、キャッチを失敗したら罵られ・・・

殴られるのが嫌だから泣き言なんて絶対に言えない。

僕の幼少期の記憶はそんな壮絶な思い出が大半。

お陰で『人間死ぬ気で頑張れば何とかならない事はない。』とか、『何もしないで出来ないとかいうよりも、まずはやってみて手応えを探ってから、成功する手段を見つける。』といった考え方が出来るようになったので、今だからこそ父親に感謝しているのだけど・・・

他人から見たら激烈極まりない虐待だったと思う。


父親とはこの階段でもよく競走したなぁ・・・

なので10代~20代の頃は、自転車チームの仲間とここに来ると、やはり全力疾走でここを何本も走ったり、全力疾走のまま上の展望公園まで休まずに走ったり・・・

オフの時はそんなトレーニングもやっていました。

でも今回・・・久々にここを歩いてみて、「よくこんな階段走って登っていたもんだ。」と違和感しか感じない。(笑)


布引の滝の雄滝。

今もしも僕の父親が生きていたら・・・(少なくとも当時の父親が隣にいたなら・・・)

「あの滝の横の壁をどっちが早く登れるか競争しようよ!」って言うに違いない。

彼には人に見られたらどうとか、警察に注意されたらどうとか、そんなことはどうでもいい・・・面白そうなら今すぐそれをやらない手はない!・・・それだけ。

僕が穂高岳に登った事を知ったら、間違いなくそんな勝負を持ち掛けてくるだろう。

思い出すだけで嫌になってくる。(笑)

でもそんな無茶振りばかりの父親の事が、実は嫌いじゃなかったんだなぁ~って、今だから言えるのかも。


週末と深夜は父親の恐怖に怯え、日中は祖母のヒステリーに怯え、期待に副えるように必死だった当時の事を、昨日の事のように思い出しながら歩く。

嫌な思い出だけど、大切な思い出でもある。

よく道なき道を歩かされ、沢歩きまでさせられて・・・

4歳になるかならないかの頃、白浜の海で溺れて以来12歳の夏まで金づちだった僕は、沢歩きで深いところを歩くのが恐怖でならなくて・・・ほぼ命懸けでした。

それ以上に父親のパンチを食らうのが恐ろしかった訳ですね。


布引ダムにやってきました。

子供の頃はここまで登ってくるだけでも大変でしたが・・・

穂高岳を登った今の僕からすれば、「もうこんなところまで来ちゃったのか?」って気持ちにすら感じます。

確かに体重も増えて、以前に比べて疲れを感じるようにはなったものの、やはりこのルートは初心者向きの優しいルートなんだなぁ~って、しみじみと・・・


あの崖の上には昔、大きなスズメバチの巣がくっついていて、それは怖かったものです。


あと、このダム沿いの道を歩いている途中で鳥居と祠があるのですが、よく「鳥居の上に石を投げて上手く乗せれたら良い事がある!」って話で、必死に小石を投げまくっていたのを思い出します。

中学生の頃に友達と歩いた時は、友達がなかなか小石を乗せれなくて、1時間近くもそこで待たされた思い出とか・・・

懐かしい。


なんだかんだでここのダムも歴史的建造物なので、所々の造りが趣深いです!


この先紅葉の茶屋の手前までトンネル(水路)が繋がっていたような・・・


泳げなかった当時の僕は、水の近くがとにかく嫌いでした。

父親に悪ふざけをされるのが解っていたので・・・(苦笑)


ダムと紅葉の茶屋の間にこんな綺麗な水場がありました!


すごく綺麗なエメラルドグリーンですよね?

飲んだら美味しいのかな?


紅葉はまだピークには程遠いですけど、少しづつ色付いています。


紅葉の茶屋で黒くない犬の『クロ』が待っていました。

ここでコーヒーを頂いてから、ルートを変えて新神戸まで引き返す。

展望公園からの階段ルート・・・久々に歩いたらきつかったぁ~!

H川様も膝が笑ったとおっしゃっていました。


ちなみに自転車は新神戸駅に置いて来ていました。


新神戸駅までのルートはポタリングで楽しみました。

こうやって見ると生田川の水も綺麗ですね!

H川様・・・久々の山歩きだったそうですが、まんざらでもない様子でしたので、これはある意味・・・登山部の設立なるか?という予感。(笑)

でも本当に山歩きって楽しいですよね。

一人での登山も楽しいけど、気心知れたメンバーと歩くのも楽しいと思います。

皆さんもサイクリング・・・時々・・・登山(山歩き)な楽しみ方してみませんか?

神戸におけるママチャリの在り方って・・・そして2019年サカモトテクノ展示会


ちょっと真面目に書きます。

神戸は坂道が多い。

電動アシスト自転車が重宝されるようなこの街において、変速の無い自転車は肩身が狭い。

むしろ不便であることがほとんどです。

「自転車ごときに予算なんて掛けたくない!」

そんな考え方の人が未だに多い現代において、神戸の地形は容赦がない。

「どうせ東西の移動でしか使わないから、一番安い自転車で別にいいねん!」

そう嘯く人は少なくはないが・・・

しかし安い最低限の装備しかない自転車を購入した人の、5人に1人くらいは後になって「やっぱりケチらずに良い自転車を買うんだったよ!」っておっしゃったり、口には出さないだけで思っていたりするものなんです。

結局坂道で自転車を押して上る面倒臭さを味わった人は、「やっぱり変速があった方が良かった。」と言います。



また大阪、神戸、京都のような人口100万人以上の都市になると、特に塾や習い事で夜遅くまで活動しているお子さんが多いものです。

そして夜間走行の自転車のライト点灯率が低いのも特徴。

自転車通勤の社会人に至っては、会社でそういった指導すらされていないのか、整備不良の自転車で空気圧すら適正でなく、夜間は無灯火・・・

とても良く目にします。

夜間無灯火は車の場合、道路交通法の特例で6千円の『反則金』となるのですが・・・

自転車は『罰金』扱いで5万円の支払いになります。

なのでいちいち捕まえて検挙していたら、世の中犯罪者だらけになってしまうので、警察も自転車に対して甘く見ている・・・というのが現状なだけ。

余りにも目に付くようなら、見せしめに一斉検挙とか・・・いつ実施されてもおかしくないという事は頭の片隅に入れておいて欲しい訳です。

ただ罰金だの前科だのというものをかざして、違反防止を呼び掛けるって言うのも違和感しか湧かないところで・・・

多くの方に真剣に考えて頂きたいのは、無灯火とか二人乗り、信号無視、ながら運転、逆走運転などの違反をして、万が一事故などを起こした時の事なんです。



保険金は一切下りませんよ!



弁護士も擁護のしようがありません!



相手が明らかな違反や無謀運転者でない限り、完全に100対0で自転車が悪くなるって覚悟をして下さい!



一生事故の相手を養っていく覚悟をして下さい!



一生自分の自由が縛られるって覚悟をして下さい!



僕もこれまで大概この手の警鐘をしているのですが、未だにHAT神戸の住民は気持ちの緩んだ人が多い現状です。

塾の講師でさえ無灯火、整備不良、ながら運転やってますから、本当に意識が低い人ばかりだなぁ~って。

それもあってせめてオートライト(暗くなったら自動で点灯)装備の自転車をメインで販売するのが、当店にできる最低限の『事故防止運動』だと思っています。



ところで、今回のブログの本題はサカモトテクノさんの展示会です。


小径車(ミニベロ)は全長が短くなる傾向が強いので、下り坂の安定感が大きく損なわれます。

写真のようにホイールベースが長く、低重心な作りの自転車ほど乗りやすく、坂道の多い神戸でも活躍してくれます。

小径車のメリットは後ろにチャイルドシートを装着してお子さんを乗せる際、お母さんがお子さんを持ち上げて乗せやすいところ。

26インチとかだったら持ち上げるの大変ですよね?

しかし小径車にはデメリットもあります。

路面の悪い道ではハンドルを取られやすいし、段差の走破性が著しく劣るところです。

直径の大きな車輪の方が段差に対しての衝撃は小さくなります。

あとは漕いでも漕いでも進まない・・・なんて意見も多いですね。

そういったメリットやデメリットを知ったうえで、より良い製品を買い求めて頂きたいというのが僕らのような自転車小売業をする立場の想いなんですよね。


サカモトテクノさんの自転車で一番頑張って欲しいところは、カラーバリエーションかなぁ?

大阪ではよく見かけるサカモトテクノさんの自転車・・・

神戸では兵庫区、長田区くらいでしか頻繁に見かけない感じがします。

定番色が神戸ではあまりウケが良くない感じが否めません。

カラーリングで自転車の個性が死んでしまっているような自転車も少なくないので、これからは塗装に力を入れて頂きたいところ。


子供車は最近、保護者の好みや美的感覚で選ばれることも多くなってきていますので、シンプルなデザインの自転車が好まれる傾向にあります。

当店でもコーダーブルームのアッソンシリーズが売れていたりするのは、そういった事情によるものが半数以上だったりします。

シンプルで軽量・・・その方が飽きも来ないし、持ち運びも楽!

そういうことなんですよね。


このアルクスという小径車は僕もオススメしている自転車の1つですが、カラーバリエーションが多かったらもっと売りやすいんだけどなぁ~って思ったりします。


そして最近当店でも良く売れているのが通勤用クロスバイク。


フレーム素材はスチールだったりアルミだったりするので、乗り心地か?軽さか?ってところで選択ができます。

そこまで本格的じゃなくても良いっておっしゃるお客様や、通勤通学でカバンや荷物が載せれるってところで高い支持を得ています。

このジャンルは堺のアサヒサイクルや、コーダーブルームやマルキンでも手頃な価格帯でラインナップがされています。


そんな通勤用と言われる自転車の中でも、僕が今回ひと際気になった自転車がこれ!!

こういう個性的で且つスタイリッシュな自転車が良いですよね!

チタングレーもカッコよかったのですが、この自転車ならオレンジもカッコよく見えます。

この自転車は近日中に入荷予定です!


あとは廉価版のクロスバイクもラインナップされていました。

アルミフレームで軽量なものが好まれる傾向ですが、ギアは後ろのみ変速有りってものが多く、前も変速できるものになると、価格帯はどうしても上がります。

後ろのみの変速で4万円を超えるのだったら、コーダーブルームのレイル700Aが前3段、後ろ8段の24段変速で、しかも重量は10kg少々しかない訳で、それでいて価格も4万5千円なので、店頭のラインナップには加える事ができなくなってしまう。

クロスバイクに関しては現状レイルシリーズに勝てる商品が存在しないので、定価は4万円を超えていてもいいので、十分な粗利を計算したうえで3万5千円前後よりも安い売価にしない限り、この手の自転車は売りにくいとしか言いようがない。

小売店が十分な粗利を残せるかどうか・・・そこもメーカーさんに加味して頂き、定価の設定とそれに見合ったクオリティの製品作り、原材料の仕入れを頑張ってもらわないと、正直今の自転車業界のパワーバランスだと、小売店は薄利多売で数をこなさなければ利益なんて残せないままになってしまう。

しかし数なんてそうそうこなせないのが現実なので、大手チェーン店のように卸しを通さずに商品を作らせて、原価率を究極まで下げ・・・中間マージンが発生しない分だけ粗利に加算できるシステムにしないと、とてもじゃないけど組織として大きく成長なんてできるはずがない。

なのでメーカーが「他のメーカーの自転車よりもうちの自転車の方が性能も装備も良くて価格は安いんですよ!」なんていう価格競争をするのは・・・ハッキリ言って迷惑なんですよね。

そこで価格競争なんてやられたら、小売業はどんどん首を絞められてしまう。

ちょっと本音で愚痴ってしまいましたが、自転車って安ければいいの?

違うでしょ?価格より安全性や性能、乗りやすさじゃないの?って思う訳です。

今一度、日本国民の『物の良し悪しと価値観』を確立し直した方がいいと思う訳ですよ。


ちなみにこれは超低床フレームの自転車。

年配者は腹筋や脚力も落ちてしまいますし、ちょっとケガをしただけでもリハビリが必要になります。

これはフレームをものすごく低い位置に下ろしている自転車なので、年配者の方でも跨ぎやすいデザインとなっています。

こういう自転車が欲しいって年配のお客様はとても多いです。

これからもこういう自転車をドンドン改善して増やして欲しいですよね。

最近ではブリヂストンの電動アシストでも、フロンティア・ラクットというシリーズがものすごく売れています。

安くて乗れたらなんでもいい!ではなく、乗る人使う人の立場や気持ちになって製品作りをするっていう根本的なものを忘れないで欲しいというか・・・

ものづくりの基本定義でしょそれ?って思う訳ですよ。


話はまた変わりますが、これはスポーツバイク用のホイールロックシステムです。

スマホのアプリでロックや解除ができて、下手に動かそうものなら全力で防犯ブザーが鳴るという代物。

デザインが未来の乗り物を見ているようで面白いのですが、サイズ感がちょっと大きいのが気になるところ。

しかしアプリでコントロールするだけではなく、内臓のセンサーでサイクルコンピューターの役割もできるそうなので、応用性は高いと思います。


こういったリング錠もアプリでコントロールができるそうで・・・

ちなみにこれは試作品なので、市販化までにはもっとコンパクトなサイズにするそうです。

今の時代に合った製品ではございますが、今後は『もしもの時』を想定した改善策もあれこれ導入しないといけないので、これからまだまだ成長の余地があるジャンルです。


ところ変わって加島サドルさんのブース。


刺しゅう入りサドルなんて久々に見たなぁ~って思いながら見ていると・・・


なんだこれ?カッコいい!

こんなの作っちゃっていいの?

僕・・・このサドル欲しいです。(笑)


中にはこんなサドルも・・・

オーダーメイドで作れる国産サドル。

僕も自分専用のサドル作ってみたい気持ちにさせられてしまいました。

今回のレポートは以上です!

2018年11月2日金曜日

平穏な日常に満足できない・・・

今週いっぱいか・・・来週いっぱいまで持つかなぁ~。
今年も水平歩道(下廊下)へのリベンジをしないままシーズンを終える事になりそうです。
今年の水平歩道は滑落死亡事故があったものの、コンディションは(今年実際に行った人の山行報告によると)良好で歩きやすそうでしたので、実は僕も行きたかったなぁ~という思いが今もあります。
とりあえず穂高岳デビューを果たせただけでも収穫の大きなシーズンでしたが、既に寂しくて寂しくてたまらない日々です。
ピッケルとアイゼンを買っていきなり冬山に出向きたいくらい、今僕の心は渇いています。
刺激のない人生はつまらないです。 先日録画して頂いたトランスジャパンアルプスレースを観て、最近山を走っている夢をよく見るようになりました。 僕にとっては、あそこまで追い込む必要は今のところ考えていませんが、そのくらい強烈な何かが無いと、どんどん自分が歳とともに・・・何かを成し遂げる可能性が減っていくような気がして、今はとても怖いんです。 チャレンジする事が出来なくなったら・・・少なくとも僕には生きている理由が無くなってしまう。
子供の頃から人がやらない事、出来ない事にチャレンジする事が、自分にとってのステータスだった部分が大きいので、それって大人になっても変わらないというか・・・ もっと色々とチャレンジの幅を広げたい気持ちがあるのに、これまで随分押し殺して生きてきたなぁ~って思う事が多いです。 別にその他大勢から受け入れられなくても構わない。 僕は無難なその他大勢よりも個性のある少数派でありたい派の人間なので、もっと自分らしく生きたい。 刺激的で生きている実感を味わえる何かを求め続けたい・・・そう思えてならない今日この頃です。